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【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】

1 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:08
たてますた。

2 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:08
終了

3 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:08
3ゾンビ

4 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:08
ゾンビになった人が増え始めて3時間と少しがたった・・・。
奴らの繁殖力(?)は凄く、生きている正常な人間に噛み付くことによって
仲間を増やしているようだ。
2時間前までは近所に住んでいる友達6人とバットなどの武器を所持しながら
安全な場所を探していたが今では6人いた仲間もオレを含めて3人になって
しまった。しかもその内の2人はもうゾンビに噛まれゾンビに成り果てている。
もう1人とは逃げる途中ではぐれてしまった・・・。
当初は家の中に立て篭もるという話しがあったが家の中にゾンビが多数攻め
込んできたらそれこそ逃げ場が無いという事になるので”ある場所”を
目指して進むことにした。
そして今オレ達3人はある場所。ホームセンターの前に辿り着いた・・・。

【ルール】
ストーリーテラー、オカ版住人のリレー小説です
基本的にsage進行で
ストーリーテラーになる場合はトリップを付けて下さい



5 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:09
ごくろう下僕よ。

6 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:09
前スレ
前スレ
もしも自分がゾンビ映画の世界の住人だったら・・・
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1026486978

★渇肉★ゾンビ対策総合本部スレッド★感染★
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1029332539/



7 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:10
>>4
出来れば多少書き足して欲しかった。

8 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:11
ゾンビと化した、かつての親友。
どうしてもころせない隆。
躊躇無く殺す和也。
「何で殺した!!」
「そうしなければお前が死んだ」

なんて化石並みの三文芝居をやるも一興だと思うが


9 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:11
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。

10 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:11
>>9
マジでそれやるつもりかこの下衆がぁ!

11 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:12
>>10
Yeah!!

12 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:12
8の展開と9の設定ってピッタリだね・・

13 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:14
設定に加えて欲しいのですが・・
匂いに敏感なゾンビは、匂いによって識別するってのは?
ゾンビに囲まれて、ドキドキする感覚が楽しめそうな・・

14 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:15
13dame


15 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:15
キモイ設定だな
ヤオイ女の巣か?

16 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:15
>>13
却下
キョンシー設定は嫌いです

17 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:15
>>9
設定変えれ!

18 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:16
ホモネタやめろ

素直に
主人公:隆(たかし)、性格:温厚、やるときにはやる
友達A:優子(ゆうこ)、性格:すごく温厚、隆の幼馴染
友達B:和也(かずや)、性格:成績優秀、クール。

がとっつきやすいと思うのだが。
ホモの心情描くなんざ、男なら絶えられない。
同人女さんれありー?

19 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:17
>>15
ヤオイ女ならまだまし。本人にやる気はあるんだろうから。
でも実際はネタに粘着してる人ですので、やる気も何もないでしょう。

20 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:17
前々スレ
もしも自分がゾンビ映画の世界の住人だったら・・・
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1026486978
前スレ
★渇肉★ゾンビ対策総合本部スレッド★感染★
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1029332539/

姉妹スレ(一般考察系)
★渇肉★ゾンビ対策総合本部スレッド2体目★感染★
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1030468288

21 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:17
まとまらないので正確は話が進んでいったらそのうち分かると言う事で…
男同士と言う事で…

==================================

ホームセンターに着いた俺達はまず使えそうなものを探す事にした



22 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:18
Boy's Love♪ & Zombie!×Zombie!×Zombie!

23 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:18
>>21
>>男同士

ストーリーが盛り上がらないというのに。

24 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:19
>>21

いや、その辺ぼかすのは致命的だと思うが・・・・・

25 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:19
姉妹スレ
★渇肉★ゾンビ対策総合本部スレッド2体目★感染★
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1030468288/


26 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:19
ストーリーが進んだら、継ぎ足せば良いんじゃないの?
ヤオイでも面白けりゃ良いよ。 俺は男だがな。

27 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:20
もういい重複スレのほうにいく!

28 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:20
もう>>18でいいやろが。
書く人の立場で言うと「わかりやすい」登場人物は嬉しい限りですし。

29 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:20
>>26


30 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:21
>>25
姉妹スレってなんだ
とっとと削除依頼出してこい

31 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:21
>>28
ホモネタが良いって人も居るし
先に展開して行って、上手く変えたもん勝ち。
最初に固定したら面白くない。

32 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:21
>>26
ヤオイは置いといて・・・継ぎ足すにしても性別ってのは継ぎ足せねえだろうが。
メイン三人を誰にするかって話してんだよ。

33 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:22
オカ板の同人女含有率はウザイ限りだな
同人板帰って、そっちでやれ

34 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:22
ホモネタやると他の書き手が引くんだよ!!

嫌だぞ俺は!!
ホモ話書くなんて

35 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:23
ヤオイ女は失せろ!!

36 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:23
ホモネタはかまわん。
だけど三人男ってのは納得いかん。

37 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:24
後で足せ。
俺はボーイズラブでも書ける。

38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:24
>>31
ある程度固定しないと話しにならないだろ?
別に1から10まで決めろって言ってるわけじゃない。

性別と表向きの性格くらいは決めろや。

39 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:25
ヤオイバカ女が妄想するホモネタってスッゲぇつまんねー

40 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:25
>>37
同人女で俺女だもんな
むしろ望む所だよな




(・∀・)カエレ!!

41 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:25
普通に考察したい香具師はこのスレにいても意味がないな

42 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:26
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。



これで逝こう。

43 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:26
後で足せって言ってるヤツは何を書くつもりだ?
登場人物の性別を後で継ぎ足せるような描写しかしないつもりか?

44 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:26
お前が書けても
他の人間が書けん
書きたくない。
あまり偏った設定は控えろよ。

45 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:27
ホモネタはこれだけ拒絶反応出す奴がいんだ諦めろ。
やりたかったら、そういう人が集まる板でやれば?

46 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:28
だからホモはやめろって。

47 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:28
あとな、勘違いしてるヤツがいるから言うけど、
今ここにヤオイ女はいねえ。
ヤオイ女ならもっと濃い登場人物を選ぶよ。

今居るやつは単にネタとしてホモを振ってるだけだ。

48 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:28
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、体育会系。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。理系。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。
                  精神崩壊系。


普通にこれで逝こう。


49 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:28
普通に進行すれば良いだろ。
友情とホモは紙一重何だから。
それらしい展開がくれば、役に立つ設定。

50 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:29
>>49
だから、初期の「トモダチ」のなかに女を入れろって言っている。

51 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:29
>>48
駄目。

52 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:29
>>43
元々、自分の脳内設定だけで
他の人間とコラボレートしようと思ってないんだろ、ほっとけ

53 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:30
スレが本来の趣旨とは異なる方向に逝ってないか?

54 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:30
間を取って42で好いと思うが。

55 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:31
ニュートラルな設定

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、やるときにはやる
友達A:優子(ゆうこ)、性格:すごく温厚、隆の幼馴染
友達B:和也(かずや)、性格:成績優秀、クール。


ちなみに被ってしまった場合どうする?
数分差で同じ場面の違う展開が書き込まれた場合。

56 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:31
最初はバランス的に男2人、女1人ってのが一番いいと思うんだけど。
後で継ぎ足すっていうなら、男のほうを継ぎ足せよ。

57 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:32
>>55
続き書きますって宣言するといいかも

58 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:32
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。



登場人物は多いほうが良い。
どうせ、死んでいくんだしな。

59 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:32
>>58
禿同

60 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:33
>>58
ホモネタは諦めろ
不毛な議論でスレ消費すんな

61 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:33
まあ、気長にやろうや。
次スレたてりゃいいんだし(鬼が笑う

62 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:34
いや、もういいや。

主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。


で行こう。


63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:34
じゃあ、ホモネタとっぱらう感じで

64 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:34
65取った奴がきめる

65 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:34
ホモネタokってのは自分を含めて最低、三人は居る様な?

66 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:35
ホモはいらん

67 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:35
ホモネタケテーイ!

68 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:35
>>62で行こう

69 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:36
>>65
ホモも入れよう。


70 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:36
今度はレズかYO!
やるときには犯るんだろ?
このスレも終わりだなw

71 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:36
>>64
却下。
その提案で強引に進めると、速攻で過疎化する恐れがある

72 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:37
>>65
ホモネタに偏見はないけど、初期メンバーはバランス考えて♂2名♀1名がいいと思う。

73 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:37
もう>>62でいいじゃん。
萌えるし。

74 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:38
すぐに減るって(死ぬから)
途中で少女拾うんだから。

登場人物が少ないと簡単に殺せない。
多いと誰が死ぬか判らないスリルが楽しめる。

75 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:38
>>62の設定でならなんぼでも書けますけど?

76 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:38
レズだ!レズネタだ!それで行こう!

77 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:39
オレは>>48
でイイと思いますが。

78 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:39
>>74
確かにな。
死人を出し惜しみするのは、ゾンビ小説としてけしからん。

79 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:39
そもそも前スレ902が最初から設定していれば
こんな事にはならなかった。


80 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:40
>>76
レズネタに偏見はないけど、初期メンバーはバランス考えて兄1名・妹12名がいいと思う。

81 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:40
>>74
それでも初期メンバーは「主人公」に関わる重要な役柄です。
後から量産可能な棄て登場人物と一緒にしないでください。

82 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:40
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。


これが中間。
ニュートラルだ。

83 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:41
>>78
描写の質が違う。
後から知り合ったヒトと、以前から友達、恋人だった人とでは悲しみの質が違う。

84 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:41
混乱してるなあ、と思いつつこれが2chの醍醐味だなあ
と思う。

85 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:41
>>81
アホか。
初期メンバーは死なないって設定の
ぬるいゾンビ小説なんて糞。

86 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:42
>>79
設定はできあがってたみたいですけど。
ただホモネタにもっていきたがる奴がいて設定があやふやになってきている。

87 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:42
>>82
ホモネタの何処がニュートラルか。

88 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:42
田所 宏(45) 普段は几帳面なサラリーマンで通っているが
          援助交際に手を出す一面もノンケ
小島忠志(52) 某大手企業部長、体重100キロを越える巨漢にして柔道5段
          田所に気がある
佐藤博己(34) 花屋を営む心優しいオッサン、実はマゾっ気があり
          小島に激しく犯される事を実は願ってる

89 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:42
>>87
男も女も入ってます。
女と女が想定外なダケ。

90 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:43
>>88
死ね。
美少年限定だ。

91 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:43
>>82
それをニュートラルと言える神経が凄いな

92 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:43
>>85
阿呆はお前じゃ!誰が死なないって言った!
幼馴染がゾンビに噛まれてそれを助ける為に行動するって主人公が書けるだろうが!
そーゆーネタをわざわざ棄てるような設定は認められんわ!

93 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:44
人数多い方がいいなら88も入れようか

94 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:44
>>92
ほう。
どうやって助けるんだ?

95 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:44
なぜ>>48じゃダメなのかと小1時間。一番ニュートラルだと思うけど。


96 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:45
設定:決定事項

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。

97 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:45
>>95
ヤオイ女のニュートラルであって
常人のニュートラルじゃないから

98 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:46
【設定決定】

主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。


これが中間。
ニュートラルだ。


99 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:46
バトルロワイヤル形式に
「皆さんには、今からチョコっと都内から脱出してもらいま〜す。」
とクラス全員で物語スタートとか・・。


100 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:46
>>94
結局助からなくって死にますが何か?

101 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:47
なぜホモを出したがるの?
お前らはホモか?

102 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:47
キリ番>>100の私が決めますね。


      >>98で決定。



103 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:48
もういいじゃん、>>98で。
何が不満なの?

104 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:48
ホモネタレズネタのゾンビ小説リレーなんて嫌すぎる。

105 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:48
>>102
死ね
それなら65の案だ。

106 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:48
ホモホモホモホモって、お前等はホモの国の人間かっつーの・・。

107 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:49
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。


108 :決定事項:02/08/28 02:49
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。

109 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:50
そのホモネタをやめればいいんだな?

・・・で、ホモってなんだ?

・・・斎藤、お前お笑いの才能あるよ・・。

110 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:50
別に主人公が1人でなくてもいい。

ホモ好きならホモパーティを主人公にしたやつを、
レズ好きならレズパーティを主人公にしたやつを、
オヤジホモ好きならオヤジホモパーティを主人公にしたやつを、
ニュートラル好きならニュートラルパーティを主人公にしたやつを、

それぞれ平行して書けばいいんじゃないかな。
途中でちょっとからめたりしてさ。

111 :決定事項:02/08/28 02:50

設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。


112 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:50
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。 田所に援助を迫られてる

友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。

友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。隆に犯されてる

隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。

拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
            佐藤を犯す
和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
             小島に犯される
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。
                       田所に犯される

田所 宏(45) 普段は几帳面なサラリーマンで通っているが
          援助交際に手を出す一面もノンケ
小島忠志(52) 某大手企業部長、体重100キロを越える巨漢にして柔道5段
          田所に気がある
佐藤博己(34) 花屋を営む心優しいオッサン、実はマゾっ気があり
          小島に激しく犯される事を実は願ってる




113 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:50
>>110
それだ!

114 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:51
>>110
無理。
ジェノサイドパーティーに皆殺しにされるぞ。

115 :決定事項:02/08/28 02:51
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。
友達C:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。まなみが気になる。
友達D:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達E:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。 精神崩壊系。


116 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:51
丘板にはホモが多いのだね

117 :110:02/08/28 02:53
>>114
あんまし無茶苦茶な内容のものは無視すりゃいいんじゃないか?
難しいかもしれんが。

118 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:53
じゃあ、一つの教室から任意のパーティが分かれて行動
みたいな?

そうだ!!もう都内は自衛隊で封鎖されてて、出れないから
各パーティーが脱出の方法を周辺地区を探って、定期的に
教室に戻ってくる感じでは?

119 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:54
>>117

それだと【主人公複数扁】になっちまうだろ?

120 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:55
>>115
真琴しかまともなのいないJAN!!

121 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:55
漂流教室になるな

122 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:56
いいから>>4>>21の続きを書け。

123 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:56
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。
友達C:高子♀(たかこ)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。まなみが気になる。
友達D:巧♀(たくみ)、性格:落ち着きがない、高子に恋愛感情を抱いている。
友達E:奈々♀(なな)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は巧が好き。
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。 精神崩壊系。

124 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:56
>>119
こうなってはしょうがないような・・・・
ギリギリの折衷案だとは思うが・・・。


125 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:56
設定:@

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。 まなみが気になる。
友達A:拓也(たくや)、性格:落ち着きがない、隆に恋愛感情を抱いている。
友達B:和也(かずや)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は拓也が好き。
保護した少女:麻奈美(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない。 精神崩壊系。


126 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:57
123で逝こうか。
ホモ派の俺もそれでいい

127 :110:02/08/28 02:57
>>117
だから主人公が複数いてもいいんじゃないかという事よ。
それぞれが平行して、別々にストーリーを進めてもいいわけだし。

128 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:58
いいじゃん、もう書きたい人が好きなパーティーで書こうよ。

129 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:58
その場合、一日くらいを区切りにして
学校に戻り、そこでまた対策を練るという感じ
にして、ストーリーの完全な分岐を防ぐとか?


130 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:59
もう>>110の案でいいと思う。
このままじゃホモレズの話しで終わってしまう。

131 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:59
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。 13歳
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。14歳
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。 12歳と半年
友達C:高子♀(たかこ)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。奈々が気になる。13歳
友達D:巧♀(たくみ)、性格:落ち着きがない、高子に恋愛感情を抱いている。11歳
友達E:奈々♀(なな)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は巧が好き。16歳
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。 精神崩壊系。
                        ゾンビ化した両親にレイプされてる所を助けられた。4歳


132 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 02:59
え?
複数進行にして良いの?
本当に? 別のパーティーがからんでも良いの?

133 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:00
やりたいことをやって、学校に戻る時は
その時だけはゾンビに教われない事とする。
まあ、重要な時は別だろうが。

134 :最終決定案:02/08/28 03:01
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。
友達C:高子♀(たかこ)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。まなみが気になる。
友達D:巧♀(たくみ)、性格:落ち着きがない、真琴に恋愛感情を抱いている。
友達E:奈々♀(なな)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は真琴が好き。
友達F:静香♀(しずか)、性格:苛烈、他人にも自分にも厳しい。実は真琴が好き。
友達G:マリア♀、性格:敬虔、米人のクリスチャン。実は真琴が好き。
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。精神崩壊系。真琴に懐く。


135 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:01
>>133
学校に戻るってなんだ?
元の話しとかなり変わってるぞ。

136 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:02
>>133
学校とか言い出すな。
お前、このスレの題名見て何の疑問も湧かないのか?

137 :110:02/08/28 03:03
>>132
からむ際には多少の注意が必要だと思われ。
強引に流れを変えない、相手パーティを殺さないなど。

138 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:04
でもこのままじゃ進まないじゃん。いっそからめないようにするとか?


139 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:04
主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。13歳。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。14歳。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。12歳と半年。
友達C:高子♀(たかこ)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。まなみが気になる。13歳。
友達D:巧♀(たくみ)、性格:落ち着きがない、真琴に恋愛感情を抱いている。11歳。
友達E:奈々♀(なな)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は真琴が好き。16歳。
友達F:静香♀(しずか)、性格:苛烈、他人にも自分にも厳しい。実は真琴が好き。18歳。
友達G:マリア♀、性格:敬虔、米人のクリスチャン。実は真琴が好き。11歳。
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。精神崩壊系。真琴に懐く。4歳。

140 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:05
他のパーティーが話しに加わって良いの?

141 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:05
取り合えずメンバーは>>139で決定ね。
舞台はホームセンター。

142 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:06
>>137
却下だ。
戦闘が無いなら、絡める必要が無い。
アリなら、俺からもパーティー出すよ?

143 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:06
しかし複数パーティーで部隊がホームセンターだけってのは
無理があるぞ。


144 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:06
桐生 克巳 昔から思想に偏りを持ち、現代社会とのズレを感じ
        ゾンビ化現象が始まってからは死者、生者問わずに殺してまわる
        剣道や格闘技に通ずる、強い者こそ生きるべきという哲学を持つ
吉田 透  桐生の信奉者、頭脳戦を得意とし戦術、戦略面から桐生を助ける
        また、演技力にも優れており。自分を信頼してくれた人間を後ろから刺す狡猾さも
芹沢 茜  桐生の女、女ながらに桐生以外に負けたことは無い格闘家
       自らの肉体を利用し男を油断させることも躊躇わない

145 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:07
絡みがアリかナシかはっきりしよう。
アリなら戦闘も当然アリ。

生き残る事を想定してるワケだから。

146 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:07
お前らちゃんと前スレ読んでますか?
てかゾンビ小説に萌えネタなんかいらねぇよ。ホモもいらん。

147 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:08
>>140
パーティーとか言い出すなヴォケ。
初期主人公は三人!これは決定!

主人公:真琴♀(まこと)、性格:温厚、やるときにはやる。13歳。
友達A:優子♀(ゆうこ)、性格:すごく温厚、真琴の幼馴染で彼女にラヴ。14歳。
友達B:和美♀(かずみ)、性格:成績優秀、クール。実は真琴が好き。12歳と半年。

後から合流するクラスメート!

友達C:高子♀(たかこ)、性格:温厚、以外に冷静 ノンケ。ペド趣味。まなみが気になる。13歳。
友達D:巧♀(たくみ)、性格:落ち着きがない、真琴に恋愛感情を抱いている。11歳。
友達E:奈々♀(なな)、性格:温厚ではあるが表裏のある一面も。 実は真琴が好き。16歳。
友達F:静香♀(しずか)、性格:苛烈、他人にも自分にも厳しい。実は真琴が好き。18歳。
友達G:マリア♀、性格:敬虔、米人のクリスチャン。実は真琴が好き。11歳。

助けた幼女!

保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。精神崩壊系。真琴に懐く。4歳。

パーティー分岐はなし!

148 :110:02/08/28 03:09
からんだ方が何かと面白いと思うんだが、
確かに戦闘がないとつまんないってのは一理あるよな。
ただ、戦闘OKにすると「俺のパーティ最強!」みたいな
厨房がでてくる可能性があるんだよね。

どうしよ?

149 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:09
殺しはアリですか?

150 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:09
>>144
そんな糞厨房みたいなストーリーみたくないですな。
自分勝手な判断で「この登場人物たち強いカラー」とか言い出しそうだし。

151 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:10
とりあえず、アリなら俺のパーティーだすよ。

152 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:10
アムロ=レイ:ひょんな事からガンダムに乗り込む事になった少年
フラウ・ボウ:アムロの近所に住み、アムロの世話を焼く、アムロと共に軍隊へ
カツ・コバヤシ:フラウの幼馴染、アムロをライバル視する柔道有段者      

153 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:10
格闘家とか、暗殺者とか、軍人とか、そーゆー発想はやめろ。
マーダーになるにしても、「元は平凡な学生」とかがそうなったほうが楽しいんだが?

154 :なら、俺はこのパーティーを推進。:02/08/28 03:11
ジェノサイドパーティー@

主人公:狂夜(キョウヤ) 刑務所から脱走した殺人者。 空手5段 (AK47装備)
仲間A:斬人(キリト ) クズノハ流 殺人剣術の奥義伝承者   (業物の日本刀装備)
仲間B:九龍(クリュウ) チャイニーズマフィアの暗殺部隊隊長  (密造トカレフと猟銃、装備)
仲間C:毒蝮(ドクマムシ) 陸上自衛隊から特殊部隊にSATに移行したプロの兵士 (軍からくすねたグレネートランチャーと9mm拳銃装備)
仲間D:身苦(ミク♀  ) ハッキングとメカの達人。 国家のコンピューターでも自由自在に進入出来る。 (超ハイスペックノートPC装備)

彼らの結束は固く。
自分達が生き延びる為なら、出会った者を容赦なく殺す。

155 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:11
見ろ。>>152>>144みたいなのが出てくる。

156 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:12
あ〜あぁ。自己中厨房どもがスレを潰してしまった。

157 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:12
>>147
もー、話進まないから妥協案でこうなってんだろ?
勝手に決めんなよ。

158 :なら、俺はこのパーティーを推進。:02/08/28 03:13
こいつも追加。

殺菜♀ 日本の子蜜研究所で働く科学者。 
    簡単な設備が在れば、毒ガスの製造からウィルスの研究も可能。

159 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:14
>>154
あーそーでちゅか。じゃあボキもパーティーをつくりまちゅね。

「ゴジラ」大怪獣、口から放射能吐く、何よりデカい。ゾンビなんて一踏みで1000体殺せる。

「ガメラ」大海獣、口から火を吐いて空を飛ぶ。何よりデカい。ゾンビなんて(以下略)

「キングギドラ」大空獣、口から反重力光線を吐く、何より(以下略)

160 :俺はこっちを推す:02/08/28 03:15
サイキックパーティー

ユウジ 超能力研究所で非人道的な実験を受けていたサイキッカー
     PK能力を操り、車でさえも一瞬で鉄塊にする
アキラ 同上組織に捕まっていた、テレポート能力を駆使する

ヒトミ  同組織出身 テレパシー能力を操り人を感知する。また、幻覚なども見せる

彼らは人間に対し深い憎しみを持っている、出会った者は必ず殺す

161 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:15
パーティーつくるなんていってる馬鹿どもは死ね。


162 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:16
>>157
そっちの案のほうが話進まないわ。

163 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:16
>>159
それは反則だ。
ありえん。

164 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:16
じゃ、最初の設定でこのスレは進めることにして、
気に入らない人は別のスレ立てるってのはdo?


165 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:17
今のところゴジラ達のパーティーが最強ですねえ。
どうする?このパーティー採用する?

166 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:17
>>164
kill him you

167 :俺はこれね:02/08/28 03:17
のび太 未来の孫のおかげで未来の超技術の道具を手にいれる。しずかちゃんが好き

ドラえもん 未来の子守りロボという設定だが、実は軍で開発された特殊ロボ
        セワシに強奪されのび太の元へ届けられる
しずか ヒロイン

168 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:18
>>164
糞スレ乱立を助長するような発言はよせ。
国家反逆罪だぞ。

169 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:18
>>164
そもそもそれが普通。気にいらない奴らはスレ立てて
勝手にやれと。

170 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:18
>>164
馬鹿だな、乱立させんなボケ

171 :110:02/08/28 03:18
俺なりに考えてみました。

状況設定
町は封鎖された状態。ホームセンターは一件しかない。
各パーティはこのホームセンターを巡って物語を繰り広げてゆく。

パーティの設定
一般人にして下さい。「武道の経験がある」程度だったらいいと思われますが
アニメネタや最強パーティは禁止。

他パーティへのからみ
戦闘OK。殺しOK。ただし、話の流れを損なわないように。
もちろん協力してもOK。


こんな感じでどうでしょ?

172 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:18
ゴジラはさすがに荒しだな。
それなら、俺はゴクウとグリフィスとリナインバース出すよ?

173 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:19
>>154
俺が許す。
レズパーティーを陵辱せよ。

174 :164:02/08/28 03:19
gomennnasai m(..)m

175 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:19
>>171
キミはそれで話をまとめることが出来るって言うんだね?
ちゃんとストーリーに矛盾無く進められるっていうんだね?

176 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:19
>>173
惨殺するつもりですが、何か?(ワラ

177 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:20
もう>>139でいいじゃん・・・疲れてきたよ。マジ。

178 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:20
つか、俺はジェノサイドパーティーでもまともに話を進められますが?
書く時間は掛かるけどな。

179 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:21
山田 博文 自衛隊員、街を守る任務で来たが、途中彼の部隊ははぐれゾンビと遭遇
        彼を残し部隊は全滅、ゾンビやゾンビ化する同僚を見て発狂
        死者と生者の区別がつかなくなり、機関銃片手に街を練り歩く

180 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:21
>>178
無理ですね。どうせ「○●を殺した」「×○を破壊した」って短絡的な話しか書けないでしょ。

181 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:21
>>176
惨殺前に陵辱せよ
大本営直々の命令だ

182 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:21
良スレと思ったけどホモレズネタにはしりたがる奴らのせいで
糞スレになりつつある。

183 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:22
んじゃ、>>139で決定って事で。
みなさん、異論ありませんよね?

184 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:22
単純に場所と時間だけ設定して、
各自が個別のキャラを書くみたいにしても良かったかもね。

185 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:22
>179
154の勝ち!

186 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:23
>>184
阿呆みたいな武道の達人とか殺し屋とかが大量発生しますが?

187 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:23
>>180
プ
やる事はやるよ。

本当にアレで行くなら、設定は書き直して人数減らすがな。

188 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:24
最初にホモネタに拘って話し進まないからこうなっちまったじゃねーか
ヤオイ女は謝罪しる

189 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:24
マジな話、これでいいんじゃないの?

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、やるときにはやる
友達A:優子(ゆうこ)、性格:すごく温厚、隆の幼馴染
友達B:和也(かずや)、性格:成績優秀、クール。
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。 精神崩壊系。



190 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:24
>>186
つーか、現時点で話し始まってさえないし・・・
ある程度設定に制限つけときゃいいんでない?

191 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:25
>>187
ああ、自称最強の人間を作るんですよね。
楽しみですププッ

192 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:25
>>189
良いよ。
後で惨殺するけどね(ワラ

193 :110:02/08/28 03:25
>>175
それはストーリーを書く個人の力量と良心次第だと思われ。

194 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:25
>>189
禿同

195 ::02/08/28 03:25
ドラゴンヘッドみたいだなガハハハハ

196 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:26
>>193
それに期待できないから言ってるんだけど?

197 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:26
>>192
こういう奴の話しは放置で進めよう

198 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:26
>>192
最強のコロシヤでか?(ワラ

199 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:27
>>189で決定でいいよね?いや、ネタ抜きで考えても妥当でしょ?

200 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:28
現実に在りえる話だろ。

201 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:28
>>199
それで良いですよ

202 :110:02/08/28 03:28
>>196
始まってみなきゃわからん。

それにだ、もし別の形式ですすめるとしても
結局は力量と良心次第になるんじゃないか?

203 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:28
からみありね。

204 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:28
>>200
何が?

205 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:28
それでは>>21の続きを書こう!

206 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:29
山田太郎 意思を持ったゾンビ、他のゾンビを操り世界制服を目指す   
       備考:死なない

207 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:29
>>202
今の現状見てまだそれを言うか。
言ってみればもう始まっているんだがね?

208 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:30
飛躍ナシで在りえる話なら殺戮okね!

209 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:30
続き書く時は書きますとか宣言すると重複しなくていいかも。

210 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:30
>>208
良いよ。
かけるならね。

211 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:31
>>21の続き書きます

212 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:31
んじゃ、コレで決定ね。

主人公:隆(たかし)、性格:温厚、やるときにはやる。18歳。
友達A:優子(ゆうこ)、性格:すごく温厚、隆の幼馴染。18歳。
友達B:和也(かずや)、性格:成績優秀、クール。18歳。
保護した少女:麻奈美♀(まなみ) 性格:家族が死んだ事実を受入れられない幼児。4歳。

213 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:32
リンク在りですね。

214 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:33
>>213
他のパーティーはありません。

215 :110:02/08/28 03:33
>>207
今の状況でそれがダメというなら、他の形式でもダメなんじゃないの?
って事よ。
まあ、俺はどんな形式でもいいんだけどね。

216 :211:02/08/28 03:33
俺たちはまず武器を探すことにした。使えそうな武器を。

217 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:34
>>215
だったら黙って見てろこの玉無し。

>>216
だから、それじゃあ趣旨が違うっていってんだろうが糞蟲。

218 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:35
>>213
だから別に良いよ。
面白いものが書けるなら殺戮も許す。


219 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:35
>>216
続き書きます

220 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:36
お前ら、まさか全員>>216みたいなの想像してるんじゃねえだろうな?ああ?


221 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:36
じゃあパーティー同士の絡みもアリアリにしますか。

222 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:36
早く読みたいよ。
楽しみにしてるぞ。

223 :219:02/08/28 03:36
レーザー光線銃とバリヤー発生装置、地球破壊爆弾を見つけた

224 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:37
まともに進めろよ。
殺し概がないだろ。

225 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:37
>>221
他のパーティーなんて認められるかこのボケが!
マジでレズパーティーやホモパーティーするつもりかこの下衆が!

粘着してた馬鹿が消えたんだから普通に戻せよこのボケナスが!!!

226 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:38
>>225
安心しろ。
要らないパーティーは俺が消す。

227 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:39
>>225
お前がいらねえって
良スレにしたいんだったら、いちいちからむなっての

228 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:39
>>226
馬鹿か一匹。
殺すのなんて誰だって出来るけど?
というか、お前もリレー小説の意味わかってねえだろ?
他のパーティーって言ってるヤツも全員わかってないっぽいよな。

229 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:39
レズパーティーしている団体
ホモパーティーしてる団体を見つけた
よく見るとゾンビも紛れ込んでいた

230 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:41
なになに?自分のパーティーの分だけ書いてリレー小説って言うつもり?んん?
元々、パーティー別けしようって言い出した理由はホモネタの隔離目的だろうが!
ホモネタ言ってるヤツがいないのに何故まだ別パーティーなんて言ってる!

231 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:41
>>229
レズとホモとゾンビで大乱交パーティーが始まった
死姦も何でもありだった

232 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:41
続き書いていいのかな・・・。

233 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:41
ホモネタ言いますか?

234 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:42
誰かタバコ持ってないか?タバコ

235 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:42
>>232
お前の言う「続き」が>>216みたいなんじゃなかったらどうぞ書いてくださいな。

236 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:42
続き書け書け。
俺が明日ジェノパーティー書くから。

237 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:43
>>225>228>>230
自分の思い通りにならないからって荒らすのはやめろ。
そんなに思い通りにしたかったら、自分で新スレ立てりゃいいじゃん。

削除されんのが落ちだけどさ。プ

238 :232:02/08/28 03:44
ゾンビから身を守る為の武器を探すつもりだったが武器という武器は
見つからなかった。どうやらオレ達より早くホームセンター内に入った
奴らが使えそう物はあらかた持っていってようだった。

239 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:44
いや、削除はオカ板は殆どされない現状だから
糞スレとして生き残るだろうな、何人書き込むかしらんけど

240 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:45
>>237
いえいえ、パーティー分けする理由が見当たらないんですけど?
キチガイマーダー増やすだけでしょ?

241 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:45
>【ルール】
>ストーリーテラー、オカ版住人のリレー小説です
>基本的にsage進行で
>ストーリーテラーになる場合はトリップを付けて下さい
トリップ付けれや〜

242 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:45
>>238
お前は気が狂っているのか?

243 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:47
>>238
「一行リレー小説」のスレじゃないんだから。
ちゃんと「ストーリー」を書こうよ。

244 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:48
というか、>>238はネタか?それともマジで知らないだけか?どっちだ。

245 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:48
>>21の続きじゃないのか?

246 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:48
>>240
消えろ。
想定内で面白けりゃ良い。

247 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:50
>>245
続きのストーリーを書いてください。
箇条書きで現状だけを書くのはストーリーとは言いません。
その時登場人物はどうしてたんですか?
ちゃんと血肉の通った「お話」を書いてください。

248 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:50
まじめ小説してる人はこのスレにはいない罠
★渇肉★ゾンビ対策総合本部スレッド2体目★感染★
ttp://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1030468288/
に行ったら?
削除以来出しますた

249 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:52
>>248
そっちのスレのヤツも勘違いしてるな・・・。

250 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:54
えーと、わかんない人は

http://curry.2ch.net/test/read.cgi/occult/1029332539/901-902

これを参考してください。


251 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:54
まともに見れる小説が書けそうなのは俺だけだな。

252 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:55
両方とも小説スレになるのはかんべん。

253 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:55
別パーティあり平行進行で書き込みたいんだけど、
やっぱマズいかな?

254 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:55
>>251
続き書け。トリップつけてからな。

255 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:55
>>253
ok

256 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:55
>>253
ちゃんと纏める自信があるのならどうぞ。
無茶しないならもう文句言わないから。

257 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:57
>>254
ある程度まともなパーティーが進んだらな。

258 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:59
というか、>>21の続きにしなくってもいいから。
書いてください。

259 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 03:59
多分>>21書いた人もリレー小説を勘違いしてたんだろうから。

260 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:01
「ホームセンターに到着」ってとこからスタートですか?

261 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:01
いっそのこと>>4の続きから始めよう。

262 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:04
多分、「性別とかは後で決めたら」とか言ってた人たちも勘違いしてたんだろうなあ。

263 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:05
>>262
お前がな。

264 :253:02/08/28 04:07
今日はもう遅いので、設定だけで書き込んどきます。

主人公:平井 晧
高校生。少々内気な面もあるが、優しい性格の持ち主。
小さい頃は運動が苦手だったため「強さ」に憧れを抱いている。
最近空手を始めたが、未だ初心者レベルである。
18歳 男

文書力がないので、一人称視点の文章でいきたいと思います。

265 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:09
普通の小説は、一人でプロローグからエンディングまで書いてしまう物ですが、リレー小説は違います。
一人が第1話を書けば、別の人が、その続きの第2話を書き、また別の人が第3話を・・・
と、数名で一つの小説を作っていく事をリレー小説と呼びます。

小説を読んでいると、誰しもこう思ったことはないでしょうか?
「この続きは、こうなれば面白かったのに・・・」とか、「俺ならこんなハッピーエンドにせず、主人公を殺してバッドエンドにするな・・・」とか(笑)
そんな事が実現できるのがリレー小説の良いところ。
そして、あなたが、書いた小説の続きが予想もしなかったストーリーに変わっていたり・・・。
もちろん、主人公の名前が途中から変わってしまった(続きを書いた人の勘違いで)り、急な展開になってしまうのもご愛敬。

266 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:11
オナーニ自称小説家をヲチするスレはここだな。
どっこいしょ。
さーはじめれ。

267 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:11
>>265を読んで自分が勘違いしてたと理解したヤツはとっととフトン被って寝ちまいな。

268 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:16
じゃあ私も設定だけ書き込んでおきますね。

主人公:白矢 朱美
流れの傭兵。常に日本刀を持ち歩く。
抜刀術の天災で冷静沈着で極悪非道。自分が生き残る為には親だって殺す。
取り合えず前を通りかかった「平井晧」の顔がムカついたので彼を殺す為に尾行中。
14歳 女

文章力が無いのでとっとと目的を果たしたいと思ってます。
>>264のストーリーとはリンクします。


269 :268:02/08/28 04:17
誤字がありましたね。

抜刀術の天災で→抜刀術の超天才で

270 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:18
>>268
ライトノベルっぽくていいね

271 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:20
>>270
いいのかよ

272 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:21
>>268
傭兵?
何処で傭兵してたんですか?

刀で兵士を切り殺したの?

273 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:21
>>271
馬鹿っぽくていいと思うよ。何も考えずに読めそうじゃないか。

274 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:22
刀はきっと斬鉄犬

275 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:25
>>268なんかアニメっぽいし、傭兵で日本人かよ!しかも日本にいたら商売あがったりだな!
主人公は金田 博司くらいにして、職業は大学生くらいにしる!
時は夏休み位にして、バイト先のホームセンターに行くとちう位がいいんやない?


276 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:26
>>275
富士見ファンタジアを馬鹿にするにゃあああ!!!!!

277 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:36
ってかさ〜、話し進んでないね(笑)

こんなに拗れるんなら全世界に核落として終われば?

278 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 04:50
テレビは暴徒の群れに注意のテロップ!
番組は評論家と科学者、宗教家に政治家が討論するものばかり!
非難所も全滅状態!
時の総理K・J氏は緊急の首脳会議での決定を強行することにした! 核を投下!
ちゅどーん!
金田君も傭兵も死亡。
その日はゾンビ記念日になったが、100年後には若者がゾンビの仮装をしてパーティーする日になった。


279 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 05:36
やっぱり>>88しかねーよ!

280 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 06:04
真夜中だった。
月は出ていたが、今は雲に隠れていた。
もちろんホームセンターは閉まっていた。
隆は舌打ちをしながらも内部に入る手段を考えた。

そのホームセンターは2階建てだった。
1階の窓ガラスを打ち破りろうと考えたが、
そこからゾンビが侵入する場合を考え、やめた。
打ち破った窓ガラスを塞げばいいのだが、その手間と時間を
考えたときの危険性が高く、1階は無傷のままにしておこうと
考えたのだ。

月は未だ雲に隠れていた。
いまこの時にもゾンビが迫っているかも知れないという恐怖が隆を
つつんでいた。不思議とあたりは静かだった。
自分の吐息がやけに大きく感じられ、それが生きていることを実感させた。
首筋にはしっとりと汗が滲んでいた。だが、不快感はなかった。

「どこから、入る」
和也の静かな声が静寂の闇に響いた。
「2階の窓をブチ破る」
自分でも驚くような冷静な声だった。

「どこの窓だよ」
迫り来る恐怖を抑えるような、押し殺した声だった。
隆はあらためて和也を見た。
緊張しているせいか肩が上がっていた。
ふと自分が拳を握り締めていることに気が付いた。

怯えているんだ。
こいつも、俺も。


281 :tekito-2:02/08/28 06:07
ついさっきまでいた友人は死に、二人だけになってしまっていた。
生まれて初めて見た死体だった。
それも五体満足な死体ではなく、首は切り裂かれ信じられないくらい
の血が目の前で噴出し、内蔵は蠢いたまま二人の目の前に散乱している
ような死体だ。
眼球は引き出され、薄く赤い膜を帯びた肋骨が剥き出しになった死体。

それを貪り喰らうゾンビ達。
無残な姿になりつつも完全に死んではおらず、小刻みに体を震わしながら
ゆっくりと絶命していった友人。

映画やゲームの世界ではなかった。
臭いがあった。
肉が裂ける本当の音があった。
骨が砕ける本当の音があった。
絶叫と表現する悲鳴があった。
温かい血が噴き出す音があった。
リセットボタンはどこにもなかった。

282 :てきとー3:02/08/28 06:08
筋肉は硬直し、思考は鈍化し、声も出ず、動きもできず、ただ見ているだけだった。
どんな痛みなんだろうとマヌケなことを考えた。
あの時、和也が腕をとり走り出さなかったら、次は俺だった。
恐怖に凍りつくというのは、ああいうことなのか。走りながら隆は思った。
そして、和也は凄いとも思った。

その和也も怯えてる。


283 :てきとー4:02/08/28 06:10
「この雨どいを登って、あそこに見える窓ガラスを打ち破る」
2階を指差しながら隆は答えた。
直径20センチほどの雨どいが屋上まで延びていた。
2階部分の雨どい沿いに窓ガラスがあった。
雨どいは硬化プラスチック製で品質のいいものだった。
試しにこぶしで叩いてみたが、手が痛いだけだった。頑丈だ。
2メートルごとに雨どいと建物を固定する金具が取り付けられていた。

隆はひょいと雨どいに跳びつくと両手で雨どいをつかみ固定し、
両足を建物の壁に踏ん張った。
2、3度両手を揺さぶってみる。
雨どいの固定金具はびくともしなかった。
「OK。いけるよ」

284 :てきとー5:02/08/28 06:12
温かい風が吹いた。
汗を含んだ体がひんやりと感じた。
和也はあたりを見回し耳をたてていた。
「急ごう、隆」
「なんか聞こえるのか」
「いや、なにも。でも、急ごう」

「和也」
「なんだ」
「雨どい、登れるか」
「隆よりは、上手く登れる自信は、あるぜ」
「忘れてた」
「何を?」
「学校の雨どい登って教室入って叱られたこと。あれ、和也先頭だった」
「あったな。あの時は6人でやったけど、今日は2人だ」

285 :てきとー6:02/08/28 06:13

隆は雨どいをつかんだ両手の力を一瞬抜くと数十センチ上にスライドさせ
固定させた。次に建物の壁に踏ん張っていた両足のつま先に力を入れ
キック力を効かし両足を数十センチ上にスライドさせ踏ん張った。
この作業を淡々と繰り返した。

目的の窓ガラスの側面まで登ってきた。
声をかけると、和也は隆の真下にいた。
「和也」
軽く汗を背中にかいてはいたが、筋肉の疲れはなかった。
「なんだ。さっさと窓ガラスを破れ」
「どうやって破る?」
「今頃、それをいうか」
「石でももっていこうと考えていたんだけど、すっかり忘れてた」
ホームセンターの外壁の雨どいにへばりついたままの2人の男子の姿は
どこか滑稽であった。
水草に垂れ下がる蛙のように無防備で弱弱しかったが、雨どいをつかむ
両手には2人のはっきりとした意思が読み取れた。

286 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 06:14
ヤレヤレだ…。
文章力が欠如してるね。

287 :てきとー7:02/08/28 06:15

「蹴り破れよ」
和也が口を開いた。
「わかった」
隆はさらに上に登ると、つかんでいた両手を雨どいの下にくぐらしフックさせた。
少なくとも数秒間は、この体勢で下半身が自由に使える。
窓ガラスは雨どいの右側にある。
隆は右足を使い窓ガラスを蹴った。
不自然な体勢のためか力が入らず窓ガラスはびくともしなかった。

288 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 06:27
そのとき、足元を見るとゾンビだらけ!
和也の様子がおかしい
「へへへモッシュだ」
和也のロック魂に火がついた!
どうやら今年の夏のサマソニに行けなかったトラウマに触れたらしい

289 :ものぐさ ◆nPz8KlFE :02/08/28 08:04
一晩のうちにホームセンター編で話が進んでる…。
オレの話は受けいれられなかったみたいなので、おとなしく聞き手にまわります。

290 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 10:42
「映画じゃ簡単に割れるんだけどな」
「……」
「これって映画じゃないんだよな」
「……」
「なあ、みんな、どうしてるかな」
「ああ、隆、これは映画じゃないし、お前はヒーローじゃない。
とっとと中に入って武器手に入れなきゃ俺らは死ぬ」

291 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 10:57
「おい、そこで何をしている!!」

懐中電灯を持ったおっさんが、
車から降りて近づいて来た。
懐中電灯の明かりがこっちに向いてよく見えないが、
どうやら警備会社の巡回カーのようだ。

「うわ、まずいやんか・・・」

今の今まで、気づかなかったのはまぬけだった。

292 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 17:50
おっさんはオレと和也を見つけるといきなり、
「お前らはゾンビか!?ゾンビなのか?」
と言ってきた。そこに巡回カーから1人の少年が降りてきて
「ゾンビがあんなとこ登れるわけねーじゃん」
とおっさんに突っ込んだ。暗くてよく見えないがその声には聞き覚えがあった。
「弘?弘なのか!?」和也が大きな声で叫んだ。
「ん?おぉ和也か。じゃあその横にいるのは隆か?あれ?拓也は?」
とりあえずオレ達は下に降りて今まであったこと、そして拓也が死んだこと
を警備員のおっさんと弘に話した。

293 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 18:05
途中ではぐれててっきりオレ達は弘は死んだものと思っていた。
自分達の事を話し終えるとオレは弘に聞いてみた。
「お前、オレ達とはぐれた後どうしてたんだ?」
弘はこう答えた。
「お前らに追いつこうとは思ったんだけど途中で道に迷ったんだ。
んで道に迷ってる途中で警備員のおっさんが見つけてくれて拾ってくれたんだ」
「仲間はできるだけ多いほうがいいからな・・・」
おっさんがボソリと言った。どうやらおっさんも警備ではなく立て篭もる
つもりでここに来たらしい。
そして、オレ達はおっさんの持ってる鍵で中にやっと入ることができた。
ホームセンターの中に入って、今入って来たドアの鍵を閉めおっさんが
クルリとこっちを振り返って言った。
「そういえば自己紹介がまだだったな。オレの名前は浩二。よろしくな」
気の良さそうな人で実年齢は35、6歳だろうが10歳ほど若く見える。
そして体格もよくガッチリしている。とても頼りがいあるように見えた。

294 :268:02/08/28 21:13
ちなみに>>268>>264に対する嫌味で書いただけです。
>>264はカラーテを使うそうですから。

というか、本当に一般人ってほうがいいと思うんだけど?
何故一般人より強いって設定にするかな。
「初心者レベル」って書いてあるけど、一般人よりは強いって事だろ?

強けりゃそりゃあ書きやすいよ。だけどそれでいいの?

295 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:18
「そして俺の名前は井之頭だ。よろしくなひろゆき。」
もう一人の痩せこけた男がそういった瞬間あたりはどす黒い臭気に包まれた。

「おい井之頭、お前また屁をこいただろう!」
浩二は手にした鉈で井之頭の頭を砕いた。

296 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:22
>>280-287
トリップ入れてください。
題名の横にトリップってのが好ましいです。
でないと、ややこしくって読みにくいです。

>>289
別にあなたの作品が駄作だったとはいいません。
ただスレの性質上、舞台は日本にしたほうが良かっただけです。
外国だと日本と勝手が違いますから。

ですから、出来れば参加して頂きたいですねヘタレた事言ってないで。

>>290-293
最低限トリップは入れてください。
でないと、分かりにくいです。
ごちゃまぜになったりしますし。


あと、書き手の方、こちらに小説の書き方を記してありますので、参考にしてください。
http://www23.tok2.com/home/hakasaba/kai007.htm

297 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:30
それと煽りの方も。
煽るのならもっと「読める」ものを書いてください。
文章の端々から糞の臭いが漂ってくるような文章は書かないで下さい。

298 : ◆snfTF/yQ :02/08/28 21:31

 ホームセンターの内部はこうだった。
 1階。正面出入り口付近にスーパーと同じようなレジコーナーが3箇所。
 レジコーナーを背にして右側に時計、自転車、バイク備品、日用雑貨、
布団、家電等の各売り場が連なっていた。
 左側に飲料水、生鮮品以外の食料品、ペット、作業用衣服、工事用備品、
工事用材料、大工道具等の売り場が連なっていた。
 2階は家具がメインの売り場だった。
 ホームセンターだけに、カテゴライズする必要もない小物も豊富にあった。


299 :てきとー ◆snfTF/yQ :02/08/28 21:33

 非常灯の薄暗い灯りがホームセンター内部を静かに照らしていた。
 言葉には出さなかったが、売り場の奥から何かが蠢いてきそうな気配だった。
「あそこは無駄に明るいな」
 弘がペットコーナーを指差していた。
 熱帯魚が飼われているたくさんの水槽が怪しげな光を演出していた。
「あー魚になりたいよ・・・まじで」
 弘がふたたびつぶやいた。
「とりあえず、各自で必要と思われるものを用意しよう」
 浩二が三人に言った。

 外では雲が流れ月が出ていた。
 月明かりがホームセンターの裏面側にある砕けた窓ガラスを照らしていた。


300 : ◆bUzIT0To :02/08/28 21:34
そして浩二は迷わずアダルトグッズコーナーに向かった。

301 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:39
>>298-299
「てきとー」ってのは題名か?HNか?それともお前の心情か?

題名なら『もう少しマシなのにしてくれ』

HNなら『そんなの書き込まなくっていいから題名を書いてくれ』

心情なら『書き込む前から言い訳するのはやめろ』


302 :ものぐさ ◆nPz8KlFE :02/08/28 21:39
>296
いやね、話の流れで日本もやる予定だったのよ。
でも、言われてみれば「掲示板でやる」ってコト頭に入れてなかったのね。
掲示板でそれなりに読めるものって、オレの頭じゃ考えつかんのよ。

だから今回は若い感性から勉強しようかと。

「日本がメイン」ってのは難しいかな、と。
オレのイメージでは、墓地から死体がよみがえってこそゾンビなのよ。
サブとして感染ゾンビってのもアリだけど、それがメインじゃつまらない。

日本で死体を蘇らせるとしたら、病院? 研究室? 火葬場の焼かれる前の一瞬?
それじゃあ、どう考えても日本を巻き込むパニックにならない。
どうして日本全体でなきゃいけない? そりゃ、ゾンビは数が命だから。

若い方、オレの陳腐な想像を打ち破る「新しいゾンビ」を創ってくらさい。
頼むわ…。

303 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:40
浩二「こ、これがペペローションか。」

304 :ものぐさ ◆nPz8KlFE :02/08/28 21:43
HNはともかく、>298-299は、おもしろいと思ったよ。
月明かりの件は少しニヤッとしたし。

305 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:47
>>302

キミが始めたコトだろうが。
自分の要求が通らなかったからって止めるなよ。

だいたい、読み手オンリーで勉強も糞もあるか。
自分が動いてこその勉強だろうが。

>>ゾンビの拡大経路

最初のゾンビは少数。
その少数に襲われた者たちがゾンビ化。

特定の密室(ビルや過疎化した村)でこれが起こると誰も対処しないうちにゾンビの数が爆発的に増えます。
そして、その密室が破れた時、街にゾンビが溢れ出してくるのです。

>>オレの陳腐な想像を打ち破る「新しいゾンビ」

    甘えるな。



306 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:50
>>305
sage進行なんだからできるだけsageろよ。

307 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 21:56
>>302

「死体が蘇る」って事実を知った新教宗教が隣町で毒ガス撒いたってのはどうだ?
実行犯たちはもう捕まったけど大量の死者が出て、そいつらが全員ゾンビ化したとか。

死者が蘇ったことによる大事故で、多数の死傷者が出たとかでもいいけどね。
もちろんそいつらが全員ゾンビ化して病院から這い出してくるって寸法。

308 :ものぐさ ◆nPz8KlFE :02/08/28 21:57
>305
なんか貧乏臭ぇなぁ(笑)。いや、それが新しい感性なのかもしれんが。
映像を想像しても、例のピンク映画並みの予算で撮った映画みたいな映像しか浮かばない…。
ホラ、ブレアなんとかってやつ。

人は読むことで勉強できると思うんだが…。
オレがあのヨーロッパ編書けたのは、
年に1、2冊だろうが本読み続けてるからじゃないの? たぶん。

掲示板形式のリレー小説なんてのは人生史上初めて(もちろん人生史上最後)なので、
やり方わからんかったんよ。でもとりあえず仕掛けてみた。

ちなみに、オレはヨーロッパ編、止めてないよ?
むしろやり切ったと言ってもいい。
オレがあの続き書いてたら、リレー小説にならんでしょ…。

309 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:03
浩二「オナニーグッズももっていかないとな・・・」



310 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:05
>>308
>新しい感性

あなたは古い感性も持ってない気がしますが。
自分がどんな感性を持ってるのかを知るのが怖いだけって気がします。

>人は読むことで勉強できると思うんだが…。
>オレがあのヨーロッパ編書けたのは、
>年に1、2冊だろうが本読み続けてるからじゃないの? たぶん。

つまり理解力が欠けてるってことですよね。
あなたが「自分の感性が新しくない」って言うのは単なる誤認ですから。
書きもしないでそんなこと認識できる訳ありませんから。

>掲示板形式のリレー小説なんてのは人生史上初めて(もちろん人生史上最後)なので、
>やり方わからんかったんよ。でもとりあえず仕掛けてみた。

大多数の人がそうだと思いますが。

>むしろやり切ったと言ってもいい。

よくないですよ。
諦めですか?

311 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:10
「若い感性から学ぶ」なんて言える人は、もっとその事柄について熟知していなくてはなりません。
でも>>308はとても熟知しているようには見えません。
年に1.2冊程度しか読んでないって話しですしね。


312 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:11
突然、浩二の背後から声がした。
白矢 朱美「あたしの出番はまだなの?ねえ、まだなの?」
浩二「うるせえ、オタ設定に用はねえよ、氏ね」


313 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:13
朱美「なりきり根釜流抜刀術をみせてあげるわ!ゾンビどもかかってきなさい!!」


314 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:14
浩二「急にもよおしてしまったな。」
そっとチャックに手をかける浩二。その時・・・

315 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:15
朱美タン萌え

316 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:18
いきなりチンコをしごきだす浩二。
すでにビンビンであった・・・。

317 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:20
うっ、うんこがしたくなった、と便器にしゃがむ浩二であった。


318 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:21
その時だった!
閉められていた入り口からドンドン!と言う音が!!


319 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:23
あーあ、また荒らしちゃってるよw
氏ね

320 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:24
ふうぅぅぅぅ・・・すっきりした浩二は、ある事に気づき叫び声をあげた!

浩二「か、 紙  が  な  い  !!」

321 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:26
                       ヽ从/ !
                       ∧_∧
                    /⌒ ̄ ⌒ヽ)⌒)二) ̄ ̄)
                  / /し /ヽ V /   ̄ ̄
                 /     く___ヽ__ソ
                (∵(_ __   )
                /⌒ ̄ ⌒ヽ /  ノ
              / /し /| |/ /
             /     く_| |_つ
            (∵(_ ___| |_)
            /⌒ ̄ ⌒ヽ /   >_,ノ
          / /し /| |/ /
         /     く_| |_つ
        (∵(_ ___| |_)
        /⌒ ̄ ⌒ヽ /   >_,ノ
      / /し /| |/ /
     /     く_| |_つ
    (∵(_ ___| |_)
    /⌒ ̄ ⌒ヽ /   >_,ノ
  / /し /| |/ /
 /     く_| |_つ
(∵(_ ___| |_)
  ̄/∪/  /  >_,ノ
  _/  / _/ ∠
 (  二(  _つ

322 :てきとー ◆snfTF/yQ :02/08/28 22:29

 ホームセンター内部が安全であるかどうか、誰も知らなかった。
 安全である。との先入感が四人の意識を占めていた。
 薄暗いホームセンター内部の奥に進もうとしたとき、隆は本能的な恐怖を感じた。
 闇を恐れる感情だ。
 不知であるという感情だ。
 おれは、何も、しらない。
 この奥がどうなっているのか。戦うということがどういうことなのか。
 いったいあいつらは何者なのか。どうすれば倒せるのか。
 なにを使えば、この現状を打開できるのか。
 なにも、しらない・・・・・・


323 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:32
さげます

324 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:33
sage

325 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:36
>>323>>324
なにやってんの?(苦笑)

326 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:43
>>325
あがってから下げただけだろ?sage進行だから。

327 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:46
>>326
下げた?


328 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:49
>>327
え?なにが?

329 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:50
よく意味がわからない。
詳しく説明して。

330 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:51
>>328 
いや>>323>>324の意味がわかんないんだけど?
「下げた」って何?
>>323>>324の書き込が「下げる」って行為なの?

331 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:52
>>325
オマエモナー
>>327
下げた=sageだろ。





続きキボンヌ

332 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:52
なんか、sageについてのやりとりが緊張感ありそうでなさそうで
おもしろい!

333 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:54
>>330
>>331
もっと詳しく説明して。

334 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:55
>>331
え?これってヤバイの?

335 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:56
>>333
保守sageだろ。

336 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:56
>>333
2ちゃんねるは、最新の書き込み順にスレッドが整列するシステムになっています。
メール欄に「sage」をいれると、順番が変わらず(上がらないし下がらない)に書き込むことができます。
ですから、別に「sage」って入れても、他のスレが何の書き込みも無かったら下がらないの。

それを踏まえた上で>>323>>324はナニヲしているのかと聞いている。

337 :てきとー ◆snfTF/yQ :02/08/28 22:56

「隆、いっしょに行こう」
 和也が隣にきていた。人数が増えたせいなのか、さきほどの緊張感は
感じられなかった。
「ここ、安全なのかなぁ」
「はぁ? あぁ、考えもしなかったな。最初から安全って思ってた」
「おれもそうだったけど、ふと、安全なのかなぁって思ったんだよ」
なぜか足が重かった。一歩が踏み出せなかった。
ペットコーナーの水槽のモーターが、静かだけれど違和感のある音を
奏でていた。
喧騒のないホームセンターは墓場そのものだった。

「弘! おっさん! ここは安全なのか?」
和也は振り返りながら声をかけた。
さっきまでいた二人の姿はなかった。


338 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:57
>>336
これは本当?ソースは?

339 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:58
>>336
多分次に書き込む時に間違ってageないようにクッキーを食わせたんだよ。
と無理に好意的に解釈してみるテスt

340 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:59
>>337
単なる忠告だけど。
長文をワードか何処かに書いて、それを貼り付けて連続書き込みするって感じにしたほうがいいと思う。
でないと、途中で他の人のレスが入って文章がブツ切れになる。

341 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 22:59
よく意味はわかりませんが下げます。
sage

342 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:00
>>338
オカ板の始めにある「2chのお約束」ってとこを読め。

343 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:02
>>342
なにを言ってるのかよくわかりません。

344 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:03
>>343
これを全部読めといっている。
http://www.2ch.net/guide/


345 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:05
>>344
ブラクラ

346 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:05
ここだ!ここでアゲるんだ!!

347 :346:02/08/28 23:06
>>345を殺したいです。

348 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:07
ワラタ

349 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:07
346が上げました

350 :ダヌル・ウェブスター:02/08/28 23:10
蘇える・・

351 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:10
>>345-346
氏ね

352 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:11
>>350
今ごろのこのこ上げてんじゃねーよ糞

353 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:12
というか、書き手が糞な状態でサゲてもしょうがねえだろ。
神の降臨を待つためにもたまにはアゲんと。

354 :ダヌル・ウェブスター:02/08/28 23:16
>352
ごめん。

355 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:16
>>353の発言で、その場の空気が凍りついた。

356 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:22
あーあ、言っちゃった・・・

357 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:23
和也が手に持った何かを構えて歩き出す。
「和也、それ…」
目はそのまま一方を見据えながら隆の問いに答える。
「ああ、これか? 奥の部屋のロッカーで見つけたんだ。いいだろ?」

黒いフレームがワイヤーに引っ張られて丸く湾曲している。
本体中心部にはおそらく鉄製と思われる棒がセットされている。
「ボウガン…か?」
和也は隆の方に視線を向けようとしない。
「たぶん店員の私物だろうけどな。矢もたくさんあったよ」
それが子供だましの玩具でないだろうことは、見た目で判断できた。
もしかしたら店員はわりとヤバめのヤツだったのかもしれない、と隆は思った。

「そんなことより、おっさんたちを探そう」
ここに来るまでは自分と同じように恐怖に打ち震えていた和也が、
武器を手にしたとたん、何かが変わった。
「あ、う、うん…」
弱々しい返事をしたことで、和也がより優位な立場になったことを隆は悔やんだ。
しかし、浩二の居場所を突き止めることが最優先だということを思い出し、
隆は和也のあとをついていった…。

358 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:24
朱美「あたしもイッちゃった・・・。」

359 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:26
いきなり日本で都合よくそんな武器を手にする展開に萎え萎え

360 :【ゾンビの恋】:02/08/28 23:26
 彼は後ろ手に縛られ、地下室に転がされていた。
 突然電灯がともる。意識を取り戻していた彼は、その眩しさに目を細めた。
「こんなところに連れ込んで、一体どうするつもりだ」
 彼は叫ぶ。室内に入ってきた者は薄気味悪く笑うのみ。
 彼女――謎の者は顔面を覆っていたマスクを外した。彼は息を飲む。
「さ、里中さん――あなた――!」
 里中と呼ばれた女性は腐敗して崩れた口元を歪め、寂しげに微笑んだ。剥き出しになった歯が白い。彼は状況が把握出来ず、焦ったまま言葉を続けた。
「――里中さん、花粉症じゃなかったんですね」
「そうなんです。花粉症じゃないんです」
 女性はそう答えると、鋏を取り出した。彼は再び息を飲む。
「里中さん、まさかそれを俺の眼球に突き立てようというんじゃ……」
「そんなことはしません。私はあなたを縛っている紐を切ります」
「うっ、切ってからもっと恐ろしい事をしようというんだな」
「そんなことはしません。私はあなたを自由にしてあげようと思っています」
「わ、わかった。一度逃がしてから狩りを楽しむように追いかけてくるんだな」
「そんなことしねぇっていってんだろ!」
 顔の崩れたグロテスクな女性は怒鳴った。

361 :【ゾンビの恋】2:02/08/28 23:27
 再び冷静になった女性は淡々と言う。
「実は私、先週死んでしまったんです。でも死にきれずにゾンビになっていたんです」
「そうなのか。ゾンビって初めて見たよ。それにしても臭いな」
「文献で調べたら、他の人間の一部を食べる事が出来ればその人に成り替われるというのです。どうせなら愛している貴方と一緒に成りたくて……」
「うわぁ、ゾンビに告白されたの生まれて初めてだぁ」
「でも、やっぱりどうしても出来なくて」
「くぅ、臭ぇなぁ。鼻が曲がりそうだぜ。そうだ、そのマスク貸せよ」
「ちったぁ真面目に聞けよ!」女性は怒鳴った。
「ん、話はわかった。これから君が入れ替わる人間を俺が探してくるよ。しばらく時間をくれ。また戻ってくる」
 女性は一人残され、寂しげに呟いた。
「あたし、なんてお人好しなのかしら。戻ってくる筈ないのに。──いえ、この場合ゾンビ好しって言うのかしら」


362 :【ゾンビの恋】3:02/08/28 23:28
 翌々日、倉庫の前に一台の車が止まり、律儀にも彼は戻ってきた。
「待たせたな。車の中に三人程拉致してきたぜ。さぁ、好きなブツを選んでくれ」
「本当に戻ってきてくれたのね」
「礼は要らないよ。それにしても一段と匂いが増したようだな」
 彼は一人目を引きづり出した。目隠しされ、身体中縄とガムテープでぐるぐる巻きにされているが、明らかに若い女性であった。縄の食い込み具合から見ても、かなりのグラマーな類に見える。
「こいつはどうだ」
「ちょっと他の方も見てみましょう」
 続いて出されてきたのも若い女性であった。髪は長く、突き出た胸は先程以上である。
「も、もう一人も……見てみましょう」
 最後の一人が後部座席から引っ張り出されてきた。露になった脚は透き通る程白く、適度に弾力性がありそうである。そしてはだけた胸元には深い谷間が刻まれていた。
「どうだい、いい感じだろう」彼は自慢げにポーズをとって立ち、にやにや笑っている。彼女は歯を飛ばしながら言った。
「みんなてめぇの好みかよっ!」
「え? 気に入らない? そりゃ困ったナ。じゃあこいつで手を打ってくれ。こいつになっても俺は里中さんと一緒に居てやるぜ?」
「まだ連れてきてたの?」
 彼はトランクを開いた。彼女と二人で覗き込む。
 茶色い縞模様の猫が丸まっていた。 

彼女は骨が剥き出しになった肩をすくめる。
「つまり、胸が大きくないくらいなら、猫の方がマシってことね……」





363 :【ゾンビの恋】4:02/08/28 23:29
「あははは、こーいうのキラい?」
「ううん」彼女はかぶりを振った。「──結構いいかもね」
「いやぁ、これは軽い冗談なんだけどさ」
 彼女は今度笑いながら──皮膚は腐っているが──怒鳴った。
「おまえの冗談はわかりにくいんだよっ!」
 彼の表情は不思議と輝いていた。
「俺、ゾンビに告白するのって初めてなんだけど、実は前から里中さんの事好きだったんだよ。そのよく怒鳴る口が腐り落ちる前に返事してくんないかな?」
 そして右腕をかじりやすいように口元に差し出す。
「バカね、あなた……。噛み付くと思う? 愛してるのに」
「そう言うだろうと思ったよ。あのさ、里中さんはちゃんと調べてこなかったでしょ? ゾンビに関する伝承は他にもあるのさ。ゾンビである人間を本当に愛する人間が現れたなら、生き返る事が出来るってね。その証拠に口付けをするんだ」
「この──臭い口に──?」
「気にすんなよ。俺も三日も歯磨いてないんだから」
 彼は強引に彼女を抱きすくめた。彼女は少し首を引いたが、やがて身を任せる。

  彼女の身体から死臭は消えていった。
 トランクでは胸の大きな女性三人が昏睡状態のまま転がり、猫が丸くなっている。
 石塚公雄は、里中京子を抱き締めながら、ズボンのポケットに潜ませていたエンゲージリングに手をかけた。

364 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:34
ーーーーーーーーーーーーーーー終わり終わりーーーーーーーーーーーーーー

365 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:36
お前はゾンビ映画のなんたるかをわかっていない

366 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:37
ゾンビが汚された気がする。

367 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:40
下げます

368 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/28 23:51
>>365
お前がわかってるとも思えないがね。
わかってるってんなら説明してみろ。

369 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:28

弘は自転車売り場の先にいた。
 輸入品の単価の安いアウトドア・ブランドのリュックサックが大小さまざまに
彩りを鮮やかに壁に陳列されている。
 誰かの声らしきものが聞こえたような気がしたが、弘はリュックサック選びに
集中していた。
 どうせなら、いいやつを選ぼうと思っていた。

 浩二は大工道具売り場にきていた。
 玄翁、バール、のみ、ノコギリなど大小さまざまな品揃えだ。
 一メートルもありそうな巨大なバールを手に取った。
 重かった。
 ベルトには、特殊警棒が本皮製のホルスターに格納されていたが、そのベルトに
バールを挿してみた。
 バール側に重心がかかり動きにくかった。
 しかたなしに大工用ベルトを手に取ると、それに玄翁とのみを数本入れ腰に巻き
バールは両手に持った。


370 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:29

弘は選んだリュックサックに壁にかけてある店員が使用しているであろう
ホームセンターのネームが入った大型懐中電灯を入れ背負った。
 背後に人の気配を感じた。
 三人の誰かだろうと思い振り向いた。
「このリュック・・・・・・」
 声が途中で止まった。
 腐臭漂う物体が弘にすがるような仕草をしながら近づいていた。
 死液がしたたり首筋に裂傷のある物体だった。濁った目、口から流れる体液、
もがれた指、なにより腐臭がきつかった。
 ノロノロと歩いていたが、片方の足は不自然な曲がり方をしていた。

 息を吸い込むしかなかった。全身の力が抜け、口は半開きになり、鳥肌が全身に
まわり、その刹那毛穴が拡がり全身の産毛が逆立った。
 震える膝が一歩、また一歩と後ろに動いた。
 そして弘は絶叫した。


371 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:32

次の瞬間弘はモロッコにいかずともパイプカット完了の状態に・・・・


372 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:34

隆、和也、浩二は同時にその絶叫を聞いた。
「どっちだ!」
 隆と和也は絶叫のした方に向かって走り出していた。
 走りながら和也が隆にいった。
「弘とおっさん、どっちと思う?」
「たぶん、弘と思う」
 走りながら、目に入った金属バットを掴みつつ隆が答えた。
 和也も金属バットを掴んでいた。

 酔っ払ったような、寝言のような気の抜けた悲鳴が単調にホームセンター内に
響いていた。
 弘は腰を抜かしていた。突然の恐怖で思考能力も低下していた。
 本能がこの場から離れなければと脳内で共鳴している。
「弘!」
 和也の声だった。
 ここだ、ここにいる!助けてくれ!声はでなかった。
 腰を落としたままの姿勢で後ずさりしながら弘はリュックサックから大型懐中電灯を
取り出した。焦っていたのでリュックサックは放り出したままにした。
 大型懐中電灯のスイッチを入れると錯乱したように天井を照らした。


373 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:36

「あそこだ!」
 薄暗い天井に懐中電灯の明かりが明滅していた。
 異臭がしていた。隆も和也も<ここにいる>というのがはっきりとわかった。
 弘の姿が見えた。こちらに背を向けてしゃがんでいた。
 隆が弘の襟首を掴み引き立たせた。力の入っていない弘は重かった。
「大丈夫か、弘?」
「あぁ、うん」
 弘は震えていた。

 和也は歯を食いしばったまま腐れた物体と対峙していた。
 両手でしっかり金属バットを握っていたが、目は充血し鼻で息をしていた。
 顔面を思いっきりブン殴るんだ。それだけだ。こいつは速くない。一発で終わる。
 そう思いつつも和也は後ずさりしていた。
 恐かった。
 こんな場所からさっさと逃げたかったが、外はもっとヤバイと知っていた。


374 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:38

 腐れた物体の側面から突然影が出てきた。
 唸り声らしきものが聞こえた。
 ドスンッ!と音がして腐った物体は壁に張り付いていた。
 浩二が側面からバールで腐った物体の頭を刺したのだ。
 浩二が繰り出したバールは頭部を完全に貫通し勢い余ってコンクリートで
はない商品陳列棚にそいつの頭部ごと突き刺さっていた。
「大丈夫か?」
 肩で息をしていた浩二が三人に言った。
「おっさん、まだ動いてるぞ!」
 和也が叫んだ。
「なんなんだ、こいつは!」
「あたま、ぶっ壊すんだよ!」
「突き刺したじゃないか! ダメなのか、これじゃ?」
「わかんないけど、動いてるよ」
 腐った物体の手がなにもない空間を掴もうとしていた。
「くそ!」
 浩二はバールを引き抜いた。
 バールは商品陳列棚からは引き抜けたが、腐った物体の頭部には刺さったまま
だった。
「あたまをぶっ壊せばいいんだな?」
 浩二はそう言うと和也の手から金属バットをもぎ取り、頭部に刺さったバールの
重さで腰をおろす格好になっている腐った物体に向かい、頭部を狙ってフルスイング
した。
 バールが刺さった頭部が胴体から吹っ飛んだ。
 バールの重さで遠くまでいかなかったが、薄暗いホームセンターの中では
場違いな巨大な簪を連想させた。


375 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:54
そこにいた人達はどこいったんだYO!!
お前らだけ生き残ったのか?
その店に死体があって生き返ったのか?

376 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:56
>>375

その疑問をおまえが書け。

377 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 01:59
ロングラブレターみたいな糞ドラマを見てるようだ。

378 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 02:02
それは糞ドラマを見ていたという告白になる、罠。
語るに落ちる、という(w

379 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 06:46
>>369-374
トリップと題名を書けと言っているのが聞こえないのかお前らは。
というか、さっきから残虐描写しかされてないけど。
お前ら厨房にとってゾンビ映画の醍醐味ってのは残虐描写しかないのか?

380 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 08:05
俺は「ゾンビ」では、ゾンビが徘徊して世界の終末を感じさせる中で
TVをつけても混乱してて今の状況はまったくわからない、
今後生き残ってもどうなるのかわからないって状況でのサバイバルが好きだった。

381 : ◆km8cN97U :02/08/29 12:16
AGコーナーの棚には、それがさも当然で在るかの様に
バイブやローション、そしてコンドームが存在を主張して居た。

浩二の頭に先程、死霊彷徨う死の街で出会った少年の顔が思い浮ぶ。
手が勝手にコンドームへ伸びて行くが、本来スズメの涙ほども無い筈の自尊心で思い止め
此処には何も役に立つ道具がないと知り移動する事にした。

医療品店に入り、包帯や傷薬を紙袋に詰めて行く
そして…イチジク浣腸を発見すると、またもや眼が釘付けになる。

「駄目だ…。 こんな状況で、そんな非常識な妄想は止めないと…」

彼が一人場違いな葛藤している中、"ソレ"は確実に忍び寄っていた。
暗い地の底から聞えてくる様な死霊のサエズリを耳に挟んだ時には、もう遅かった。
三度目に彼を釘付けにしたのは、彼を情熱的に抱擁する死霊の腐り果てた首筋だった。

悲鳴を挙げ様にも、噛み千切られた喉から空気が漏れ言葉にも成らない。
急速に衰えて行く意識の中で、最後に彼が見たモノは愚かなエサに群れ集まって来た
獰猛な死霊達の群れだった。

382 : ◆km8cN97U :02/08/29 12:18
Σ(゜д゜lll)ガーン

383 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 12:22
>>382
100間違えたんだなw

384 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 13:58
逃げる為にローションは使えるかもな
ゾンビが転んで後頭部打ってあぼ〜ん。。。

385 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 16:17
ローションがホームセンターにあ(以下略)

386 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 16:17
トリップを書かない馬鹿はほっといて
381から続けよう


―――その瞬間。其処は、死霊から彼らを護る基地では無く、死霊のエサ箱となった。

387 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 16:22
http://fukuoka-bluenote.com/0204food.html


ゾンビ達から見た俺達↑

388 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 19:07
>>386
お前が一番つまんねーな

389 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 19:17
>>386
381から続けよう?馬鹿ですか?普通に>>374から続けるべきだろ。
トリップついてなくてもマシなもん書いてるからいいだろ?


390 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 19:21
374=388=389

可哀想だから374から続けてあげようよ。

391 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 19:24
374=388=389
可哀想だから374から続けてあげようよ。

392 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/29 19:28
http://www10.big.or.jp/~metal/hyoi.html

360-363は此処の転載。
削除依頼を出しててね。

393 : :02/08/29 19:55
age

394 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 01:09

「いたじゃねぇか!」
 和也が誰に言うともなく叫んだ。
「まだいるかもしれない」
 落ち着きを取り戻した弘が口を開いた。
「とにかく、ここは1階と2階があるんだから、まず安全を確保しよう。それからだよ」
 隆が全員に対し言った。
「安全の確保ってなんだ? 建物内部を調べるってことか、隆」
 和也だった。
「そうだよ。さっきのゾンビがどこから来たのかもはっきりさせないと」
「おっさん、あんたがここのことを一番よく知っているんだから、詳しく教えてくれよ」
 和也が浩二に言った。


395 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 02:54
>>374

の続きを書きました。

396 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 03:43

 浩二の話によると、このホームセンターの出入り口は1箇所ということだった。
 ただし、これはお客が使用する出入り口のことで従業員が利用可能な出入り口は
1階と2階で4箇所とのことだった。
 1階には、浩二が合鍵を使って隆達を建物に入れた従業員通用口、非常階段沿い
にある非常口、そして建物の裏側にある従業員用通用口。
 2階には、1階から延びている階段とエレベータ以外では、非常階段に通じる非常口
しか外に通じる方法はない。
 シャッターが閉まっている正面出入り口と隆達が侵入した従業員通用口はすでに施錠
していたため無視することにし、残りの2つの通用口を確認することにした。2階は非常口
だけだったため1階のあとに調べることにした。


397 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 03:44

「弘、これ持てよ」
 和也は金属バットを弘に渡した。
「和也は?」
 弘にそう言われて和也はあたりを見渡した。四人がいた場所は、ちょうど売り場の隙間
で特売品の展示コーナーだった。組み立て式スチールパイプラックが陳列されていた。
完成版スチールパイプラックの傍らに、バラのスチールパイプがあった。
 和也をその中からなるべく長いスチールパイプを手に取った。
「とりあえずは、これだ」
 直径は水道管より一回り大きかった。軽く振ってみたが、金属バットのように振ることを
目的に造られているわけではないので、あるていど力がいった。
 あとでちゃんとした道具を見つけようと思い、和也はスチールパイプを両手で握った。
 これで四人全員が武器を持った。
 浩二が大型バール。それに大工用ベルトに入れたハンマーとノミ。仕事で使うため当初
から携帯していた特殊警棒。
 隆が金属バット。
 弘も金属バット。武器ではないが大型懐中電灯。
 和也はスチールパイプだ。
「1階の非常口を確認して、その先の従業員通用口を調べよう」
 浩二が言うと同時に四人は動き出した。


398 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 03:45

 しばらくして浩二が立ち止まった。
「ちょっと待って」
 そこは電気器具売り場だった。浩二は電池や電球が陳列されている付近で何かを
探していた。
「あったあった」
 懐中電灯だった。懐中電灯コーナーの一角に<ストリームライトコーナー>という
張り紙があった。<ストリームライト>はアメリカ製のヘビーユーザ向け超高性能
懐中電灯だ。ヘッドライトやミニ懐中電灯など数種類が陳列されていた。
「マグ・ライトでもあればいいなと思ってたけど、なんか高そうなのがあるな。ストリームライト?
知らないけど、これ装備しよう」
 浩二はヘッドライトを手にとりながらつぶやいた。
 マグ・ライトとは洋画の中で警官がよく持っている懐中電灯のことである。大型のタイプは
頑丈で護身用にも使える。どこのホームセンターにも売ってあるポピュラーな製品だ。
「両手は使えるようにしておきたいから、ヘッドライトと予備で小型か中型の懐中電灯を
各自選ぼう。隣に電池コーナーがあるから、そこでゲットして。多めにね。それから予備
電球も忘れないで。そうそう誰か見張り頼む」
 和也以外の二人が浩二にならった。和也はあたりを警戒していた。


399 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 03:47

「和也、オレ選んだから交代するよ」
 ヘッドライトに乾電池を入れ終わり、スイッチをオンにしたあと頭部に装着した隆が和也
をうながした。予備電池と予備電球は各サイズをポケットに入れていた。
「じゃあ、頼む」
 和也は懐中電灯を選び出した。
 ヘッドライトは1種類しかなかった。<トライデント>という商品名だ。黒と黄色の固定用
ベルトがスタイリッシュな製品だった。アルカリ単四乾電池三本でLED電球なら120時間、
クリプトン球なら約3時間もつと書かれていた。電球の種別についてはわからなかったが、
パッケージを破ると固定ベルト調節のため頭部に装着してみた。
 頭部を一周する固定ベルトとその固定ベルトの前頭部側と後頭部側でジョイントして
いる複合固定ベルトのため、一回装着するとずり落ちることはなかった。
 和也はヘッドライト用と書かれた予備電球をポケットに入れた。
 次に和也は予備懐中電灯を選びにかかった。<プロポリマー>という製品を手にとった。
 黄色い筐体だ。単二乾電池三本で約5時間もつ。頑丈そうなのとプロ仕様というコピー
が気に入り、これを装備することにした。中型タイプの懐中電灯だ。
 さらに<スコ−ピオン>という超小型懐中電灯も手にとる。それぞれの予備電灯を
ポケットに入れた。
 電池コーナーで予備も含めた乾電池を入手すると、和也はヘッドライトに乾電池を入れ
スイッチをオンにして頭部に装着した。
「いいよ。先にすすもう」


400 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 03:48

 四人全員が灯りを手にした。
 浩二はヘッドライトと中型懐中電灯とペン型小型ライトだ。ヘッドライトは既に頭部に装着
済みだ。中型懐中電灯は大工用ベルトにねじ込んでいる。ペン型小型ライトは上着の
ポケットにクリップを挿しいれいる。
 隆はヘッドライトと小型懐中電灯だ。ヘッドライトは装着し、小型懐中電灯はベルトに
挿し込んでいる。
 弘はヘッドライトと中型懐中電灯だ。ヘッドライトは装着し、隆同様ベルトに小型懐中電灯
を挿し込んでいる。
 和也はヘッドライトと中型懐中電灯と超小型懐中電灯だ。他のもの同様ヘッドライトを装着
している。中型懐中電灯はベルトに挿している。超小型懐中電灯はブルージーンズの後
ポケットに入れておいた。
 四人とも予備乾電池と予備電球でポケットが膨らんでいる。
 それぞれが道具を入れるリュックサックやサイドバッグを欲していたが、出入り口の確認
が終わるまでは我慢することにした。


401 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/08/30 04:00
>>400

弘の記述で誤りがありました。
ゾンビに襲われる前に入手していた大型懐中電灯についてです。
新しい懐中電灯を入手した際に、それは破棄しています。

 弘はヘッドライトと中型懐中電灯だ。ヘッドライトは装着し、隆同様ベルトに小型懐中電灯
を挿し込んでいる。ゾンビに襲われる前に入手していた大型懐中電灯は破棄していた。
 

402 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 04:13
やっと安定した作品が出たな・・・

403 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 10:26
トリップは意味ないと思われ。
リレー小説なんだから同じ人が書いても仕方がない。

【1】
本文本文本文本文本文本文本文本文
本文本文本文本文本文本文本文本文
【2】に続く

が、いい。


404 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 12:49
文才のある奴いないなぁ・・

405 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 19:15
マジデツマンネエナココ

406 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 22:08
>>403
頭の悪い案を出すな。
書いた者の証明がねえと、後になって勝手なこと言い出す馬鹿が出てくるだろうが。

>>400を書いた者ですが、最後は○●にしてください。
>>400を書いた者ですが、ボツにしていいです。
>>400を書いた者ですが、(以下略)

書いた作品に対する責任を放棄したいってヘタレなら、トリップ書かなくっていいよ。

407 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 22:46
ゾンビに蛇口のコマパッキンを投げ付けたが、速攻でやられた。

408 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 23:12

>>404
文才ってなんだ?
こういうマニアックなものは、料理の好き嫌いと同じで自分の好みにあわなければ
理屈抜きに否定するんだよ。その逆も真。

文才が<文章の才能>という意味ならテクニカルなことか?
うまかろうがまずかろうが書いてる事実は事実。
その事実に幻滅するなら無視が一番。


409 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 23:34
いいから、文章ヲタは創作文藝にカエレ!!

410 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/30 23:54
確かに文才無いな。
内容では無く、構成力って事だ。

全てにおいて○が付くモノはないな。
評価出来るなら、そんな文章力で恥も外聞も無く晒せたな、と。

411 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 00:37
そういうのはどうでもいいと思うが、如何?

なんとなく盛り上がって、なんとなく設定決めて
なんとなく書きたい人が勝手に書いているスレ、でいいのでは。

構成力って・・・そこまで読めないので、書いてあるものをぼー読みして
いったいいつ戦うんだと(以下略

412 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 01:44
>>411
最低限ルールは守ってね。
ソレ以外はどーでもいいから。

413 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 01:46
文才云々言ってるヤツが書け。

414 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 01:50
>>413
文才?
おいおい、お前ら今更何の話題してるんだ。
オレらは別に小説家でもなんでもねえだろうが。
才能なんてなくってもいいんだよ。

それを自覚してたら>>404の一行煽りなんて屁でもねえだろ?

415 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 03:33
途中結果

隆は体力が14下がった。狂気度が4上がった。

弘は体力が11下がった。狂気度が9上がった。

浩二は体力が8下がった。狂気度が4上がった。

和也は体力が9下がった。狂気度が9上がった。

尾行を続けていたタケシは含まれていないので注意

416 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 12:32
宇宙線の影響か、はたまた地獄が死者であふれ返ったのか・・・。
地球上に「奴ら」が現れ始めて既に3ヶ月が経とうとしていた。地上は悲惨な状況の
ようだ。俺達のいるシェルターの屋外カメラには腐乱して徘徊する元住民達の姿が
映し出されている。まともな奴はもう誰一人いないようだ。オレ達はここを出るつもり
はない。食料も十分にある。所詮奴らは屍骸にしか過ぎない。あと1年もすれば腐敗が
進んで歩き回ることすらできなくなる筈だ。オレ達はその時をじっくりと気長に待つ
つもりでいた。

417 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 13:07
しかし、事はそううまく運ばない。咲っぺが高熱を出して倒れた。
ガモウ君に聞くと逃走の際に追ったケガから破傷風に感染した疑いがあるとのことだ。
オレと大友と西さんの3人は町の地図から病院を探し出し、そこへ向かう事となった。
目的地に向かうにはシェルターの換気ダクトからホームセンターの裏手に出て、駐車場
からホームセンターへ入り、そこから隣接する工場地帯、そして病院という経路が一番
安全かに思われた。出発しようとした時、ユウちゃんが三輪車をこぎながら寄って
来た。「お兄ちゃん!ユウちゃんも行く!!」「だめだ!ユウちゃんはガモウ君と咲っぺ
と一緒にいるんだ!!」「いやだ!ユウちゃんも行く!」仕方がない。連れていく事に
した。「高松くん、急ぎましょう!」西さんに呼ばれオレは換気ダクトに入り込んだ。

418 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 13:29
ホームセンターは静まり返っていた。どうやら元住民達はここまで入って来ていない。
隣に立っていた西さんが「わっ」と泣き始めた。色とりどりの商品、かすかに残る
日常の匂い。自分の置かれた状況を思い出し、感極まってしまった様だ。「西さん、
泣かないで」オレが慰めていると大友が怒鳴った「さあ!グズグズしてないでさっさ
と立ったらどうなんだ!病人のことを考えろ!」何もそんなに怒らなくても。しかし
西さんは「ごめんなさい大友さん!私もう存分に泣いたから、もう大丈夫!」
ふと見るとユウちゃんの姿が見当たらない。「ユウちゃーん」一階を探したがいない。
突然、ゴウーンという重い機械音が響き渡った。入り口のシャッターが開放された音。
ドっと入り口から元住民達が雪崩れこんで来た。「うわー!!」オレ達3人が逃げ出そうと
すると、館内放送が流れ始めた。「貴様らー!どこから入って来た!!このホームセンター
にあるものは全部オレのものだ!お前らはそこでゾンビに食われてろ!!!」
関谷の声だった。オレ達が通っていた大和小学校の「給食のおじさん」。
「お前らと一緒に来たガキはオレが預かってるぞ!!こいつはオレがペットに
するんだ!わかったらとっとと出てけー!!」

419 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 13:37
とりあえず2階のスタッフ・ルームに逃げ込んだオレ達は次に取る行動について
話し合った。「ユウちゃんを関谷から取り返しに行こう!」オレがそう言うと
大友が怒りだした。「バカ!咲っぺはどうなるんだ!!一刻の猶予もないんだぞ!」
確かにそうだった。倒れてからもうかなりの日時が経っている。一刻も早くペニシリン
を入手しなければ。「でも、ユウちゃんを放っておけないわ!!」どうするべきか
関谷はすぐにはユウちゃんを殺さないだろう。でも・・・。「よし!じゃあオレが一人で
病院へ行ってくる!!お前らはユウちゃんを助けにいけばいいだろ!」大友はそう叫ぶと
スタッフ・ルームを飛び出した。「高松!死ぬなよ!!」「お、大友・・・。お、お前も
だぞ!死ぬな!」やがて大友は駆け下りる音と共に階下に消えた。

420 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 13:51
2階は日曜大工のコーナーとなっており、武器に使えそうな刃物や鈍器の類が豊富
にあった。オレは以前、映画「リーサル・ウェポン」でダニー・クローバーが使った
ガスで釘を飛ばす工具がないか探したが、どうやら無い様だった。「高松さん、これは
どうかしら?」西さんが手に持っていたのは滑車だった。チェーンの先に拳くらいの
大きさの滑車が付いてる。「うん、これいい」いくつか武器を持つと、館内見取り図で
放送室がありそうな場所を探した。「多分、ここ」西さんが指を指したのは5階の一角。
彼女はたまに不思議な直感が働く時がある。「よし、行ってみよう」オレ達は階段を
登り5階へと向かった。
5階はガーデニング用品が陳列されていた。中央に噴水があり、濁った水を吐き出してる。
少しの間手入れしないとこんなになってしまうものか。いや、よく考えれば浄水場だってもう
稼動していないわけだ。足音を殺して、問題の部屋に近づいた。そこには「放送室」と
書かれている。中から話し声が聴こえる。「いるね」小声で確認し合う。ドアは一つしかない。
オレ達は強行突入することにした。ドーン!!

421 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 14:01
部屋に押し入ると、そこには誰もいなかった。ただ、TVがついていて、何かの
放送をしていた。「あ!!TVがやってる!!」西さんが走り寄っていった。
画面には「緊急放送準備中」というテロップがでており、スタジオの中を
忙しそうに走り回っている人々が映しだされている。「あ、人よ!人よ!」
西さんは興奮のあまりTVを掴んで揺らしだした。「西さんやめろ!TVが壊れる!」
プツンッという音と共にTVは消えた。「あー!ほら消えちゃったじゃないか!」
「わーっ!」西さんはまた泣き始めた。しかし、関谷とユウちゃんはどこに消えた
んだろう。そういえば、さっき関谷はオレ達が侵入したことに気づいていた。
もしかして、と思い、部屋を見回すとあった。監視モニターだ。

422 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 15:44
監視モニターを次々と切り替え、館内の様子を映しだす。1、2階はすでに元住民達で
溢れ返っていた。「ユウちゃん、無事でいてくれ・・・」2階の様子をしばらく見ていると
画面に関谷が映った。「あ!関谷!」関谷はローラー付きの荷台に縛ったユウちゃんを
乗せ、鉄の棒で荷台を叩いて音を出しながら元住民達をおびき寄せてる。「あいつ!
何するつもりだ!!」オレ達は武器を手に階段を駆け下りた。
3階まで来ると、2階から上がってくる関谷の叫び声が聞こえた。「こっちだ!こっちだ!
こっちにうまい餌があるぞー!」「うわーん!お兄ちゃーん!!」ユウちゃんが泣いている。
オレ達は先に3階の陳列棚の後ろに隠れ、関谷が来るのを待った。「よーし!いいぞいいぞ!
お前ら全員こっちに来い!」関谷は3階まで来ると、ユウちゃんを引っ張って、一気に奥の
出入り口のところまで移動した。「ここだー!餌はここにあるぞー!!全員入ってこい」
オレは関谷が何をしようとしているのか、ようやくわかった。奴はユウちゃんを囮にして、
1度招き入れた元住民達を3階におびき寄せ、封鎖して閉じ込めようとしてるのだ。
奴がここを封鎖してしまったら、お終いだ。「よし!西さん戦おう!」「うん!」
オレ達は関谷めがけて飛び出した。「わ!何だお前らは!」関谷は包丁を振り上げたが
西さんが選んでくれた武器が効力を発揮した。奴の間合いに入る前にオレの振った滑車
が奴の頭を割った。「ぐわー!!」

423 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 15:56
関谷は頭をおさえて倒れこんだ。「よし、西さんユウちゃんの縄をほどいて
やってくれ!」ユウちゃんを自由にすると、オレ達は関谷をおいて奥の出口に
向かった。「待って!」西さんがシャッターのボタンを押した。後ろを見ると、
元住民達がちょうど3階に入りきったところだった。「閉じ込めてやりましょう!」
ゴーン!という音と共にシャッターが閉じた。オレ達は出口から出て、外にあった
ボタンを押した。ゴゴゴゴ。閉じゆくシャッター。倒れている関谷が叫んだ。
「やめてくれー!閉じ込めないでくれ!お願いします!助けて!!」関谷に元住民達が
襲い掛かるところが見えた。ゴーン!!シャッターが閉じ、向こう側から関谷の
断末魔の悲鳴が聞こえた。西さんはユウちゃんの耳をふさいでいる。
ホームセンターを出て工場地帯に向かうと、向こうから人が来る。「あ!大友さんよ!」
遠くだったが、確かに大友だ。手に何か持っている。「ホントだ!大友だ!薬を持っている
ようだぞ!おーい!」オレ達は嬉々として駆け寄った。

424 :ゾンビvsゴキブリ:02/08/31 16:20
確かに大友だった。しかし、もはや大友ではない様だった。首が付け根のところで
取れかけている。「大友・・・」フラフラと歩き、こっちに寄ってくる。オレ達を餌だと
思っているようだ。「大友さん・・・」西さんがペタンと座りこんでしまった。
大友の手にはしっかりと薬が握られている。「一緒に行けば良かった・・・。ごめん!」
オレは滑車を大友の顔面に叩きつけた。大友の首が取れ、道を転がった。
シェルターに戻り、薬を投与すると咲っぺは数日の内に回復した。
そしてまた、奴らがいなくなるのを待ちつづける日々が始まった。
しかし思ったよりも早くその日は来た。「奴ら」に天敵が現れたのだ。
ゴキブリ。しかもとびきり巨大な。数日間の内にゴキブリ達は「奴ら」を
食い尽くしてしまった。元住民はもういない。でも、オレ達はシェルター
を出られない。しかも今回はいつまで経っても出られそうにない。
オレ達はこれからどうなるのだろう。

【ゴキブリ】ホームセンター攻防戦【ゴキブリ】スレッドに続く

425 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 16:46
おーい誰ダー
創作文芸板にスレ派生させたヴァカは

426 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 16:47
うわ、まじだ

427 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 18:39
>>416-424
な ん で 漂 流 教 室 の 奴 ら が こ こ に い る の

428 :ゾンビvsゴキブリ ◆V6yBohbM :02/08/31 19:06
test

429 :ゾンビvsゴキブリ ◆V6yBohbM :02/08/31 19:17
「淳ちゃん」私を呼ぶ声がするんですよ、ええ。でも後ろ振り向いても、
だあーれもいない。私、正直気味が悪くなっちゃいましたよ。もう仲間は
あらかたゾンビに食われちゃって一人っきりでしたからね。怖いし、寒いし、
手持ちの武器もありませんでしたから。仲間がいた頃は「あーでもない、
こーでもない」なんて言ってね、怖いながらも楽しいもんでしたよ。
「あー、お前何匹殺した。そうかそうか。おー、お前何匹やっつけた。
そうかそうか。」てな具合でね。まあ、でも仕方がないから歩いた。
館の中は静かなもんですよ。ぴーんて空気が張り詰めてね、こう、白い
モヤがかかったぐらいでね、「あ、これヤバイなあ」なんて思いましたね。


430 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 19:59
稲川age

431 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 20:45
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) <うおっ、なんかすげえホームセンターに迷い込んじまったぞ、ゴルァ!
     ./ つ つ   \______________________
  〜(_⌒ヽ ドキドキ
     )ノ `Jззз


432 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/08/31 21:58
どうやって迷い込んだんだよw

そして漏れも迷ったガクガタブルブラ

433 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 01:10
なんでちゅか?今日は誰も書き込まないでちゅかぁ?

434 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 01:18
>>433
ゾンビ以上に腐ってしまったからなあ
このスレ

もうだめぽ・・・・

435 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 03:14
なんで創作文芸板にスレたってんだよ。

436 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/01 04:37

 非常口に近づいた。非常口と書かれたランプが、薄暗いなか緑色の光をともしている。
「ここは大丈夫みたいだね」
 ヘッドライトに鈍く照らされたドアノブを見つめた弘が言った。
「確認しよう」
 浩二は非常口の前に立ち開閉できるか確かめる。
 ゆっくりとドアノブをつかむと捻りながら押した。
 非常口は動かなかった。
「閉まっている・・・・・・ここは大丈夫だ」
 誰かの吐息が聞こえた。
「次だ」
 浩二を先頭に四人は再び歩き出した。


437 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/01 04:40

「おっさん」
 浩二に声をかけたのは和也だった。
「なんだい?」
「従業員通用口って、そこを通ればダイレクトに店舗内から外部に出られるの?」
「いい質問だ。答えはノー」
「ノーって?」
「裏側にある従業員通用口ってのは、単なる事務所への出入り口なんだよ。だから、
外部に出るには事務所にある従業員用出入り口か商品運搬口に通じる扉を利用
しなきゃいけない」
「え!? じゃあ、あと2箇所あるってこと? さっきと違うじゃん」
「いや、普通は従業員通用口は鍵とかかけないんだけど、ここは防犯の意味から
閉店後鍵をかけるんだ。だから非常口と同じように開閉できなかったら大丈夫なんだよ」
「そんなもんなのか」
「あれ?」
 弘だった。
「なんだよ、弘?」
 一番後方にいた隆がたずねた。
「いや、なんでもないんだけど・・・・・・」
「言えよ」
「うん。なんかさっき風を感じたんだよね」
 弘以外の三人は足を止めた。微動だにしない。
「やっぱ勘違い・・・・・・」
「風が吹いているぞ!」
 和也だった。
 浩二は大工用ベルトから中型懐中電灯を抜き取ると、スイッチを押すと同時に
前方を照らした。
 全開にされた従業員用通用口が照らし出された。
「なんてこった・・・・・・」


438 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/01 04:42

 四人は背中合わせに固まった。
 あたりにゾンビがうじゃうじゃいるように感じられた。
 ヘッドライトの光線が小刻みに薄暗い闇を駆け抜ける。
「なにか聞こえるか。歩く音とか。唸り声とか」
 浩二が全員に聞いた。
「聞こえない。でもここは一番奥側だから正面出入り口付近の音なんて聞こえないよ」
 隆が答えた。
「どうする? おっさん」
 和也だった。
「あの奥を確認する」
「マジ?」
「ダッシュで閉めて鍵かければいいじゃん」
「それじゃ状況がわからないよ。従業員が鍵を閉め忘れたのか、それとも・・・・・・」
「それとも?」
「誰かが開けたのか・・・・・従業員が鍵を閉め忘れることって、巡回中に何度かあったから、
今回もそう思いたいんだけど。ああいう風に全開ってのは初めてなんだよ」
 四人は全開になった従業員用通用口に向かって進みだした。


439 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/01 04:43

 浩二が従業員用通用口の正面に立った。
 下からゆっくりと中型懐中電灯で照らす。全員が耳に神経を集中していた。
 なにかが徘徊するような音はなかったが、風がやけに生ぬるかった。
「突っ込む。誰でもいいから、すぐに左側を見てくれ。商品運搬口への扉があるから。
オレは事務所を確認する・・・・・・準備はいいかい?」
 浩二の言葉に三人は頷いた。雰囲気で浩二はそれを感じた。
 浩二が走った。三人も走る。
 ヘッドライトの光線が目まぐるしく駆け巡る。全員無言だ。
 和也は商品運搬口への扉に向かった。入って三メートルくらいの距離だった。
 もちろん入ってすぐ左側には誰もいないと確認していた。
 素早くドアノブをつかみ開閉できるか試す。
「扉は大丈夫だ!」
 和也は扉に背中をあずけ深呼吸した。張り詰めた緊張感を何度も味わっていたため、
安心すると疲労感が全身を襲う。そこにいるかもしれないという恐怖は、少しずつ体力と
知力を低下させていた。


440 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/01 04:45

 事務所にはスチール机や来客用応接セットなどがあった。OA機器もだ。どこにでも
ある事務所を感じさせた。広さは30平方メートルほどだ。
 浩二は中型懐中電灯で床や机の間などを調べる。
「あれ見て!」
 弘が叫んだ。
 窓ガラスの一箇所が破られていた。
 月明かりが砕けた窓ガラスを照らしていた。
「ここは1階だから窓ガラスはすべて鉄格子付きになっている。それを破って割って侵入した
ということは、人間が入ってきたんだ」 
 浩二が砕けた窓ガラスを中型懐中電灯で照らしていた。
「それとも・・・・・・人間だったヤツ」
 その声に振り返ると和也が疲れた顔をして窓ガラスを見つめていた。
「オレを襲ったのは、ここから入ってきた人だったの?」
 弘が言った。
「たぶんな・・・・・・問題は、そいつが一人だったかということだな」
 和也は砕けた窓ガラスに近づいていった。
 窓ガラス越しに駐車場が見えた。なにかが徘徊していた。
「やれやれ、増えてきてるよ。念のために塞がなきゃね、ここ」
 和也は何気なく窓ガラスの下を見た。
 一瞬体が硬直した。人が蹲っていた。ヘッドライトに照らされた床に血痕が浮かび上がった。
「誰かいるぞ! ここに!」


441 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 05:49
とりあえず、2chで成功したリレー小説の例を置いておくから。

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/1168/index.htm

442 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 06:23
このスレに参加できないとお嘆きの方はこちらにおいでください。

http://game.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1027014715/

443 : :02/09/01 20:20
一瞬体が硬直した。人が蹲っていた。ヘッドライトに照らされた床に血痕が浮かび上がった。
「誰かいるぞ! ここに!」
全員動けない。だか、年の功か、浩二が慎重に近づいて行く。
「うゎ〜〜〜っ」
蹲っていた人が、不気味な声を発しながら、突然立ち上がった。
浩二は腰を抜かして動けない。和也も隆も足が、すくんでしまっている。
(やられる)
浩二は観念した。次の瞬間、いままで経験したことがない激痛の予感に目を
つぶった。
だが、何も起こらない。浩二をおそるおそる目を開ける。
まだ、例の人は立っている。立っているだけである。思い切ってライトで
照らす。中年の男である。ゾンビではないようだ。浩二が思い切って聞いてみる。
「なんだ、君は?」
これが自分の声かと思うほどかすれていた。だが、男は答えない。
「なんだ、君は!!」
もう一度、男に問いかける。
男が口を開いた。
「あんだチミはってか?ん?あんだチミはってか??そうです。私が変なオヂサンです。」




444 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/01 22:43
オチが弱い。
「なんだ、君は」ってのが出た時点でオチが読めてる。

32点。

445 :おれならこうする:02/09/01 23:07
まだ、例の人は立っている。立っているだけである。思い切ってライトで
照らす。中年の男である。ゾンビではないようだ。
聞きたいことはやまほどあるが何から訊くべきか、整理できない。
和也と隆も同じ気持ちなのだろう。先ほどから、黙って男を見ている。
と、男の方から口を開いた。
「お呼よびでない?およ呼びでないね?こりゃまた失礼しました〜」

446 :ゾンビvsゴキブリ ◆V6yBohbM :02/09/01 23:32
屋内戦の基本を実行し、最上層部まで退却を繰り返して来た我々だが、
万事窮した。生存者は源隊員と剛田、私の3人だけとなり、弾薬ももう
残り少ない。背後には「倉庫A」と書かれた扉。おそらく出口はないだろう。
しかし、もう後戻りは出来ない。私達は扉を開けた。
湿気とカビのにおいが充満した室内。(ここで死ぬのか・・・)そう思いながら
電気のスイッチをつけると室内の様子が照らし出された。
「広い!」倉庫A内は意外な広さだった。梯子階段を伝って屋上に出れる様にも
なっている。「これなら勝機があるかもしれないぜ!なあ、野比!」剛田が
叫ぶ。その時、山積みになった段ボールの方から物音がした。「誰だ!」
我々はとっさに銃を向けた。「待ってくれ・・・。撃たないでくれ。ボクだ・・・。」
声の主が段ボールの陰から出てきた。「出来杉!!」そう、奴らに襲われ、
すでに死亡したと思っていた出来杉隊員だった。「出来杉さん!」源隊員が駆け寄る。
私は舌打ちをして怒鳴った。「待て!源隊員!!すでにゾンビ化が始まってるかも
しれない!近づくな。」私の声で源隊員は立ち止まった。出来杉隊員はよろめきながら
近づいて来た。「大丈夫さ・・・、これを見てくれ」そう言うと出来杉隊員は髪の毛を
すっぽりと脱いだ。カツラ!彼の剃られた頭には大きな手術痕があった。
「・・・!それは!」出来杉隊員は笑みを浮かべながら、自分の頭を指差し、
「りゅ、龍頭・・さ」とうめいた。「お前どうしたんだよ!その頭!」剛田が
恐怖にかられた様子で叫んだ。「もう、心配ないんだ。何も。奴らに怯えて
暮らす必要もない。ボクに恐怖はもうない。」意味不明な言葉を続ける出来杉
に私は銃口を向けた。「もういい、うんざりだ」

すでにゾンビ化が始まった出来杉隊員

447 :ゾンビvsゴキブリ ◆V6yBohbM :02/09/01 23:41
すでにゾンビ化が始まった出来杉隊員を撃ち殺した。
ただそれだけの事。私は責める剛田と源隊員にそう言い聞かせた。
出来杉隊員の頭が吹き飛んだ死体を扉の外に出してしまうと私は扉に
カギをかけた。剛田が詰め寄る。「やっぱり納得いかねえぞ野比!
お前、頭が少しおかしくなったんじゃないのか」本当にうんざりだった。
私はこの最後の砦を自分の自由にしたかった。「うるさいぞデブ」
「何だとー!のび太のくせに生意気なー!」喧嘩が始まった。もうどうでも
良かった。私は剛田を殺すつもりで殴り合った。「やめてー!二人とも!
せっかく生き残ったのに、何で争うのよー!」叫ぶ源隊員。「バカだわ!
バカどもだわ!

448 :ゾンビvsゴキブリ ◆V6yBohbM :02/09/01 23:51
腕っぷしは昔と変わらず剛田の方が強い。たちまちに私はボコボコにされた。
「はあはあ、いいか野比!これからはオレに従ってもらうからな!オレたちは
お前の奴隷じゃないっつーの!」そう言って剛田が向こうを向いた瞬間、私は
すかさず彼の頭を撃ち抜いた。「キャー!!」源隊員は気を失ない倒れた。
やっと二人きりになれた。私は気絶した源隊員を全裸にするとベルトで縛り上げた。
数分後に目覚めた源隊員は悲鳴を上げた。「な!何をするつもり!」
あとはやることをやっただけだ。案の定、彼女は処女ではなかった。出来杉のやつと
何度も関係を持ったのだと口を割らせてから射殺してやった。あまりにも悔しかった
為、殺した後、何度も姦した。アナルと口にも射精し、その日は眠りについた。
翌朝、屋上に出た私は呪いの言葉を吐きつつ、地上を徘徊するゾンビ共の上めがけて
落下した。

449 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:14

 変なオジサン・・・・・・。
 妄想から我に返った和也は頭を振った。現実逃避しはじめた自分を戒める。
「気をつけろ!」
 隆が金属バットを振りかざしていた。
 和也は金属バットを上段に振りかぶりつつ観察した。動いていない。
 床の血痕には動いた跡があった。目で追うと従業員通用口まで続いていた。
「・・・・・・女だ」
 ヘッドライトにスカートが照らされていた。
 和也は金属バットの先で女の体を小突いた。反応はない。
 思い切って髪の毛を捲り上げた。崩れかかった顔ではなく、血の温かみが微かに残る
青白い顔があった。
「まだゾンビじゃない。気を失っているみたいだ」
 金属バットを床に置くと、和也は女の上体を壁に添えた。


450 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:15

「・・・・・・優子!」
 隆が女の近くまで走り寄ってきた。
「知り合いかい?」
 浩二がきいた。
「隆の幼馴染で同級生なんですよ。彼女。しかし、よく生きてたなぁ」
 弘が浩二に説明した。
「気を失っているだけかい?怪我は・・・・・・その、大丈夫かい?」
「ゾンビ予備軍って意味ですか?」
 隆は優子を調べつつ答えた。
「う〜ん、問題があるなら最初が肝心だからね」
「問題ってなんですか!」
 隆は立ち上がった。
「落ち着け隆!オレもおっさんと同じ意見だ。さっさと調べるぞ」
 和也の鋭い語気に隆は従わざる得なかった。
「ここはゾンビだらけなんだ。ゾンビに噛まれたり傷つけられてもゾンビになるんだ。
こいつにそういう痕跡があったら、ゾンビになる前に・・・・・・処置した方がお互いのため
じゃないのか?おまえはツライかもしれないけど、それが現実じゃないのか?」
 和也は独り言のようにつぶやいた。隆は何か言いかけたが黙って優子を調べた。
「頭も腕も問題なし。体もどこも噛まれたりした跡はない。あとは足だけど、スカートはいてる
から、そこは隆、お前が調べろ」
 和也は立ち上がるとその場から離れていった。


451 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:16

 子供の頃は一緒にお風呂に入っていたとはいうものの、隆はすぐには調べられなかった。
 後を振り返ると和也は浩二らと話しこんでいた。
 隆は、スカートの一端を軽く上げた。
 ヘッドライトに張りのあるふくよかな脹脛が照らされていた。体育の時間で見たことがある
にもかかわらず隆の鼓動は高まった。隆はその原因をまだ知らなかった。
 太ももまで捲り上げたとき、一条の血が太ももを伝い床に落ちた。
 隆の動きが止まった。
 目を優子の顔に向ける。
 瞳は閉じられ、微笑んでいるかのような唇があった。子供の頃から知っている顔だった。
 隆は再び手を動かした。
 傷口があった。鋭利な刃物で裂かれたような傷口だった。
 隆はちょっと考えてから立ち上がると砕けた窓ガラスを調べた。
 再び優子の前に座ると、一気にスカートをめくり上げ下半身を調べ始めた。


452 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:17

「太ももに傷口があった」
 和也達に向かって隆はいった。
「まじ?」
 和也は困ったような顔をしていた。浩二もだ。弘は隆を無言で見つめている。
「ここに侵入するときにガラスで切ったみたいだ。窓ガラスにそれらしい血痕があったよ。
傷口自体も一直線で綺麗なもんだよ。ほかは大丈夫だ」
 和也が近づいてきた。
「よかったな、隆。お前が調べている時におっさんと話していたんだけど、この事務所は
優子以外変わったところはない。ああ、窓ガラスは破られているけどな。それで、
とりあえず窓ガラスを塞いで、ここを基地つうかベースにしようということにした。売り場は
広いからな。必要なものをゲットして篭城だ」
「安全の確保はどうする?」
「あいつ次第だな」
 和也は優子を指差した。
「あいつの話を聞かなきゃいけない。さっきと状況が変わったからな、臨機応変に策も変えるさ」
「わかった・・・・・・それと、優子の傷口を手当てしたい。ここ事務所だから救急箱かなんかある
だろうし」
「そうだな。探すか」


453 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:25

 隆は優子をソファに横たえると救急箱を探し始めた。
 ほかの三人は砕けた窓ガラスを塞ぐバリケードを構築し始める。
「なぁ、和也」
 弘がスチール机を動かしつつ口を開いた。
「なんだ?」
「売り場にはまだゾンビいるのかなぁ?」
「わからん」
「だったらさぁ、従業員用通用口って閉めてた方がいいんじゃないかと思ってさぁ」
 和也が動きを止めた。
「弘!」
「なんだよ、大声だして・・・・・・」
「たまに、お前、いいこと言う!」
 和也は浩二の方へ向かった。
「おっさん、売り場にゾンビいるかもしれないんで、あの従業員用通用口を閉めた方が
いいんじゃないかって弘の意見あるけど。おれも同じ」
「そうだね。でも完全に閉めると売り場に出る時、むこうの状況がわからないからスチール机
を置いておこうか。それだとゾンビがきてもわかるし」
「オレ、置いてくるわ」
 和也は背中に金属バットをねじ込むとスチール机を押して従業員用通用口に向かった。


454 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:33

「ダメだ」
 隆が、探し出した救急箱の中身を見ながらつぶやいた。
「なにが?」
 2個目のスチール机設置から事務所に戻った和也が言った。
「胃腸薬と風邪薬ばっかりで消毒液すら入ってないんだ」
「ああ、社会人の救急箱って意味か。保健室とは違うもんな」
「ここって薬局コーナーってないのかな?」
「おっさんに聞いてみるか」
 砕けた窓ガラスを塞ぐバリケード構築は完了していた。


455 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/02 04:35

 和也は浩二に薬局コーナーの有無を聞いた。
「あるよ。でも、場所がいまいちだね。頻繁に売り場のレイアウト変えるからな」
 浩二は考え込んだ。
「売り場配置図が欲しいよなぁ、しかし」
 和也の独り言だ。
「薬局コーナーならわかるよ」
 弘の声だった。
「なんで?」
「ここに書いてある」
 弘は手にした紙を和也に見せた。
「売り場配置図じゃないか! どうしたんだよ、これ!」
「また大声だして・・・・・・窓ガラス塞ぐバリケードのためにスチール机動かしたでしょ。
その机にあったよ。売り場の内線番号一覧みたい。でも売り場配置図にも使えるなって」
「早く言えよ!」
「だって・・・・・・いまさっき見つけたんだよ」
「すまんすまん」
 和也は他のスチール机を見た。どの机にもあった。売り場配置図には1階と2階の売り場
の配置が明記されていた。さらに店舗外の売り場まで。すなわち、このオームセンター
敷地内全体ということだ。
 浩二は迂闊な自分を悔やんだ。
 社会人なら事務所にこういう類の書類があることを最初に気付くべきだったと。
「たまに、お前、いいことする」
 和也はスチール机から売り場配置図を手にとると弘に言った。
 全員がホームセンターの地図を手に入れた。


456 :ホームセンターサバイバル ◆MvlqM3JU :02/09/03 21:20

 和也と隆が薬局コーナーに向かうことにした。浩二と弘は事務所で優子の面倒をみる。
 その時、閃光が走った。遅れて強烈な衝撃波と熱波が襲った。
 建物も木も川も虫も獣も人もゾンビもその瞬間を感じることはなかった。
 暗闇に、天高く、勝ち誇るようなきのこ雲が舞い上がっている。
 あちらにもこちらにも。

 黒い雨が廃墟となった地上に降り注ぐ。


457 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 08:24
     〜〜〜糸冬〜〜〜

458 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 10:18
あ!終わってる!
シュールだ・・・


459 : :02/09/04 10:33
バタリアンのラストみたい

460 : :02/09/04 13:34
バンテリンのテストみたい

461 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 13:58
ゾンビ系ってどうして共通しちゃってるのでしょうか?

ゾンビに噛まれるとゾンビになるとか、、、


462 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 15:06
隆が義理の父の和雄にアナル奪われるシーンはまだか?

>>461
愚問だな。
吸血鬼映画ってどうして?
でも構わんだろ。
ブラド・ツェペシュに噛まれても吸血鬼になんかならんぞ。

463 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 16:06
>456
なんかドラゴンヘッドみたいだな。。

464 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 16:12
>>460

この手のセンスには、どのスレでも毎回うまいな〜と小さく笑う。
バタリアンがバンテリンにしか読めなくなっちゃう(w

465 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 16:58
>>461
だって、ゾンビに噛まれて持病が完治したり、肩こりが治ったりしたら、
ストーリー的にはつまらないと思う・・・

466 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 17:13
>>465
ワロタ

それはそれで斬新な話になるかも(w

467 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 20:52

( ゚Д゚)<どうでもいいよ


468 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/04 22:54
伏線とか、いくつかあったのに、一気に爆弾でアボーソですか?



469 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/05 00:01
めんどくさくなったんだよ。キット

470 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/05 03:42
>446-448
傷頭化した出来杉君にチトワロタョ

471 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/05 12:40
誰か書いて〜

472 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/05 21:19
変なオヂサンヘボンヌ

473 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/06 23:04
ゾンビが鷹を生んだ!

474 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/07 01:04
『ここは地獄か?』
某所 PM 2:40
ヘルメットのスモークシールド越しに町を徘徊するゾンビを見て思わず呟いた

優しかった母も厳しかった父もかわいい妹も愛した女性も心を許しあった親友も
皆 歩く屍と化していた 
あの日 次々と変貌していく人々を 躊躇なく襲いかかってくる元恋人を
近くのバイク用品店から調達したハンマーグローブでなぎ倒しながら・・・ ただ必死だった
本来 高速走行中に転倒した際 拳を護る為の装備だが厚い皮にリベット打ちされたセラミックは
ゾンビ共の頭を粉砕するには十分な威力と防御力を発揮した
またバトルスーツと呼ばれるバイク用のプロテクターは少々の返り血や噛み付きから完璧に俺の身を護ってくれる

あれから何日が過ぎたのか?
気がついたらここにいた すでに町は抵抗していた人間の悲鳴も怒声もなく
時折聞こえるゾンビの呻きと魔物の鳴き声のような風切音だけだ
昼間には外国の物と思われるヘリコプターも見かけたが俺の存在に気付かなかったようだ
いや 気付いていたのか? ・・・まぁいい
とにかくここから救い出してくれる事は無いようだ
かつてその栄華を誇り眠らなかった高層ビル群も今や主を失いまるで墓標のようだ

475 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/07 01:05
『よっと』
今では狩りにも慣れた俺はため息まじりに勢い良くサイドスタンドを蹴り上げる
VMAX・・ この無機質な鉄の塊が俺の相棒だ
平和な頃はバイクなんて興味もなかった むしろただ喧しいだけで嫌いだった筈なのに
今の俺はこいつに全幅の信頼を置いている 
V型4気筒1200ccの強心臓は145馬力を発しその巨体は俺の体ごと一瞬で超高速の域まで加速させる
これが俺の得意技だ
ゾンビの集団めがけ一気に加速しすれ違い様に強烈なハンマーパンチを繰り出す
相棒はVブースト全開時に悲しみの咆哮をあげ俺の耳を劈く
第一撃で2体のゾンビを沈め フロントを軸に今度は180度回転
強力なブレーキによりフルボトムしたFフォークにFタイヤは悲鳴を上げ後輪が僅かに宙に舞う
俺は繊細なブレーキリリースによりグリップを復活させたRタイヤにパワーを伝える
アスファルトにブラックマークを残しつつ次の獲物に照準を合わせ第二撃を加える
遭遇するゾンビは尽く全滅させてきた それが生き残ってしまった俺にできる死者への餞
生への執着も薄らぎただ無意識に放浪し目に入るゾンビは全滅させる
ただそれだけだ 昨日までは・・・
俺は親になる決心をしたんだ。


476 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/07 01:06
小汚い二つの影に出会った
崩壊したビルの一角に寄り添い怯えた目をした2人の子供だった
兄らしい子供は俺に幼いが決意に満ちた鋭い眼差しを向けていた
妹らしき子供は小刻みに震え兄の背中にしがみ付いていた
必死で妹を護っていたのだろう 特に兄のであろう子供の服はボロボロだ
擦り傷まみれだが致命的な傷はないようだった

『よう 生きてるか?』
我ながらまぬけな第一声だ 必死で笑顔を作ってみた
ただ顔が引きつっただけだったろうが・・・

あまりの必死さが伝わったのだろうか?
少しは警戒を解いてくれたようだった どうやら親も友達もいないらしい
俺と同じだ
ちょっと前に通りすがったコンビニから発掘した板チョコを渡し相棒に寄りかけ地面に腰をおろす

以下未完スマソ

477 :にぬすねふり ◆NINURUYA :02/09/07 01:11
>>476
続き期待してます。

478 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/07 01:36
>>477
ありがとう でもちょっと入院するんで書けそうにないっす
どなたか書いてくれませんか?
ギャグになっても破滅ENDでもハッピーENDでもなんでもいいので
主人公は貴方なんですから。

479 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/08 14:08
おいおい逃げ出したヘタレ小説書きの続き誰かかいてやれよ藁

480 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/08 17:20
>479
オマエガナー

481 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/09 04:05
糞スレの断末魔か


482 :おだいじに:02/09/09 04:26
>>478
おだいじに。
拘束具は辛いけど我慢してね?

 夜 の 明 け な い 朝 は な い

483 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/09 18:19
>>482
最後の文は不要。
お前、その言葉使いたかっただけ違うんかと。

484 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/09 22:14
ワショーイ

485 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/09 22:57
        祭りだワッショイ!!
     \\  祭りだワッショイ!! //
 +   + \\  祭りだワッショイ!!/+
                            +
.   +  ∋oノハo∈ヽヽノハハヽヽ +
       ( ^▽^)´D`)川σ_σ||
 +   ((⊂ ⊂ ((  ⊂ノノ つつ ))  +
       (__,,-、,,ノ、__jヘ,ノし^し'´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

486 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/10 02:06
とても良いと思うけど…。
その必殺技は腕が肩からモゲちゃうかも

487 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/10 09:20
腕?

488 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/11 12:56
        祭りだワッショイ!!
     \\  祭りだワッショイ!! //
 +   + \\  祭りだワッショイ!!/+
                            +
.   +  ∋oノハo∈ヽヽノハハヽヽ +
       ( ゚д゚)´A`)川゚д゚||
 +   ((⊂ ⊂ ((  ⊂ノノ つつ ))  +
       (__,,-、,,ノ、__jヘ,ノし^し'´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


489 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/11 23:25
ゾンビがくるりと輪を描いた〜♪

490 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/13 01:58
捕手

491 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/13 08:18
ちょっとだけ期待age

492 : :02/09/13 10:07
もういいもういい、もうそんなに盛らなくていいよ。
味噌汁もうないんだろ。つまっちゃうからいいよ。
だからそんなに食えないって。
おい、もういいっていってんのに。食うからくれよ。ほら。
なんで盛るんだよ。盛らなくていいって。盛るなよ。
食えねえよ、盛り過ぎだって。盛るなって。よこせよほら。
おい、おい、なんでまだ盛るんだよ。すごいことなってるって。
何盛りだそれ。やめろって。食えるかって。
聞いてんのかよ盛るなって。なんで盛るの。やめろよ、やめろって。
誰が食うんだよその盛りを。もういいから。いいからさ。
おい、ほんとに食えないって。つーか聞いてんの。ねえ。
もうやめて、盛らないで。やめてって。盛らなくていいって。
やめろって。おいやめろよ。やめろ、盛るのやめろ。盛るな。盛るな。
おまえ何してんだよ。盛るとか盛らないとかの話じゃなくて何やってんだって。
おい、ほんとなにしてんだよ、盛り切れてないって。汚いって。
もうやめろよ。やめろよ。やーめーろーよ。


493 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/13 16:09
        祭りだワッショイ!!
     \\  祭りだワッショイ!! //
 +   + \\  祭りだワッショイ!!/+
                            +
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       ( ゚д゚)´A`)川゚д゚||
 +   ((⊂ ⊂ ((  ⊂ノノ つつ ))  +
       (__,,-、,,ノ、__jヘ,ノし^し'´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

494 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/14 18:23
バイオハザー丼
新鮮な死肉がイパーイ。
昔どこかの雑誌に載ってた。


495 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/14 23:59
        祭りだワッショイ!!
     \\  祭りだワッショイ!! //
 +   + \\  祭りだワッショイ!!/+
                            +
.   +  ∋oノハo∈ヽヽノハハヽヽ +
       (  ゚д゚ ) ´A` )川 ゚д゚ ||
 +   ((⊂ ⊂ ((  ⊂ノノ つつ ))  +
       (__,,-、,,ノ、__jヘ,ノし^し'´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


496 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/15 00:00
>>494
ハルマゲ丼ってのもあったな・・・

497 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/15 00:04
キムチが入ってるんだぞ

498 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/15 13:47
腹減った・・・

499 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/16 18:10
ぞんび

500 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/16 18:56


501 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/16 19:11
               / ヽ、/ ヽ、
             /     /   ヽ_
           , '´       ::::::::::::ヽ
          /            ::::::::::ヽ
           i             ::::::::|  やっぱりだめぽ...
           |             ::::::::|
          ヽ   ・   ・      ヽ :::::::/
           丶         :::::::<
            |          :::::ヽ、
      ヤパ-リ  |          :::r  l...
   ∧∧ ダメポ... |          :::|,,ノ::::::::.......
   (..、)     |     __    :::|-─-‐ ::::::::::...
    |  |)〜     |     | |     ::|::::::::::::::::::::::::::::::
    U U      ヽ___ノ ヽ__;ノ::::::::::::::::::::::::::

502 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/17 12:26
終わり?

503 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/21 18:43
まだまだ!

504 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/23 02:37
馬場チョップ

505 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/24 13:31
16文キック

506 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 04:24
真夜中、深夜三時。
何気にTVの深夜番組を見ていたら突然臨時ニュースが流れた、なにやら暴動が発生
しているとか何とか言ってるようだ。
都心部などではすでに警官隊との衝突がおき、死傷者もかなりの数に上っているらしい、
アナウンサーも事態の把握ができてないらしく混乱の真っ只中の放送でどうも
よく分からない、要領を得ないままの放送はどの局も同じのようで、TVから流れる
情報は混乱の極地に瀕してるようだ。

幾つかの局はなにやら、「そのままお持ちください」との画面が流れてる。
「?」正直何が起こってるのか分からない?ヘリからの撮影を見てる限りでは
かなり大変な状況のようだ、真っ暗のビル郡からはあちらこちらから火の手が上がってる
みたいだがどうやら停電も起こってるようだ。

507 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 04:25
友達に連絡を取ろうと電話を手に取ったが音がしない、コンセントが抜けてる分けでも
ないようだし番号を押しても反応しない、どうやら電話はダメらしい、携帯は先月から
止められてるので「連絡はあきらめるしかないか。」と考えてたその時TVのアナウンサーが
なにやら大声でがなりたててる。
「な!!なんなんだよ!!」「おい!どうなってんだ!」「止まりなさい!!」周りの声も入り混じり
現場が混乱の中にある事は伺え知る事ができるがアナウンサーがパニックに陥り
本来の職務を遂行できない状態に陥っていた。
入り混じる怒号の中TVの映像に釘付けになった、一見何処にでも居る普通のサラリーマンの
ようなオヤジが警官隊に襲いかっかっている、その後からもそれこそ無数の人間が警官隊に
突っ込みジェラルミンの盾もろとも警官を押し倒し、、、、そう、、なんと言うか
、、、「かみ殺している。」


508 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 04:27
喉元、顔などむき出しの人体を禿げたオヤジやOL、はたまた白衣を着た看護婦などがまるで
獣のように警官隊を襲いそして「食べてる!!、、のか?」肉を食いちぎり口の中に入るや
それを美味そうに「クチュクチュ」と音が聞こえるようなそんな映像がTVの
画面にズームで写しだされてる。

あっけに取れれてた、いったい何が起こってるのかも検討がつかない
確かに異常な状態ではある、だがこれがただの暴動だとはとても思えない
TVの画面が揺れる、声が聞こえる、叫び声が、次に聞こえるそれが先ほど警官達に
起こった出来事がTVクルーにも起こってるのだと思わせた。
肉を噛み切るような音と男の悲鳴それらが交じり合い、今まで感じた事のないような
感覚が自分の心の中にあるのが感じ取れた。

TVはスタジオに切り替わる、スタジオも自分と同じような状態だった。
男性アナウンサーの顔面蒼白で今にも倒れそうな感じである。
隣の女性アナウンサーは口に手をあて今にも吐きそうだ、いや吐いてる
手の間からは汚物がはみ出てデスクに滴り落ちる映像が流れてる。

「しっかりしろ!!」TVの中で誰かが叫んでる、それと同時に男性アナウンサーは
何とか喋りだした。
「今夜未明全国各地での暴動が発生、警察は機動隊を出動させ、、、」
男性アナウンサーが震える声で喋っている、「暴動?あれが暴動?」なぜ武器も持たずに
何処にでもいそうなOLや会社員が機動隊の中に突っ込みしかもあのようなおぞましい
方法で攻撃を加えるんだ。
そうあれは、、、まるで昔みた映画に出てきた生ける屍、、、ゾ  ン  ビ


509 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 12:13
「点呼よーし、荻原三尉全員います」
堅い敬礼で腰の位置まで積み上げられた土嚢越しに若い兵士が荻原に報告した。
「よし、お前ら、訓練通りにやればいいからな。なんかあっても
落ち着いて俺に報告しろよ。勝手に動き回るんじゃねえぞ。」
両手を腰にあて荻原は中山三曹にラジオ体操に似てる、と言われる声でこたえる。
いつもと同じ。訓練の始めと同じ、退屈な毎日をやり過ごすためのわざとらしい堅さの
動作で小隊は配置についた。違うのはこれが治安出動だということ。
市内で暴動が起こったとは聞かされたが、ここは市外より少し離れた山道。
知事の勇み足だろうが、自分の小隊がするべきことは多分ない。
そうでなくともこういう事件に自分たちの出番はこない。そういう国なのだ。
出動命令で浮き足立つものも居ないではなかったが、実際陣地構築の作業などを
始めると、急激に普段のどこか気だるい空気が漂い出した。
むしろ周囲に部隊が居ないため、それは訓練中よりも気楽なものだった。
荻原は第3小隊の山本ニ尉が苦手だった。
「あのしゃくれを見ないだけマシか。」
足もとの機関銃手が聞きとがめてニヤリと笑いながら、いいんですかー?などという。
世はなべて平穏、いっそ何か起きないものか。市内の連中は暴動を間近で見れるのか、すると
これはハズレなのかな、そんなことを荻原が考えていた時、

510 :k-9:02/09/25 16:06
なんか、いきなり書き込みの文章レベルが上がったね。

511 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 16:43
何分ほどたっただろう。
「ありえない」そうつぶやいている自分に気が付いた。
いったい何が起こってるのか、あわててジーパンをはき財布を握り締め
玄関に向かった。
連絡を取りたかった、誰でもいい今起こったその出来事を話して落ち着きたかった。
そう思いながら玄関の戸を開けると、静かに静まり返ったいつもの町並みが目に入った。
三階建ての小さなマンション、一番上の階に住む、最近の例に漏れず近所との付き合いはない
隣には大学生が住んでいる、くらいの事は知っているが、今は電気も点いていない、休みの
前日はいないのは普通だし、今の時間寝てることも考えられる。
とにかく近くの公衆電話に向かおうとスリッパを履いた時、静かな町並みの中から聞こえて来る
物音に気がついた。
叫び声だ、最初にそう思った。
同時に自分の住み慣れた町が、「TVの中と同じような状態にあるのか?」と冷静に考えてた
混乱、、、、自分が混乱している、、、、落ち着け、落ち着け、何度も心の中で叫び続けた。

512 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 16:44
その時ドアの開く音が耳に入った。
大学生の隣に住んでる人が、家の中から顔を出したて、外の様子を伺っている。
女性のようだ、と女性はこちらに気がつき顔を向けた。
長い髪がよく似合う20代のOLといった感じの女性で赤い寝巻き姿のまま、僕を見ている。
軽い会釈が双方から行われた、「どうなってるんですか?」彼女の第一声だ、「分かりません」
そう答えるしかなかった。
「電話は繋がりますか?」僕が聞く「いえ。さっきから全然繋がりません」、
「携帯も?」、「はい。」よくは分からないがこのあたり一帯で携帯も普通電話も繋がらないらしい
公衆電話はどうなんだろう?確かこう言う時でも警察や消防には繋がるはずなんだが、
一般にも繋がるんだろうか?「公衆電話言ってみます。」自分はそう言って階段の方に向かおうとした時
「バチ」と言う音とともに電気が切れた。

513 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 16:47
「停電だ。」とっさにそう思った。
その時自分の腕に何かが掴みかかった、彼女がおびえ自分の腕に張り付いている。
「大丈夫、すぐに直るよ。」何の根拠もないがそういって彼女を引き離した。
とりあえず懐中電灯がいる、そう思い自分の家に戻ろうとした時遠くの方から爆発音が
聞こえた、驚きあたりを見回す交差点の方で車が炎上している。

しばらく眺めていると、近所の住民が外に出始めてる、この事態がただの事故で
あるかのような雰囲気の出方だ、そりゃそうだ、普通に寝てて外から爆発音、外に出てみれば
車が炎上、大きな事故には違いないが交差点の周りに民家はないし、すぐに誰かが警察に
連絡する程度だと思ってる。
でも電話は通じない、混乱が置き始めてる自分と同じ用にTVを見ていた人もいるだろう、
停電や電話が通じない事が分かればその理由が必要になる。
その理由が暴動であると言うならばそれでいいのかも知れない、でもTVを見ていた人間誰一人として
あれが只の暴動とは思わないだろう、自分でさえ見たままであればあるほど信じられないのだから。




514 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 17:50
それから数時間、死に物狂いの逃走劇だった。
混乱がおさまる気配はなく、不気味な不安が住み慣れた町を襲っていた。
事故と同時に車の中からはじき出された運転手かろうじて息があるようで近所の住民が
様子を見ようと四方から近ずく、しかし、、、、
叫び声、おんなの声が絶叫する、男の怒号が聞こえてくる。
四方から集まった住民であろう人達は、住民だけではなかった、そうTVの中でみたそれと同じような
空ろな目をしたサラリーマンや、寝巻き姿の女性、小さな子供、などが四方から集まる住民と同じ
ように集まりはじき出された運転手や、様子を伺いに来た住民に襲いかかっていた。

515 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 17:52
「一瞬迷った、部屋に篭るか、逃げるか。」「今逃げなければここに閉じ込められる。」
その恐怖が決断をさせた。
隣で恐怖のあまり立ち尽くす女性に、「逃げるぞ!!」そう言うが早いか彼女の腕を掴み
ぼんやり光る非常階段に向かおうとした。

慌てて戻る「幾らなんでも何もないのではきつい。」そう考えてる暇もないほど自分が混乱
しながらも懐中電灯といつも使ってるリュックを掴み、いそぎ非常階段を下りる。
「暗い」月が出てるとはいえ一切の人為的明かりがない状態にいきなり置かれて
初めて困難な決断をした事に後悔した。
しかし戻る事はより困難に思えた、交差点の炎上した明かりに照らされ無数の影がこちらに
向かってくるのがはっきりと分かる、「たとえあの部屋に戻れたとしていったいいつまで
篭ってるんだ、いざ出ようとしてもあんなに大勢に囲まれたらそれこそ脱出どころでは
ないんだ。!」自分に言い聞かすように足早に暗闇に住み慣れた町を逃げ出した。

516 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 17:56
自分が正しかったのか、間違っていたのか、考えてる時間などなかった。
暗闇になれた目は月明かりでも十分に辺りの確認できた。
町がすでに混乱の中に置かれてる事が確認できた、周囲の家から無用心に出てきた人々は
逃げ惑う人々を見て何が起こってるのか分からずにいるまま戸口に立ちすくみ、あっけに
取られていた。
走り抜ける自分達の後方から叫び声が上がる、それが周囲から聞こえればこの町全体が
すでに混乱の中に置かれてる事が容易に確認できた。

いったいどの位の者が襲われゾンビになったのか、、、「ゾンビ」フッ笑いがこみ上げてきた
映画のゾンビ、まさしくそれだろう、いやそうでなくてもこの異常事態に理由を付けると
すればそれ以外に考えられない、逆に理由付けれるからこそ今自分が他の人間より
多少は冷静なのかも知れない。
冷静といってもまともじゃないが、逃げ惑う中さまざまな者が見れた。
片腕のない人間や内臓が飛び出しそれを引きずりながら徘徊する者、みんな決まって目が空ろで
どうも足取りが重い、まさしく映画のゾンビだ。

「逃げ切れる」そう思っていた、だがこの混乱ぶりはどうか映画で見た時は「ここをこうして
こうすれば大丈夫」なんて考えていたが人間どれだけ自力で生きていないかよく分かる。
明かりがない、それだけでも相当の数の人間がこの混乱のなか命を落とすだろうか、
ましてや数が多すぎる、それこそ何処にでも居るような状態だ、ゾンビどもとの接触も一度や二度では
なかった、一度なんかは彼女が掴みかかられ半狂乱になって助けを求めた。
どう助けたのか、がむしゃらだった、なにも覚えていない、ただかすかに金属の棒から伝わる
今まで感じた事のないような感触だけが手に残っている。
僕達は逃げ続けた。


517 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 18:47
ガタン!」ゆれる衝撃で目が覚めた、車の中だ。
助けられた、何処をどう逃げたのかは覚えていない途中座り込んでしまった彼女を
叱咤しながら逃げ続けた。
大き目の道路に出た時正直もうだめだと思った。
深夜の出来事のため通りには車は少ない、しかしそこにある車はすでに炎上してるか
放棄されその周囲にゾンビどもが空ろな目をして徘徊している。
自分が壊れ始めてる感じが全身から感じ取れた。
もう足が動かない、後ろで恐ろしいほどの呼吸をしている彼女も、自分以上に
参ってるいるだろう事ははっきり見て取れた。

「ああ」後悔が疲れを倍増しそうになり自分の体が今までの何十倍の重さに感じ
ひざがその重さに参るように地面に付こうとしていた。
その時「乗れ!!」
車だ!大き目のそれが何なのかはよく分からない四駆と言うのだろうか
その大きな巨体がまるでゾンビどもから自分達を守るように壁になり後部座席のドアが開いた
最後の力を振り絞り後ろでへたり込む彼女を掴み上げその後部座席に飛び込んだ。

同時に意識を失った、疲れが絶頂に達していた、混乱が追い討ちをかけ、自分の体に休息を強要した。
失う意識の中彼らの声が聞こえる「傷は!」「ないわ!大丈夫みたい!」、、、「ならいい。」
車は軽快なエンジン音を響かせている、自分達は人間として受け入れられた。

518 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 18:50
衝撃で目が覚めた自分は今の状態を確認し始めた。
外は、薄明かりと共にのどかな田園風景が広がっている、どのくらい眠ってたのだろうか
その時前から声をかけてきた「起きたか。」
年は同じくらい25、6といった所だろうか、Tシャツとジーパンで格闘家を思わせる
筋肉がTシャツから伸びる腕に見て取れた。
「ああ。」疲れが溜まってるのか自分の声に元気を感じられない、「車の運転はできるか?」
彼が聞く「いや、免許持ってないんだ。」残念ながら持っていいなかった原付はあるが
どうせ車を買う余裕もない今は取る必要もないと思って免許は取っていなかった。
「そうか、、。」明らかに落胆の声で彼は答える。
「起きてられるか?」と彼「?」質問の意味が分からず答えに窮する自分に
「正直眠いんだ、昨日仕事が終わって会社を出たらいきなりこれだ、止めて休みたいんだが、
起きたら囲まれてるというのは御免だしな」
見張りか、自分は納得した「ああ分かった。ここいらなら見晴らしもいいしもう明るいから
大丈夫だろう、任せといてくれ」
大丈夫、、、いったい何が大丈夫なのか、夜があけうっすらと日がのぼり始めた外を
見ながら考えていた。
考えてる間に運転手は窓に頭を倒しこみ、スーと大きな深呼吸と共に眠る準備に入っていった。


519 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 18:58
ホームセンターまでまだかかるけど続けて(・∀・)イイ
初めて書くんでおかしな所は勘弁してください。

520 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 20:54
>>519

マターリと進行しましょうや。

続き ギボーン

521 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 21:43
静かだった、後部座席に三人前に二人、計五人、
前の二人は男性、後ろに乗ってるのは女性だ年齢も同じくらいだろうか
男三人に女が二人これが今の生き残りだ。
一緒に逃げてきた女性は後部座席の真中で隣の女性に持たれかっかって眠っていいる。

「名前も聞いてないな」少し笑いが込み上げた、住んで5年、顔も合わせた事がない
不思議だ、そう思いながら休息に尿意をもよおし始めた自分に気が付いた。
慌てて外に出ようとドアノブに手をかけた、「動かない」自分の手がまるでドアを
開けるのを頑なに拒否するように意思に歯向かい開閉を拒否していた。
驚きと同時に自分を叱咤した「ふざけるな!」歯向かう手に力を込めてゆっくりと
車のドアを開けた。
スーと静か冷たい外気が車の中に流れ込む、同時にあの血の匂いがムッと鼻に
付いた。

驚き慌てて周囲を見渡す、「いない」少なからず今自分達の周囲にはやつらは
存在してない、静かに外に出てそっとドアを閉じた。
血の匂いの理由が分かった。車には至る所に血がこびり付いていた、これが
何の血なのかは容易に想像できた。

522 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 21:44
尿意を満足させるため適当な所を探そうかと思ったが、
「怖い」そう、車から離れる恐怖が自分を留めた。
車を確認してみんなが寝てるの確認してジーパンのチャックを降ろした。
この際見られてもどうでもよかった、車から離れるその恐怖を考えると見られるくらい
どうって事はなかった。
しかし幾ら何でも道路に撒き散らす分けにはいかない、反対に周り田んぼの方で済ませるくらいの
羞恥心は残っていた。
チャックを戻し、車の前を回り反対に移動してチャックを降ろた時、ガチャ、
「!!」振り向くと同時にそこには申し訳なさそうに頭を掻きながら会釈するくったくのない
笑顔が助手席の方から降り立った。

もう一人の男である年齢は若い、おそらく10代だろう、多少ニキビ後の残る顔だが悪い顔では
ない利発そうな男前の部類だろう。
「僕も一緒にいいですか?」笑いながら自分と同じように尿意を満足させるためチャックを降ろした。

「何がどうなってるんです。」満足した彼はチャックを上げながら聞いてきた。
「ゾンビ」即答した。
馬鹿らしくも思えたが自分の中での結論はこうなっていた。
彼はきょとんとしていたが、ゾンビが何であるかぐらいは知っているようだった。
あの現状を説明するには暴動では無理だ、近年暴動などというもの事態が起こっていいない
せいぜいヤンキーと警官隊の小競り合い程度だ。
それをマスコミが面白おかしく煽って見た所で、今の日本ではあれが限界だろう、
それが、突然首都機能が混乱するような暴動が起こり、それが全国規模で起こるなど誰が
考える、考える前に無理である事など直ぐに分かる。
全国規模、どの程度の被害が出てるのだろう、明ける空を見上げながら想像する被害規模は
今の自分には分かりかねた。

523 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 21:48
車は走り続ける、田舎の国道が普段から空いてるのは分かるが、全く車は通らない
自己紹介はすんでいた。
自分 村上健二 26歳 一緒に逃げてきた女性は 上村涼子 22歳 
車に乗っていた男性は 田中隆二 26歳 立花竜太 18歳 
女性は 増田美香 24歳 
三人は会社の仲間らしい、休みを前にドライブをしようとしていた所、今回の異常な事態に
巻き込まれたらしい。
 
聞く話は自分の想像を超えていた、都市部などは殆ど戦争のようなありさまだったらしい
主要道路はやつらの格好の餌場と化していたそうだ。
車で逃げようと渋滞に巻き込まれそこを襲われるケースが頻発していた。
彼らはできるだけ裏道を抜けて都市部を抜け出し、車を走らせていた。
何度か囲まれはしたが、数はあまりなく、さすがに迷いはあったがそれらを突破するために
車は多くの帰り血を浴びる事になる。
都市部を抜け、自分の住む町に来た時も相当な数が町にいる事が確認できたそうだ。
隆二は続ける。
「正直恐ろしいよ、無表情で近づいてくる女や子供お構いなしに引き殺してた。
本当に彼らがそれなのか分からない、ニ、三人もしかしたら、、、、。」
蒼白になる彼の気持ちも分かる、自分も同じようなものだった、今だにあの感触が
手に残ってる。
上村涼子が助けを求めた時、とっさに近くにあった金属棒で、覆いかぶさる男の頭に
それを振り下ろした「ゴッキャ!!」鈍い音と共に男は動きをやめた、彼女から引きはなした
彼の顔面にその棒を付き刺した。
付き刺さる棒から伝わるあの感触、やわらかい物に無理やり突き刺さる感触
説明出来る部類の物ではなかった。

524 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 21:54
確かにゾンビもいただろう、だがあの男が人間だった可能性は本当にゼロなのか、、、

やめた、考えても無駄だった。
今更確かめるすべもなければ、あの時点での行動は間違っていない事ははっきりしている。
そう自分を納得させた。
それよりも、これからの事だ、いったい何処でどうしたらいいのか情報がほしい、
ハッ!とした。
「ラジオ」そう呟いた、田中隆二がその意味を汲み取り慌てて、ラジオのスイッチを入れた
彼らもこの混乱で正常な感覚を失っていた。
ザーーーーー、虚しく響くラジオを、彼はチャンネルを切り替え別の周波数に合わせて行った。


525 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 23:29
声が聞こえる、幸いまだ放送を続ける局が存在していた。
「、、、警官隊との、、、政府は、、、ザッ、、、」
隆二が周波数を合わせる、車の中は静まり返っていた。
「繰り返します。本日未明日本国内で大規模な暴動が発生、今だ拡大の一歩をたどっています。
警察は機動隊の出動させ鎮圧に乗り出して降りますが、今だ混乱は収まっておりません。
また現地の情報によりますと暴徒と化した民衆は、凶暴化しておりむやみに暴徒などへの
接触は硬く禁じられております。」
「また政府は非常事態宣言の発令も検討されておりましたが、その後の情報は入っておりません。」
「また自衛隊の駐屯地にも暴徒が押し寄せ、、、ザッ、、、発砲騒ぎが起こってるとの情報も
入ってきております。」
「住民には不用意に表にでず、自宅待機の方向で次の報告を待つように、、、」
「本当にこれでいいの!!」アナウンサーの声がヒステリックに喚き立てる。
「これじゃ死ねといってる様なもんじゃない!!」「国会の方からは何の連絡も入ってないの!!」
「何時間も経ってるのよ!!」「現地に行った人達からの連絡は?!!」

ラジオの向こうでも混乱が起こっている。
もう昼を回っている、すでに12時間以上が経っている。
これだけの時間が経っていて全く収拾の見込みない混乱が、苛立ちと、恐怖アナウンサーに
ヒステリックな行動を取らせている。

526 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 23:31
「政府が機能してない?」最悪の事態に陥ってるのかも知れない。
普段から当てには出来ない、そう知っていても今回のような
個人の力になんら解決の糸口がない以上、警察や自衛隊に期待するのが当然だ。
今回の場合い、TVの映像で見たように警察などは、全く無意味だろう、
本庁でふんぞり返ってるやつ等からすれば只の暴徒だ
発砲なんてさせて貰えるはずのない警察が、やつらの前に並んだ所でしまえば
ゾンビどもにとって、さしずめ食卓に並ぶビーフステーキの様なものだ、
被害は拡大し混乱が増すばかりだろう。

残るは自衛隊だがこれが動くには政府の許可が絶対だ。
その政府が何らかの理由で機能してない、、、何らかの理由、、、
諦めの心が自分の湧き上がった、たとえ自衛隊が活動できたとしても何処まで
出来るのか検討も付かない、もしこの混乱を収拾できるとしても直ぐにとは行かないだろう
その間は自分の力で生き残るしかない。

527 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/25 23:33
静かに座席に腰を落とすと、前方に町の様子が伺えた。
「町か?」隆二にたずねる「ああ。」軽く答える隆二はこのまま進むべきか
迷ってるようだ。
「進もう、それほど大きな町ではないし、突っ切ればいいだけだ。」
直ぐに隆二の迷いに返事を出した。
「そうだな。」彼も決断が早いその理由は直ぐに判明した。
「ガソンりんが残り少ない、迂回してれば確実に立ち往生する事になる。
この辺りが何処かも分からないし、やつらがどの程度潜んでるかも分からん
少なからず町の方が確実にガソリンを手に入れる事が出来る。」
「迂回した所で行く当てもない、車を走らせつづけるならどの道、補給は
必要だし食い物や休憩も必要になる。いいな。」
隆二はそう言ってアクセルを強く踏み込んだ。

528 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/26 01:20
町に入った、そう大きな町ではなさそうだがそれでも5、600人は暮らす町だろう
「周りを見といてくれ。」隆二がみんなに声をかけた。
車はやや早めのスピードで町を駆け抜ける。
ここも同じであった。
倒れたバイクや、黒焦げの車、ビルの壁には血などが飛び散っていた。
隆二は倒れた車や、放置された車を縫いながら街中をすすむ、
「裏通りには行かないんですか?」遠慮がちに立花竜太が尋ねる
「裏道りではガススタは見つからん。」隆二が答える。
「ないとは言えないがそれをのん気に探せるほどの余裕もない。ほら」
隆二は続け前方斜め右を顎でしゃくった。
すでにやつらが自分達に気づき、ゆっくりとこちらの方に向かってくるのが見えた。

どの方角からもやつらを確認できた。
昨晩とは違い明るい町並みの中に現れる彼らは、まるで窓越しから見るゾンビ映画
その物だった。

「あったぞ!!」隆二が叫ぶと同時に、みんなの目が一斉に前方左に立つ看板に
目が行った。
車はスピードを上げ車道を疾走する。

529 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/26 01:21
ガススタの前に来て愕然とした。
丁度ガススタの前にバスが転倒し入り口を 大きく塞いでいたのだ。
急ハンドルを切る隆二、振られる体制を何とか保ちながら見たものは
バスの裏側、丁度スタンドの方からやつらが現れたのだ。
隆二は車を止めスタンドに入れるか考えてるようだったが、
「無理よ、多すぎるわ。」美香の声で直ぐに車を発進させた。
スタンドからもその反対の方からもやつらはゆっくりこちらの方に向かってくるのが
確認できた。
たとえ行けたとしても、その間にやつらは増え続けるだろう、何十人もの壁を車で
突破できるとは甚だ疑問だった。
車は疾走する、残り僅かな燃料と共に。

町を抜ける事には成功した。
しかし問題はより深刻化している。
隆二は悔しさのあまりに無抵抗なハンドルに、その拳を打ち付けていた。

530 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/26 01:23
「どうする。」誰に質問するでもなく隆二は呟いた。
「進むしかない。」自分が答える。
どの道戻った所でどうにもならない、たった五人で武器も持たずあの町から燃料を
持ち出せるとは到底思えないからだ。
「進むしかない、もしかしたらこの先に別のガソリンスタンドがあるかもしれない。」
そう言うしかなった。
車は無言のまま走りつける。

「ガスン!」明らかに車の調子がおかしい、「ダメだ。そろそろ本当に無理かも知れない。」
隆二が沈痛な面持ちで呟く、「あれ見て!」その時後部座席の真中に陣取る上村涼子が叫んだ。
前方やや左、かなり向こうだが建物が見える。
「ガソリンスタンドかな?」立花竜太が疑問のように呟いく。
「行けそうだ、どの道あそこに行くしかない。」隆二がアクセルを踏みながら少し興奮
気味に叫んだ。

近ずくにつれその建物が見えてきた、三階建ての大きなホームセンター、
近年郊外などに多く立てられた、日曜大工、文具、雑貨、カー用品などいろいろ売っている
総合ショッピングセンターの様な物だ、食べ物や、衣類、ゲームセンター等も備え田舎などには
なくてはならない商業施設と化している。
本来なら客で賑わう時間、それが現状により巨大な無人ビルと化している。
いつもと違う事が、恐怖へと変わる。
車内は静まり返り、巨大な施設への恐怖がみなの心にある事がうかがい知れた。
「行くぞ。」隆二が決心したようにみなに言う。
すでにガソリンは限界だ、これ以上の走行は無理だろうあそこに行けば何らかの方法が
あるかも知れない、僕達はそう信じホームセンターに向かった。


531 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/26 03:04
ホームセンターの駐車場前でついに車が限界に達した。
隆二が何度かエンジンを掛けなおしてみるが、徒労に終わっていしまった。
「降りるぞ。」隆二は意を決してみなに行動を促す、同時に車内の全員が
覚悟してたように車から降りだした。

「やつらはいない。」自分が周囲を確認し、みなにも確認するように声に出して言った。
「行こう、今はいなくても次期にやってくる、逃げるにしてもとりあえずは車は動かない、
あそこに行って取り合えず安全の確保だけでも急がないと本当に手遅れになる。」
全員が足早にホームセンターに向かい、建物に入れる場所があるか確認した。
「前はダメだ、頑丈なシャッターが下りてる。」隆二が一通り確認して報告する。
「こっち!」裏手を見に行った竜太が声を上げた。
 
そこで見たものは社員が出入りするであろう扉の小窓が割られ内側から、
なに者かに補強されている扉が目に入った。

532 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/26 03:06
「すでに誰かがいるの?」美香が呟く、そう呟いた時ドアのノブが動き少し開けられた扉の
中から小さな目がこちらを覗いていた。
全員がギョッとしただろう、しかし中から出てきたのは幼い兄弟であった。
不安そうな目でこちらを見ているが、同時に大人に出会えた安心からか今にも
泣き出しそうな顔で「おじさん達だれ?」と兄の方であろう男の子が質問してきた。
「心外だなーまだ26だよ」などと考えていると
「僕達も逃げてきたの?」美香が逆に質問した、「お父さんが帰ってこないの。」
後ろのいた妹が震える声で答えた。
同時に泣き出す妹を庇うように兄の方が、「お父さんがここにいろって、
直ぐに帰ってくるって言ったのに、全然帰ってこないんだ。」そこまで言って兄の緊張が
限界に達し兄弟二人泣き出してしまった。

「お母さんとおばあちゃんとを迎えに行くって言ったまま帰ってこないんだ。」
落ち着きを取り戻した兄、良助が話した。
ホームセンターの中は電気が来ていた、どうやら自家発電、もしくはまだこの辺は
停電を起こしてないようだった。
電話は相変わらず普通になっていたのは残念だったが、何とか一息つく事ができた。
竜太のおばあちゃんが入院しておりその看病に行っている母親を父親が迎えに行ったまま
帰ってこないらしい。

妹の弓は安心したのか隣の長椅子で、すやすやと眠りについている。
人の声が聞こえたので扉を開けたそうだが、自分達に取っては大助かりでも今後は
危険である事を教えておくべきだと思った。
 

533 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 02:55
あれから三日、やつらはこのホームセンターに続々集まってくる。
簡単に脱出できる状態ではなくなっていた。
一度は、良助が外に出てしまう事態に見舞われたが、何とかみな生存する事に成功している。
ガソンリンに付いて色々話し合ったが、それを手に入れる事がどれだけ困難かが確認できた
だけだった。

この三日の間に手に入れる事が出来た情報といえば、相変わらずの混乱が続いてるという現実
だけである。
いや、もっとひどくなっていた。
政府は既に機能せず、警察機構は既にその役割を果たしてはいなかった。
各地の自衛隊が自主的に動きだしたとの事だがこれらも結局全体としての
活動ではなく、活動可能な部隊が個別に動いてる状態での行動であるようだ。

第一段階での失敗がすべてを崩壊させていた。
いまや国家としての機能それ自体があやしい状態に置かれてるのが現状である。
TVについては既に、すべての局で放送が終了していた、最後に行われた放送では
アナウンサーが
「都市部、市外、どこにいても同じです。危険に変わりありません。
みなさん生きてください、生きるために友人や家族、親しい仲間、彼らがもしやつらに
かまれ、傷つけられる事があったら迷いなく殺してあげてください」
「どんな方法でもかまいません、、、、頭を、、、頭を破壊するんです」
「、、、、、、、、それが、、、他に生き残る仲間のためにもなります」
「私には、、、私には、、無理でしょう、、、、、私はあなた達を襲うより
 襲うよりも、、、、、、人間として死にたい」
アナウンサーは冷静に言い終わると、ポケットから取り出した大き目のカッターで
その首筋を切り裂いた。
飛び散る鮮血をカメラは冷静に、はっきりと捕えながら放送は終了した。

534 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 02:56
誰もせめる事は出来ないだろう、いったい誰が愛する女性や妻、子供や肉親を
どれだけの人間が冷静に殺すことが出来るのか、いま生きてる仲間がやつらと同じように
なるとしてもだ。

「死にたい」、その気持ちはよくわかっていた。
しかし今確実に生きる可能性がある限り、自分は生き抜く事を考えている。
ここには必要な物はすべてそろってる。

「アメリカが救援に来ないだろうか」そんな話も飛び出した。
しかしそれはない、なぜならこの混乱が全世界規模で起こってると言う情報が
最後の放送前に行われていたからだ。

他の国が日本のように最悪の状態に陥ってないとして、
経済、生産、そのすべてが壊滅的なダメージを受ける中いったい誰が助けに来てくれるのか。

孤立した者それぞれがやつらと戦いながら生き残れたとして、、、、、。
生き残るだけだ、今出来るのはそれが精一杯だ。

銃が欲しかった。
映画のようにせめて銃器があればまだましだろう、この点はアメリカは日本より生存してる
人間は遥かに多いだろう。
それに「映画」
そう、あれが向こうでは有名だ学者や常識人には無理でもちょっと想像力のある人間なら
やつらの弱点を見つけ対応しているかもしれない。

やつら、「ゾンビ」どもはまさに映画と同じ弱点を持っていた。
頭部の破壊によりその活動は完全に停止するのが分かた。
良助が外に飛び出した時、自分達はそれでやつらから逃げ出す事が出来た。
同時に、火も極度に恐れる事も確認している。
「映画と同じ」それだけでもかなりやつらと戦う事が出来る、それだけで十分、
とは言いがたいがみんなの生存率はグンと跳ね上がった。

535 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 02:58
ホームセンターの一階の進入可能な所は完全に補強済みだ。
元々窓には鉄柵がそなえてあったし、センターには木材の販売所もあったので
それらは容易に行えた。
ただ一階裏の扉は開閉できるようにしている。
良助が拒否したのだ、父の帰りを待つ彼らに取ってそこを塞がれるのは
なんとしても許す事が出来なかった。
そのおかげで一度良助が外に出てしまったのだが、今は良助が簡単に開けれないようには
しているが開け様と思えば簡単に開けれるようにはしてある。
どの道すべてを塞ぐ分けにも行かなかったからだ。
逃げ道は必要である、一応裏の扉と二階の非常階段は中から簡単に開閉できるようにしてある。
三階と屋上は駐車上になっていたのでエレベーターの電源を切り、従業員の出入り口を
閉じればやつらの侵入は防げる。
自分達の生活は主に二階の休憩室に決めていた。
一階はやつらの壁を叩く音が一日中響いていたからだ、まだ二階の方がましであった。

休憩室の窓から見える風景は異常な光景だった。
既に腐敗の始まった死体がハエをたからせ歩きまわってくる。
内臓が飛び出し引きずり回しながら、哀願するように自分達に手を伸ばす。
眼球のなくなった顔をこちらに向け、まるで救いを求める難民のように、、、
しかしやつらは違う、やつらの求めるものは肉、そう俺達すべての、生きてる肉だ。

やつらは死んだ肉には興味がなかった。
竜太が肉やハムをやつらにばら撒いた事があった、一度は手に持つが匂いを嗅いですててしまう。
「贅沢なやつらだ」竜太が毒づいていた。

涼子の様子がおかしくなり始めていた。
限界なのだ、彼女は一日中二階の窓からやつらを眺めている、一度は彼らを刺激するのを
恐れ隆二と一緒に彼女を窓から引き離そうとしたが、わめき散らす彼女に観念して元に
戻してやった。



536 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 04:32
ニ週間、良く耐えたものだ。
情報は一切入らない、食料や水には困る事はなっかった。
しかし最近水の出が悪くなっている。
今まで出ていたのが奇跡のようなものだったので、水や電機については覚悟が出来ていた。

飲み水は元々センターの売り場の物だけを飲んでいたし、お風呂は入ってなかった。
飲み水で軽く体を拭くか、薬局に置いてあるパウダーシートなどで済ませていた。
さすがに頭は三日に一度シャンプーを掛ける事にはしていたが、それでも最小限の水で
済ませていた。

蛇口から出る水は怖くて使用できなかった。
主に水洗便所や植木に水をあげるのに使用していくらいだが、やはり本来あるものがなくなる
不安は大きかった。
それでなくてもこの状態を生き抜くストレスは、みなの心を確実に蝕んでいた。

537 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 04:35
涼子は悪くなる一方だ、最近では階下にいるやつらになにやら話しかけ時折
笑いを浮かべてる。
竜太もまた変化を起こし始めていた。
やつらを鍵竿の付いた棒で引っ掛けてはゲラゲラ笑いながら破損させる行為に没頭していた。

美香は率先してみんなの世話をしていた。
そうする事で責任感を奮い立たせ、平静を保とうとしているようだが
流石に疲れの様子はぬぐいされそうもなかった。
子供達も美香に一番なついており、妹の弓は何処に行くにも美香と一緒だった。
良助は隆二と共に行動する事が多く、彼もまた必死でこの世界を生き抜く知恵を学ぼうと
考えてるようだった。
隆二はそんな彼に格闘技などを教える傍ら、センターの売り場にあった無線の使い方を
必死で調べているようで、彼は今でもを抜け出す方法を模索しているようであった。

自分は主に奴らと戦う方法を考えていた。
ここに残るにしても、出るにしても、最悪の状態を考えいつでも対応できるように
して起きたかったからだ。
最初の夜自分の混乱が今だに忘れられない。
また同じように危険な状態に置かれたとして、あの夜と同じように混乱すれば
これはほど増えたやつらに対して、生き残る事は難しくなる。
それだけはなんとしても避けたかった。

それから数日後竜太が死んだ。

538 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 04:38
日課に拭ける竜太が窓辺にいたのを見たのが最後だった。
美香の叫び声で隆二と俺は二階の休憩室に向かった、そこには呆然と震える美香と
ゲラゲラと大笑いする涼子がいた。

「どうした!!」震える美香の肩を揺さぶりながら隆二が叫んだ。
弓はこの情景を遠くの柱に、隠れながら覗き込んでいる。
震える美香はスーと手で窓辺を指差す。

最悪の想像が俺と隆二の脳裏に浮かび上がる、それを確認する事に迷う二人をよそ目に
窓辺に飛びつく良助がいた。

「竜太兄ちゃん!!」

慌てた向かったその先にやつらに貪りつかれる、竜太が目に入った。
竜太の顔は笑っていた。
ボリボリ嫌な音が辺りに響き渡る、呆然と眺めるその光景にただ涼子の笑い声がまざり
現実をあいまいな世界にへと引きずり込んでいた。
竜太の笑顔は、全ての開放からの喜びに満ちていた。

539 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 04:42
暫くその場でへたり込んでいた。
みな何も喋る事が出来ずにいた。
ただ涼子だけがいつものように窓辺に座り、外を眺めながら何事かを呟いていた。

既に階下のいやな音は途絶え、次の食料を求めるやつらのノックだけがかすかに階下から
聞こえてくる。

落ち着いた美香が話す。
いつものように二人に食事を持って行く、その時には既に竜太の体は窓を越え
階下に落ちていく瞬間であった。
その横に立ちすくむ涼子、その光景が美香の最後に見た全てだった。

その日は誰もその場から離れなかった。
いったい何が起こったのか、階下に落ちた理由を知るのは、只一人涼子だけである。
誰もが竜太が落ちた理由が永遠に分からないという事が、今の涼子から伺い知れた。

翌朝から隆二は無線に掛かりっきりになった。
そのため良太は俺か美香が面倒を見る羽目になったが美香は弓の世話もあれば、
涼子の行動も監視しなければならない。
誰も声には出さないが、竜太の件に付いては涼子を怪しむ心がみなの心にあった。
しかし竜太の最後の状態では突発的に階下へ飛び降りた可能性も否定できない、
どちらにせよ涼子もまた、竜太のように突発的な行動に出るとも限らない以上
監視をするに越した事はなかった。

俺達はこれ以上失うことに、耐える状態ではなかった。

自然と良太の世話は俺が引き受けていた。
隆二は脱出を決意していた。



540 : :02/09/27 11:04
朝の楽しみが増えました。作家さん職人さん、ありがとうございます。


541 :隣町:02/09/27 13:00
いわゆる、引きこもりである。
案外日本中にこの手の青年はゴマンといるが、世間のイメージでは
少女拉致監禁、連続誘拐殺人、建物の床が抜けるほどのビデオテープ、
など分かりやすいサインと結びつけて考えられているため、
これほどまでに社会にはびこっているという認識がない。
10年前の「登校拒否」児童がいっさいがっさい引きこもり青年になっているのだ。

彼らの生き方をあざ笑うことは容易である。黙殺することもまた容易である。
そして、彼らのほうでも、彼らの生きる場所を見つけていた。
それはネットワークの中である。
チャット、掲示板の中で語る彼らは、時間というネットワーク活動の制限を
全く取り払うことができる点で支配者なのである。
そして、彼らは現実社会では体験できなかった人とのコミュニケーションを知り、
他人の心を感じ取り、そのありようは父母には到底理解できないものながら
豊かな人間性を獲得してきたのである。

ネットワーク社会は、暴言を吐けば排除される現実社会とは大幅に異なり、
知的能力と字面の迫力と時間が支配する世界である。
俄然、自我が肥大し、よくもわるくも現実社会よりも「人間的」であった。


542 :隣町:02/09/27 13:02
父母さえも、社会の不適格者と考えていた引きこもりたち。
じつは、現実社会であるからこそ存在する腐臭ただようバイオハザードから
完全に独立したネットワーク社会にいる救済の兵士として、
かれらは地球の神としての使命を持っている事実を、
まだ誰もしるはずがなかった。

543 :隣町:02/09/27 13:13
現実社会では、ネガティブな面が強調され、悪の代名詞のように呼ばれた
巨大ネットワークがあった。
毎日、とりとめもない馬鹿な会話が擬似的に営まれている。
そこでは日本語はその形骸を残す程度にまで破綻している。
しばらく様子をみなければ、話している相手の感情表現さえ
自分には伝わらない。「イタイって何ですか」とは有名な慣用句といえよう。
そういう世界はしばしば見受けられる。
戦前、日本帝国政府によって弾圧を受けた新興宗教「大本」では
エスペラント語の学習が行われていたし、
世界最大の宗教テロとなった現アレフ、オウム真理教では互いのホーリーネームが
漢訳仏教の用語ではなくサンスクリット語で発音されていたという。
このような、一見ばかげた習慣というものは、実のところコミュニティの
アイデンティティ形成に極めて重要な推進力を与えるものである。

このような性格を秘めた特殊なサイバースペースで、
いま、外界との接点が形成されつつあった。
「ホームセンターでなにかが起こってる・・・・」
サイバースペースにおける情報の伝播速度は他に類を見ない。
そして、虚実取り混ぜた目撃情報は、デジタルシグナルが形成した虚空の中で
肥大し、胎動し、そして何かが産声をあげた。

後お歴史でそれは「メサイアムーブメント」と記録されたものである。



544 :隣町:02/09/27 13:19
誰かが言った。
まず、ホームセンターにカメラサーバを置けと。

誰かが答えた。
かろうじて2台のカメラが設置できた。URL は XXXXXX ・・・・

そこでネット住人達が目にした世界とは・・・・・

そして誰かがいった。
これって、プレステ2?

ただの人びとなら、嘔吐し、失神するような映像も彼らには見慣れた世界なのである。
まさに極限状態に遭遇することを訓練された戦士だったのである。

545 :隣町:02/09/27 13:31
カメラの設置でどれほどの犠牲者がでたかは、知るよしもない。
URL を告げたコテハンも、あれからレスがない。
自宅の2階で孤立した環境において、接触感染などというものはありえない。
マスメディアも教科書も信用しない彼らは、ネット検索で得られた情報から
現実社会を再構成するという極めて特別な現実認識で生活する。
いまも彼らは自分たちの行動を決定づける書き込みを待った。
書き込みという刺激に対して、彼らはどのような行動をとるか、
それは彼らお互いにとってもわからない。
少なくとも、現実社会でがんじがらめになった人間ごときでは
到底想像の及ばないであろう行動原理をもった奴らばかりである。
そう。彼らは人智の及ばぬ新生物であるゾンビどもの活動に
拮抗しうるサイバースペースの啓示を預言することができる能力があるのだ。

誰かがいった、
人類が滅亡し、いよいよデーモンとデビルマンのハルマゲドンだ、と。

546 :隣町:02/09/27 13:47
物事を喩えたり、膨大なネットワーク資料を漁って類例事件を取り出すモルダー捜査官のように
オカルト板住人はかまびすしく発言するが、今回も行動力はなかった。

ひとびとの期待は、ある板に焦点を合わせ始めた。
ここでは当時の記録を原文のまま引用しよう。

one day, a certain bulletin board on a network,
it was on the verge of closing....

おっと、資料が1年古いものだったようだ・・・


547 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 13:52
間違いだらけですみません。
メモ帳に書いて確認してるつもりなんですがどうも見落としが多いようで。
一応気づいた間違い訂正しておきます。

532 竜太のおばあちゃんが入院しておりその看病に行っている母親を父親が迎えに行ったまま
   帰ってこないらしい。
   
   良太のおばあちゃんが入院しており、その看病に行っている母親と、入院しているおばあちゃんを
   迎えに行ったまま帰ってこないらしい。

536  電機→電気
漢字の誤字脱字も多いみたいですみません。
読みにくい箇所も多いでしょうがもう少しなので勘弁してください(・∀・)

548 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 13:53
数日後、バールを振り回す自分がいる。
何度も何度も振り降ろされるバールからは、言いようのないあの不気味な感触が
手に伝わる。
「グシャ」「ゴッ」
嫌な音が俺の耳にまとわり付く、それを終わらせようと一心不乱に何度も何度も、、、
みなれたセンターの中にはそれを待ち望む客のように、次々と俺の方に集まってくる。
足を掴まれる感触を感じそっと下を見る。
既に血色を失ない青白く変色した手が、俺の足首を掴んでいる。

伸びる腕をなぞるように目で確認していく、その先には無表情に口をあけ
待ち望んだ肉に食いつこうと忍び寄る女の顔が目に入る。

俺は後ろポケットに差し込んでいたプラスドライバーをそっと手に取り
彼女の頭部に一気に差し込んだ。
彼女の動きが止まる、返す刀で近ずく中年のこめかみにバールの一撃を加える。

笑っている、俺は笑っている。

大声で笑いながら俺は彼らの頭部にバールを振り下ろし続ける。


549 :隣町:02/09/27 13:55
ともかく、ネットワーカーたちは待ち続けていたのだ!

  リアルのホームセンターから落ち延び、

    彼らに向かってゾンビの「攻略法」を指示する現人神の出現を。



550 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 13:55
ハッとして目が覚めた。
大量の汗を掻き息荒く横になる自分に気づく、部屋を背に壁際で眠る自分を確認した。
「夢、、、、」
あの夜以来浅い眠りの中何度も同じような夢を見る。
階下からはやつらの壁をノックする音が微かに感じ取れる。
耳栓をはずしながら
「今何時だ、、、」
時計を確認しようと部屋の方に向く
「ビク!」
全身から一瞬血の気が失せた。
豆電球の明かりを背に人のシルエットが浮かび上がる。

「隆二か、、、」
ホッとしてうす明かりの中隆二の顔を確認しながら俺は時間を確認する。
深夜四時少しを過ぎた所だ、後一時間もすれば夜が明ける。
「どうした、、」
隆二の顔を見ながら問いかける。
「ちょっと来てくれ。」
小声になりながら隆二は俺に場所の移動を促す。
休憩室にはみんなが寝ている、最初は交代で見張りなどを立てていたが今では
それをする事はなかった。
やつらは壁を破壊する事はなかったし、補強された扉や窓は寝る前に念入りに確認する事で
済ませている。


551 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 13:57
隆二はこの数日、殆ど寝てなかった。
俺は彼が涼子達のようになる事を恐れていたが、それはないようだった。
しかし疲れは顔にハッきりと見て取ることができた。

「少し眠った方がいい」
そんな事を言う俺に
「いや大丈夫だ、それよりも早くここを出よう。
 いつかみんな涼子や竜太のようになる。
 お前や美香が涼子達のようになったら俺は、、、俺は、、、」
その気持ちは痛いほど分かる、自分にしても隆二や美香がストレスに負けて
涼子達のようになる事を考えるとおかしくなりそうだ。
子供達のためにもそれだけは避けなければなかった。

隆二についていくと別室に持ち込まれた無線があった。
ここ数日隆二はここで無線をいじり倒していた。

「ザー、、、」
「ザッ、、、ザッ」
「こちら、、、、陸上自衛隊、、ザッ、、、方面、、、生存者、、、すか、、ザザザ、、、、返事」

552 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 13:59
「!!!」
声だ!微かだがたしかに、それは人の声であった。
「つい先ほど入り始めた。
 徐々に聞き取りやすくなってる、たぶんこちらに近づいてきてるんだ」
そう説明する隆二の声を聞きながら、俺は無線から流れる男の声に聞き入っていた。
正直隆二が無線をいじり始めた時は無駄な努力だと考えていた。
無線の事は良く知らない、しかしそう簡単に生存者とのコンタクトが容易に取れるとは
考えていなかったのだ。
例え取れたとしてどういう意味があるのか、どのみちこのセンターから逃げ出すことは出来ない
向こうから助けに来てもらうのか?
どのみち向こうも大して変わらん状況だと俺は考えていた。
助けに来る余裕があるとは思えなかったし逆に彼らに助けを求められる可能性のほうが
多きい、そうなった所で今の俺達にいったい何が出来るというのだ。
出会った生存者を失う事は今の俺には耐えれる事は出来ない。
俺は意識的に生存者の捜索は行わない事を決めていた。

しかしだ隆二の行動は無駄ではなかった。
いやそれどころか俺達は元いた世界に戻れるかもしれない、無線からは確かに自衛隊で
ある事が確認できた。
「自衛隊が動いている」
それだけども何倍もの勇気が体から湧き上がるのを俺は微かに聞こえる無線を耳に
感じていた。

553 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:00
その間にも無線から聞こえる男の声は、ハッキリと聞き取れるようになっていた。
「、、、生存者の方は、、ますか、、ザッ、いたら返事をお願いします。」

「返事を!」
俺は興奮気味に隆二に叫んだ。
隆二は落ち着いて無線をいじりながらマイクを俺に手渡す。
俺は驚きながらもマイクを受け取りスイッチをいれながら、震える声で
「います」
それが俺の第一声だった、隆二がなぜ俺をここに呼んだのか分かるような気がした。
無線の向こうでは驚きの声が聞こえる。
いったいどのくらいの間生存者を探し続けていたのか、
もしかしたら殆ど見つけることも出来ずに虚しく探し続けていたのでは、
そんな事を想像をしながら微かに震える俺に、無線の男は落ち着きながら答える。

554 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:02
「こちら陸上自衛隊○○方面基地、生存者は何名でしょうか」
流石に訓練された人間である既に落ち着きを取り戻し職務の遂行に移っている。
「6人です」俺がすかさず答える
「了解しました。そちらの正確な場所はわかりますか」
今度はこちらが混乱した正確な場所は一度は調べていたが、この状況の中ハッきり覚えては
いなかったからだ。
「少し待って下さい」
混乱しながらもそう答えると同時に、地図の置いてある部屋に隆二と二人駆け出していた。
訓練されてる分けではなかった、二人は一緒に駆け出していた。
やつらに襲われる可能性にたいしては落ち着いて行動できる自信はあったが、
よもや自衛隊が助けが来るなどは微塵も考えてなかったからだ。
隆二にしても同じで自衛隊の救助の事など考えていなかったのだ。

俺達は必死に廊下を駆け抜けていた。
休憩室の前も遠慮なく駆け抜けみんなが寝ている事などお構いなしである。
それほど混乱し、嬉しくもあった。


555 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:04
隆二が地図を掴み元来た廊下を駆け抜ける。
俺はその後を追い、もう一度休憩室の前を駆け抜ける。
その時この騒動で目を覚ましたのか、良助が休憩室の窓から外を覗く姿が目の端に入った。
そして休憩室を抜け切る前に、俺は良助の叫びに似たかすかな声を耳にする。

「父ちゃん!」

ハッとして休憩室に戻ろうとした、しかし隆二が無線のある部屋を乱暴に開ける音が
俺の注意を引き、その時俺は自衛隊の救助に神経を捕らわれていた。

556 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:10
金融男はけっこう「客だぞ」って態度で威張るんだよね。超常連みたいだった。
「足、開け」これは女でなく、男に。支配人が両手、見張りが右足と左足担当。
「おい、そんなに開くな」けっこう迫力あるんだよ、金融男。見張りも素直に
聞くし。
「いいですか、すぐにバイブやディルドを使う人が多いようですがね…」
怯えきった女の足の間に座ると、金融男は、ソーッとソーッとほんとにソフト
に女を触り始めた! 最初は髪、耳からうなじのあたり、脇、脇腹・・・。
ビデオ回しながら「これぞテク!」と思った。最初、嫌悪感と恐怖でギャー
ギャー大声出した女の声が、だんだん小さくなってくの。まるで手術でもして
るみたいに、全神経を指先に集中して、「探して」るんだよ。
で、脇腹から尻のラインで、「見つけた」らしいんだよ。女の尻がピクッ!
と上がったんで、金融男は他の客に黙ってピースサイン(ここらがオヤジだよ)。


557 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:17
・・・で、20分で汗びっしょりになったんだけど、その女。凄いのは、男は
一回も乳首やマン○に触ってないの。近づいては離れ、近づいては離れ・・。
20分で「終了です」って支配人が言うまで、とうとう一回も触らなかった。
(正確にいうと「触るぞ、触るぞ」ってモーションばっかりかけて、女の哀願
する「目」を楽しんでたみたいだね)。

「もう固定はいいよ」って男がいうと、見張りが足を離して、支配人が両手
を話す。この時の映像は最高だよ! 女、放心状態で、肩とか腰とかクネクネ
させて、足とかもよじって・・・。しばらくして目を開けて、我に返ったよう
に両手で胸と股を隠そうとするんだけど、その自分の手の刺激に耐えられない
みたいで「ア、」とか言ってやんの。それを回りの男どもが無言で見てる・・・
これはエロい!

1、2分くらいして、やっと自我が戻ってきて、起き上がって背中丸めて後ろ向こ
うとするを、(見張りが独断で)膝かかえて、赤ちゃんのシーシースタイルでご開
帳! (後で聞くと例の金融男はかならずこれをリクスエストするんで、気をきか
せたみたい) 女、さすがに「イヤ! いやあ・・・」って、股閉じようとするん
だけど・・・照明もなれたもんで、スポット当ててね、ここだよ、金融男の見せ
場・・・「ほらね、女はポイントを触らなくても、こんなになるものなんですよ」。
でも、もうみんな、目ギラギラで、拍手する余裕もないのね。いつもの女なら、
もう観念してされるがままになるらしんだけど、今日のママはホントに経験があ
まりなかったみたいでさ、生れて始めて感じた、それを見られてる! ってカンジ
がアリアリと伝わってきて、「お願い、おろして、おろしてッ!」って、必死で
見張りの腕をほどこうとする、これがいつもより数倍の盛り上がりを呼んだって
て、あとで支配人が言ってたよ・・・。


558 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:18
30くらいの女が、羞恥心で大泣きするのなんてなかなか見れないよ。
支配人「さ、そろそろ天国と地獄を与えてやりましょう」
と言ったあと、女に「お前、オルガスムスを……イッたことないんじゃ
ないのか? 正直に答えろ」と凄む。
「わかりません! わかんないですう… おねがい、おろしてっ!」
スゴイでしょ? つまり、イッたことなかったってことよ。ああ、やたら
若く見えたのもそういう未成熟なとこだったのか。

支配人「聞きましたか? みなさん? この哀れな女に、生れて初めての快楽
の極致を与えてやりましょう! みなさんの見ている前で!」
女「おねがい・・・もうやめて。お金もう要りませんから。いくらでもあげ
ますから……やめて……」
支配人、今度はすっごい優しい声で「そんなことができないから、ここに来た
んでしょう……いいかげん大人しく…」で、部屋の隅に用意してあるトランク
を持ち出して、パッと開けると・・・そうだなあ、「100点セット」だよね、
責め道具の。実際に使用するというより、生贄に恐怖と期待を与えるためなん
だろうね、刃物とか)脈的に絶対ショーでは使えないようなものも入ってるんだ
よね。でも、この品ぞろえは参考になるよ。ムチやろうそくやロープ以外に、
羽ぼうきとか、小型の掃除機とかもちろん、電気マッサージ機も・・・。

女、それ見たとたん、黙っちゃって、目見開いて支配人に哀願するの。
この「目」だよ! これ見るために客たちは高い金払ってるんだよな。

したら、さっきの金融屋がまた出てきて、初めて女の股に指をソッとあてる
「!」女、腰を引く割りに、目をつぶっちゃって、フクザツな反応!
「こんなにキレイな愛液はひさしぶりだねえ、今日はまずは、ソフトに行き
ましょう。あと、マスター(支配人のこと)今夜はオールナイト、いいんだろ?」
支配人「皆様おのぞみなら」
金融男「どうです。一晩で、この女の顔つきまで変えてあげようじゃありま
せんか、本物の淫乱の顔に・・・・」

559 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:28
 馬鹿なやつが出てきたのでsage進行でおながいします。

560 : :02/09/27 14:30
>>559
同意。
このスレで最初の頃に叩かれてた連中だろうな
カチュ使いの方は透明あぼん推奨

561 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:40
>>556 (;´Д`)ハァハァ


562 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:43
その頃になると、男どもの顔つきも変わってくるね。もちろん
ビデオは男の方には向けられないんだけどさ、回しながら見てると、
客どもも、余裕なくなっちゃって、はやく目の前のエモノをもっと
追い詰めい、もっと哀願の言葉を吐かせたい、という欲望でギラギラよ。
面白いのは、そのギラギラぶりを他人にさとられまいと、空になった
グラスを傾けたり、わざとらしくニヤニヤしてみたり、意地らしいもんよ。

女の顔もちがうよ、黒木瞳っていったけど、最初のファミリーFAXのCMみた
いなおとなしい顔つきが、もう、逃げ場を失った小動物ってカンジで、肌
から淫靡なオーラが立ちのぼってるんだよ。これはビデオでは伝わらないな。


563 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:43
「後藤さん!(支配人のことらしい)」と、客の中では一番若い背の低い男
が手をあげて「次ぎいこうよ」余裕らしく言ってるけど、手が震えてるの
な。「では、いよいよ、ポイント責め可で、10万から!」ここからは傷を
つける以外はしたい放題ってルールらしい。思えば、あの金融男はサクラ
だったかも知れないな。いや、多分常連客で盛り上げ役なんだろう。
さっきまで互いに牽制して10万までだったセリ値が30万、40万、ついには、
20分で55万まで行った。落したのはやっぱりさっきの若い男。もう我慢の
限界なんだろうな。

せっている間にも女が「冷めない」ように金融男が肌にふれている。撫で
るというより、爪先でひっかいてるカンジなんだけど、もういちいちピクッ
となって、目をつぶって顔そむけてるんだけど、汗ビッショリになってる。
さすがに声はもらさないんだけど、必死の耐え方、ひさびさだよ、唇かんで
耐える表情って。かみ切っちゃわないか心配だったよ、アップで撮りつつ。


564 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 14:51
>>556のIP抜いてやったぞ

565 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 15:21
部屋に入ると隆二は、地図を広げここの場所を指差し俺に
報告を促していた。
俺はそれが使命であるかのようにマイクを持ち、無線の向こうで待ちわびる
隊員に静かに語りかけた。

「○○市○○町3丁目11-33番地○○ホームセンター○○支店」

必死で落ち着きながら俺は、自分の中で確認を取りながら無線に語りかけた。
一瞬の沈黙、、、、
その沈黙は何時間にも感じるような、長い長い不安と期待を俺の中に呼び起こしていた。

「確認しました」

「今からそちらに向かいます。こちらのヘリでは全員を一度には無理ですので
 本部からもう一台救助のヘリを向かわせます」
「三名可能ですので準備をよろしくお願いします。」

「救助が来る!」
俺は心の中で叫んだ、隆二にしても同じだろう。
このホームセンターから出ることが出来るとは、しかも自衛隊の救助だ。
ヘリでの救助、やつらの徘徊する地上ではなく空からの救助。

それがどのような困難を引きを越すかなどは、考えるか暇はなかった。
やつらから少しでも離れられられる喜び、訓練された自衛隊での救助だ
そこはうまく指示してくれるだろう。
俺は喜びのあまり隆二と抱き合った。
ダンスともいえない下手なステップを、生まれて初めて踏みながら
隆二と共に喜びを噛み締めあった。

566 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 15:23
「よし!まずは女性陣からだ」
俺はハッキリとした声で、隆二に語りかけながら歩きはじめる
男三人、女三人丁度いい、最初に女性陣を脱出させその後男性陣だ。
そう考えながらここ最近なかった喜びと使命感で、俺の心と体は10代の少年のように
軽やかに感じた。


廊下に出ると美香が何事かと心配そうに、弓を抱えながらこちらを覗きこんでいた。
俺達は足早に美香達の居る休憩室に向かいながら、心配そうにこちらを覗く美香に
「救助がくるぞ!」
興奮気味に報告する。
美香は声にならず輝きを取り戻した目で、俺達の報告への返事としていた。

「二度に分けるらしい、まずは美香と弓、それに涼子だ」
そういいながら涼子の方を見ると、彼女はこの騒動で目を覚ましたが、
特にどうするでもなく、いつものよう虚ろな目で外を眺め薄ら笑いをその口に浮かべていた。

567 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 15:25
20分、隊員が指示した時間だ。
もじき夜が明ける、既に外は明るくなり始めている。
美香は慌てて簡単な身支度と弓に小さなリュックサックを背負わしている。
ここに居る間、弓は美香のそばで一生懸命絵を描き続けていた。
みんなが外で楽しそうに笑いながらピクニックに行ってる絵だ。
この幼い少女もまた、必死で希望を捨てず生きる事に全力を尽くしていた。

壊れていく涼子や竜太を見ながら、彼女は自分の心をその絵の中に逃がし
守っていたのだろう。

一枚の絵が足元に落ちていた。
みんなが草原で楽しそうに明るい日差しの中食事を採っている。
それを拾い上げる。みんな居る美香や隆二、良助や俺も居る、涼子も竜太も、、、、

竜太、、、、寂しさが込み上げる。

弓が近づきその絵に手を伸ばす。
そっと渡してやる、少しの荷物は持って行ってもいいとの事だ
その時弓が笑った、
ここ最近彼女は笑顔を見せる事などなく、いつも無口に美香について歩く女の子であった。

568 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 15:26
軽い驚きに戸惑っていると
「みんなでピクニックいこうね」
弓が絵顔で語りかけた。
涙がこぼれそうになった、彼女は絵の中で守っていた心をようやく
現実に戻らせたようであった。
それが本来の彼女なのだ、この大人でさえ狂ってしまいそうな現実で彼女は必死で生き抜いた事を
その健気笑顔で証明して見せた。

俺は涙をこらえながら

「ああ、みんなで行こう」

力強く答え、彼女の頭をそっとなでてやった。


「良助が居ない」
その時美香の呟く声が耳に入った。

569 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 15:27
もう少しお付き合いくださいね(・∀・)

570 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:05
さて、若い男(っても40は行ってる)が手にしたのは、なんと、毛皮の手袋
だった! ちょっと以外だね、当然バイブかディルド、ひょっとして電気マ
ッサージ機かな、とも思ってたんだが(あとで聞くと電マッサージ機は個室
タイムまで禁止なんだって、簡単にイッちゃうからね)やはりツウの世界だ。

男は毛皮の手袋を右手にはめると、毛足の長い手の甲の方で、両手を真上
にのばして見張りの男からブラ下がってる女の頬へ・・・。あ、その前に
支配人に汗を全身の汗を拭かせた。毛皮が濡れると効果半減だからね。

「あ・・・あ・・・ンん・・」頬から首筋、首筋から乳房、乳首を通り
こして臍…尾てい骨のあたりの肉がグッ、と窪んだかと思うとちょっと
痙攣したりして、股には触れずにモモ、くるびぶし、足の指・・・。
足の反応が見事だよ。綺麗にペティキュアした足の指が開いたり、閉じた
り、たぶんマン○もそうなってるんだろう、と想像させる動きだよ。

おもむろに足を持ち上げると指を一本一本嘗め始めた。どうもこれが男
の「得意技」らしいんだ。「イヤッ、そんな…こ…と」なんだよ、この
トシになるまで足指も嘗められたことないのかよ・・・・。


571 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:05
目を閉じてた女が目をむいて男の方を見て、足をひっこめようとする
んだけど、男が両手で足首握ってるからどうにもならない。また内股
の筋肉がきしむように筋を立てるんだけど、この細さがそそります!

男は得意気に指をなめつつも、足の裏とか、甲とかをなでる。時に
は内股の、股関節のあたりを「揉む」カンジ。ぜったい性器には触れない。
これは勉強すべき技だと思ったね。女の足の指が反り返って、お、指ナメ
だけでイクか! と思ったあたりで、支配人が「10分ですよ」と静かに。

男は足を離すと、はじめてピンクロータを持ったね。で、「固定」して
いる見張りに、「今度は足を押さえて」とリクエストする。見張りはうつ
ぶせになるカンジで女の足首を押さえる。そこへまたがって男が、
「では、まず、一回めの絶頂をお見せします」一体、どうするんだ?


572 :556:02/09/27 16:06
もう少しお付き合いくださいね(・∀・)

573 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:10
>>556
がんがれ。

574 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:21
瞳ママ(女、でいいよ)女はあらためて拘束されたんだな。
いわゆるエックス形の拘束スタンドにさ。
で、二人めが、ローター持ち出したとこまで書いたっけ。
ところが、支配人が、その男といろいろ打ち合わせしたみたいでさ。
いわゆる「アプローチタイム」といわれる時間になったんだな。

まず最初に、例の電気装置持ち出して、女にうむをも言わさず首筋にあてた
「あああああ!」30秒くらいだったかな、悶絶して気をうしなったんだよ。
で、「黒」とかいわれてる、いわゆるスケコマシ系の、身長185くらいの、
チョコボール向かいを細面にしたような男が、登場して、拘束具を外して、
女を抱き抱えて連れてていった。客たちの前には100インチくらいのプラズマ
テレビが用意されてね、ここからしばらくは、覗き鑑賞ってことみたい。


575 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:21
別室の、フツーにフトンを敷いてある部屋に女を寝かせて、軽くゆすぶって
気をつかせる。
「黒」が「大丈夫? 君が気を失ったんで、ショーは中止になったよ」みたい
なことを言う。女は朦朧としながらも、安堵の色を見せた感じだな。でもまだ、
ちゃんと手だけは後ろに縛ってあるんだけどね。
女が意識がしっかりしないうちに、ちょっと気付薬みたいなのを飲ますんだけ
ど、ま、ちょっと強めのアルコールみたいな感じで、意識が戻りきらないらし
いんだ。
で、「黒」が愛撫を始めるんだけど、またこれが勉強になるよ!
長い長いキス、目をじっと見つめる、また長い長いキス。で、その下が目とか
頬とか、耳とか。あ、耳のとこは長かったな。何か延々と囁いてるみたいなん
だけど、それはさすがにモニターまでは聞こえない。
左手はずっと、髪とか首筋あたりを往復してるんだけど、右手がなかなか忙しい
のな! 乳首から臍、臍から太股。そうだね、途中で小説風に書いてたヤツの想像
の通り、そうとうのジラシテクだな。ホントにオマ○コには一切触らないんだよ。
そのうち、足首をもって上に引っぱる。


576 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:48
>>568続き
ハッとして周りを見る、美香、弓、涼子、隆二、みんな休憩室で身支度を終え
集まっている。
隆二に良助の所在を確かめる、
「いや、分からない」

美香に報告後俺は無線でこまかな指示を仰ぎ、隆二は脱出の準備をしていた。
美香や弓も同様で、美香は弓と涼子とその上自分の準備で手一杯だった。
良助が居ない、その時ハッとしてもう一度ある言葉を思い出した。

「父ちゃん」

無線のある部屋に向かう俺が聞いたあの叫びにも似た声、
俺は慌てて一階に駆け下りる。
その後を、遅れて隆二が走り出す。
裏手にあるドアに向かう、開いてはいなかった。

遅れて到着した隆二が、何事かと不審そうにこちらを見ていた。
隆二に説明しようとしたその時、

「ガガガ、、、」

嫌な音が聞こえた、俺は説明を求める隆二をよそ目に売り場に走り出した。
最悪だった。

577 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:49
正面シャッターが既に三分の一ほどあがっていた。
良助は知っていたのだ、その方法を何処で覚えたのかはわからない、
しかし甘く見ていた。
裏の扉は俺達には簡単に開閉する事は出来る。
しかし良助には開ける事が出来ないように、細工をしておいた。
まさかシャッターの開け方を知っているとは、俺達誰一人考えては居なかった。
一番頑丈な場所だ木材で塞いだり、荷物などを置いて塞ぐ事などしていなかった。

もっとも安全だと思った場所が開かれる。
開かれてしまえば、やつらにとってもっとも出入りの簡単な場所であり。
俺達にとってもっとも防ぐ事が困難な場所である。

考えると同時に俺は武器を無意識に探していた。
バール、手に取ると同時に駆け出していた。

「とーおーちゃん」

良助の悲鳴に似た叫びがセンター一階に響き渡る。
既にシャッターが半分まで上がっている。
そのシャッターをくぐり外に抜け出そうとする良助、俺は必死でそれを止めようとした。
外に出れば終わりだ、既にやつらはシャッターの上がる音につられ店の前に集まりだしている。
必死になる俺の足は、無造作に置かれた商品に気づかず、簡単に引っかかり通路にその体を
投げ出してしまった。

578 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:51
今にも飛び出しそうな良助から目が離せない、やつらの血だらけになった、白いTシャツが目に
焼きつく。
その時飛び出そうとする良助を抱え上げる男がいた。
隆二だ!

すでにやつ等の顔が上がったシャッターから覗き始めた。
やつ等の手が伸びる。
口を大きく開きながら、目の前にある二つの食料、生きた、そう血の通う生きた人間の肉だ。

隆二は咄嗟に、良助を庇った。
庇う隆二にお構いなく、青く変色した腕や、血の媚びり付いた手が良助の体を掴む。

隆二は必死で振りほどこうと努力するが、良助を腕に抱えたままでは分が悪かった。
青白い目の窪んだ女が、もがく隆二の肩に何週間も待ちわびていた、血の通う人間の生肉に
その白い歯をゆっくりとめり込ました。

「う!!」

その時初めて良助は、自分のした事が本当に理解できたようだった。
小さなうめきが俺の耳に入り俺は同時に叫びを上げていた。
「おおおおおおおおお!!!!」
渾身の力でバールを振り下ろす。
女の体は衝撃で一度下に下がり、隆二に持たれ掛かるようにゆっくり下に倒れ込んで行った。
口から隆二の肉片をぶら下げながら。


579 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 16:52
やつらが俺にも手を差し伸べる、もう一度渾身の力でバールを横に振り込んだ。
端に居た中年の女性もろとも、三人が横に吹っ飛ばされ、その体をセンターの商品棚に
倒れ込ませた。

隆二に掴み掛かる農夫のような男性に、バールの振りをお見舞いする。
「グシャ」
嫌な音と共に農夫のこめかみに一撃を入れる。
バールと肉の隙間に気泡のような血がブクブクと泡立ち、抜くが早いか鮮血が「ビュ」と
飛び出す。
隆二を掴み上げ、二回に逃走を始める。

やつ等がゆっくりとセンターに侵入を開始するその姿を、俺は駆け上がる階段から
確認した。

580 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:21
>>575続き
腰が浮くくらいのところで女の細い足を
180度近くに広げるんだよな。意識が朦朧としながらも「いやっ! いやあ…」っ
て、これは羞恥もあるけど、その夜聞いたことのない甘い声だった。これは、も
う、薬のせいか、「黒」のテクのせいか、気持ちを許しちゃってるんだってわか
ったよ。
で、また、足指ナメ(さっきのショーの中で、女の弱点とわかったんだな)。
なめながらも膝とか、膝裏とか、尻の方まで指がいく。で、足首からくるぶ
し、また足首、急に飛んで尻、腰、尻の穴・・・・。
「あっ… ダメッ! ダメッ・・・ハア・・んあ・・・」尻も弱点だったみ
たいだな。できるだけカメラにうつりやすいように、角度を変えて、ヒダ
ヒダを指で揉んだり、しごいたり、唾液を落してベトベトにしたうえで軽く
なぞったり。ビデオに残すにはいい場面の連続! 女の腰、いや、もう、肩
から脇腹から、痙攣しっぱなし。でも、ビミョーにイカせないんだよな。
そして、とうとう出てきたよ。交流式のバイブ。かなり微秒に振動が調節で
きるみたいで、もしかしたら特注品かな。
「黒」がまた何かえんえんと耳元でささやくと、女は
「お願い、そんなことやめて・・・」と、さっきよりもっと甘えるような声、
ありゃニュアンス的には「優しくしてね・・・」にしか聞こえないよな。
で、耳から首筋のあたりに、バイブをスッと押し当てたとたん、女は飛び上が
ったね。いや、ほんとに、腰ごと浮いてたよ。で、首をしかげるみたいに、
バイブを首ではさむみたいにして、
「あああン・・・・はあああっ」ってさ・・・。


581 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:21
ここで、なんと「黒」は女の縄を解いた。もう抵抗できないところまで追い
込んだと確信したんだな。直径5センチくらいの交流式のバイブを、スッと
首筋にはわせては離し、太股に押しつけては離し・・・乳首やクリトリスも
かする程度に接触させる。そのたび、女の腰が浮く、いや、飛び上がる。
「ん、んん、やあっ……」もう、女の瞳は潤みっぱなし。ホントの恋人に
だってしたことがないだろうって、甘えた目でジーッと黒を見つめるのな。
で、両手で首に抱きつこうとするたんびに左手だけで両手を押さえ込んで
のバイブ責め。ぜったい一カ所に10秒以上押しつけない。まるで何かを
測定しているように、正確に、迅速に体中をくまなく愛撫していく・・・。

次に何をするのかと思ったら、なんと、またバイブを手ばなして指先でなぞ
り始めた。後できいたら「黒」の別名は「生殺しの黒」だと。つまり、女が
イク瞬間を完全にコントロールできるらしい。もうこれ以上刺激すればイク、
という寸前で止める。見つめる、キスをする、ささやく・・・。
初めて「黒」の中指と人指し指が、いや、手のひら全体が女の股間に行った。
「ああっ! お願い・・・」という哀願を無視して、全体を包むように撫ぜた
だけ。
「ホラ・・・・見てごらん・・・」モニター越しに見ても手のひらテカテカよ。
指先を軽く振ると飛沫が飛んで見えるんだよ。
「・・・こんなに、濡れたことあるの? ねえ、どう、どうなの」優しい口調が
ちょっとずつサディスティックになるんだよ。
「ああん、やあ・・・お願い」黒の右手を両手でつかんで股間に導こうとする。
やっと黒が、ズボンのバンドに手をかけて・・・。


582 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:28
だからおまえのIP抜いてあんだぞ?
どういうことか解ってねーのか?
プロバイダから警察に連絡できるってこと。
世間では荒らしは逮捕されるヨーになってるの。

583 :オナニーKING:02/09/27 17:31
ちっ たまにおもしろい小説があがってると思ったらコレか
出来の悪いエロ話は他でやってくれ
漏れは活字中毒だが 駄作は読まん

584 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:34
いや、結構面白い
どんどんやってくれ
パンツ脱いで待ってます

585 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:38
>>582
>>583
煽りに反応すんなっつーの

586 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:41
>>585
おまえもだボケ

587 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:41
ちっ街全部だったら乱入できるのに、
まあROMってるからいいんだけど

588 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:54
>>579
いよいおクライマックスですね。
楽しみだ。

589 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:55
>>586
上げるなキティ

590 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:56
IP抜くですって。
こわーい(w

591 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:58
「イラマチオ」ってのは、まさにあれのことだよね。「黒」がタキシードの
ズボンから出したものは、カリもさることながら、「反り」が違うのよ。
グーンとバナナみたいに反っててさ。しかも、ヤクザらしくキチンと数個の
粒状のものが(最近は真珠とは限らないらしい)確認できる。濡れてないと
痛いだけらしいけど、ちゃんと濡れてたら、正常位で凄い所に当たるな、と
よそうできる「黒」のそれは、やはり商売道具だね、迫力だよ。

何も言わずに瞳ママの両手を引っ張り上げると、戸惑ってる口を乱暴にコジ
開けて、突っ込むと後頭部をグイッと押しつける。女はむせかえって、
「う・・ん、ゲホッ!」ってなってるんだけど、黒は容赦なく、髪の毛をつ
かんで「ちゃんとしろよ!」「もっと! 激しくだ!」指に力をこめると、
女の髪の付け根がひっぱられる、痛そう・・・。
それでももう「入っちゃってる」のね、女は両手で下の方から包み込むと、
必死になって吸いつきはじめた。頬がふくらんだり、へこんだり、そりゃ
もう激しいフェラだ。無我夢中、ってカンジ!
「よしよし、いい娘だ・・・」とかいいながら、黒が指を女の股間に。
やっとのことで、本格的にクリと襞を責めはじめる。三本の指に横に連続し
てはじいたり、かと思うと、クリの付け根を挟んで振動させたり・・・。
女はもう狂乱状態なんだけど、口にふくんでいるから声にできない。そのうち
口から外して「ああっ! イャッ! お願いです。お願い・・・・」
「何がお願いなんだ?」いよいよクライマックスだよ・・・


592 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 17:58
瞳ママ、30にもなろうってのに、ホントに生れて初めてのエクスタシーだっ
たんだろうな。汗に濡れたうなじ、そこに貼りついた髪の筋・・・目はすでに
涙が落ちかけるくらいに潤んでさ、股間も汗と愛液でテカテカ光ってるし。
「お願い・・・もう、もう・・・ああ〜」あんなに身持ちの堅いことで評判
だった美人ママも、完全に動物だよ。自分から「黒」に太股すり寄せて、腰
使ってるんだよ。黒はそれを完全に無視して女の頬を両手ではさんで、
「言ってみなよ・・・何だ? どうして欲しいんだ、ほら、言えよ!」
ちょっと「(言えないだろう? 恥ずかしくて?)」ってニュアンスなんだよな。
とにかく黒は「溜め」を作るのがうまい。このショー全体のポリシーなんだね。
言いながら黒は、立ち上がったまま、あの、長さ20センチはあろうかという
棍棒のような、先にいつくかの突起を埋め込んだ黒いのを、女の股間にスリつ
けてくる。襞や、クリをなぞったり、素股にしたり、突起を当てたり・・・。
「ああ〜! ああああっ! んあ〜あ〜! ヒッ アッ!」そりゃもう、セックス
なんかより遥かに淫猥な光景だよね。女の腰はガクガクなんだけど、それでも
イカない。寸止め! 寸止め! でまた、愛液を手で腹や胸に塗りたくる・・・。
「こんなにしやがって、まだイッてもないくせに・・・」黒の声はさらにサディ
スティックに・・・。


593 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:01
>>592
エロキティ必死だな(w

594 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:07
>>592
だからスルーしろって

595 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:10
>>592
エロ小説板逝けよ。
色情厨房!!

596 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:10
【エロ基地】ゾンビスレ攻防扁【仕切り屋】
ここはエロ小説VSゾンビ小説の攻防戦を鑑賞するスレになりました

597 :通りすがり:02/09/27 18:12
無視すりゃいいのに・・・。

598 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:15
>>596
だから上げるなって言ってんだろーがチンカス!!
オマエみたいなのをチンカス野郎って言うんだよ。



599 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:16
>>597
エロ基地の自作自演だろ(w

600 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:19
ゾンビの大量発生を察知した政府は、問題の
一斉解決をはかるため、ゾンビがいる地区に
核爆弾を投下した。
これにより、主人公たちは一瞬にして絶命した。

GOOD END


601 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:21
>>600
アホの人ですか?

602 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:22
ageてる奴は全員エロ基地とみなす

603 :600:02/09/27 18:23
おいおい、俺はエロ小説書いてないぜ?
楽しみにしてるけどな(w

604 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:24
>>600
それってバタリアン・・・

605 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:28
>>602が言わんでも分かりきったことだよ。

何のことは無い。>>506の話があまり上手なんで
嫉妬と羨望ごちゃ混ぜで、荒らしてるんだよ。

エロ基地は根がエロだけなら、まだ救いようがあるが
性根まで腐れ切っってはお終いだな。



606 :金井田&rlo;~~~~-y(  -ω- )&rle; ◆kANEI.DA :02/09/27 18:29
>>600
まあ、必死にゾンビから逃げ回った挙げ句、
追いつめられて、体をバクバクと喰われるよりは、
核爆弾で一瞬で死ねた方が楽かもしれないと思ってきたですよ。

・・・・続かないけど。

607 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:30
エロ基地共必死だな(w

608 :程よく荒れてきたね:02/09/27 18:32
その夜、はじめて見た時、瞳ママ(以下女)は車一台買えそうな着物を着て、
緊張とこういう集まりに対する嫌悪感と恐怖で表情が固まっていた。これか
らせいぜい、男たちの前で裸になって、しばらく我慢すれば解放される、と
思ってたみたいなんだな。
たった2時間だよ。別の個室に連れていかれたと言え、その夜、はじめて会
ったことには違いない「黒」のテクニックで自分で腰を振って男の棍棒に自
分のを擦りつけるまでになっちまったんだ。
黒が女の腰の動きを両手で押さえる。
「やめろ。毛がすれて痛いんだよ! 腰を動かすんじゃねえよ!」
「んん・・・いやあ。あ、あ・・・・」
女は黒の胸にしがみついて、必死に目で訴えてくる。黒はちゃんとその表情
がモニターに移る位置に移動している。声もバッチリ聞こえる。ああ、ホン
トに、生で見たかったなあ! 生で見てたら、あの表情、あの声だけで射精
しちまったかも知れん。
「ああ、じゃわからないんだよ! どうして欲しいんだ、ちゃんと口にして
みろよ」黒は女のか細い両手首をつかみ、女の尻の前まで力づくで下ろした。
女は口をパクパクさせながら黒の肩にアゴをつかえて、また腰を動かし始める。
「あ・・・ん、お願い、お願い・・・ねえ・・・」そして黒の思い通りに事は
運ぶんだな。


609 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:33
・・・俺はモニターで見てただけなんだけどさ。100インチくらいの画面
だったから、女(瞳ママ)の前進の汗までハッキリ見えたね。ねっとりとし
た、まるで匂いがしてきそうな、メスの匂いのしてきそうな玉のような汗。
前進を小刻みに震わせながら、必死に目で訴える女。その顔(アゴ)を肩に
のせる黒・・・。さらに背中から腰、腰から臀部のあたりに両手の爪をは
わせると、ビクッ、ビクッと全身が跳ねあがる。
黒の顔は向こうを向いてるんでよく聞き取れないんだけど、
「……どうしてほしい? どうなりたいんだ? 言ってみろ…叫んでみろ…」
みたいなセリフをささやいてたんだと思うな。
唇をかみしめて熱に浮かれたように「お願い…お願い…」を繰り返してた
女が、とうとうたまらなくなったみたいで(全身に爪を這わされたことが
相当効いたみたい。また性器や乳首には触れなくなったからね。拷問だよ)、
「何でもします。何でもするから! してくださ!」
「して、じゃわかんねえんだよ(ドスのきいた声)。何をするんだよ、ああ?」
「入れて! 入れて! 入れて! ……おち○ち○、ち○ち○入れてェ!」
「何上品なこと言ってんだよ」
(ここは定番の言葉攻めだな)


610 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:34
削除依頼出してきました

611 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:36
    / ̄ ̄ ̄ ̄\
  /     ●  ●、      _____
  |Y  Y        \   /
  | |   |        ▼ | <エロ基地とっとと死ねよ
  | \/      _人.|  \_____
  |       ___ノ
  \    ./
   | | |
   (__)_)


612 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:37
エロ基地応援age!!

613 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:39
>>612
    / ̄ ̄ ̄ ̄\
  /     ●  ●、      _____
  |Y  Y        \   /
  | |   |        ▼ | <オマエも死ね
  | \/      _人.|  \_____
  |       ___ノ
  \    ./
   | | |
   (__)_)

614 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:39
>エロ基地
おまえ最初のほうでショタネタずっと引っ張ってた香具師だろ
ストライクゾーン広いんだな(プ

615 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:44
う、、どうしよう続き書き込んでいいですか(・∀・;)

616 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:44
AAとか貼るのもよそうよー

617 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:45
>>615
書くな!エロ基地逝って良し!
で、帰ってくるな!

618 :506:02/09/27 18:51
>>617
いやゾンビものの続きです。(・∀・;)
えーとずいぶん下にあったし、みんな書き込んでなかったんで
書いてみたんです。
途中でリレー小説な事忘れて夢中で書いちゃったので最後まで書こうと
、、、、ううどうしよう(・∀・;)
トリップ付けた事ないし、どの道読んでる方少なそうだったのでsageで
書き続けてたんですが、、、


619 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 18:57
エロなしなら修正できるエロは途中で打ち切りにすればよろしい

620 :506:02/09/27 19:03
>>619さんの同意も得られたようなので・・・

「おちん○ん、なんだそりゃ! チン○だろう! チン○欲しいだろう!」
黒の声はいかにも慣れた口調で、女の羞恥心を一番刺激するようにリズム
を持って繰り返される。つまり、女が我に返る「間」を取るんだね。
「・・・・チン○・・・」
「え? 聞こえねえよ! (髪をつかんでカメラの方に向ける)聞こえねえ
んだよ! もういっぺん!」
「・・・チン○・・・・チン・・・」
「どうして欲しいんだ? ああ? 今、どうして欲しいかちゃんと言え!」
「・・・・チン○! チン○! チン○! 入れて、入れてェェ・・・」
「どこにだ? 誰の、どこにだ?」
「ワタシ・・・・の・・瞳の、ヒトミのオマ○コに、入れてェェェ・・・」
「目を開け! 瞑るな! 俺の目を見て、はっきり発音するんだ!」
この時の表情もサイコーだよ。俺、このビデオ持ち帰って、何度ここを
制止画にしてオナニーしたかわかんねえよ!
「(黒の目を見ながら)(カメラの正面から30度くらい斜め下)お願い・・・
瞳のオマ○コに、チン○・・・・チン○を入れて・・・イカせて・・・」

黒はニヤッと笑った。そして、「ヒューッ!」と大きく高い音で口笛を
吹いた。
途端に! 二人きりだった部屋のドアが開いた・・・・


621 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/27 19:10
   モル━━━━(゚∀(  *  )━━━━!!!


622 :銅鑼衛門:02/09/27 19:11
あんだ?このスレ?

623 :506:02/09/27 19:12
sage進行で・・・

624 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 19:17
こうかな?

625 :506 ◆x8mzjFvY :02/09/27 19:20
テスト

626 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 19:20
>>579続きです。
階段を駆け上がり、二回の売り場を走りぬけ、俺達は美香達のまつ休憩室に急いだ。
隆二の後ろを追う俺は、悔しさでバールの持つ手に力が込められるのを感じた。

隆二の肩はごっそりの肉が食いちぎられていた。
鮮血が背中一面を覆っている。
その向こうに呆然とする良助の顔が、目線も虚ろに遠くを見つめていた。
良助をせめる事は出来なかった。
彼は待ち続けていたのだから。
帰るといった父を、彼は待ち続け、信じ続けていた。
そうする事ので自分を保っていったのだろう。

本当に外には父親が現れたのかは分からない。
今それを確認する事は出来ない、そんな時間もなかったしする必要を俺は感じなかった。

彼も限界に近い状態だったのかもしれない、限界に達した彼が、望む者を
無意識に外に見出しただけかも知れない。

627 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 19:21
売り場を抜け、途中ある観音扉を俺は咄嗟に最後の砦だと思った。
鉄製の扉は売り場と、休憩室のある社員用区画とを分ける最後の扉だ、
休憩室には立て篭もれない、ベニヤの簡単な作りの扉ではやつらに簡単に破られる
あの扉が最後の砦なのだ。

そう決意した俺は、隆二と良助が扉をくぐり、後に続いて全力疾走で走り切
扉の鍵を掛けた、扉を閉めるその時、その隙間から二階の階段を上がり切るやつらが確認できた。

ここに来る事ははっきりしていた。
俺はそこいらにある商品やダンボールを、扉の前に投げ捨てるように積み上げていく。
必死にながらありったけの物を投げつけるように積み上げる、
その音に混じり扉を叩く音が聞こえる。

足が震えた、足だけではなく前進が恐怖に震えあがっていた。
「こんな、、こんな事で!!」
うなるように俺は両足で廊下を蹴り込んだ。
想像できる範囲を超えていた。
頑丈に補強された扉やドアは確実にやつらの侵入を防いでいた。
食料もあり水もまだある、危険はもっと先だと思い込んでいた。
しかも救助がもうすぐやってくると言うこの時に、こんな事でやつらの侵入を許すとは
思ってもいなかったんだ。

「いそごう」
誓いに似た感情が俺の心に渦巻いていた。

628 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 19:22
休憩室に戻ると長椅子に倒れ込む隆二とそれを看病する美香が居た。
良助はおびえの為か放心状態だ、それを心配そうに眺める弓、
いつもの場所で薄ら笑いを浮かべる涼子。

現状をすばやく説明する。
あの扉が破られた場合の事も話しあわなければならない。

その時無線が鳴り響いた、
「上空に到着した。様子が変だが現状を説明してくれ」
隊員の声は冷静でも、戸惑いは隠せないようだ。
俺はマイクを取り上空に居るであろう、救援者に今の現状をつぶさに伝えた。
既に一階二階はやつらに進入されてる。
扉がどの程度まで持ちこたえるか分からない。
それだけ伝えると

「了解した。地上駐車場は着陸は不可能だ。ゾンビどもがうじゃうじゃしている。
 屋上駐車場にはゾンビどもは確認できない。屋上に出る事は可能か?」

ゾンビ、自衛隊の隊員からはその単語が連発されていた。
彼らがやつらの存在を、ゾンビとして受け入れている事が確認できた。

629 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 19:24
「子供二人に女性二人何とか乗せれないか!?」
俺は叫ぶように隊員に質問をぶつけた。
戸惑いの沈黙が、無線越しに伝わったが彼らの反応は早かった。
「了解した。多少窮屈を強いるがなんとかなるだろう。」
状況をとっさに判断し返答してくる。

扉が突破されるのは時間の問題だ、時間稼ぎは出来ても
次の便まで持ちこたえる事が出来るとは言い難かった。
ならばせめて多くを今の便で運んでもらうしかない。
そう思いながら、隆二の方に目を向けた。
隆二の顔は笑っていた。
自分の判断を認めてくれているようだ。

「よし!」
時間を無駄には出来なかった、決断と同時に行動を起こす。
美香にしたくを済ませた弓達と屋上に行くように指示する。
売る場にあるエレべーターはもう使えない。
残るは非常階段だ。

630 :506 ◆x8mzjFvY :02/09/27 19:26
・・・ドアが開いて入ってきたのは、さっきまで最初の部屋にいた
客だった。3人ともアブラぎったオヤジどもで、一人はちょっと醜い
くらいに太ってたね。印象としては不動産屋か株屋のオヤジかなあ?
女は最初、何がおこったかわからない様子だったよ。まあ当然でしょう
もう自分がどこにいるのかも忘れて、黒とプライベートにセックスして
ると思い込んでたみたいだからね。
黒が「お待たせしました。では、一番の方はどちらですか?」
あの株屋っぽい太ったオヤジが返事もせずに手をあげた。
「いかがしますか? ツーショットをお望みでしたら・・・・」
「い、いや、いいよ、一緒で」ボソボソっと、もう全神経が女に集中
して他のことはどうでもいいって感じだ。
「では、どうぞ。もう、どこを触っても、何をしてもイク寸前の状態
ですから・・・」
太った男は矢も楯もないというふうでベルトをゆるめ、黒や後の二人
のことなど気にせずに自分の肉を引き出した。腹はでてるんだが、ちゃん
とカメラに映るんだからけっこう巨根だったかも。あと、なんとなくだけ
ど細工(真珠か?)がしてあるようだったね。さすがにモニターじゃはっき
りはわからない。
黒が女を腕から離し、床ゆっくり寝かせようとするところで、やっと女も
自分の身に何が起こっているのか悟ったみたいだ。男が近づいてくると、
怯えきった声で
「…い、イヤッ! イヤーーーッ!!」


631 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 21:01
時間がない、焦る心を抑えながら俺は脱出方法を簡単に説明する。
建物にある非常階段は二箇所、そのうち一つは売り場にあるため
最初から脱出路としては考えてはいなかった。

残る非常階段は社員用区画に扉があり、そこから直で外に出る事が出来る。
屋上まで延びる階段を使えば、簡単に屋上に着く筈だ。

非常階段の一階には、防犯のための扉がある、やつらの侵入はそれで防ぐ事が出来る。
屋上にも同じ扉が付いている。

「鍵、、、」
俺は呟いていた。
一階、三階、屋上、その三箇所には防犯用の扉が付いている。
チェーンが巻かれ鍵を掛けられたそれを開けるためには鍵が必要である。
「一階だ、、、、」
うなるように呟く、良助が一階の正面シャッターを開けるのに使用したままだ。
鍵をさしスイッチを押す。
シャッターはそれで開く、鍵の保管場所を良助は知っていた。
ついてまわる、良助にお構いなしに俺達は、鍵を使用し戻していた。
鍵は一束に保管されていた倉庫の鍵やエレベータの鍵、特に疑問もなくそのまま使用
していたのだ。
その後の良助は試行錯誤か元々知っていたのか、一階のシャッターを開けてしまった。

632 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 21:02
美香は一通りの説明を受けると、呆然と隆二を見つめる良助を抱え、
もう一方の手で弓の小さな手を握り締め、次の指示を待っていた。
一緒に行くしかなった。
どのみち涼子を屋上に連れて行くにはもう一人居る。
俺はチェーンを破壊するため、扉の前に放りだしたままのバールを取りに行った。
バールを手に持ち休憩室に戻ろうとした時、俺の後ろからはドアの軋みが聞こえてきた。
扉の向こうにどのくらい集まっているのか、鍵を掛けた扉は大きく揺れながら
ギシギシと悲鳴を上げていた。
「長くはない」
いい加減に詰まれたバリケードは、揺れる扉に押され散乱して意味をなさなかった。

バールをベルトとジーパンの間に挟む、動きにくいが今は両手が必要だった。
隆二は涼子を運ぶ手伝いは出来ない、美香も良助や怯える弓のために必要だ。

633 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 21:03
休憩室に急ぐ俺は、美香に非常階段の扉の前で待つように指示を出し、涼子を連れ出すため
彼女の特等席に向かう、彼女の肩に手を置くと同時に

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

絶叫が休憩室に響き渡る。
錯乱する彼女を無理やり窓から引き離し、引きずるように非常階段に向かう。
今の彼女はとても女性とは思えない力で反抗している。

気を抜けばすぐにでも逃げ戻ってしまうような彼女を俺は必死に引きずり
非常階段に向かおうとしていた。

廊下に出る。
彼女の絶叫は鳴り止まず、廊下全体にも響き渡っていた。
それに触発されたやつらがより大きな軋みを鉄の扉にあげさせていた。
ギシギシ軋む扉からやつらが一瞬覗き込む、ギシギシいつ止め具がはずれドアの向こうから
やつらが押し寄せてくるのか検討も付かない。

634 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 21:03
彼女の絶叫がやんでいた。
不気味に扉の軋みだけが廊下に響き渡る。
笑っている、、、彼女は扉の隙間に垣間見えるやつらに笑顔を振りまいている。
不気味な扉の軋みがリズムをかなで俺の心に恐怖を植えつけていく。
「痛ッ!!」
その時俺の腕に痛みが入った涼子を抱え込む腕に20センチ程の傷が浮かび上がる。
生暖かい血がその傷口から静かに溢れ返るその光景を、俺は呆然と見詰めていた。

彼女の爪が俺の腕を引っかいたのだ、女の爪がまるで刃物のように
俺の腕を切り裂き鮮血を生み出させていた。

迂闊だった、束縛の緩んだ腕から彼女は逃げ出していた。
逃げ出すと同時に駆け出していた。

元いた場所では無くあの不気味なリズムを奏でる鉄の扉へと。

635 :オナニーKING:02/09/27 21:31
ああ・・・涼子タソ・・・・

636 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:08
「やめろーーーーーーーーー!!」
俺は腹の底から叫んだ。
涼子を追うのにも、躊躇する事はなかった。
しかし涼子はその時すでにドアのまじかにまで迫り、俺の行動が
到底間に合わない事を自覚させた。

「ガチャり」

これだけ離れた距離で、俺はその音をまるで耳元で聞いたような錯覚に襲われた。

最後の扉がまるでスローモーションのようにゆっくりと彼らを導きいれる。
彼女に掴みかかる腕は、俺達に掴みかかった数の比ではなかった。

押し倒されるように倒れる彼女、ゆっくりとこちらに最後の顔が向けられる。

笑っている。

彼女の笑顔は竜太と同じ開放の笑顔で満ちていた。
倒れる彼女に覆いかぶさるやつらが、彼女をこの現実から解放した。

637 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:09
俺は迷いなく休憩室に飛び込んだ。
横になる隆二を担ぎ上げ、休憩室の出口を飛び出した。

本来なら隆二を簡単に担ぎ上げる事などできないだろう。
しかし今の俺には可能だった。

緊急時における人間の潜在能力の解放が、今俺の中にも起こっていた。

廊下に飛び出す俺は迷いなく非常階段に向かった。
後ろで奏でられる死の開放音楽は、今の俺にはなんら恐怖を与える事はなかった。

扉の前に立つ美香達に
「行くぞ」
一声掛けて非常階段の鍵を開け扉を力強く押し開けた。
ひさし振りに嗅ぐ外の空気が心地よかった。
二階に位置するこの階段にはやつらの腐敗臭はなかったのか、もしくは既にその匂いに
なれてしまっていたのかもしれない、ただ打ち続ける風が心地よかった。

638 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:10
屋上からヘリの音が聞こえる。
廊下から新鮮な肉を求めるやつらの足音がゆっくり近づいていた。

鍵は掛けれない、次期やつらが扉を開けるか破るかしてこの非常階段にもあふれ出す。
急ぐ俺達にヘリの音に混じり銃声が聞き取れた。

三階を抜け屋上に向かう、その時もう一発銃声が響き渡った。
今度はハッキリと聞こえる。

やつらが屋上にも来ている。
一階の車の出入口には小さな柵が掛けられてあったが、それこそ申し訳なさそうな小さなやつだ。

音につられたやつらが柵を破るのは当然と言えた。

急ぎ屋上に出る。
屋上にある車の出入口からは続々とやつらがやって来る。
「急げ!!」
こちらに気づいた隊員が叫ぶ。
もう一度発砲する、もんどり返るやつらが見える、一発でやつらの頭部を破壊する。
訓練された人間だ、迷彩服に身を包むその姿は自衛隊である事がはっきり分かる。

639 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:11
俺は担ぎ上げてた隆二を降ろし、扉に付いたチェーンを確認する。
「そんなに太くはない」
俺は確認すると同時にバールを振り上げチェーン目掛け振り降ろす。
一回、二回、、、、、三回!!

チェーンはビクともしない、、こんな所で終わる訳には行かなかった。
階下で物音がする。
「扉が破られた!」
焦る俺に蒼白な隆二が言う
「貸してくれ」
言うが早いか隆二は俺の手からバールを奪い、最後の力で振り上げ、渾身の力で振り下ろした。

「ガシャーン!!」

破壊音と共にチェーンが粉砕され扉が開いた。

640 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:13
開かれた扉から美香達がヘリに駆け出す。
俺は倒れかかる隆二に肩を貸しヘリに向かい歩き出す。

「置いていってくれ」

隆二は呟いた。
俺は返事をせずに進み続けた。

「どのみち五人は無理だ、誰かが残らなければならない、
 俺はここに残る。」

静かに語りかける隆二の言葉を無視する。
銃声が立て続けに起こり、やつらが発砲の数だけ倒れ込む。

外で銃を発砲していた隊員が美香達をヘリに乗せるのが見える。
発進のため操縦席で待つ隊員がこちらに気づき悲痛な顔を浮かべる。

641 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:14
美香たちを乗せた隊員が俺に声を掛ける。
「やられたのか」
それが何を意味するか知っている顔つきである。

「こいつを乗せて行ってください。」

隆二が沈黙を打ち破り語り始める。

「乗りなさい」
隊員が俺に向かい諭すように語り掛ける。
時間の猶予はない、既に前からも後ろからもやつらがやって来る。

「行ってくれ、、、美香を頼むよ、あいつ本当は弱い女なんだよ、、、」

隆二は俺の肩から無言で離れ迷う俺をそっとヘリの方に押しやった。

「いずれ俺は奴らと同じようになる。
 最後くらい人間として見送らせてくれ。」

深く息をしながら隆二は最後になる言葉を語った。
操縦席の隊員が急ぐように叫ぶ。
呆然とする俺をよそ目に隊員が腰にぶら下げた銃を軽くいじり隆二に渡す。

「引き金を引けば玉が出る。」

そう言うと隊員は、俺の肩を掴みヘリに向かわせた。
俺はおとなしくそれに従った。
隊員から渡された銃がどういう意味なのか分かったからだ。
本来自衛隊の武器を民間人が持つ事はないだろう、ましてや自衛隊の隊員自ら渡す
事など考えられなかった。

642 : ◆/mVzI6b6 :02/09/27 23:16
ヘリが静かに上空へと飛び立つ、美香はうつむき泣いていた。
弓は泣きくづれる美香に最後までしがみついていた。
良助は只呆然と前を見続ける。


屋上に立つ隆二は笑顔で手を振っていた。


そして、ホームセンターはぐんぐん小さくなっていった。



銃声が聞こえたような気がする。


彼は最後まで人間として生き、人間として死んでいった。



ーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーーー


643 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/28 00:33
続編キボンヌ

644 :オナニーKING:02/09/28 00:37
泣けた 激しく泣けた
続編か外伝キボンヌ

645 : ◆/mVzI6b6 :02/09/28 01:39
>>643 644
ありがとうございます。(・∀・)
最初から読みなおしましたが誤字脱字多すぎでしたね。
長々お付き合いしていて嬉しいです。
別スレにあったシミュレートに激しく同意してましたのでそれを基本
に考えながら書きました。
途中何度かめんどくさくなってやめようかと思いましたが読んでくれてる
方が居てくれたのでなんとか最後まで書けました。
かなり端折りましたが長くなりすぎましたね。
次に書く時は短めにまとめれるようにがんばります。
一応この話はこれで終了で、一応エピローグも書いたりなんかしたんですが
読み手の想像に任せる方がいいかと思ってっばさり切り捨てました。
出来たら別のお話も挑戦したいのでよかったらまたお付き合いください。(・∀・)

646 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/28 08:50
>>645

面白かったよ。
新作もギボンヌ!

647 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/28 10:33
>>645
いやー、面白かった。
途中のエロ基地共がウザかったけど、今まででいちばんだね。
よく、最後まで書いてくれました。
ありがとう。

648 :名も無きマテリアルさん:02/09/28 11:46
◆/mVzI6b6さま、おつかれさまです。大変、美味しくいただきました。
ここ数日、職場からこのスレにつなげるのが楽しみでした。
楽しい時間を与えてくださいましたこと、重ねてお礼申し上げます。

次回作の構想もおありなんですか? 新作キボンヌです。

649 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/28 12:22
>>645
私も楽しませて頂きましたよ。
お疲れさまです。
ご馳走さまですた。

650 : :02/09/28 14:40
>>649
ご馳走様っていうのがなんか人肉ご馳走様って感じでワラタ

>>作者様
お疲れ様でした。久々に早く続きを読ませろって気分になりました。
次回作も期待しております。

やっぱりゾンビモノの醍醐味はゾンビそのものより人間ドラマにありますな。

651 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/28 19:43
>>645  ◆/mVzI6b6様
お疲れ様でした。
ここ数日オカ板で一番最初にこのスレ見てました。

誤字脱字なんて気にせず、マターリと行きましょう。
あくまでもsage進行で。



652 :643:02/09/28 19:48
>>645

次なる作品を待っています!

653 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:39
あの夜から既に、ニ週間以上が経っていた。
この緊急避難場所として指定された学校に逃げ込んだ人は、
当初二百人ほどいたが、今は既に誰もいない。

校庭には何十もの墓が作られていた。

二週間、地獄のような日々が今だに忘れられない。
当初大規模な暴動と報道された事件は、時間が経つと共に被害が拡大していき
その異常性が人々を混乱に招いた。

654 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:40
電話が普通になり、各所で停電が起こりライフラインが次々に
停止して行く中で人々は孤立し、そして混乱の中命を落としていった。
命を落とし、、、
そう、何処かに命を置き忘れたかのように、今彼らは今学校の周囲に人垣を作り
集まっている。

彼らには命はなかった。

歩き、動き、襲い、食す、ただそれだけが彼らの取れる行動である。
考え、思い、愛する、そんな人間としての感情が彼らには存在しなかった。

認識の甘さが多くの仲間を失う最大の原因であると言う事が、今の自分にはわかっていたが
当初、誰もがその認識が正しい認識であると信じていただろう。

655 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:41
逃げ込ん出来た住民には、傷を負った者も多く居たがみんな一緒の場所に
避難していた。
中には暴徒と見られる人間も入り込み、避難してきた住民を襲う事もあったが
それらを押さえ込み隔離する傍ら傷を負う者が多発した。

「門を閉めた方がいい」

一人の男がみなにそう進言するにいたり、開けはなれた門が始めて閉められた。
本来なら避難所として門は閉めるべきではなかったが
既に門の外は暴徒と見られる者が殆どであり、続々と学校に進入する暴徒に
我々は手が付けれる状態にないほど混乱させられていた。
しかも暴徒は続々と集まってくる。
誰も反論する者はいなかった。
我々は進入しようとする暴徒を押しのけ、頑丈な鉄製の門を閉じた。

656 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:41
これだけの怪我人がいる中。本来病院なり市から避難所として医師や医薬品が
送られるべきであるが、それらは一向に届く気配がないまま夜が明けていった。

今に考えれば当たり前であった。
病院などは彼らの発生率がこの日本ではもっとも高い場所であり
同時に被害の大きな場所であろう事が今では容易に想像つくが、その時は市や病院の対応に
怒りを覚えたものである。

夜が明け暴徒は学校の周辺に続々と集まるのを見ながら、当時俺は学校内部の
暴徒に手を焼かされていた。

657 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:42
暴れる暴徒を縛り隔離する。
暴れる暴徒は、押さえ付けようとする男達に噛み付き、肉をえぐり取り
噛み砕き、飲み込む、男達はその行為に恐れおののいたが、やめる訳にはいかなかった。
異様な雰囲気と混乱が避難所に展開されていた。
永遠に続くのではないかと言うほど、俺はその作業に時間を割かれていた。
そんな中俺は、彼に出会った。

避難民に包帯を巻き軽い治療を施す彼を、暴れる暴徒を縛り上げながら見ていた。
門を閉めるように進言したのも彼だった。
包帯を巻く手際のよさから、彼が何らかの医療に従事する者だと分かる。
俺はなぜか気になり巻き上げた暴徒を他の男達に託し
彼に話しかけてみた。

658 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:43
「あんた医者か?」
唐突に話しかけられた彼は、戸惑いながらも
「いや」
簡潔に答えた。
当初、俺が避難民に医者が居ないか確認を取った時、誰も名乗り出ては来なかった。
「何かそう言う関係の仕事に?」
俺は続けて質問する。
「いや俺は医者でもないし、そう言う関係の仕事もしてないよ。
 簡単な救急治療は出来るがね」
微かに笑いながら彼は答えた。

後日、彼は元医者であり、簡単な手術でミスを侵し患者を死亡させた事により職を辞し、
今は別の職業に付いていた事を聞かされた。


659 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 13:46
学校内部が一段落つき、俺は3階の窓から増え続ける暴徒を見ながら
その異様な光景に驚いていた。
学校周辺に集まる彼ら中には、致命傷と思われる傷が見られる者もいる。
いや、傷どころではなく腕がない者や内臓が飛び出す者まで存在していた。
目は虚ろで窪み、眼球のない者まで存在していた。
俺の他にも、同じように信じられない光景を人々が、瞬きも出きずに外を眺めていた。

人を襲い、噛み付き、人肉を食す。
今までの混乱が脳裏に鮮明に蘇る。
それらを思い起こしながら俺はある映画を思い出していた。

そう、、若いころ見たあの映画だ、、、、死人が蘇り人々を襲う、、、、ゾ ン ビ

考える時間が俺をより混乱させていた。

660 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:32
混乱は続いていた。
隔離に成功したかに見えてはいたが、暴徒は避難民の中からも現れた。
混乱の夜傷を負い逃げてきた避難民達は、みな高熱を出し苦しみ続けていた。
苦しむ家族を付きっ切りで看病していたが、なんら有効な手立ては
なく苦しみ続ける姿を見続ける以外なかった。

見かねた数人が連れ出すのは不可能でも病院に薬を取りに行くと言い出し、
俺は無駄と考え止めたが、彼らは塀を乗り越えそのまま戻らなかった。
保健室にある薬ではどうにもならないのは分かっていた。
一応、熱さましを飲ませ様子を見たが一向に回復する見込みはなく
いつの間にか彼らの苛立ちは、俺に向けられるようになっていた。

ここに来た当初俺は暴徒の鎮圧を率先して行っていた。
混乱し怯える男達を叱咤し、指示を出していたのも俺であった。
どこか異様な雰囲気に、俺はその時から心の片隅では気づいていたのかも知れなかった。
彼らの存在が何であるかと、、、。

661 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:33

お昼過ぎには何人かの死が確認され、死体は別の教室に置く事にきまった。
腐敗の進行が直ぐに始まるとは思えなかったが、俺の考えでは避難場所に置いておくのは危険だと
考えてた。

息子をなくした母親が半狂乱になり、なぜか俺にがなり立てる。
そんな母親に押される俺を見て、別の男が一日一緒にいさせる事を提案し、
俺はそれを却下するだけの根拠を持ち合わせてはいなかった。
どんな説明おすれば俺の考えを伝えられるのか、、、、。
この俺でさえまだ信じる事が出来ていないのに。

しかしそれが問題を深刻化していた。
あの時もっと頑強に拒否すれば混乱は防げたかも知れない。


662 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:34
死体が身近にある事、それだけでも普通の人はいい気はしまい
当然そんな声も聞かれた、しかし母親の気持ちもわかる。
同じように自分の家族も苦しんでいる、死んだ少年と同じように。

母親は少年に寄り添うように眠っていた。
そして周囲にいた人々は見た。
死んだ少年がゆっくり、確実に、上半身を起こし泣きつかれ眠る母親のその喉に
白い歯をそっと押し当て力を込めていく

絶叫が体育館に響き渡る。


663 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:34
少年の口にはつい先程、自らの母親から噛み千切った肉が、鮮血と共に咥えこまれていた。
少年の周囲は騒然とする。
母親の肉を飲み込見ながら少年は、近くにいた幼い少女に手を伸ばし
その肩口に、血に染まった顔を覆いかぶせた。

少女に激痛が襲い叫びを上げる。

同時に少女の父親であろう男がハッと我に返るやいなや、娘に噛み付く
少年を引き剥がそうと手を伸ばした瞬間、その指先に少年の歯が噛み付いていた。

必死に振りほどいたその指先は、第二関節から無残に噛み千切られていた。

664 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:35
それからの混乱は、前夜と同じように拡大し暴走していった。
別の教室に安置された死体も加わり、被害を拡大させていく。
安置された死体はなんら拘束される事無く本来の方法で死者を扱っていた事が
災いし、扉にさえ鍵を掛けずに安置していた事が決定的に問題であった。

叫びを聞きつけた俺は、防災用に学校におかれた小さな手斧を持ち体育館に駆け込んでいた。
生存者に襲いかかる若い男に向かい手斧の一撃を振り下ろす。
迷いがなかった訳ではなかった。
振り降ろす手斧の刃が成年の頭蓋骨を割るその瞬間でさえ、俺は迷い続けていた。
しかし俺の想像する事が正しいのであれば、彼らを止める方法はこれ以外にはなかった。
ゆっくり倒れる少年を呆然と見詰める俺に、別の女性が手を差し伸べ襲いかかる。
俺は恐怖と混乱の中、女性の頭部に向け
まだ血の媚びり付く手斧を左斜め上から振り下ろす。

「ドッ!」

不気味な音と共に、衝撃が女性に伝わり倒れ込む

彼らに噛まれ傷ついた者は、はっきりと自分の未来を感じ取っていた。

生き残った人々はその事実に愕然としそれから数日間は自殺者が多発していった。

665 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:36
その間に流れたTVやラジオもまた自殺を決意させるだけの情報を流し続けた。
警察機構は既に崩壊し、交通は麻痺、電気、水、ガスの生活に必要不可欠の物はギリギリのラインで稼動し
一度止まれば復旧の見込みはなく、政府は既にその機能を果たせず、
非常事態宣言の発令が検討されたそうだがその後の情報は途絶えていた。
世界規模で同じような事が起こっていた。

救援は期待できなかった。

666 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:37
最後まで放送を続けていた局の、アナウンサーが喉を切り自殺し
全ての放送が終了した。
彼が最後に伝えた言葉は今でも鮮明に覚えている。

「都市部、市外、どこにいても同じです。危険に変わりありません。
 みなさん生きてください、生きるために友人や家族、親しい仲間、彼らがもしやつらに
 かまれ、傷つけられる事があったら迷いなく殺してあげてください」
「どんな方法でもかまいません、、、、頭を、、、頭を破壊するんです」
「、、、、、、、、それが、、、他に生き残る仲間のためにもなります」
「私には、、、私には、、無理でしょう、、、、、私はあなた達を襲うより
 襲うよりも、、、、、、人間として死にたい」

TVの終了後その足で屋上に向かいそのまま自殺する者、傷つき苦しむ妻の頭を
金属バットで滅多打ちにし、脳漿飛び散る妻の上で喉を掻き切り自殺する者もいた。
このような現実の中、人々の心は既に限界に達していた。

あの夜から僅か数日の内に避難して来た半数以上が死ぬ事になった。

667 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:38
生き残った人々に休息は訪れず、俺達はその後も異様な仕事に忙殺されていた。
自殺した者達には出来るだけ墓を作ってやりたかったがその多さに
途中からあからさまに仕事を拒否する人が出始めた。

俺は仕事の合間を縫っては墓を掘った。
もう生き返る事のない人々はせめて安らかに眠らせてやりたかった。
しかし眠る事のない者たちもいる。
彼らは既に体育館に隔離し、交代で24時間の監視を行っている。

当初、体育館は避難所の中心と機能し、そしてもっとも被害の大きな場所であった。
扉の頑丈さから立て篭もる場所とする案が出たが、家族が死に、襲われ、蘇った場所で
眠れる人々は今の生存者の中にはいなかった。
体育館は頑丈な鉄製の扉で出来ており舞台の裏にある二階へと続く階段を破壊すれば完全に
彼らを閉じ込める事は可能であった。
二階への階段は木製であった事から防災用具として置かれたのこぎりや手斧等で
その作業は可能であったが、そこに彼らを運び入れる作業は人々の疲労を極限まで高めた。

668 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:38
縛った暴徒の中には既に腐敗が始まりハエのたかるものまである。
彼らのうなり声が弱くしかしハッキリと聞こえ、人々はその現実離れした作業に
従事していた。
中には吐くもの、呆然と動けなくなるもの、それぞれの感情を言葉でなく
体で表現していた。
喋れる者はいなかった。
俺は只黙々と、使命感にもにた感情でその作業に従事していたのを覚えてる。

絶叫が起こる。

破損し、腐敗の早さの目立つ女を運ぶ途中に縛り上げていた腕が、
縄もろとも腐り落ち、その束縛を逃れた者は生きる生存者に噛み付き
彼の肉を美味そうに食っていた。

669 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:39
呆然とする男をよそ目に俺は満足そうに肉を食うその女の
頭に小さな手斧を叩き込み、本来行くべき世界に導いてやった。
飛び散る鮮血が、俺達の心をより蝕んでいった。

噛まれた男は叫び声をあげながら駆け出し、一つの教室に閉じこもる。
その扉が開けられた時には彼の命は尽きていた。
教室の天井からぶら下がる彼の遺体と女のために、後日墓を掘ってやった。
永遠の眠りに付く者には、静かに眠れる場所を与えられるべきであった。


670 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 14:40
いつものように墓を掘る俺の隣にはあの男がいる。
黙々と墓を掘る俺の元に来た彼は名乗った 高橋 真 36歳
俺もまた彼に名乗る 松田 恭二 29歳
彼が元医者である事を告白したのもこの時であった。
そうして二人の男は黙々と墓を掘る作業に従事していた。

外にいる彼らの叫び声が響く校庭で、、、。

671 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/29 16:36
うわーい、また始まってる。
◆/mVzI6b6様お疲れ様です。
荒らされないようにsageで行きましょう。
ご承知かと思いますが、e-mail欄に”sage”と
半角小文字を入れればスレは上がりません。
sage進行で

672 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/29 18:11
 >>671
まったくその通り。
前みたいに荒らされるとイマイチ盛り上がりに欠けるからね。

がんばって下さい。

673 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/29 18:56
わくわく

674 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/29 19:45
◆/mVzI6b6さん頑張って下さい

続きを楽しみにしてますよ

675 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 20:41
俺は彼の事を「真さん」と呼んでいた。
彼が来てくれた事で、今まで仕事を拒否していた者達が手伝いに来てくれるようになった。
今の所他にめぼしい仕事がなかったのも関係していた。
じっとしている事に耐えれない事はすべての生存者に、共通していたのでは
ないだろうか。

何かをしている事で現実を忘れる。
そうしなければいつ自分がおかしくなるか分からなかった。
先程まで静かに座っていた女が突然叫びを上げ自分の子供もろとも
4階の窓から飛び降りたり、笑って会話していた男が、しばらくして舌を噛み切り
死んでいるのが見つかるという事が起こっていた。


676 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 20:42
生存者の心はすでに限界に越えていた。
古くに建てられた学校はかなり頑丈な作りになっていた。
学校を囲む塀は高く、彼らの侵入を防いでいた。
入り口は三箇所、正門、教員用の駐車場兼給食車用の門と裏門があるだけだ。
それら全ての門は大小かかわらず、鉄製のかなり頑丈な作りをしている事は、
軋みを立てながらも彼らの侵入を防いでいる事で実証していた。

しかし昼夜を問わず彼らのうなり声にも似た声が周囲から漏れてくる。
窓から外を覗かないようにする者もいる。

そんな生活がつづき、疲労する体と心は安らぎを求め、生存者を死へと駆り立てていくようで
あった。
外からの救援は期待できず。
死んだ家族が徘徊するこの世界で、いったい何人の人間が正常な精神状態を保てるのか
自ら命を絶つ者を誰も責める事はなかった。


677 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 20:43
俺達は何度か話し合いを行った。
今後の事も考えなければならないし、必要だとされた仕事を割り振り
出来るだけ効率よく動くためだ。

食料は防災時のために備蓄されたカンパンやレトルトのおかゆ、缶詰などが数百人分はあったので
当面の心配はなかった。
本来なら数百人を三日は養える計算で食料は備蓄されていたため、いまや数十人にまで
減った我々であればうまくやれば一ヶ月は問題ないと考えていた。

飲み水に付いては、当初苦しむ怪我人のため使用した部分をさし引いても、
十分とはいえないまで当分の心配はない。
水洗の水は今の所水道が止まってないのでとりあえずは大丈夫であるし、
プールの水で十分代用できた。
一応、可能な限り溜めれる物には水を溜めておく事が決定していた。


678 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 20:43
何度目かの話し合いの時俺は集まった生存者に俺の考えを伝えておいた。

「ゾンビ?」

彼らの第一声は、唐突に語られたその言葉に驚きを隠せないでいた。
理解に苦しむものもいるが、中には納得するようにうなずく者もいた。
俺は映画で見たままを彼らに伝えた。
それがたとえ受け入れられないとしても俺は伝えるべきだと考えていた。
彼らの弱点や、火を恐れること、もしもの時に対応できるようにと知りうる限りの情報を
生き残る生存者達に伝えた。

今まで話すのをためらっていたが真さんと話した事が俺に決断させた。

679 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 20:45
いつものように一緒に墓を掘る真さんに
「彼らはいったい何なんでしょうか」
真さんは迷わず。
「ゾンビだ」
俺は驚いた、迷いもなく言い放った言葉は、俺が考え、どこか受け入れられずにいた物を
彼は受け入れているのである。
驚き戸惑う俺に真さんは
「知らんか?」
「いえ、、知ってます」
俺は正直に答えた。
「気持ちは分かる、しかしこれが現実だ。
 どうしても受けいれられんのなら考えるな、生残る事だけを考えろ」
「俺は医学を学んだ、そして外のやつらを見た。
 彼らの中には完全に致命傷である筈の傷を持つものもいる。
 確実に死んでいるんだよ、しかし彼らは、、、生き、、いや歩き回って人々を襲っている」

「俺の娘と同じようにな」

言葉が出なかった。

680 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 21:57
数日後俺は防災用具の点検をおえ、薄暗い廊下を一人歩いていた。
そんな時、微かに聞こえるピアノの音に気づいた。

俺は音楽室の前までやってきながら、はっきり聞こえて来る音色に
「おせいじにも上手いとはいえないな」
そんな評価を下しながなら、誰が弾いてるのか気になりドアに付いてる
小さな小窓から中を覗いてみた。

681 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 21:57
ピアノに向かい、あまり上手ではない音楽を弾いていたのは
真さんであった。
驚くおれの目に、真さんの隣に座る別の人間がいる事に気が付いた。
それは幼い少女であった。
小さな熊のぬいぐるみを抱え、ちょこんと真さんの横に座っている。

少女の事は知っている。
母親は既に自殺してこの世にはいない。
父親は今は体育館の中にいる。

彼女を最後に見たのは、自殺した母親のそばで呆然と立ちすくんでいた時以来だった。

682 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 21:58
そんな彼女に真さんは、大げさな顔でピアノ弾きなにやら歌を歌っている。
真さんの歌う姿を見ながら、少女は楽しそうにケラケラ笑っていた。
真さんは下手な歌と下手なピアノを必死になって彼女に聞かせていた。

娘に接する父親のように。

俺は頬を伝う涙に気が付いた。
今まで張り詰めていた緊張の糸が、二人の姿をみてやさしくほぐされ行くのを
感じていた。

しばらく俺は下手な歌を聴きながら廊下で、泣き崩れていた。

683 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 21:59
その日の内に真さんから少女の紹介を受けた。
いつものように仕事を終え、墓を掘る俺の所に先程見た少女と手をつなぎながらやってきて

「豊田 真由ちゃんだ」
少女の名を言う真さんはどこか恥ずかしそうに頭を掻き。
「なつかれちまった」
そんな事は言ってるが、今まで見た事ないような笑顔で俺に少女の紹介をしていた。

「真由ちゃんは何歳」
俺は恥ずかしそうに真さんの影に隠れる少女に語りかけていた。
小さな手をいっぱいに広げ前に突き出す。
「5歳かー」
恥ずかしそうに突き出された小さな手の平を見ながら俺が答えた。

真さんが嬉しそうにしながら真由ちゃんの手を見つめてる。
そんな彼に
「今日はいいですよ、俺一人でやりますから」
今では自殺者も減り、墓堀作業はここ最近は真さんと二人で行っていた。

「いや、いいよちゃんと手伝うよ」
そういってスコップを持ち、真さんは穴の中に入ってきた。
「え、でも」
困ったように俺は少女を見る。
「大丈夫、そこらで遊んでるよ」
そう言って真さんは
「真由、ちょっと仕事を済ますからそこで待っててくれ」
小さくうなずき穴のそばに掘り返された土に向かい、砂遊びを始めた。
真さんは笑い、遊ぶ彼女のいない方に、掘り返した土をほうり投げていた。

684 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:00
掘り終わった俺は、眠らすべき者を安置した場所に向かおうとしていたが
真さんが墓の近くで遊ぶ真由に
「少しの間向こうの校舎の中に入ってないさい」

当然であった。
こんな小さな子にいくら毛布にくるまれてるとはいえ、見せるべきではない事くらい
普通なら気づくべきであった。
それほど俺は死体になれてしまっていた。

作業が終わり、真さんは足早に校舎の方に走って行った。
真っ赤な夕焼けをその背に受けながら。

685 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:02
それから真さんと真由は、一緒に寝、一緒に食事を取り
本当の親子のように過ごしていた。

墓を掘る間もそばにいて真さんの合図と共に校舎に避難する。
作業の終わった真さんが、足早に真由の元に向かう。

そんな毎日が過ぎていた。

ある日、真さんが娘について話してくれた。


686 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:03
真さんの住む家は小さな二階建ての一軒家だった。
三人の家族が幸せに住むには広すぎず、狭すぎず丁度良い感じの古い木造家屋だった。

その日、仕事を終え帰宅した真さんは、帰宅したと同時に二階にある娘の寝室に向かおうと
玄関のすぐ近くにある階段を登ろうとしていた。
仕事中に母親から電話があったのだ。
娘が下校中に犬か何かに噛まれ手を傷つけて帰って来た。
直ぐぬ病院に行き手当てをしてもらい上で寝かせたが様子かおかしい。
母親の電話はそう行っていた。
帰って来れないかと問う母親に仕事だからと断った事を今でも後悔していた。

687 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:04
そうは言ったが母親の怯え方は尋常ではなかった。
母親が言うには、病院も何か殺伐とした雰囲気であったと。
同じように噛まれた後のある人が大勢おり、暴れる男が看護婦や警備員に取り抑えられる
姿も目撃していた。

真さんはその時を振り返り

「あの時には、すでに始まっていたんだよな。」

688 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:05
二階に向かう真さんに一階の寝室から物音が聞こえ、気になった真さんは
二階には行かず、一階の寝室に向かった。

深夜の帰宅のため既に妻は寝ている筈である。
そんな事を考えながら真さんは、暗い廊下を真っ直ぐに妻の寝ている寝室に
向かった。
ドアを開けると月明かりに照らされた二人の影がベットにある事が分かる。

元医者である真さんは、その時部屋に充満する血の匂いに気が付いた。

ゆっくり暗闇に慣れる目に自分の娘が見える。

「晴美、、、、」

そう声をかける真さんに気づきその顔を向ける。

「!!!!」

娘の顔は血に染まっており、その両手には赤い縄のようなものが握られていた。
縄と思われた先には、仰向けになり開かれた腹部からおびただしい
血を溢れさせた妻の姿があった。


689 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:07
「シャーーーー」

威嚇にもにた不気味な叫びが、妻の腸を握り締め、半身血にまみれた娘が唸っていた。

逃げた、只恐ろしくて逃げた。

その後はみなと同じであった。
恐怖し逃げ惑う混乱の中他の人々と共にこの学校に到着した。

690 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:14
あの夜から二週間以上が経っていた。
俺は朝から特に急ぐ仕事も無かったので墓堀を始めていた。
そんな俺の所に、真さんが真由を抱きかかえて早足でやってきた。
真さんは朝から校舎のドアの修理をしていた。
姿だけ見れば、腰に工具を巻きつけ大工の格好をした父親が娘を抱いて急ぐように歩いてる。
そんな感じで俺の元まで来た真さんが

「おい、ヘリだ、ヘリ」

驚き聞いていた俺の耳に確かに小さくはあるがハッキリと軽快なリズムを
奏でながら徐々に大きくなるヘリに音が聞こえて来る。


691 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:15
ヘリが学校の上空に来るころには生存者が校庭に集まっていた。
ゆっくり降下してくるヘリは緑に塗装され、それが自衛隊の物である事がハッキリ分かった。

歓声が上がる。
救助をあきらめていた我々にとってそれがどれほど嬉しいかったか、

着陸したヘリは二人乗りの小さな物であった。
降りてくる隊員は、我々の生存に驚きを隠せないようであった。
俺は喜びの中にも、隊員のその顔に今回の事件の被害がどれほども大きなものであったか
悟った。

692 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:16
脱出の準備が始まった。
生存者は39名、隊員が無線で本部と連絡を取り輸送ヘリの手配を済ませて言った。
「大丈夫ですよみなさん一緒に避難所にお送りします。」
脱出が可能であると分かった時点から、生存者の中に順番について争いがおき始めていた。

細かい指示を受け自衛隊のヘリは上空へと飛びたっていった。
みなに指示を出そうと思い振り向けばそこにはそうそうと準備を始めている人が何人かいた。
しかし彼らの荷物の中にはあからさまに現金化を狙った学校の備品が混じっている。

それをみた他の生存者が、遅れてはならずとばかり我先に校舎の方に足早に駆け出す。

693 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:17
「なんだそれは」
俺は怒りを隠さずに高級そうな花瓶を抱える中年の男に食ってかかった。
「はっ?」
とぼけたように中年男性は答えない。
「なんだといってるんだ!!」
俺はハッキリと理解できるように怒鳴りつけた。
「な、、、なんだよ!どうせここに置いておいても仕方のないものだろうが!」
中年男性は負けじと言い返す。

「それは学校の物だ!俺達は略奪者じゃない!!」
「あーん、どうせ元々俺達の税金だ!おいといても意味ねえだろうが!返してもらって何が悪い!」


694 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:19
ば、、、もう一度言い返そうとする俺の肩を掴む者がいた。
真さんであった。
怒りを堪えるように必死になる俺に他の人からも避難の声が上がる。

「そうだ、そうだ!」
「やつらにくれてやるくらいなら俺達が使ったほうがいいだろうが!」
「カッコつけんな!」

罵倒を受ける俺は怒りよりも脱力感に見舞われていた。
俺は、自分が間違っていたのではないかと考えていた。
こんな現実だからこそ秩序あるべきだと思っていた。
墓も作り死者を弔う心をもち、助け合う、そうする事がこの非情な現実に対しての俺の選択だった。
しかし彼らの選択は違っていた。


695 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 22:21
俺はだまって準備をするために校舎に向かう
そんな後ろ姿に誰かが呟いた。

「かってに仕切りやがって最初っからムカついていたんだよ。」

誰が言ったのかは分からない、しかし俺はもうどうでもよくなっていた。

696 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 23:10
もって行く物は只一つだけである。
長年愛用したこのリュックサックである。

大学受験の時も、就職の時も俺はこのリュックを使い続けた。
あの混乱のなか慌てる俺が唯一持ち出したのもこのリュックだった。
中身はどうでもいい、このリュックこそが俺をこの過酷な世界で生き抜く事を
誓わせた物だった。

母親のくれたこのリュック。


697 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 23:15
一個抜けました。696無視してください(・∀・:)

三階を生活の場としていた俺は、疲れた体を引きずり俺は階段を登っていた。
いつも登っている階段だった。
こんなに長かっただろうか、そんな疑問が俺の心にのしかかる。

彼らはこの世界を受け入れてしまった。
死に切れずにいる外の奴らと同じように。
法もなく秩序もないこの世界を、、、、、。


698 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 23:15
ようやくたどり付いた部屋で俺はしたくを始める。
もって行く物は只一つだけである。
長年愛用したこのリュックサックである。

大学受験の時も、就職の時も俺はこのリュックを使い続けた。
あの混乱のなか慌てる俺が唯一持ち出したのもこのリュックだった。
中身はどうでもいい、このリュックこそが俺をこの過酷な世界で生き抜く事を
誓わせた物だった。

母親のくれたこのリュック。

699 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 23:17
女で一つで俺を必死で育ててくれた母、貧乏ながらも大学までださしてくれた母。
その母親が大学受験を前にリュックを買ってくれた。
「ブランド物だってさ〜」
方言交じりの母の声を思い出す。
「入学祝いだ〜」
まだ試験も始まらない俺に、恥ずかしそうに渡してくれた。
ずっと貧乏させていた事に恥じる母は、田舎に来た偽ブランド屋のリュックを
知らずに高価な値段で買い俺にくれた。

後日それを知った母は俺に事情を話し、リュックを前に隠れて泣いていた。
だまされ借金を背負い息子にまで苦労をかけた事を、最後まですまなそうにしていた母。
自分の愚かさに母は泣いていた。
俺は翌日も変わらずそのリュックを愛用していた。
たとえリュックが偽者でも母の気持ちは本物だったからだ。
俺にはそれで十分だった。


700 : ◆/mVzI6b6 :02/09/29 23:18
このリュックだけでよかった。
他のものは全てここに置いて行く。
俺は母のためにも略奪者にはなりたくなかった。

外の騒ぎで俺は、窓を覗き準備を済ます生存者を見ていた。
一人の男が台車に乗せた鉄の箱を運んでいる。
金庫であった。
他のものが喜び拍手する。
まるで英雄の凱旋のように、、、。

俺は疲れた体を奮い立たせ生きるために校庭に向かった。
彼らの事は考えるべきではなかった。
そして母のためにも生き抜きたかった。

701 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/29 23:50
感動したのでageます。

702 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 00:02
続きは明日かな ♪
おやすみなさい . . .

703 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:18
時間をかけ階段を降り、校庭に出るドアを開ける。
俺はその光景に驚いた逃げ惑う人々、絶叫し息絶える人。
いったい何が起こったのか理解できずにいた。

その時俺は見た。

体育館の扉が開いている。

704 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:18
体育館の扉の前に倒れる人がいる、女性であった。
そのそばには満足げに人肉を食らう彼らがいる。
その中の幼い少年を見た時、死んだ女性が誰であったか理解できた。
死んだ息子を俺に手渡した女性であった。
泣きながらもそうする事しか出来ないと、震える手でまだ死んだばかりの少年を
俺に手渡した女性。
俺は死んだ少年を体育館に隔離した。

その彼女が扉を開けたのだ。
理由は分からない、幼い息子と離れるよりも息子のために体を捧げる死を選んだのか
最後の別れをするためなのか、けっして開けてはいけないドアを彼女は開けてしまった。

705 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:19
あり得る事であった。
突発的に自殺する人もいるのだ、普段なら考えられないような行動をするのは十分考えていた。
だからこそ俺は24時間交代で体育館を見張らせていた。
しかし見張りを含め脱出の準備をしていた。
ましてや遅れれば自分の取り分がなくなってしまう。
そんな考えが取り返しの付かない事になってしまった。

忘れようと努力していた家族が虚ろな目で近ずいて来る。
そんな光景をまるで幻でも見るように立ちすくむまま死んでいく者がいる。
略奪した荷物が諦めきれず、持ち運ぼうと必死になるあまり捕まり、彼らの餌食になる物もいる。
彼らの中に見つけた妻を、まるで消えてくれといわんばかりに略奪したばかりの
銅像で殴り掛かりながら、彼らの中に押し消えて行く者もいる。

血の狂乱が最後のフィナーレであるかのように行われていた。

706 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:20
最後の最後で逃れられない死がやって来るかのように、俺は死を覚悟していた。
しかし俺は駆け出す。
遠く校庭の端に真由の姿を見たからだ。
怯え、身動きできない真由の目には彼女に近づく男の姿があった。
赤黒く変色したシャツを着、左腕に大きな腐敗する傷を持つ男

真由の父である。

707 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:21
俺は必死になって走り続けた。
襲い来る者達を払いのけ走り続けた。
男の腕が真由に掴みかかるその瞬間、猛烈なタックルと共に男に突っ込んでいた。

倒れる俺はそのまま二回、三回と転がりながらも体制を建て直しそのまま真由の元に
走り込んでいた。
走りながら小さな真由の体を抱きかかえ校舎に向かい突き進む。
同時に

「ズシーン」

と重く鈍い音が俺の耳に入り、その方向に目を向ける。
今まで彼らの侵入を防いでいた扉が倒れ込んでいるのが見えた。

708 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:21
最悪の光景であった。

見回りはしていた。
だがそれはあくまで彼らの侵入がない事への確認であった。
高くそびえる塀は彼らに越えられる事はなく、重くしっかりした門は軋みを上げながらも
完全に進入を防いでいた。
しかし、門を支える止め具までは確認する事はなかった。
誰もが出来れば近づきたくはなかったからだ、この俺でさえ近ずく事はなく只遠めに確認する
だけであった。
しかし門の止め具は、24時間休む事ない衝撃に確実に破壊されていたのだ。


709 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:22
今さら後悔してもはじまらなかった、既に門は破られ堰を破壊し流れ込む濁流のように
彼らが侵入し始めていた。

俺は立ち止まる。

倒れる門、そこから続々やってくる彼らを呆然と見つめる男がいる。

真さん

ただ一点を凝視し、驚きにも似た表情を浮かべてる。

その先には赤く鮮血に覆われた寝巻き姿の少女がいる。
真さんはゆっくりと彼女の方へ歩いて行く。
少女もまたそんな真さんのためにでもあるかのようにゆっくりと何処か油の切れたロボットの
ように弱々しく近づいていく。

710 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:23
俺は気づいていた。
逃げ出した家から真さんが置き去りにしていった者、、、、、

 娘 

真さんは涙を堪えるように膝を折り少女を抱きしめる。

「真さん!!だめだ!!」

俺は叫んでいた。
真さんは強く、しっかりと少女を抱きしめていた。
もう二度と離さない、そんな決心を感じられるほどに強く。

711 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 01:23
真さんを取り囲むように彼らが集まる。
少女は真さんの肩にその小さな口をあてる。
みるみるうちに真さんの肩から鮮血があふれ出し、白いカッターシャツを赤く染め上げていく。

真さんは、腰に巻いたままの工具からドライバーを取り出し強く抱きかかえる
少女の首筋にそっと当てる。
その間にも少女は、真さんの肩をその小さな口で噛みちぎっていく。

ドライバーに力が込められ少女の首筋からゆっくり頭部に向かい沈み込んでいく。

少女は、一度痙攣しそのまま動かなくなった。

その後、真さんは彼らの中に消えていった。
覆い被さって来る彼らの中、真さんは、強く、強く最後まで娘をだいたまま消えていった。


712 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 09:34
◆/mVzI6b6様。
今回は、泣ける話ですね。
しかし、すごいね。
あなたの文章力には脱帽します。
いよいよクライマックスですね。


713 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:32
呆然としていた。
真さんの元いた場所には彼らが群がっていた。

そしてゆっくりとこちらに向かってくる彼らを、俺はただ呆然と、見つめていた。

死の恐怖さえ俺にはなかった。
ただ失われていく命を俺は立ち止まり見つめていた。

714 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:32
震えを感じた、俺の震えではない。

真由である。

僅か五歳の少女は母をなくし、死に切れずにいる父を見、
そして僅かとはいえ父のような存在であった人の死をみた。

ヘリの音が聞こえた。
大きく唸りを上げるその音は大きくなり、その巨体がこの学校の上空に現れた。

俺は駆け出した。

まだ諦めてはだめだ!

そんな気持ちが俺を現実の世界に呼び戻していた。

715 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:33
迫り来る彼らをよけ、俺は校舎の中にもぐり込んだ。
階段を駆け上る。

一階、二階、三階、屋上に続く階段をただひたすら駆け上った。

四階の踊り場に立ち俺は小さな窓から校庭を見た。
血の惨劇は今も続いている。
あの男がいる。
高価な花瓶を持ち出そうとしていた男だ、全身血だれけになりまがらも、何処から持ち出したのか
手にはゴルフドライバーが握られていた。
半狂乱に振り回すドライバーは彼らに致命傷を与える事無く虚しく空を切っている。
俺の与えた情報はいかされてはいなかった。
彼らはそんな男を静かに押し倒し力強く引きちぎり、噛み付き、その肉を食っていく。
男の最後の叫びが聞こえるようであった。

俺は駆け上がる、階下の物音から逃げるように。


716 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:34
屋上の鍵は開いていた。
自殺する者のために屋上はいつも開けていた。
閉めるように言う者もいたが、俺は死んでいく彼らには出来るだけ自分の死に方くらいは
他の生存者に係わりな方法を、自由に決めさせてやりたかった。

屋上に出る。
校庭の上空には二機の大型ヘリが虚しくホバリングを続けている。

校庭には既に生きている者はいなかった。

空腹を満たされない者達が上空のヘリに
降りて来い、降りて来いと哀願するように両手をのばし求めていた。

717 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:35
俺は叫んだ。

生存者を見つける事の出来ない校庭を眼下に、虚しくホバリングする続けるヘリに

「ここにいる!ここにいるんだ!ここにまだ生きてる人間がいるんだ!!」

開け放たれた屋上の扉から、彼らがやってくる。
ゆっくりと、確実にこっちに向かって来る。
もうじき満たされるであろう空腹に期待膨らませるように、我先にと向かって来る。

718 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:36
俺は後ずさる、彼らが進む、俺は後ずさる、彼らが進む。

「もうだめなのか!」

諦めきれずにいる俺の耳に銃声が聞こえた。

近ずく一人が銃声と共に後ろに倒れる。
それに巻き込まれ他の数人が倒れる。

すぐ後ろから猛烈な風を感じる。
小型のヘリだった。

719 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:37
最初に来た小型のヘリがそこにいた。
一人が銃を構え、もう一人が無線で他のヘリに連絡を入れている。

彼らが迫る、すぐ後ろに。

銃を構える隊員が叫ぶ。
「しゃがんで!!」

もう一度至近距離で銃声がする。

しかし彼らの数は増え続け大型ヘリの救助はもう間に合わない。

そう悟った時、

俺は抱きかかえる真由を、銃を構える隊員に手渡す。

720 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:39
「行ってくれ!」

真由を抱きかかえる隊員に、ありったけの大声で俺は叫んだ。

真由はその小さな手を最後まで俺の手から離そうとはしなかった。

俺はそんな真由の手を振り解きもう一度

「行ってくれ!!!」

721 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:39


俺の取った行動に最大限の敬意を、
目には悔しさの涙を浮かべながら二人の隊員が俺に敬礼をする。


ヘリがゆっくりと上空に飛び立つ、すぐ後ろには空腹に耐えかねた彼らがいる。

伸びてくる手を振り解きながら、俺はヘリのいなくなった場所を走りぬけて行く。

そのまま屋上の柵にまで来る。

胸まである柵を乗り越え、校庭を見下ろす。


722 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:40

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おれは今日までの日々を思い返していた。

背中に背負ったリュックを外し抱きかかえる。

「かあちゃん、、、、」

彼らの手が俺に伸びる

同時に俺は一歩前に踏み出す。
急激に落下する感覚を全身に感じながら

「ごめんな、、、かあちゃん、、、、」

最後まで生き抜く事ができなっかった事を母に詫びた。

723 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 17:41

強い衝撃が俺の全身に走る。


薄れ行く意識の中、俺は母の声を聞いた気がした。

あのやさしい母の声を

「もういいんよ、、、、、ゆっくりおやすみ、、、、、もういいんよ、、、恭二、、、、、」





笑みを浮かべ命を終える男を残し、ヘリの音が遠ざかっていく、、、只一人の生存者を乗せて、、、。




ーーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーーー





724 :名も無きマテリアルさん:02/09/30 18:05

◆/mVzI6b6さま、
すげえ・・・(絶句)。

リロードする手が止まらんかったです。
今回も美味しくいただきました。
ちょっとばかり私の目が潤んでいるのは、
私にも娘がいるせいでしょうか。
710、711での真さんの気持ちが、私には痛いほど理解できます。

毎度、ありがとうございます。心からの感謝を込めて。。。

725 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:37
>>724
ありがとうございます。(・∀・)
本当はホームセンターにも繋がるはずだったんですが
どう書いても長くなりすぎなんで学校内での話にしちゃいました。
スレとは全然かん関係ないですがゾンビ物と言う事で勘弁してください(・∀・:)

一応短編をもう一個。

726 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:39
俺は外の騒音に気づき目が覚めた。

体が重い、まるで鉛のようだ。

バイトを終え自転車で帰宅の途に着いていた。
いつもの道をいつものペースで
アパートへ続く路地にはいり俺は彼女の事を考えていた。

727 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:39
高校時代に知り合い、何度か喧嘩別れをしそうながらも
なんとか今でも付き合っている。
もうすぐ誕生日の来る彼女は俺にバックが欲しいと言っていた。
そんな事を考えながら俺は路地を走り抜けていた。

アパートの下に自転車を置き、彼女に電話をしようとして
携帯を取り出すためリュックをまさぐる。
俺は人の気配に気づき振りかえった。

728 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:40
振り返った先には女がいた。
両手をだらんとさげ何処か虚ろな目をしていた。

素足のままでアパートの前に立つ女。

白い服には、おびただしい血が胸部から下半身にかけ真っ赤に染め上げていた。

「大丈夫ですか、、、」

そう言って近づいていく俺を彼女の血に染まった歯が襲ってきた。

729 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:41
混乱しながらも咄嗟に腕を出し防ぐ。
倒れ込む俺はいったい何が起こったのかともう一度彼女を見る。

彼女の口には何か得たいの知れない物がくわえ込まれていた。

激痛が襲う。

俺はその場所に目をやった。
なくなっていった。
本来そこにあるべき物が俺の腕から消えていた。
失った箇所からおびただしい鮮血があふれ出す。

うろたえる俺は、彼女の口にある物が何であるか知った。

730 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:42
同時に逃げていた。
二階に駆け上がり自分の部屋に向かう。
痛む腕を庇いながらも俺は鍵を開け部屋に転がり込む。

溢れだす鮮血を見ながら俺は意識を失った。

731 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:42
騒音がする。
叫び声が聞こえる。

俺は朦朧としながらも意識を取り戻していた。
体がだるい、重い、まるで重力が何倍にもなって俺を床から開放するのを拒んでいるかのようだった。

傷口が傷む、傷口から何かが俺の中に侵入してくるようであった。

ゆっくりと確実に俺の体は何かに蝕まれてく。

「バックがほしいの」

そう笑顔で言っていた彼女の顔を思い出しながら、俺はもう一度意識を失った

732 : ◆/mVzI6b6 :02/09/30 18:43
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

扉を開ける音がする。

開いた扉から男が出てくる。

男は何処か虚ろな目をしながら遠くを見つめてる。

その腕には大きな傷がある。

男は混乱と絶叫の町へ歩き出す、、、空腹を満たすために、、、、、、。

ーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーーーーーー

733 :名も無きマテリアルさん:02/09/30 19:53
◆/mVzI6b6さま、
すごいです。うまいなぁ。
今回も美味しゅうございました。
私もちょっと書いてみようかなどと不遜にも思ったのですが、
「ホームセンター」
という縛りがけっこうキツイですね。

734 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 22:09
◆/mVzI6b6

今回も面白かったです

楽しい時間をありがとうございました♪

735 :名無し@錆び落とし中:02/09/30 22:39
◆/mVzI6b6様。

毎回、読み物をありがとうございます。
途中、途中で何回か切れてましたが、そこまで読むと早く続きを
読みたいという気持ちで一杯でした。

楽しい時間をいただきありがとうございます。

736 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 22:46
◆/mVzI6b6様

久々に涙をためました、墜落死体の本を読んで以来です。
ありがとうございました。
>>733
ホームセンターの縛りをはずしても良いんではないでしょうか?
ま、皆様のご意見によりますが。

私的にはもっといろいろなシチュエーションで書いていただきたいものです。

いかがでしょう?


737 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 23:10
俺も挑戦してみるか・・・。

738 :名無し@錆び落とし中:02/09/30 23:22
>>736

>ホームセンターの縛りをはずしても良いんではないでしょうか?
 ま、皆様のご意見によりますが。

 私的にはもっといろいろなシチュエーションで書いていただきたいものです。

賛成の1票。

739 :名も無きマテリアルさん:02/09/30 23:33
>>736さま、
お言葉をかけていただき、誠にありがとうございます。
なんとかホームセンターを入れて書けそうです。現在制作中。
そのかわり、時間が無くて(2ちゃんはスピード勝負のため。
あと、今も仕事中)えらく文章が長くなっているんですけど・・・。

アップ出来るのはおそらく数日後になりそうです。

740 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 00:38
>>736
私も賛成に一票です。

>>739
がんがってください。
期待してます。

741 : ◆/mVzI6b6 :02/10/01 00:56
読んでくださった方ありがとうございました。
相変わらず誤字脱字があったりしてすみません。
>>739名も無きマテリアルさん
お書きになられるんですね楽しみにまってます。
>>737
ぜひ書いてください。
いろな人が書くほうがいろんな世界が読めて楽しいです。
>>736
個人的にはそうなると嬉しいですね。
二話目なんかはホームセンター出せずにどうしようかと
悩んだりもしましたし、ないほうが色んな視点で書けるので
他の方も書きやすいのではないでしょうか。
>>735
どうもすみませんでした(・∀・:)
全部書いてからUPしようかなとも思ったんですが書いてるうちに
スレがなくなるのではと(結構時間かかるんでUPできないと悲しい)
ちょびちょびUPになってしまいました。

全部書き終わってからの方がやっぱりいいでしょうか?
もしくは定期的にもUPする方がいいでしょうか?

742 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 01:15
737です。いっちょやってみます。
◆/mVzI6b6 さんと比べりゃ退屈でしょうが,場繋ぎと思ってくださいませ。よろしく。

ひとつの街があった。
大きくも小さくもないその街には多くの人々が住み、それぞれの生活を営んでいた。

 だが、あの謎の暴動事件発生以来徐々に人が減り始め,現在は死の街と化している。
ゴーストタウン?とんでもない。活動はそれなりにある。それは人であって人ではないもの、
生きる屍、「ゾンビ」達の街となっている。

・・・・・・・・・・バラバラバラバラバラバラバラバラ

その街の上空を一機の「陸上自衛隊」と書かれたヘリコプターが爆音を立てながら低く飛行していた。
「クソッ!この街はもう死んでやがる!」
友人の岡崎隆一三等陸曹は吐き捨てるように悪態を突いた。
「見ろよ浜崎、あいつらそこら中にいやがる。何か落としたら絶対どたまに当たるぜ!ぎゃははは!」
半ばやけっぱちの調子で笑う岡崎を、隣の浜崎正信三等陸曹はやれやれという感じでたしなめた。
「わかったからその笑いを止めて、生存者がいないかしっかり見てろよ。」
「へいへい、いりゃいいけどね。いりゃね。」

 俺は岡崎にはそう言ったものの,俺も内心この任務に意味はあるのかと疑問に感じていた。あの事件から
数日たった今、被害はもはや未知数であった。警察も自衛隊も事態の収拾を沈静化させるどころか,拡大を
防ぐのがやっとであり、救援は後手後手になっていた。現状を維持するのが精一杯と言ったところだ。


743 :742続き:02/10/01 01:27
 あの日,非常呼集が掛かって部隊全員集められたかと思うと、いや、よく覚えていないのだが,
確か大暴動だの非常事態宣言だのと師団長が珍しく焦った口調でがなり立てていた。外敵侵攻かと
最初は思ったが、今思えばそっちの方がマシだったかもしれない。
それからは一般市民をピストン輸送する日々が続いた。そこから伝わってくる話と言う話は皆正気を疑う
内容だった。ゾンビが現れて人間を襲い、喰らうと言うのだ。それはものすごい勢いで広がっている現象
らしい。当時俺はパニック症状による幻だろうと思っていたし,岡崎は昔見たホラー映画かはまっていた
ゲームみたいだと二人して笑ってたが、後ほどニュースで見た暴徒に警官隊が喰われるシーンを見て俺達
はショックを受けた。だが、部隊ではまだ半信半疑の者が多くを占めていた。

 それからだった。いつもの救援活動の最中に部隊がゾンビの集団に襲われたのは。
結構な数の避難民の中に奴らはなだれ込み,手当たり次第に喰らいはじめた。生まれて初めて
断末魔の悲鳴と言うのを聞いた。その光景を見てなぜか俺は呆けていた。岡崎いわく、マネキン
みたいに突っ立っていたと言うことだが。

俺を正気に戻してくれたのは訓練のとき散々聞いた銃声だ。いつもより派手だった。皆ゾンビ共に向けて
小銃の引き金を引いていた。俺もそれに習った。躊躇せずにスムーズにできたのは訓練の成果だろうか?

・・・それからのことは良く覚えていない。岡崎から聞いた話では、あの後すぐに退避命令が出てヘリに
飛び込み離脱したそうだ。救出部隊の中、飛び立てなかったヘリ,飛んだはいいが既にゾンビに踏
み込まれ,避難民ごと墜落したヘリも居たそうだ。
 とにかく、俺達はこの件でやっと現在の状況下を理解できた。信じない者など誰も居なかった。

744 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 10:05
>>742
俺はどっちかというと、こんなほうが好きだな。
学校の話も良かったけど、俺個人としては最後に
いいヤツが死んでしまう話ってのは、苦手なんだ。

途中で放棄しないで、最後まで頑張って書いて欲しい。

745 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:19
(1/19)
 ボロアパートの二階。一人暮らし。酒浸り。
「いつかでかいことをやってやる」が俺の口癖だった。
俺がこんなくだらない生活を送らなけりゃならないのは、社会が悪いせいだと思っていた。
俺はいつも社会の崩壊を望んでいた。今、この瞬間も・・・。

 ある日の夜、目が覚めると何かが違った。俺は酒が切れたせいだと思った。
例え社会の何かが変わろうとも、俺には関係ない。
真夜中、切れた酒を求めてコンビニへ行くため、サンダルをひっかけて玄関を出た。
 コンビニは無人だった。店外の看板も店内の明かりも点いていた。店員はいなかった。
なぜか床のところどころに赤黒い泥がこびりついていた。泥? まぁ、いいか。
奥に声をかけたが誰も出てこなかった。仕方がないので勝手に冷蔵庫から6本パックの
ビールを取り出し、ワンカップの酒やつまみをカゴに入れてレジに持っていった。
もう一度声をかけたが反応は無かった。俺は気が大きくなってレジスペースに入り込み、
ビニール袋に商品を勝手につめた。いたずら心が起きて、レジスターのボタンを押した。
レジはなんなく開き、

ガギョギョギョ

という音ともにペーパーを吐き出した。さすがに銭に手をつける気はなかった。
あまりに不用心だったので、俺は店の事務所に一声かけようとしたとき・・・

746 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:20
(2/19)
 事務所の中で何か音がした。なんだろうと思った瞬間、 バーン、
ドアから出てきたのは、血だらけの男だった。
「うわっ!」
俺は情けない声を上げて後ろに飛びのいた。
「いったい何の冗談だ?」
血だらけの男は俺の問いには答えなかった。
それどころか、両手を挙げて襲いかかってきた。
俺は腹に一発蹴りを入れ、レジのところに置いてあった袋を掴むと、外へ逃げ出した。
「なんだ、ありゃ? 近頃じゃああいうのが流行っているのか?」
 俺は自分の住むオンボロアパートへと急いだ。坂にさしかかると、車道の向こう側に
チャリ松(自転車に乗った警官)が倒れ、そのかたわらに女がうずくまっているのが
街灯に照らされていてわかった。面倒ごとはゴメンだが、さっきのこともあるので
車道を越えて二人に近づいた。
「あの〜、大丈夫ですか?」
無反応。もう一度声をかけようとしたとき、女が顔を上げた。
口には肉片が咥えられていた。よく見ると警官は喉から大量の血液を流していた。
女はゆっくりと立ち上がり、俺に向かって足を踏み出そうとしたとき、
警官の体に足を取られて顔面から転倒した。

747 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:21
(3/19)
 俺は混乱した。目の前でチャリ松が喉笛を食いちぎられて死んでいる(多分)。
女は目がうつろで、口からは肉片をぶら下げている。こ、こいつは・・・。
俺はわけのわからない叫び声を上げながら、近くにあった大き目の石を持ち上げ、
立ち上がろうともがいている女の頭に叩きおとした。
鈍い音と共に女の脳漿が飛び散り、女は動かなくなった。
 俺はそのとき、なぜだか古い映画を思い出していた。確か、『ゾンビ』とか言ったっけ。
まずい、非常にまずい。何がますいのかわからないが、まずい。
しかし、同時に胸がわくわくしてきた。
 気を取り直すとすぐに警官の体をまさぐった。もちろん、拳銃を手に入れるためだ。
ホルスターを開けて拳銃を取り出すと、銃把(グリップ:握りの部分)の下から
紐が伸びていた。紐を引き千切ろうとしたが切れない。面倒なので制服の肩の部分を破り、
紐をはずした。警官を足で転がしてベルトごといただいた。
 手錠に警棒、携帯無線機、私物だろうが携帯電話。
 装備品を袋に詰めて帰りを急いだ。
「なんだか知らねえが、やちまったぜ。」
 アパートに戻るとがくがくと震えが止まらなかった。拳銃を取り出して弾倉を開くと
五つの弾丸がきれいにならんで尻を向けているのが見えた。
俺はビールを開けて、一人で祝杯を挙げた。その日は拳銃を抱いて寝た。
 どうやら社会の崩壊という、俺の望みががかなったようだ。

 しかし、社会の情報から隔絶されていた(というか、それを望んでいたのだが)俺は、
混乱の輪が大きく広がっていることに気がつかなかった。

748 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:22
(4/19)
 目が覚めると、すでに昼を大きく回っていた。昨日のことは夢かと思ったが、
自分の手に握られた拳銃を見つけて、全部事実であると思い知った。
 耳を澄ますと隣の部屋のバイク小僧がうなり声を上げていた。その声が収まって
しばらくすると、今度は大きな音を立ててドアが開く音が聞こえた。
俺は玄関のドアのレンズを通して外を見た。
血だらけの小僧がフラフラと目の前を通った。
「大丈夫か」と声をかけようと思ったが、大丈夫そうじゃなかったので、やめておいた。
外が何やら騒がしくなっていた。怒号や叫び声が遠くから聞こえてきた。
ただ事じゃない状況に胸を躍らせた俺は、拳銃を腹にさし、銃把から出た紐を
腰にまいた。警官から奪った装備をリュックに詰め、俺は脱出を試みた。
そーっとドアをあけて外に出ると、隣の部屋のドアが開けっ放しだった。
部屋を覗き込むと、ヘルメットと単車のキーが目についたので奪った。
これでさらに面白くなる。
階下に置かれている隣の住人の単車にまたがり、俺は走り出した。
「社会が悪いと今の今まで思っていたが、やはり社会が悪いんじゃねえか。
 望んでいたとはいえ、こんな状況を引き起こしたのは俺じゃない」
 そんなこと考えが頭に浮かんでは消えた。

749 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:23
(5/19)
 とにかく人の多いところから離れたくて、郊外へと単車を走らせた。
どれくらい走っただろうか、日が落ちてきた。それまでに俺は、たくさんの逃げ惑う人間、
人間に襲いかかる化け物を見てきた。いよいよ俺の時代がやって来たようだ。

 目の前を蛇行しながら走っていく車がいる。ぶち当たりそうになり、俺はかわした。
しばらく走るとさっきの車が事故っていた。
ガードレールの支柱がフロントに食い込んでいる。
中を見ると人は乗っておらず、エアバッグが出ていた。
この車は使えない。

 しばらく走ると、田圃の真ん中に一軒家を発見した。玄関が開いている。
中に入ろうとしたとき、女の悲鳴、同時に一発、間をおいてもう一発銃声が聞こえた。
やばい展開になった。俺は銃を抜き、そーっと家の中に侵入した。
女のワメキ声が聞こえた。声がした部屋に入っていくと、目に入ったのは
倒れている中年の男女。ズボンとストライプ柄のパンツを足首まで下ろしているオッサン。
その腹の下に若いねえちゃん。オッサンが何をしようとしているかは一目瞭然だった。
(この野郎、俺の世界を荒らしやがって)
理不尽な怒りがフツフツと沸き上がってきた。俺はリュックから警棒を取り出し、
オッサンの後頭部に一撃をくれた。オッサンは一発で失神した。
いや、死んじまったかもな。

750 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:24
(6/19)
 俺は、オッサンの足を紐で縛り、両手を柱に回して抱かせるように手錠をかけた。
倒れている中年の男女を観察すると、女は頭に一発くらっていて微動だにしない。
男のほうは腹にくらって肩で息をしている。これは助かりそうにない。
若いねえちゃんは裸に剥かれて体を丸めて鳴咽を漏らしている。その横には拳銃・・・。
 どうやらこのオッサンも警官から手に入れたようだ。
オッサンが、うめき声をあげて目を覚ました。さぁ、生きてるのか死んでいるのか。

「ちっ、なんだオッサン、生きてやがったのか?」
「だ、誰だ、てめえ!」
 俺の声に驚いたオッサンは叫けぶように吠えた。
「悪人に天誅を加えた極悪人だよ。てめえ、なんでチャカなんか持ってるんだ?」
 銃を付き付けながら事情を聞くと、こいつは俺以上に悪だった。混乱に目をつけ、
交番の警官を襲い、拳銃をゲットしたというわけだ。俺は思わずつぶやいた。
「なんだよ、俺とご同輩かよ」
オッサンの目に希望の光りが輝いた。
「だろ、なぁ、助けてくれよ。チャカも女もくれてやる。俺達だけで生き延びようぜ」
 俺はオッサンの提案に苦笑しながらこう答えた。
「ふん、悪くないな・・・。そうと決まれば脱出の準備だ」

751 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:25
(7/19)
 そこからは大忙しだった。家捜しをしてリュックに缶詰やら適当な食い物を
詰め込んだ。腹が減ってはなんとやらだ。
ねえちゃんの頬にビンタをくれて泣き止ませ、服を着るように命じた。
オッサンの叫ぶ声が聞こえる。
「早くしてくれ、親父が生き返りそうだ!」
 玄関にねえちゃんを連れて行き、オッサンから奪ったチャカを示しながら俺は聞いた。
「どうする、お前が親の敵討ちをするか、それとも。

 お 前 の オ ヤ ジ に 敵 討 ち を さ せ る か ? 」

 ねえちゃんはただ俺を見詰めるだけだった。言われたことを理解出来ないようだ。
 しょうがないので、俺は後者を選んでやった。

 部屋に戻ると、オッサンが暴れていた。撃たれた親父はすでに息をしていなかった。
「おっと、忘れていたぜ。ちょっと待ってろや」
「頼むよ、にいちゃん。早くしてくれや」
 俺はリュックを漁ってみるふりをし、満面の笑みを浮かべながら宣告した。
「まぁ、なんだあー、スマン、鍵、無くしちまったみたいだよ」
 一瞬の間の後、おっさんが
「#‘×△◎〜◆♪*!!」
と、すでに言葉になっていない雄叫びを上げた。

 放っておいて脱出。家の中から叫び声が上がる。どうやらねえちゃんの親父が
敵討ちを開始したようだ。
俺はゲットした親父さんのジャンバーに袖を通した。ちょっと大き目だった。
ねえちゃんの荷物はリュック括り付けた。荷物を背負わせたねえちゃんを後ろに乗せて
俺は単車を走らす。目指すは・・・、当てがない。

752 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:26
(8/19)
 道すがら、転々バラバラにうごめく奴等の姿を見た。ノロノロしていて、
単車のスピードには到底ついてくることなどできない。
 奴等の戦力とは、「数」だ。数を集中してこそのゾンビだ。
数が割れていれば、各個撃破が可能なはずだ。

 一晩中単車を走らせ、夜が明けた。いい加減に疲れきった俺は、ものは試しと
片っ端から家を訪ねて、インターホンを押した。ほとんどの家は応答が無い。
それどころか、中から奴等が現れることもあった。たまに応答があっても、
金切り声で立ち去るように言われたり、罵倒されることもあった。
立派な門構えのデカイお屋敷を見つけたときも罵倒された。そのときばかりは、
頭に来たので火をつけてやった。(こういうときこそ人間は助け合いだろうに)と、
無茶苦茶なことを俺は考えた。まぁ、燃える屋敷に奴等が集まってくれば、
俺達が助かる可能性も高くなるというものだ。それが例え数分、数時間でも。
 途中でコンビニを見つけたが、まったく俺たちを寄せ付けなかった。
夜中も電気をこうこうと点けて奴等を引き寄せている。商売熱心ここに極まれり、だ。
無人の民家に忍び込んで食糧をゲットし、単車からガソリンを抜いて俺達は旅した。

 人間は寝ないと生きてゆけない、という事実を今更ながらに痛感した。
捨て鉢な気持ちで空き家に入ってゆうゆうと眠り、大型トラックの荷台に入って
(単車も入れて)睡眠をむさぼったこともある。
 一度も奴等に寝込みを襲われなかったのは、悪魔が味方をしてくれたからに違いない。
運というものはまったく信用できなかった。同じく、神についても・・・。

753 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:27
(9/19)
 逃げ回ってすでに五日が経った。俺はさびれた二階建てのホームセンターを見つけた。
外には「閉店セール開催中」の垂れ幕がかかっていた。無駄に広い駐車場には
車が数台止められていた。建物に近寄って確認すると、一回の窓には内側から
板が打ち付けられている。中にはすでに篭城している人間がいた。
中にいる人数を聞くと、男が三人だと答えやがった。どう見ても嘘だ。その倍はいる。
中から女のすすり泣く声が聞こえてきた。人数的に勝ち目が無さそうなので、
持っていたビールと食糧を渡すと、板の隙間から懐中電灯と携帯ラジオを渡された。
 さっさとそこを立ち去った。ラジオよりも俺は車が欲しかった。

 そう言えば女は今までひと言もしゃべらない。だが、俺の言うことは聞く。物も食う。
排泄もする。ほとんど無反応なねえちゃんに、俺は手をつける気にはならなかった。

 市役所や警察署や消防署にも立ち寄ったが、公共施設は全滅のようだ。
ラジオをつけると、たまに意味をなさない人の声が聞こえる他は、空電の音ばかりだった。

 頭上を陸上自衛隊のものとおぼしきヘリが飛んでいった。何か合図を送りたかったが、
どうにもできない。そうこうするうちに、ヘリは遥か彼方に去っていった。
なるほど、自衛隊はまだ生きているのか。望みが持てる。

754 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:28
(10/19)
 生き残りがいるという情報をひっさげ、俺はさっきのホームセンターに戻った。
内側から打ち付けられた板の間から声をかける。応答が無い。駐車場の車に動きは無く、
脱出した様子もない。耳を澄ますと、何かを引きずる音がする。覗き込もうとすると、
いきなり手が飛び出して掴みかかってきた。俺は慌てて身を引いた。
(こりゃここもだめだ)と思ったとき、叫び声が二階のほうから聞こえた。
建物の横を回って二階に通じている外部の階段を駆け上がったとき、
男が中から飛び出してきて目があった。男は腰が抜けて座り込んでいる。
「どうした!?」
と声をかけると、泡を吹きながら、室内を指差した。中に入ると、
もう一人の男が素っ裸の女ゾンビと格闘中だった。
 俺は持っていた警棒で女ゾンビの頭を叩き割った。格闘していた男は
二の腕をかまれて出血していた。男は肩で息をしてあえいでいた。
ところが、女ゾンビは死んで(?)いなかった。再び動き出し。
男のふくらはぎに噛み付いた。銃を抜こうと思ったが、大きな音を立てるのを嫌い、
テーブルの上にあったガラスの灰皿を女ゾンビの頭に叩き付けた。動きは完全に止まった。
 ほっとしたのもつかの間、もう一匹、女のゾンビが部屋に飛び込んできた。
俺はとっさに灰皿を投げつけると、それは顔面に見事にヒットした。倒れたところに
手近にあった消火器を持ち上げて頭に叩き込む。しばしの静寂が訪れた。
 外に突っ立っていたねえちゃんを呼んで中に招き入れた。
死体を見ても何の感情も表さない。こんなときは便利だ。声を上げられたらたまらない。
階段の踊り場で震えている男を部屋に引き摺り込むと、「ヒィッ」と声を上げる。
 階下からは何の物音も聞こえてこない。無駄なところで時間を食ったため、
今日はここに泊まることにした。暗くなって外を出歩くのは危険過ぎる。

755 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:30
(11/19)
 一階に下りると、男と女が四肢と腹をきれいに食われていた。
二人とも死んでいるはずだが、ぐねぐねと動き、近寄った俺に噛みつこうとさえした。
売り場にあった大きなハンマーを振り上げ、二人を今度こそあの世へ送ってやった。
凄惨な現場だが、それがすでに当たり前になっていた俺は、感情が麻痺していた。

 無傷の男に事情を聞くと、思った通りだった。混乱に乗じて女を三人拉致ったらしい。
男は三人(ある意味、最初に人数を来た時の答えはうそではなかったわけだ)だった。
いや、今は二人か・・・。
「おまえら、外の状況を知らねえのか?」
「知ってるよ。知っているからこそじゃねえかよ」
 無傷の男は毒づいた。俺は呆れかえった。
「そんで女に襲われて腰抜かすのかよ、てめえは馬鹿か?」

 一階で食われた男の名は敢えて聞かなかった。聞く必要もない。
ゾンビにかじられた男の名は、本名かどうか知らないが鈴木というらしい。
腰を抜かした無傷な男は、鈴木から「チョロ」と呼ばれていた。
 映画の通りなら、鈴木は助からないだろう。しかし、希望を持たせてやることにした。
絶望して自棄を起こされたらたまらない。
「噛まれたらゾンビになるなんて映画の話だろ? 途中でピンピンしている奴に会ったぜ。
 パニックになると悲観的なニセ情報がながれるからな。ひっかかるなよ。
 今に自衛隊が助けに来てくれる。途中で合図を送っておいたからな」
 俺はしゃあしゃあと嘘を吐いて、男たちに偽の希望を持たせてやった。

756 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:31
(12/19)
 翌朝、死体(?)を外に放り出し、窓をさらに補強した。
店内にはいくらも物が残っていなかった。閉店セールの後はこんなもんだろう。
 その後、陸自のヘリが通るのを期待して、屋上にライトを設置した。
ホームセンターの屋上に上がるには、外部の梯子か、二階の倉庫から階段、
俺が最初に使った入り口に梯子をかけて登るしかなかった。他に出入り口は無い。

 看護もむなしく、やはり鈴木は死んだ。意識を失ったときに、ロープで縛っておいた。
そのおかげで、甦っても俺達が襲われることはなかった。
面倒なので、処理はチョロに任せた。奴の目に狂気の光が灯るのを俺は見逃さなかった。
「この野郎、この野郎」
と言いながら、チョロはハンマーで鈴木の頭を滅多打ちにして砕いた。
「なんだよ、鈴木はおまえの兄貴分じゃなかったのか?」
苦笑を浮かべながら訪ねると、チョロははっと我に返りながら
「こんな奴、人間のクズですぜ。今じゃ人間ですらなくなっちまいましたけどね」
と答えた。(てめえこそクズだろ)と思ったが、口には出さなかった。
「今の俺の兄貴はあんたですよ、兄貴」
 こんな馬鹿を弟分にしていたわけだから、鈴木は自業自爆だったのだろうな・・・。

757 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:34
(13/19)
 その日の夜だった。変な空気を感じて目を覚ますと、チョロに声をかけられた。
「へへへ、兄貴、チャカと女はいただきますぜ」
いつも枕元に置いていた拳銃が無かった。チョロがそれを女に突きつけていた。
腹の前をさぐると、俺の拳銃は、ある。あるじゃねえか!。今、チョロの手にあるのは
オッサンから奪ったほうの拳銃だ。やはりチョロは馬鹿な奴だ。
 俺は大きなあくびをし、残忍な笑顔を浮かべて言ってやった。
「チョロ、おまえは本当に馬鹿な奴だな。そのチャカに弾は入ってねえよ」
 チョロはその言葉を信じていないようだったので、
俺は自分のポケットから3発の実弾を掴み出して見せてやった。
俺の目の前には勝ち誇ったチョロはおらず、ただの貧相な男がいるだけだった。
「おまえはどうしようもねえ馬鹿だよ。いちいち断らねえでやっちまえばいいものを。
 さてと、てめえは奴等の餌になりてえみたいだな。」
 そう言いながら、俺は鉄パイプを拾い上げて近づいてた。
チョロが土下座しながら、必死で手を合わせている。俺は銃を拾い上げ、
弾を装填すると弾倉を回しながら銃本体に手の平で押し込んだ。
ガチャ。
弾倉は音を立てて本来の場所に収まった。

758 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:35
(14/19)
 俺は思いっきり陽気な声で、踊るように語りかけた。
「イッツ・ショータ〜イム。本日のロシアンルーレット挑戦者はチョロさんです。
 ルールは簡単、銃を頭に当てて引き金を引くだけ! 賞品は、安らかな眠りです!
 ではチョロさん、今のお気持ちをひと言!」
架空のマイクをチョロに向ける真似をした。
「あ、兄貴、許してください。魔が差したんです。もうしません。許して・・・」
声が消え入りそうだ。俺は声の調子を元に戻した。
「魔が差した、だ? てめえ、本気で撃つ気でいただろう?」
「本気じゃありません、絶対本気じゃ・・・」
「だったら、ふざけ半分で銃を向けたんだな。余計に許せねえな」
「そ、そんな……」
 俺は、またさっきの陽気な口調で言った。
「今日はジャパニーズスタイルでやってみましょう! 5つの穴に弾は3発。
確率5分の3であなたは安らかな眠りを手に入れることができるんですよ〜〜ん♪」
 そして、今度はいつもより幾分ドスを利かせた口調で問う。
「チョロ、てめえに引き金を引く勇気があるか?」
 チョロは首を横にブンブンと振っている。
すでに言葉も出ないほどビビリきっているようだ。
「そんじゃ、俺がてめえの代わりに引いてやったほうがいいみたいだな。」
 チョロは震えている。必死で謝りながら、頭を床にぶつけていた。

759 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:36
(15/19)
 静かに5秒が経った。
「チョロ、冗〜談だよ。俺が撃つわけねえだろ。おまえもただの冗談だったんだろ?
 ただ単にこの女と一発やりたかっただけなんだろ?」
 泪でグショグショになった顔を上げ、チョロは希望に満ちた目で俺を見た。
今度は首を縦にブンブンと振っている。
「首を横に振ったり縦に振ったり忙しいやつだな。やっぱりおまえは面白い奴だよ。」
 俺は小さな笑い声を上げた。
「女はもうちっと待っとけや。慌てるとろくなことになんねえって、今、わかったろ?」

 俺は少しばかり哀れに思った。こいつはいつもこうやって世間を渡ってきたのだろう。
馬鹿馬鹿しくて殺す気も起きない。チョロは本当に馬鹿な生き物だが、
その馬鹿をからかって優越感を持つ俺も、それ以上に馬鹿なのかもしれない。
 それからというもの、チョロは前以上に下手に出るようになったが、
ねえちゃんへの執着心は消えていないようだった。

760 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:37
(16/19)
 それからさらに二日が経った。俺はホームセンターの屋上にSOSを形どって
テープを張った。昼間のほとんどを屋上で過ごすようになった。
 食糧も無くなってきた。食い延ばしも限界だ。頼りは自衛隊だけだった。

 そして、ヘリはやって来た。エンジンの轟音を聞いて発煙筒を焚くと、
小型のヘリはホームセンターに近づき、なんなく屋上に着陸した。
ヘリを降りて駆け寄ってきた自衛官に、俺は人数をつげた。
「このヘリでは全員乗せることができません。重量オーバーです。
 スペースもありません。今から無線でヘリを呼びます」
 その答えにカチンときた俺は、自衛官の耳に自分の口を寄せながらこう言った。
「ふざけんなよ、下を見ろよ、ヘリの音で奴等が集まって来ているんだよ。
 もう待てねえ。とりあえず、その小銃をよこせや」
 懐から拳銃を抜き、ヘリのパイロットから見えないように付きつけた。
「89式小銃、ゲットだぜ」
 安全装置を外して弾丸を装填し、小銃を肩にかけた。俺は思わずつぶやいた。
「弾も出せよ」

761 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:38
(17/19)
 自衛官に拳銃を突き付け、89式小銃を奪い取った俺を見て、
「すげえぜ兄貴!」
と、チョロが喜んでいる。てめえじゃ何もしねえくせに・・・非常にカンに触る奴だ。
「はしゃいでないでねえちゃんを連れてこい!」
 チョロに女を連れてこさせ、俺は自衛官に押し付けこう言った。
「銃と弾の分だけ軽くなっただろ? 悪いがこいつを頼むぜ。もう、戻ってくるなよ」
 ねえちゃんを抱えるようにして自衛官がヘリに乗り込んだ。
途端にヘリのローターが急速に回転数し始め、機体が浮き上がった。
離れた位置に立っていた俺は、飛び立つヘリに向けておどけて敬礼の真似事をした。
パイロットと女を膝に抱えた自衛官が、複雑な表情を浮かべた顔を俺に向けていた。
 ヘリは、去っていった。

「どうして兄貴? どうしてなんだ!?」
チョロが叫んだ。うるせえ奴だ。
「簡単な計算だろ」
と、俺はウインクして見せた。

762 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:41
(18/19)
 ヘリの音を聞きつけたゾンビどもが集まってきた。俺は一階に降りて
電動シャッターを開けた。再び二階に上がり、ゾンビどもがあらかた店内に入った
頃合いを見計らって、外部の階段を使って外に走り出た。
駐車場の出口に置いた単車にまでもうちょいだ。
後ろからチョロが息咳きって付いて来る。
「おら、チョロ、急げ!」
 そう言いながらも、俺はいたずら心を起こして駐車場の真ん中で俺は立ち止まった。
「??」
チョロは不思議な顔で俺を見ている。
「チョロ、ここでお別れだ」
オッサンから奪ったほうの拳銃をチョロに投げ渡してやった。
「俺はおめえが嫌いなんだよ。そのチャカでてめえの命に決着をつけろ」
泣き笑い顔になりながらも、チョロは、やはり、俺に銃口を向けた。

ガチッ

 チョロは必死の形相で引き金を引き続けた。何度も、何度も・・・。
 俺は弾の入ったポケットを叩きながら大笑いした
「やっぱりおまえは面白えや。本当に何も学ばねえんだな」
言い終わると、肩から下ろした89式小銃の銃口を下げて、チョロの膝を打ちぬいた。

763 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 10:42
(19/19)
 俺はダッシュで単車に跨り、キーを差し込んでセルを回した。
 エンジンの咆哮にかぶって、チョロの叫び声が聞こえた。「兄貴、兄貴」と俺を呼ぶ。

「俺はおまえみたいな弟を持った覚えはねえんだよ」

 後ろを振り返ると、チョロがゾンビに囲まれているところだった。
なぜだかこみ上げてきた笑いが止まらなかった。

 道行く途中、道を徘徊するゾンビどもとすれ違う。
 奴等は俺のスピードには付いてくることはできない。

 ヘルメットの中で、自分の口癖を思い出してつぶやいてみた。
「いつかでかいことをやってやる」
 大嫌いなこの世の中に、一発かましてやりたかった。
どうだろう、こんな世の中で女一人の命を助けたことは、でかいことだろうか?
 俺は自問した。しかし、答えは出ない。誰も教えてくれない。

 どこへ行こうか。
「海が見たいな」
 柄にもなくそんなガキみたいなことを考えながら、俺はアクセルをひねった。

       ―――――――終わり―――――――


764 :736:02/10/01 11:24
マテリアルさん、乙でした。

もうちょっと長くても私は大丈夫です(w
◆/mVzI6b6さんとは又違ったキャラクターで安心して(?)読めました。
もし自分がそんな状況に置かれたらどっちになるだろうか・・・
前者かなぁ、でももしかすると後者よりももっと悪いかも・・・
自分の本性ってどっちかなぁ?と考えると恐ろしくなりました。
ま、子供がいるので間違いなく前者だと思いますが・・・?

私には文才が無いもので・・・他の方新作キボンヌ!


765 : ◆/mVzI6b6 :02/10/01 12:42
マテリアルさん ◆zNU3ykSU
面白かったです。
うまくまとっまた文で凄く読みやすかったですよ。
チョロの行動が凄く人間的で登場人物的には一番面白かった。
女を連れ出しながらも手を出さなかった主人公にもどこかアウトロー的
正義?が感じられてよかったです。

>>742さん続き書いてくれるかな?
おいらも自衛隊の話書いてみたかったけど武器とか階級全然分からないで
無理でした。
元々必死で書いてたんで分からないのに書いたら
絶対どっかで破綻しそうなのが怖かった。
742さん続き楽しみにしてます。

>>736さん書きましょうよ。
オイラも下手だけどここの皆さん優しく読んでくれるし
書いて見ると面白かったですよ。

自分がこんな状況に置かれて家族や友人が死んじゃうと自殺してるかも(・∀・;)

766 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 12:46
あ、このスレ復活したんだ。

767 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 14:59
>>736=764さま、
 レスをありがとうございます。
書いてみると、やはり人間の敵は人間、ということがよくわかります。人間には、
◆/mVzI6b6氏が書かれたキャラクターのような性質と、私が書いた、
例えば「オッサン」とか「チョロ」みたいな性質をすべて内包して持ち合わせていると
思います。極限状況の中でそのうちのどれが表面に現れるか、私には判断がつきません。
 人間は、自分に素直に生きようとすると、必ず誰かしらに迷惑をかけてしまいます。
そういう意味で、(ゾンビ系ではありませんけど)『ペットセメタリー』という映画が
私にとって、いちばんの恐怖です。私自身、あの映画通りの行動をしそうなので・・・。

>>765 ◆/mVzI6b6さま、
 お褒めいただき光栄です。
あの話はチョロと「俺」の掛け合いが元ネタだったので、ねらいが当たったようですね。
あと、本来この話に「ねえちゃん(女)」は出てくる予定はなく、出したとしても
ゾンビの餌用に連れていたというのが本当のところなんです(つまり、女を餌にして
時間を稼いで、自分だけが助かる)。本編ではチョロがその役をやってくれました。
さらに言うと、「俺」自身は女を自衛官に押し付けて、最後の瞬間に拳銃で自殺するか、
食われるはずだったのですが、719‐720にかぶったので、変更しました。
昨日、リロードしまくっていて、719‐720を読んだときに、「うわっ、かぶった!」と
小さく声を上げてしまいましたです。
 ちなみに、「登場人物はみんなクズ」「最後は全員食われる」というのをやって
みたかったのですが、後者をやると無茶苦茶後味が悪くなるため、あきらめました。

768 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:12
(1)
 赤い絨毯を踏みしめ、代議士達が議場に吸い込まれていった。
彼らは一様に、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

・ ・ ・ ・ ・

 議場に集った代議士達の中には、「暴徒」に襲われ、包帯から血を滲ませている者もいた。
A:「ですからね、だめなものはだめなんです」
女のヒステリックな声が響き渡る。
B:「だめなものは、って、現にですね、国民が暴徒に襲われているのですよ!」
男が女を指差しながら叫ぶ。
C:「しかしですね、暴徒とはいえ、国民ですから、彼らに銃を向けるのは
  いかがなものかと・・・」
間延びした声が議場の緊張感を削いでいる。
B:「そんな悠長なことを言っている場合じゃないのは、あなたもよくご存知のはずだ!」
男が机を叩いた。
D:「早急に自衛隊に出動の要請を行なわないと、それこそ大変なことになりますよ」
男は、出動反対派に鋭い視線を向けた。
A:「そんなことをしたら、アジアの国々が黙っていません。必ず大きな抵抗に
  合いますよ! それにあなたには歴史を正しく見る目がないんですか!!」
女は十年一日のごとく繰り返してきたセリフをまた述べる。

769 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:13
(2)
B:「アジア、アジアってあなたはいったいどこの国の政治家なんだ!」
男は今まで思っていたことを、とうとう口にする。
A:「そういう言い方って、ないでしょ!(まぁまぁ、と他の老人が割って入る)
  とにかく、暴徒も人間ですし、国民です。自衛隊を差し向けるなどとんでもない」
女は勝ち誇ったように自論をぶち上げる。
D:「では、この状況下であなたはどうしたらよいとお考えなんですか?」
男ははらわたが煮え繰り返りながら、穏やかな表情を浮かべて問う。
A:「それは・・・(絶句)。暴徒と話し合うべきです」
女は困り切っている。
B:「話し合い? 何を話し合うというのですか?」
男は呆れた顔をしている。
A:「とにかく、時間をかけて、何を話し合うかも含めて話し合うべきです。
  自衛隊の出動は絶対に認めません。だめなものはだめ! キーーーッ」
女は泡を吹きながら高い声を上げる。
B:「そもそも、国内へ自衛隊を派遣することに何の問題があるんだ!?」
男は素直に疑問を口にする。

770 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:17
(3)
 こうして無意味に議論をループさせているうちに、生存者の数は急激に減少していった。
議論に夢中になっている代議士達は、現実から目を逸らしておかまいなしだった。
議場は「暴徒」に取り囲まれていた。そんな事実にさえ気づいていなかった。
 何度かの休憩をはさんで議事が進められたが、まるで進展がなかった。それどころか、
老人や警護の人間の中から「暴徒」と化す者も出現するありさまだった。
総理大臣の元には、自衛隊各方面隊から何度も連絡が入っていたが、
気を効かした秘書がそれらをすべて先送りにして握り潰した。

A:「仕方ありません。我が党は妥協し、今回の非常時に限り、自衛隊の車輛の赤信号
  通行を認めるよう提案します」
女の言葉は、議場内の人間を点目にしてしまう。静寂の後、怒号が飛び交う。
B:「今は信号の話をしている状況では・・・ん?」
男が自分の発言にかぶる大きなドーンという音を聞く。
「なんだ?」「なんだ?」と議場内が騒がしくなる。
B:「話し合い話し合いというなら、あなたが外に出て話し合いをしてごらんなさい」
A:「それは私の仕事ではありません! それよりも・・・あっ・・・」
女は口を開けたまま動きを止める。彼女の視線の先には、議場の大扉から議場内へ
わらわらと入ってくる「暴徒」の群れだった。

771 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:18
(4)
 議場内がまさに地獄絵図になっているときも、各方面隊からの電話がひっきりなしに
鳴っていた。しかし、受話器を取る者は誰もいなかった。

「連隊長! 発砲の命令を!」
若い兵士は目を大きく見開いて眼球を飛び出させんばかりにして詰め寄る。
「まだ総理からの命令が無い。しばし待て」
そう答える連隊長の態度は威厳に満ちている。
「れ、連隊長! 正門が破られそうです!!」
新たな兵士が部屋に飛び込んできた。
「なんとか抑え・・・」
連隊長がそこまで口にしたとき、外からは叫び声が上がる。
「連隊長!」「連隊長!」「連隊長!」「連隊長!」
兵士達が取り囲んで哀願するように叫ぶ。
「・・・よろしい、わかった。発砲を許可する。弾薬を支給せよ!」
思案の末、連隊長は命令を下す。ただし、口頭で、だが。

772 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:19
(5)
「弾、弾、弾ぁぁぁ!」
若い士官が武器庫管理事務室に叫びながら飛び込んでくる。
「なんだ騒がしい」
管理官はあくまで冷静にそう言う。
「連隊長の命令が出ました! 早く隊員に弾薬の支給を!! 早く、早く、早くぅ!」
とにかく「早く」という言葉しか出てこない。
「では、命令書を提出したまえ」
やはり冷静である。
「・・・」
言葉を失う若い士官。
「なんだね、ちゃんと文章を用意してこなかったのか? それでは出せないよ。
 君ね、士官はきちんと規則を守って、下の者の手本とならなければいかんよ」
冷静すぎる管理官。突然、ドアが音を立てて開く。
「な、なんだね、君は!?」
初めて焦りの色を見せた管理官の目の前には、全身血だらけで口に何かを咥え、
うつろな目をした肌がやけに青い人間が立っていた。

773 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 17:24
(6:エピローグ)
「そんなんで小父さん、どうやって逃げてきたのよ?」
「どうもこうもねえよ。すぐに高機動車に飛び乗ってさ。ほれ、高機動車ってのは
 大きいジープみたいな奴。あれで即脱出さね。ドアが開けっぱなしだから
 怖ええのなんのって・・・、怖ええんだよ」
「ふーん」
「隣に乗せた同僚が落ちてた小銃を拾ったんだけどさ、どれもこれも弾が入ってないさ。
 待機中に装備は整えてあったっけ、弾だけは別だったんだわ。で、いつまで待っても
 命令が出ないから、演習中にちょろまかしといた員数外の弾ぁ、掻き集めてな」
「員数外?」
「いやさ、私物、ちゅうことだ。ホントはいけないんだけどな。ま、ともかく、それを
 ひっそり隠し持ってさ。バン、バン、バン、って・・・」
「小父さんも悪だね」
「まともな神経じゃ、まともでない状況を突破できんだろうに。
 そいでこの岸まで来たら、お船が動いとる。驚いたさ、まだ生き残りがいるゆうて。
 車をお船に乗っけてもらって、この島ぁ渡ってきたいうわけさね。
 にいちゃんも車で来たんかい?」
「俺は、車じゃなくって、単車」
「ひゃぁー、度胸あるねぇ。
 で、その小銃と弾薬は、どこで手に入れなさった?」
「ん、気のいい若い自衛官にもらった」
「・・・そんなわけ、なかろうよ。民間人に銃は渡さねよ」
「実は、女と交換した」
「・・・」「・・・」
「っぶ、ブハハハッ! 冗談うまいな、にいちゃんは。ま、いいさね、いいさね」

 年配の男がそう言って笑いながら、火の点いた煙草を指で弾き飛ばした。
煙草が落ちた先には、二度死んだ「暴徒」の死体が積まれていた。

―――――――終わり――――――


774 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 20:58
742,743を書いた者です。とろいですが、確実に歩みを進めたいと思います。
どうぞよろしく。

「2」
 入ってくるニュースは悪いものばかり。希望のきの字もありゃしない。警察機構は崩壊寸前、政府の
機能は麻痺、我が自衛隊も例外ではなく、基地を放棄したり通信の途絶えたりした部隊も少なくない。
身近な所でも、状況に耐えられず脱柵した者,最近では自殺者までもでる始末であった。
・・・実は,俺も自分用に一発とってある。

この先どうなるのか・・・そう考えた。答えなど出るわけないのに。とはいえ,自分はまだ生きている。
安全な場所もある。自分はまだ幸福なのかもしれない。
「浜崎!はーまーざーき!おい!」
 岡崎が俺の肩を揺り動かしているのに気が付いた。ボーっとしていたらしい。岡崎が心配そうに俺の顔を
覗き込む。

「大丈夫か?いつぞやのショックがウマシカにでもなったのか?」
「・・・トラウマだろ。平気だ。悪い悪い。」
 岡崎がわざといつものボケを入れた。少々参っているのを察してくれたのか,和ませようとしてくれたらしい。


775 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 20:59
「大丈夫だよ、この高度なら飛びついてこないって。おーい石田!生存者は見えたか?」

「動いてるのは死体だけです!もはやそれらしい人影はありません!」
岡崎が背後の方に怒鳴りつけると返事が返ってきた。

 彼は石田雅彦一等陸士。うちの隊の部下で、いわば彼はもうひとつの目だ。生存者を探すには多いほうが
良い。とはいえ、いまだ確認ははできていないのだが・・・。

 俺は基地を呼び出す為に無線のスイッチを入れた。
「レスキュー005より本部へ、送れ。」
ノイズが入った後に本部のオペレーターがいつもの台詞を一言一句たがわずにしゃべる。
俺も同じ返事をする。
「こちら本部。レスキュー005、生存者は確認できましたか?」

「担当哨戒区域、生存者確認できず。人影、信号等の合図ともに無し。これより帰投する。終わり。」

 いつものように連絡を入れ、ヘリを基地へ向ける。これが日課だった。

・・・この日までは。

776 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 21:00
 郊外を寸断するように真っ直ぐに伸びた高速道路に沿ってヘリを飛ばす。所々に数台の車が列を成して
いるのが見えた。もちろんいつもの渋滞なんかじゃない。脱出しようとした人々の車でごった返している中,
そこをゾンビの集団に喰われたのだそうだ。
所々でくすぶった煙をあげている車は事故による火災だろう。
消す奴なんていないだろうが。それでも様子を見るため高度を下げてみる。獲物を食い尽くしたゾンビ達が
あてども無くヨタヨタと歩いているのが見えた。こちらに気がついたのか、両手を上げているのがわかる。

「ぞっとしねえな・・・悪夢を見ているようだぜ。」
岡崎がニヤニヤしながら強がりを言う。目が笑ってないのがわかる。
「悪夢のほうがまだましだ・・・覚めるからな。」
「まるで、降りろと言っているみたいですね。ヘタすると騙されそうですよ。」
不安な調子で石田が小銃を抱きしめる。
「そんときゃ一発お見舞いしてやろうぜ,石田くん。」

777 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 21:00
一応俺達は銃火器を持っている。もちろん普段より多めにだ。師団長がクビ覚悟で全隊員に配布し,俺達
のような危険な任務につく隊員には多めに弾などが支給された。
暴動発生当初、法律上の問題で武器・弾薬がろくに至急されないために甚大な被害をこうむったという
話があったため,独断で我が師団は武装した,と言う訳だ。

「は、はいっ!」
元気良い返事が返ってくる。不安な気持ちは小さいときに消しておくに限る。
ましてやこんなイカレた状況ではなおさらだ。

暫く飛ぶと川に差し掛かった。川に向かって道路は伸びていたが,途中で途切れ,川中に道路と思える
アスファルトの塊が没していた。
「うわっ・・・すげ・・・」
 下を眺めていた岡崎が呟く。。
「橋を爆破しやがったんだな。ゾンビどもの阻止のためか・・・。」

岡崎の言葉に気が付いたのか石田も下を見たらしく,愚痴をこぼす。
「畜生,生存者がいるかも知れないのに・・・」

「みんな、生き残るのに必死なのさ。もはや形振り構ってられないんだろうよ。」
岡崎はたしなめるように口を出す。

「はい、でもしかし・・・」
納得いかないと反論しようとした石田が突然口を止め,外を喰い入る様に見た。

「どうしたんだ?」
岡崎が尋ねるが返事がない。じっと外を見ている。俺も尋ねようとした時だった。

「速度を落としてもらえますか!?発煙筒の煙のような者が見えます!」

778 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 21:08
今回はここまで。ほんの少しでも楽しんでもらえたら幸いです。

>744氏、◆/mVzI6b6氏
ありがとうございました!努力します。
>マテリアルさん ◆zNU3ykSU
短編、しっかり纏まっておもしろかったです。自分もだらだら
長くならないような、まとまったものを作成したいと思います。よろしく!

779 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 21:24
>>778さま、
 おお、続編キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
今、仕事中でちょっと眠くなってきたところなんですが、目が覚めました。
明日に続くですか、楽しみにしております。がんがって\(^▽^)/
(昨日ほとんど寝てないので、ハイになっとります)

 台風、すごいです・・・。風の音が人間の悲鳴に聞こえて、ちょっと怖い。
さて、仕事しなくっちゃ・・・。

780 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 21:31
>779
それはゾンビ達が窓を叩いている音だった!

ガシャーン

781 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:21
(1)
 台風がどんどんひどくなってきた。外では悲鳴のような音をたてて風が吹いている。
「こんなことなら、6時の段階で帰っておきゃよかったな・・・」
ホームセンターの事務所で会計管理の仕事をしている靖男(仮名)は
キーボードに向かいながら、そんなことを考えていた。
「さて、ホームセンタースレでも覗いてみるか」
仕事をサボってオカ板の【ゾンビ】ホームセンター攻防扁【ゾンビ】にアクセスした。
最後についたレスは

  780 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 21:31
  >779
  それはゾンビ達が窓を叩いている音だった!
  
  ガシャーン

だった。そんなわけねえじゃん、靖男は鼻で笑いながら煽りレスを入れようとしたその時、

ガシャーン

一階の入り口でガラスが割れるような音がした。

782 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:22
(2)
 靖男は不機嫌な顔で席を立った。職場のある二階から階段で一階に降りようとした。
職場のドアを開けると、吹き込んできた風が靖男の顔を撫でた。階段の電気を点けると、
下のほうで何人もの人間がうずくまっているのが見えた。
(いったいどこのホームレスだよ。この糞忙しい時に)そう思いながら荒げた声をかけた。
「おい、何やってんだ、お前ら!?」
階下の集団が一斉に顔を上げる。そこには・・・!

 靖男は急いで職場のドアを閉め、鍵をかけた。今、見たものはなんだ? 
頭が混乱し、複雑怪奇な思考が脳内を駆け巡った。信じられない、信じたくない。
だが、確かめるのもいやだ。絶対にいやだ。まだハロウィンには時期が早いだろうに。

「糞っ、>>780があんな事を書くから変なのが出てくるんだ。780って誰なんだ?
 俺の知り合いか? ここにいることを知っていて脅かしているのか?」

 職場のドアを見ると、すりガラスの向こうに蠢く人影が見えた。
これではガラスを割って侵入されるのは目に見えている。

783 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:23
(3)
 靖男は、残業している部長に報告をしようとした。しかし、何と言えばいいのか?
「ぶ、ぶ、部長、ゾンビが外にいます!」
 焦りの気持ちから、ストレートに報告してしまうマテ男だった。もちろん部長が
そんな言葉を信じるはずが無い。部長は冷ややかな目を靖男に向け、仕事に戻った。
「本当なんです、外を見てください。つうか、もう、ドアのところまで来て・・・」

 ドガシャッ!

職場のドアのすりガラスが破られた。そこから侵入してきたのは、割れたガラスで
作った傷も気にすることの無い、まごうことなくゾンビそのものだった。

 部長が音に驚いて席を立ち、ゾンビどもの姿を見たとき、何を考えたか、
ゾンビに近づいていった。注意をするつもりらしい。・・・冗談じゃない。
マテ男は部長を部長室に引っ張って、ソファに放り出すと、ドアを閉めて本棚を
移動させようとした。ところが、部長はそんな靖男を羽交い締めにして止めさせた。
「おまえ、何やってるんだ。俺が注意してくるからちょっと待ってろ!」
部長がドアを開けて部屋から出ようとしたその瞬間、
「おまえら、冗談も・・・ひゃぁー!」
変な声を上げながら、奴等に引きずり出されてしまった。部長は懇願するような目で
靖男を見た。しかし、もう、手後れだった。

784 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:24
(4)
 部長室にたった一人残された靖男は、渾身の力を込めて本棚をドアの前に移動させた。
モップがあったのでそれをつっかえ棒にした。外ではシャクシャクという不気味な音が
している。それが何の音なのかは想像に難しくなかった。
 気を取り直したマテ男は部長のコンピューターを使ってインターネットにつなげた。
もちろんアクセスするのは2ちゃんねるオカ板。すぐに新スレを立てた。タイトルは、

【部長】ホームセンターにゾンビ来た【餌食】

 1 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 21:59
 部長がゾンビに食われました。

だった。錯乱していたにしても馬鹿すぎるスレタイだった。もちろんこれでは
誰にも信用されない。必死でスレをageる靖男。煽る他の住人。
靖男は泪を流しながらキーボードを叩いた。やはり誰も信じてはくれなかった。
ならば、と思い、ニュー速+のスレに片っ端からレスを入れて注意を喚起した。
すでにこのとき、靖男は自分の生命のことなどどうでもよかった。
2ちゃんを見ている住人の、百人、いや十人、たった一人でもいい、自分のレスで
助かってくれれば・・・と、ただそれだけを考えていた。みんな、信じてくれ!
 だが、ニュー速+でのレスもひたすら煽られるばかりだった。
靖男は、自分の心が2ちゃんねらーの通じず、悶絶した。
しかし、靖男は気づいていなかった。自分がレスを入れているところが、
「newsplus」ではなく「news」だったことを・・・。

785 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:25
(5)
 事態ここに極まれり。にっちもさっちもいかなくなった靖男は、オカ板に立てた
自分のスレに戻ってきた。ネタスレと思われたのか、幸いにして削除はされていなかった。

 45 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 22:45
 みんな、信じてください! 本当にゾンビがいるんです。
 今にもドアを破られそうです。あ、m

ここまで書いたとき、衝撃でモップが外れてしまった。本棚が傾いでいる。
靖男はすぐに「書き込む」ボタンをクリックし、ドアに走った。
体重をかけて本棚を押したが、すでにゾンビの腕がドアの隙間から突き出ていた。
永遠にも思える一瞬の攻防に打ち勝ったのはゾンビのほうだった。
靖男は隙をつかれて、右手を掴まれた。あっという間にドアの外に引っ張られ、
腕に激痛が走った。無理矢理力任せに引っ張ると、ビリッ、という不気味な音を立てて、
筋肉が剥離する感触を味わってしまった。なんとか自分の右腕を室内にもどすと、
白い骨が見えていた。靖男は失神しそうになりながらも、精神力のみで再びモップを
壁と本棚の間にかました。
(これでしばらくもたすことができる。早くみんなに信じてもらわなければ)
頭の中にはもうそんな考えしか浮かばなかった。靖男は痛みをこらえながら、
左手一本でキーボードを叩き続けた。

786 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:26
(最終話)
 68 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:01
 頼むから信じてktレア。おねあいだか…

 75 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:05
 みぎてをくわれあt 俺はもうだめkじゃもしれあないう

 78 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:07
 みんな、がんgって いきのびtw

 81 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:11
 もう、じかんgふぁのこっていない あとすこし、すこしうだけじかんwp@

 84 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:13
 やばあしjぞんびがくうううwたああああああああああ

ゾンビが本棚を倒し、室内に侵入した。狭い部屋にもかかわらず、マテ男は気づかずに
キーボードだけに集中していた。何匹ものゾンビにのしかかられ、かぶりつかれながら
人生における最後の力で「書き込み」ボタンをクリックした。
 食われていくマテ男の表情は、困難を成し遂げたかのように満足げだった。


 ゾンビが地上を蹂躪しきったのは、マテ男がスレを立ててから、たった三週間後のことだった。

 愛すべき2ちゃんねらー達に幸あれ・・・

      ―――――――終わり―――――――

787 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/01 23:35
 ・・・すみません、スピード勝負のネタだったので、推敲していません。
途中、「マテ男」とあるのは「靖男」のことです。

 台風、おさまりましたね。まだ職場です。帰宅落ちいたします。では。

PS:
>>780さま、
ネタ振り、誠にありがとうございますた。
おかげで仕事が全然進みませんですた(w

788 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/01 23:50
85 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/01 23:15

∧∧
(,,゚Д゚) <このスレ終了

86 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/02 20:15
ところで最近、妙な事件が多いんだよな。ゾンビを見たとかさ。
馬鹿馬鹿しい話だな。

87 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/03 00:45
おまえら今すぐテレビ見れ!暴動らしいが何か違うんだ!
あれはまるでゾf馼ミq・イNT・R愴$荀R菎E扠oモ酊ロ、ォセ]L・クU・
鵠キvZqニ゙y/メョシbRナ5拂xラ・・Jo_zBr簸$rヘ・マコャアレAニmHwBェbdsU・ヒ+D

・・・これ以降のデータは破損している為解読不可能





789 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 00:29
>マテリアルさん
チョロの話(・∀・)イイ!


790 :オナニーKING:02/10/02 03:30
おっとしばらく仕事がいそがしくなってみない内に完全に良スレ化してやがるぜ
どれも完成された文章で小説マニアの漏れは熱中しすぎてオナニーも忘れるぜ
漏れとしてはあの単車で逃げてた極悪人が生き残ってくれてて嬉しいぜ
もっともっと漏れに肉・・じゃなくて物語りをくれ〜

791 :736:02/10/02 14:00
736です!書いてみまーす。




 結婚して3年、あまり身体が丈夫ではなかった優子だが、無事待望の男の子を産んでくれた。
名前をつけるのに一苦労・・・じいちゃんばあちゃんが「あれがいい、これがいい」
と言ってくるのを受け流しながら命名事典と睨めっこ。
やっと「一弥」と決めたのはぎりぎり2週間目の日だった。
毎日毎日てんやわんやの日々を過ごし、いつの間にか1年がたっていた。

 いつもと変わらずに、1歳になる息子を連れて仕事に出かけた。
途中息子を幼稚園に預ける。「ばいばい、行ってきます」
やっと手を振るのを覚えた一弥と別れ、仕事先に向かう。

 優子は小学校の教員なので朝が早い。
そのため、一弥を送っていくのはサービス業で朝の遅い俺の役目だった。
夜は帰りが遅くなかなか会えないので、その分朝はめんどうを見るようにしている。


792 :736:02/10/02 14:01
 会社に着くと、いつもの様にタイムカードを押し先に来ている同僚に挨拶をする。
これもいつもと変わらない・・・変化がなさ過ぎてつまらない位だ。
給湯室でコーヒーを沸かし、軽い雑談をしながら今日の仕事の段取りを見る。
 特に変わった仕事は無い、いつものように営業廻りだ。

午前中は順調にこなせた・・・が、遅い昼食をとり午後の仕事に向かおうとすると
なにやら様子が変だ。
 いつもならこの曜日、時間帯は混まない筈の道路が妙に混んでいる。
事故か何かでもあったかな・・・とも思うがそれも変だ。
どの道路も混んでいる。

 「ピピピピピ!」携帯が鳴った。
優子からだ、緊急の用事以外は電話はするなと言ってあるため、一弥が熱を出したり
する以外はめったにかかって来ない。
 又病院に行かないといけないのか・・・そう思いながら電話を取る。
「ニュース見た!?」・・・「え??」

 あわてる優子をなだめつつ、話を聞いた。
どうやら日本全国規模で暴動が起きているらしい。しかし、冷静になって考えると全国で一斉に
暴動と言うのも変な話だ。
 取りあえず落ち着いてニュースを聞き、職場の指示に従うように話して電話を切る。


793 :736:02/10/02 14:02
 ラジオのスイッチを入れる、確かに臨時ニュースとして暴動らしきことが起きている旨の
放送だ。しかしラジオ局も正確な情報は無いらしく、今一つ正確な情報は無い。
 車の外を見てみると、やはりニュースを聞いて外に出ている人が大勢いる。
しかし、殆んどの人は状況が解っていないらしくただうろうろしているだけだ。
 パトカーや救急車のサイレンがあちこちで聞こえてくる・・・胸騒ぎがする。

 取りあえず何とか会社に戻ると、同僚たちもテレビのニュースに釘付けだ。
「何があったんでしょうね?」不安そうに事務の女の子が聞いてきた。
「もうちょっと正確な情報が入るまでは会社に居た方がいいだろうな」俺は答えた。

「何でそんなに冷静なのよっ!!」昔の彼女に言われた言葉がふとよぎる。
周りのみんなに言われるのだが、普通だったら慌てふためく場面でもなぜか冷静でいられる。
それが原因で前の彼女とは別れ、優子とは上手くやっていけている。
 この状況では、そのほうがいいのは明らかだがそんな自分にちょっと冷たさも感じた。


 優子の携帯に電話をしてみるが、案の定繋がらない、一弥の保育園も同じだ。
保育園は会社からそう離れていない場所にあるので、車の移動の困難さを考えて徒歩で迎えに行く事にする。
 会社の同僚は心配したが、それよりも息子の事が心配だ。
万が一のために材料置き場に有ったパイプを持ち会社を後にする。


794 :736:02/10/02 14:02
 つい数時間前までは、大渋滞だった道路も多少空いている。みんな自宅やら職場に戻って行ったのだろう。
保育園に着くと、保母さんが出てきた。「あ、こんにちわ。一弥君のお迎えですか?」「はい、心配なもので・・・」
「そうですよね、他の父母の方も皆さんお迎えに来てます。いったい何があったんでしょうね?」
保母さんの目線が鉄パイプに向けられる。「あ、これ・・・用心のために、一応。」
 確かに異常だ。鉄パイプを持って子供を迎えに来る親がどこにいる?
でも、何かしら武器を持っていないと不安に駆られるほどの空気だった。
挨拶もそこそこに保育園を後にして急いで会社に戻る。

 「道路も空いてきたので、今日は取りあえず自宅に戻り待機してください。」
上司がそう言うか言わないかのうちにみんな急いで家路に着く。
 一弥を車に乗せると、優子の学校へ向かった。途中携帯に電話をしてみるが、やはり繋がらない。
だんだん不安が募って来る。

 優子の勤務先は小学校だ。案の定迎えに来た父母たちでごった返している。急いで職員室に向かうも、
父母たちが溢れ返っていて中に入れない。しかたが無いので廊下で待っている事にする。
先生たちが駆け回ってはいるが、生徒はみな各教室で大人しくしている様でそれほどパニックと言う感じでもなかった。
 ちょうど、優子が通りかかった。「あ、あなた。心配していたのよ!」「大丈夫大丈夫。」俺の口癖である。
一弥を見て、ほっとしたのか多少笑みがこぼれる。

 「子供たちを父母の皆さんに引き渡さないといけないので忙しいの、ちょっと待っててくれる?」
そう言うと、又教室へかけ出した。「廊下は走っちゃいけないんだぞー」俺が冗談交じりで言うと
軽く手を振って廊下の角に消えていった。
 時間がかかりそうなので、一弥を抱いて校庭に出てみる。高台にある小学校のため、街の様子が見える。
あちこちで聞こえていた救急車やパトカーの音が消えている。「?」街のあちこちに人が出ている。
慌てている様子でもなく、かといって普段通りでもない。何か、やる気を無くしてただぶらついていると言った感じの人と
 それとは別に、逃げまどう人たちも見える。その「ぶらついている人」から。


795 :736:02/10/02 14:04
言い知れぬ不安を感じ、取りあえず車に戻ってニュースを聞いてみる。
「ザッ・・・繰り返します、これはフィクションではありません。全国規模で起きている暴動について
政府の発表はありませんが、当局のヘリの映像によると住民同士の衝突が起きているとの事です。」
「原因は今のところ不明ですが、特に市街地に集中している模様です。」
「正式な発表があるまで、戸締りをきちんとして家から出ないでください。」
 ・・・暴動にしてはおかしい、暴動を起こしている側のほうが動きが遅いと言うのは変である。

とにかく、この街でも人が人を襲い「殺している」事は事実のようであった。
「冗談じゃない!殺し合いだと!?」いても立っても居られなくなり職員室に向かう。
職員室では、迎えに来ていた父母も一緒になりテレビを食い入るように見ていた。
「とにかく、急いで帰りましょう」誰かが言うと、みな我に返ったように自分の子供たちを連れて帰って行った。



796 :736:02/10/02 14:05
それから2時間ほども経っただろうか・・・、一段落した所で教頭先生が正門を閉め、鍵をかけた。
不審者対策のためにきっちりとした対応がされているため取りあえずは安心出来る様だが、相手が暴徒では焼け石に水かとも思われた。
「いくらなんでも子供たちまでは襲わないでしょう」教頭が不安を打ち消すように言ったが、何の根拠も無いのは明らかだった。
本当は俺も帰りたかったのだが、親が迎えに来ていない生徒が居るので先生は帰れない。優子を残して家に帰るのは出来なかった。
事態の収拾がつくまで、取りあえず学校に篭城する事にする、この時点で先生、生徒を含めて50人ほどが
残っていた。

 電話は回復していたが、連絡がつかない家が多い。やっと話が出来たと思うと、
「家の外にバケモノがいるので出られない」と怯える父母ばかりだった。その頃になると、皆ただの暴動ではなく、何か得体の知れないもの
のせいではないかと考えるようになっていた。
 実際、ニュース映像や、校庭から見渡した街並みでは人が人を襲って、「食べて」いる。
普通なら吐いてしまいそうなその現状でも、俺はなぜか冷静だった。「優子と一弥を守らなければ・・・」
その思いで耐えられたのだと思う。
 学校の周りにもその「バケモノ」たちが集まってきはじめている。塀や鉄柵は上れないようでうろうろしているだけではあるが・・・。


797 :736:02/10/02 14:06

 「あなた、私達どうなっちゃうの?」優子が不安そうにきいてくる。「大丈夫、俺が付いてるだろう?」
何の根拠も無かったが、その言葉をかけるのが精一杯だった。
 先生たちは、残された生徒を外の見えない場所に集めて「心配しないで、外で事故が起こっているので学校から出られないけど、
ここに居れば安心ですからね」と説明をしていたが、親が迎えに来ていない不安と、先生たちの険しい表情から何かを感じているようだった。」
それでも明るいうちは何とか冷静であったが、暗くなってくると泣き出す子が増えてきた。

 残った大人全員で会議を開いた。取りあえず、外に集まっている「バケモノ」を絶対中に入れないように見張りを置いて監視する事。
同時に、食料、飲み水の準備、万一のときのために武器になるものの調達。などを係を決めて行動した。
 子供たちのケアは、優子を含め女性人に任せて取りあえず行動した。何かをしていなければとてもこの現状に耐えられそうに無かった。
夜になり、怯えて泣いていた生徒たちが眠りにつくと、見張りを残して片っ端から知り合いに電話をかけた。殆んどは繋がらなかったが、
中には、自宅に篭城している友達も居た。話によると、周りの人たちは家族の身が心配で出かけたきり殆んど戻らないそうだ。
「食料がある間は部屋に篭っているつもりだけど、無くなったらどうしたらいいか・・・」と悲しく話すその後ろで、ドアをたたく音が響いていた。

 どうやら、「バケモノ」は昔映画で見た「ゾンビ」と同じものの様らしい。信じられないが、他の先生たちもその事実を受け入れていた。
問題は生徒だった。いくらなんでも死人が生き返って人を襲い、そして「食う」などとは話せない。事態が好転するまでは、隔離するしかなかった。
低学年の子は、親を求めて泣き続けている。無理も無い、こんな状況がおかしいのだ。
一弥は、ずっと大人しくしていたが、おしめの替えが無いためトイレットペーパーを当てているので痛いらしくぐずり始めていた。


798 :736:02/10/02 14:07
 2日ほどは何事も無く過ごせてはいたが、相変わらず塀の周りには「ゾンビ」がうろうろしている。これからどうなってしまうのか誰もわからない。
事件が起こったのは、3日目の昼過ぎだった。遊び盛りの子供たちである、何日も一箇所に閉じ込めておくのに無理があるのはわかっていたが、
どうしようもなかった。生徒の一人が熱を出して寝込んでいたのだが、その子が戻ってきてみんなを噛んだと言うのである。
「まさか・・・」隔離してあった部屋に行くと、殆んどの生徒は逃げ出しており、口から血を滴らせた小さな女の子が立っていた。「何てことだ・・・」
その子の友達の話によると、トイレに行って来た後から、怯えていて何を聞いてもしゃべらなかったそうだ。手には引っかき傷があったので
一応手当てはしてあげたらしいが、その後熱を出したらしい。
 興味半分で外に出て、まさかゾンビとは知らずに手を出してしまったらしい。
ゾンビとはいえ、顔が青白いだけで普通の人と見分けが付かないもののほうが多い。小さな女の子である、わからなくても無理は無い。



799 :736:02/10/02 14:10
 ふと我に返る。目の前の少女がゆっくりと近づいてくる。小さな女の子である、いくらなんでも頭を叩き割るなんてことは出来なかった。
取りあえず、部屋の鍵を閉めて閉じ込める。ドアを破って出てくるとは思えなかったので急いで職員室へ戻る。
職員室では、あの部屋から逃げ出した生徒たちが集まっていた。何人かは別に逃げたらしく、どこに居るのか見当も付かない。
噛み付かれた生徒が何人かいたので、傷の手当てをして別の部屋で休ませた。その後会議を開いてどうするか考えた。
 ゾンビ化しているとはいえ元生徒だ。やはり隔離しかないのではないかとの意見が大半だった。先生の心情としては当たり前の事だ。

問題は、まだゾンビ化していない生徒をどう扱うかだったが、幸い教室はたくさん余っていたので一人一教室に隔離をしようとなった。
意識がある生徒を一人で置いておくには忍びないと言うことで先生が各人付き添った。嫌な役目であった。
「あなた!大変!」優子が血相を変えて飛び込んできた。「どうした!?」各教室で生徒を看取った先生が、その後蘇った生徒に噛まれたと言うのである!
「どうして!?」と言いかけてはっと我に返った。自分の教え子が目の前で死んだのである、普通に考えたら耐えられないはずだ。
その後、起き上がったら・・・ゾンビである事など忘れ、抱きしめてしまうのではないだろうか・・・。
ゾンビ化した少女を見ているが、面識の無い子である。知っている子だったら・・・考えておくべきであった。

 建物の中にゾンビが居るのである、職員室などそう長く持たないであろう事は容易に想像できた。急いで立てこもれる部屋を探して避難する。
「一弥!」優子と交替で面倒を見ていたが、眠ったために隣の部屋で休ませていた一弥を抱きかかえ、食料の置いてある部屋に向かう。
食料さえ何とかなれば、しばらくは生きられる。そう考えていた・・・。
 食料は、一階の端の部屋においてあった。そこにもしゾンビが居たら、俺たちにはもうあとが無いと思っていた。
逃げる途中にはぐれていた生徒たちもすでにゾンビ化しており、約半数、それも子供たちばかりがゾンビになっていた。


800 :736:02/10/02 14:10
 食料庫の中には、すでにゾンビが居た。生徒たちは、恐怖のあまりなすがままであった。泣き叫びながら同級生に食いつかれ、その場に倒れこんだ。
前からも、後ろからもゾンビが迫ってくる。先生たちは、恐怖のあまり調達しておいたスコップや椅子等でなぎ倒していたが、
その時点でもう冷静な判断などできていなかった。俺と優子、数人の先生と生徒はは何とか迫りくるゾンビを振りほどいてその場から逃げたが、逃げ場所など無かった。
途中、先生と生徒の何人かが襲われた。もうすでに俺と、優子、一弥、優子の教え子の生徒の4人しか残っていない。
「智子ちゃん!!」優子が叫ぶ。振り向くと優子の教え子の一人が倒れていた。「せんせー、痛い!」優子が急いで戻る、が、すでにすぐそばまでゾンビが迫っていた。
智子ちゃんの足にゾンビがむしゃぶりつく「いたいーっつ」泣き叫ぶ生徒、洋子がゾンビに体当たりして智子ちゃんを抱きかかえる。
智子ちゃんを抱きかかえながら優子が叫んだ・・・。「あなた!!一弥を、一弥をお願い!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そういったか言わないかの内に二人はゾンビの群れの中に飲み込まれていった・・・。
「優子!優子ー!!!」助けに行こうとしたその時、他のゾンビが襲ってきた。俺はそいつを蹴飛ばし、優子のそばに行こうとするが、もうすでに
ゾンビに覆われて、姿は見えない。肉片をちぎる音が聞こえてくるのみである。
一弥を抱え、ゾンビどもをなぎ倒しながら2階にある放送室に向かった。防音設備が有るため頑丈になっているので少しは持ちそうだと考えたためだ。

 部屋にはいり、鍵をかけるとへたり込んだ。「優子、優子・・・」溢れる涙をこらえる事が出来なかった。何故助けに行かなかったのか、
いっそ、一緒に死んだほうが良かったのではないか・・・色々な考えが脳裏をよぎるも、もう何もかも遅かった。
 あんな騒ぎがあったのにも係わらず、一弥は眠っている。放送室のドアをたたく音がかすかに聞こえるが耳に障るほどでもなかった。
「疲れた・・・」ほんの数時間の出来事なのに何日も経っているかのようであった。
ラジオをつけてみる。殆んどはノイズばかりだが、いくつかの放送局は生きているようで臨時ニュースを流し続けていた。
安心感からかいつの間にか眠ってしまった。


801 :736:02/10/02 14:11
 どのくらい眠っていただろうか・・・一弥がはいはいをしてきて目が覚める。
ラジオから、さっきとは違った調子で放送が入っている。
「臨時ニュースです!!各地で起きていた人がゾンビ化する騒動について政府研究機関より発表がありました。
それによりますと、ゾンビ化した後、3日を過ぎると脳の活動が停止することが判明致しました。」
「まだ生きているみなさん!もう少しの辛抱です!!」

 ああ、良かった。3日の辛抱か・・・しかし、優子を失った今となっては手放しでは喜べなかった。
でも、俺には一弥がいる。優子の最後の望みを聞くために精一杯生きなければ・・・。
「良かったな、一弥。」そういってはいはいで上ってくる一弥を抱きかかえる。



一弥の足に血が付いている。ふと目を見ると青白い顔にうつろな目をしている・・・。
「一弥・・・」一瞬ためらったが、思いきり抱きしめた。
生えたばかりの歯でのど元に噛み付いてくる一弥を俺は受け入れた。
「プシュ」鈍い痛みとともに、今までの幸せな日々が巡っていた。

「これでいいんだよな、優子」

薄れ行く意識の中俺はなぜか幸せだった。


------------------------終わり-------------------------------

ちょっと前半長くなってしまいました。すみません。
感想聞かせてくれるとうれしいです。


802 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 15:03
736さん いい また書いて 初めてリロードおしまくったよ

803 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 15:04
さげんの忘れた スマソ

804 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 15:09
『関西ウォーカー』などに連載している"西村軍団"
が書き下ろしたキャラクターが出ているサイトを発見しました。
リフォームについてのサイトなんですが、4コマがあって
楽しいッスよ。

http://www.homepro.co.jp/palette/refom/

805 :736:02/10/02 15:21
>>802さん、ありがとうございます。
こういったものを書くのは初めてだったのでドキドキでしたが、
書いてみると面白い!!書きながら物語の中に入って行けて、
主人公になったようでした。
 
 ゾンビ物は、倒すのが前提ですが、身内、知り合いばかりだったらどうなるだろうか
で、書いてみました。
今現在の家族構成を元に書いてあるので、自分だったらこうしたいなぁとの思いを込めて。

806 :マテリアルさん ◆zNU3ykSU :02/10/02 18:30
736さま、
おつかれ様です。読んでいる最中、背筋がゾワゾワしまくりでした。
文章がなめらかなゆえに、情景が鮮明に頭に浮かんですごく怖かったです。

「家族がゾンビ化したとき、自分はどのように行動するだろうか」
これに答えを出すのは非常に難しいですね。きっちりあの世に送ってやることが
もっとも正解に近いと思うものの、現実としてはなんとなく不可能っぽいです。
だからこそ、私にとって「家族のゾンビ化」というシーンは怖いのだと思います。

私事ながら、「優子」って私の娘と同じ名前(字は違うけど)だったので余計に・・・。

807 :736:02/10/02 21:35
マテリアルさん、こんばんわ。
感想ありがとうございます。初めての経験だったので、小説としてはイマイチだったかも・・・。
それをカバー(?)するのに、限りなく現実に近い設定で書きました。
嫁さんに読まれたら怒られそうです(w
正直、嫁さんと子供を(自分も含めてですが)殺すのは忍びなかったのですが、
助かってハッピーエンドってのもどうかと思いまして・・・。
実際、書いてて怖かったです。設定が近いので本当の家族とオーバーラップしてしまって。

落ち着いたら又違う設定で(名前を変えて(w書いてみたいと思います。

808 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 23:55
778です。今夜もいきます。

あたりは山間部とまでは言わないが、大小様々な山に囲まれていた。高速と並んで国道が伸びている。
俺は速度を緩めた。石田が食い入るように外を見つめる。俺も同じ方向を見るがそれらしい物は見えない。
「確かに・・・見たんです!」
「火事の煙じゃないのか?さっきの事故のみたいによ?」
岡崎がめんどくさそうに言う。
「気持ちはわかるが確かめよう。生存者だったら必死だぜ。」

俺は操縦桿を握りながら無線のスイッチを再び入れる。
「レスキュー005より本部へ。ただいま発煙筒らしき煙を確認した。生存者の可能性があるため、
これから確かめる。」
「本部了解。気をつけてください。」

機体を取って返し、もう一度同じコースを飛んでみる。やはり煙は見えない。
「まさか、気付いたときには煙切れってやつかねえ?だとしたら不運の極みだな。」
「岡崎、黙って探せよ。」
「おかしいなあ・・・確かに見たんですが。確かに岡崎さんの言うような薄い煙でしたけど・・・」
「見間違いって訳じゃないんだろ?もう少し見てみよう。」

「浜崎、高度を上げてみようぜ。高いところならわかるかもな。」
岡崎がふてくされながら上をチョイチョイと指差す。

 高度計がグンとあがる。上昇感を感じつつ周りの山が低くなっていくのを見る。
「残りの燃料もギリギリに近いし,これで何も無かったら引き揚げ・・・」

岡崎がそこまで言ったとき、石田が突然声をあげた。
「あああっ!あれを見てください!」


809 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 23:55

石田が指差した方向には・・・大きな建物が姿を表わしているのが見えたのだ。
そしてその屋上にはさらに、発煙筒が今点火されたらしく,煙が上がったところまでが見えた。
2人ほどの人影が見える。発煙筒を持っている人物と,上着をぶんぶん振り回している人物。
「やれやれ・・・残業だな。」

 それは広大な駐車場の真中に聳え立つ大きな5階建ての建物。郊外型のショッピングセンターだった。
売り出しの日には車で埋め尽くされたであろう駐車場には今やポツポツとしかなく,どういう訳か
大型トラックが横転していた。そして、ドアが開けっ放しの車が十数台止まっている。
よく見るとダンボール箱やショッピングカート、商品らしい物がそこらじゅうにぶちまけられていた。
さらに何かの冗談のように、数多くのゾンビ達が建物を包囲するようにうろついていた。

「なんて数だ・・・!ざっと見ただけでも100・・・いや200人はいるぞ!」
俺はあたりを眺めながら絶望感剥き出しの声でだれに言う訳でもなく叫んだ。
「おそらく、暴動直後に住民がここへ詰め掛けたんだろうよ。そのうちゾンビ共がやってきて喰われたって
とこじゃねえかな?」
 岡崎が下を眺めながら推理めいたことを言う。

「・・・見てくださいよ、あそこに冷蔵庫や大型テレビ・・・家電製品かな?あんな物どうするんだろう。」
石田があきれたように言う。なるほど、下の連中には火事場?泥棒も含まれているようだ。
「ちっくしょう、先を越されたな、浜崎!」
ニヤニヤしながら恐ろしいことを言う。しかも俺まで仲間にされている。叩き落して餌にしてやろうかと思った。

聞こえないフリをしてヘリを屋上でホバリングさせる。室外機等の設備に注意しつつ降りれそうな場所を
見つけたのでゆっくりと高度を下げた。

810 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/02 23:57

「石田,気をつけるんだぞ。ゾンビもしくは成りかけじゃないか、しっかり見極めろ。」
念のため注意しておいた。。お約束過ぎるもんなそういうこと。
「はい、まかせてください!」
石田はこちらへ向けて親指を立てる。岡崎が短く笑う。
「備えよ常にってか!ハハッ!」
俺はそーっとヘリを着陸させる。このクラスの建物なら大丈夫だろう。
やがて鈍くズシンとした音が小さく響くと同時に軽く衝撃を感じた。無事着陸できたようだ。
ガラっと音を響かせながら石田が後部のドアを引き開けた。ローターの風圧で風がビュウと吹き付けてきた。
「俺も心配だから手伝ってくるよ。ヘリの事よろしくな。」
岡崎が席を立ってぽんと俺の肩を叩く。

「大丈夫ですか!?ほかに生存者の方はいますか?怪我人はいますか?」
石田が声をかけた屋上の2人は40代後半ぐらいの男性だった。顔色は少々悪いがまさしく生者そのもの。
メガネでのっぽと皮ジャンを振り回していた口髭を生やしたガタイのいいオッサン。
「後何人かいる。奴らに囲まれてもう駄目かと思ったよ。安心した。」
ホッとした顔で安堵の溜め息を漏らした。
「ヘリの音が聞こえたんで慌てて発煙筒を焚いたんだ。今までもヘリは何度か通ったけど,気が付いてくれた
のはあんたらが初めてだったよ。一本目が切れた時はどうしようかと思ったが、ありがとう!」
髭のオッサンが乗り込んできた。顔はほころんでいたが、何故か目は笑っていなかった。

「全部で何人です?10人ぐらいまでだったらイケるよ!」
岡崎が身を乗り出してメガネに尋ねる。多くなけりゃ待たされずに、一度に行けるだろうからな。待たされたくは
ないだろうしな。俺は計器を見つめながら発進の準備をした。

「自衛隊さん,仕事中悪いが、良いかな?」
オッサンが話し掛けてきた。確認作業をしながら俺は答えた。

「はい、なんでしょうか?」

「このヘリは・・・俺達が頂かせてもらうぜ!」


811 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/03 00:07
今日はここまで。
まるで「この後とんでもない事態に!」みたいな感じで恐縮です。

>マテリアルさん ◆zNU3ykSU
どうもです。お仕事のほうもがんばってください。
でも、根を詰めすぎて具合悪くならないように!
カキコによるショート、(・∀・)イイ!流石でした!

>736氏
人物関係が妙にリアルでガクガクブルブルでした。本物の妻子は大切に!

812 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/04 05:51
維持

813 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/04 11:56


814 : :02/10/04 13:21
http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst.html
ygjjf

815 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/04 17:55
>>814
リンク先のサイトは確かに面白かったが、それを貼ってageる理由がよくわからん。
それと、このスレ的には

ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/worst/zombie/zombie.html

こっちだろ? 

816 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/04 22:47
このスレの原稿をHPに纏めてみたい。
一応場所は確保してあるけど、作者の了解得られないと載せられないのでヨロシク。

817 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/05 02:36
>>816
べつに勝手に編集していいんじゃない?
文句があったら即削除 でなにも問題ないと思う
ここのガイドラインにも抵触してないしね

818 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:51
(1)
「なんかおかしなふうになってて外に出るの怖いから、買い物、行ってきて」

 その日、俺は妻に言われて買い物に出た。食糧やら生活用品を買うためだった。
世界中で暴動だか一揆だか集団ヒステリーが頻発し、日本もその影響を受けてか
かなりきな臭くなっていた。テレビや新聞では、世界に広がる暴動について
大きく報道されていた。しかし、俺は「まさかこの日本で暴動など起きるはずがない」
と根拠の薄い自信を持っていた。それでも念の為、万一の準備はしておきたかった。
マンションに一週間もこもっていれば、暴動が起きたとしても、収まるだろう。
 某巨大匿名掲示板で、「暴徒は、実はゾンビ」などという根も葉もない噂が流れていた。
「ゾンビ」と聞いて、俺は死者が甦って生者を襲う古い映画を思い出した。
もちろん、俺はそんなたわごとを信じていなかったし、他の人間もそうだったろう。

 家の近くのスーパーで缶詰やレトルト食品、米などを買い込んだ後、
ホームセンターへと車を走らせた。駐車場に車を置くと、近くの病院のほうから
叫び声や物が壊れるような音が聞こえてきた。事故でも起きたのだろうか?

 必要なものを選び、カートに入れてレジに並んでいたときのことだった。
出入り口で叫び声が上がった。商品の山が邪魔をして、俺の位置からは
何が起きたのか見ることはできなかった。と、突然、

「お客さん、何をしているんですか!」
「やめてください!!」

店員の怒号にも似た、ただごとならぬ大声が聞こえてきた。

819 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:54
(2)
 カートを列に置いたまま、声が上がったほうに足を向けると、血だらけの男女が数人、のろのろと歩いていた。事故でもあったのか、と俺は思ったが、様子が変だ。
彼らから少し離れたところでは血染めの白衣を着た看護婦が客の足にかぶりついていた。
またその横では、やはり血だらけの若い男と店員が格闘中だった。これが暴徒?
俺の目の前で、映画『ゾンビ』の1シーンが繰り広げられているようだった。
周りを見まわすと、ほとんどの客がその状況を見て、口をポカンとあけていた。
尋常ならざる事態に俺は気が動転していたが、ハッと「暴徒は、実はゾンビ」
という言葉を思い出した。奴等はどう考えても、普通の人間ではない。
人間に襲いかかり、肉を咀嚼する姿はまさしく映画のゾンビそのものだった。
本当にゾンビなのか、それとも暴徒、つまり人間なのか・・・。
 とにかく、このままではマズイ。逃げなければ。
しかし、出入り口から次々と暴徒どもが店に入ってくる。
どこへ逃げる? 俺は店の奥へと走った。何か、武器を!
電動工具はだめだ。接近戦は絶対に不利だ。距離をおいて戦える得物を探した。
時間は限られている。俺は目の前にあった大きな「くぎ抜き」を掴んだ。
一匹のゾンビが俺を見つけて近づいてきた。距離は9m、7m、5m・・・。
だが、こいつが人間だったら、どうなるんだ。殺人じゃないか。
3mをきったとき、心を決めた。「殺らなければ、殺られる!」
俺はくぎ抜きを力任せに投げつけた。
ザクッ!
暴徒の胸に突き刺さった。が、少しよろめいただけで両手を前に突き出して、
俺に向かって歩いてくる。なぜだ!? 普通の人間なら・・・普通の人間?
違う、奴は「ゾンビ」なんだ。映画を、映画を思い出せ。どこをやればいいんだ。
そう、頭だ。俺はもう一本くぎ抜きを掴み、今度は振りかぶって頭に一撃を入れた。
手に、グシャッという嫌な手応えが残った。くぎ抜きがゾンビの鼻のあたりにまで
食い込んでいる。そこまでしてやっとゾンビは動きを止めた。ダイレクトに
後ろに倒れて胸に刺さったくぎ抜きが、床に押されて音をたてて抜け落ちた。

820 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:55
(3)
 なんとかしてここから逃げなければならない。頭に妻子の顔が浮かんだ。
店内をよく見ると、生きた人間が右往左往している。ゾンビの数はよくわからない。
混乱が混乱を呼んでいるが、冷静に考えればゾンビはそんなに多くはないだろう。
なんといっても、ここは火葬が当たり前の日本なんだ。死体の数自体・・・、
待てよ、近くにあるあの病院はどうなんだ?
 それを考えると頭がクラクラしてきた。ゾンビどもは病院から吐き出されているんだ!
一刻も早くこの場から離れなければ。俺は我を忘れてくぎ抜きを振り回しながら
出口に向かった。途中で武器になりそうな鉈をベルトに挟む。ゾンビに襲われて
息も絶え絶えな人間が俺に助けを求めたが、すがりつく手を蹴りつけた。
自分のこと、家族のことしか考えられなかった。レジ前にあったカートを盾に突進して
ゾンビを何匹か転がした。俺は店の外に出ることができた。店外は、店内以上に
ひどいことになっていた。逃げ惑う人間、それを追うゾンビ。腕を半分以上食われて
呆然としている若い女性。はらわたを引き千切られている男。ゾンビに抱きつかれて
喉から噴水のように血を吹き上げている子ども。生きた人間を跳ね飛ばしながら
逃げていく車。阿鼻叫喚の地獄絵図。本当にこれが日本なのか?
 俺は駐車場に置いた自分の車にたどりつき、乗り込もうとしたときだった。
隣の車の陰からゾンビが襲いかかってきた。何が起きたのかわからなかったが、
左手に激痛が走り、噛まれたことを悟った。一瞬の出来事だった。
俺は無傷の右手でそいつの顔面を殴り、なんとか振りほどいた。
地面に倒れたゾンビの頭にくぎ抜きで一撃を加えて動きを永遠に止めてやった。
痛む左手を抱えながら運転席に座り、エンジンをかけて家路を急いだ。
気分が落ち着いてくると、俺は陰鬱な感情に襲われた。
俺はゾンビに、噛まれた 噛まれた 噛まれた 噛まれた 噛まれた・・・。


821 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:56
(4)
 映画のとおりなら、俺は三日ともたないだろう。このまま家に帰っても先が無い。
自分が死んだ後、ゾンビとなって家族を襲うであろうことは想像に難しくない。
俺は車の中で、血が流れる左手を振りまわしながら、あらん限りの声を上げた。
アクセルをベタ踏みしたまま、壁に激突して死んでやろうかと思った。
 どれくらい時間が経っただろうか。車は路肩に乗り上げて止まっていた。
俺はハンドルにつっぷして涙を流していた。
泣きながら自分が泣いていることに気がつかなかった。
助手席に置いてあるくぎ抜きを後部座席に放り投げたとき、ガサッとビニール袋が
音をたてた。振り返って見ると、そこにはホームセンターに寄る前に買った
大量の食料が乱雑に散らばっていた。
・・・俺はこれを持って帰らなければならないんだ。
 放っておいても俺はいずれ死ぬ。そうであるならば、残りの命、
これからを生きていく者のために使おう。そう、家族のために。

 マンションの駐車場に車を置いて辺りを見まわした。
よし、まだ奴等はここまで来ていないようだ。
食料をビニール袋に戻し、それをくぎ抜きにひっかけて肩に担いだ。
自宅のドアを開けると、子どもが走り寄ってきた。妻がその後ろから顔を出した。
「おかえりなさ・・・どうしたの、その腕!?」
 部屋の中に入り、血が流れている左手にタオルを巻きながら俺は事情を話した。
それと、言いにくいがどうしても言わなければならないこと、
俺の命があと三日ともたないことも。


822 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:59
(5)
 妻はショックを受けているようだ。俺は努めて明るい顔を見せようと努力した。
横で聞いている子どもは、何が起きたのかわからずにきょとんとしていた。
俺が笑いかけると、にこっと笑顔が返ってきた。その笑顔がいとおしくて仕方がなかった。
 子どもを寝かした後、俺はこれからのことを妻と話し合った。
いずれにしても俺は死ぬ。だが、家族には一分でも一時間でも長く生きていてほしかった。
俺は、死んだときには間髪を入れずにあの世に送ってくれるよう妻に頼んだ。
何度頼んでも、妻は首を縦には決して振らなかった。
 そんな問答を何時間も繰り返し、言葉が途切れたとき、どういうわけか
楽しかったころの思い出話になっていた。結婚する前のこと、旅行に行ったときのこと、
子どもが生まれたときのこと、子どもがはじめて自分の足で歩いたときのこと・・・。
いつのまにか夜が明けていた。

 太陽の光を見ながら、俺は自分の首に縄を巻き、縄の先をベランダの支柱に括り付けた。
勝手に死んで勝手に甦ったとき、家族に自分の手がかからないようにだ。
俺はそのままの格好でベランダに出て、タバコをふかした。八階から下を見ると、
特徴のある歩き方をしている人間――ゾンビども――が、数はまばらだがうごめいていた。
絶対絶命だ。もうマンションから逃げ出すこともできない。
妻に呼ばれて居間にいくと、テレビで政府の発表が流されていた。
未だに政府はゾンビのことを「暴徒」と表現していた。

 アナウンサーが「人間として死にたい」と言いながら
カッターで喉を切って絶命したシーンが全国に流れたのは、その日の夜のことだった。


823 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 02:59
(6)
 ゾンビに噛まれてから二日目。
俺はいつの間にか台所で寝ていた。もちろん首には縄が巻かれたままだ。
高熱が出て体が重い。左手の傷は化膿して異臭を放っている。そばにいた子どもが
「お父さん、どうしてそんなところで寝ているの? お布団で寝ないと風邪引くよ。
 どうして首に縄を巻いてるの? どうしてそんなに汗をかいているの? 
 どうして、どうして、どうして・・・」
 俺は我が子を抱きしめていた。

 また一日が経った。噛まれてから三日目。俺はまだ生きている。
地上のゾンビどもの数が爆発的に増えているのがわかる。地獄の釜の蓋が開いたようだ。
すでに街行く車は途絶え、ときどき自衛隊のものとおぼしきヘリが飛んでいる他は、
人間の社会活動は完全に停止したようだった。テレビもラジオも沈黙している。
辛うじてネットでの情報交換が可能だったが、これもいつまで続くのかわからない。
俺は、噛まれた人間がどうなるか実況しようとしたが、
「無用の不安が広がるからやめろ」
と罵声を浴びて、書き込むことをやめた。確かにその通りだった。
死ぬのはわかりきっているのに、そんなことをしてどうなるというのだ。
だが、俺は、ゾンビに噛まれながらも、なんとか、まだ、生きている人間が、
ここに、いることを、誰かに、知ってもらいたかった。


824 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 03:00
(7)
 四日目、まだ俺は生きていた。
すでに気力のみで自分をもたせているような状態だった。
思考してもまとまりがなく、言葉もろくにしゃべれない。
だんだんと目の前が暗くなっていく。
いよいよそのときが来たようだ。家族がいる部屋を覗くと、
妻と子どもが寝息を立てている。
もう一度、家族と話がしたかった。もう一度、家族の笑顔を見たかった。
もう一度、もう一度、我が子を自分の胸に抱きしめたかった。

 だが、もう間に合いそうも無い。

 俺は最後の力を振り絞り、ベランダの柵を乗り越えた。
金属の支柱を抱きながらタバコをくわえ、煙を深く吸い込んだ。
括り付けてある縄をほどき、吸い終わったタバコを支柱でもみ消して地上に落とした。
結婚する前、妻から
「吸殻の投げ捨てはやめてよね」
と、さんざん注意されたのをなぜか思い出し、少しだけ苦笑した。

 俺は手を広げてベランダのコンクリートを蹴った。
 少しでも遠くへ・・・。

 遥か彼方に、悠々と飛んでいる鳥を見たような気がした。

       ―――――――終わり―――――――



825 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 03:12
あとがき:
 はたして自分が噛まれたら、その後どういう行動をするだろうか、
そんなことを考えながら書いてみました。
最初のほう、字が詰まり過ぎて読みづらいですね。スマソ

 アクションがあまり無いのがたまに傷ですが、
舞台が日本だと、ロメロの世界を表現するのはかなり難しいですね。

>>788さま、フォローをどもども。

>>789さま、thx a lot!

>>778=811さま、
風邪引きますた(w なんか、流行っているみたいです。

>>816さま、
私の分の関しては了解です。どうぞお使いください。
HP、出来上がりましたらURLを教えて下さいね♪


では、皆様、おやすみなさい。よい週末を!

826 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/05 03:15
 あれ、今、確認したら、トリップ変ですね。
マテリアルさん ◆zNU3ykSU = マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU です。

頭の「Ek」ってどこから出てきたのだろ?

827 :オナニーKING:02/10/05 04:43
ふっ・・また今日も良い物語にありついたぜ
漏れが噛まれたなら 泣き叫びすべてに絶望した後 ふらふらと歩道を歩いてたら
左手をブンブン振り回しながら絶叫しているドライバーの車に撥ねられて死ぬんだろうな  
                                           ククク

828 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/05 07:57
>>826
スレ違いで申し訳無いが、最近トリップが8桁から10桁になったようです。
あちこちで、新トリップの再検索が行われています。

829 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 11:03
私が、糠喜びをしたのはつい7日前だった。そしてそれが始まりだった。

7日前
 私の母が心不全で他界した。家族からの連絡を職場で受け、私はあわくって帰宅した。
 実家の兄貴に連絡を取った後、車で実家に向かった。
 私が着いた時、母の遺体はまだ、病院の霊安室にあった。病院では兄弟、親族を含め沢山集まっていた。
 死後10時間位たっていただろうか。とりあえず遺体を実家に移すべく葬儀社の方にお願いして、
 準備をしてもらっていた。

 妹の春美が、母の遺体に縋り付き慟哭していた。その時、遺体が動いた。最初に気付いたのは、
 春美だった。
  「ねえ、母さんが動いた。動いてるよ!」

 その声につられて兄貴の隆文が母の顔を覗き込んだ。
  「まぶたが空いている。それに首も動いている!。」
 
 母の体にかけられていた白い布がパサリと床に落ち、母はベットの上で起き上がった。
 その時の光景は今も焼きついている。回りのみんなは、母が蘇生したと思ったのだ。
 兄弟からは歓喜の声があがった。
 母の表情はどこか、蒼ざめ目がうつろだった。でもそれは、霊安室の照明のせいだと思っていた。
 兄貴の隆文が
  「先生だ、先生を呼べ!」と叫んでいた。
 私は、霊安室のドアを開けて最寄のナースセンターに駆け込み当直の看護婦さんに母の状態を
 伝えた。看護婦さんは一瞬驚いた表情を見せたが、それでも当直の先生へ連絡を取るために、
 構内用PHSを手に取って連絡を取ってくれた。私は別の看護婦さんと一緒に霊安室に戻った。


830 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 11:06
 霊安室に戻ろうとしたところ、霊安室の方向から怒号が聞こえてきた。私は何をやっているのだ。
 例え母が蘇生したとはいえ、夜間の病院で非常識なと思いながら霊安室の前についた。
 そこで見た光景は、親族の何人かが、体から血を流し苦しんでいる光景だった。
 さらに、中からは怒号が聞こえる。
  「抑えろ!」「母さん落ち着いて!」「歯に何か噛ませろ!」
 霊安室に入ったら、中は血しぶきが壁を染め、兄貴や親族の男連中が母を取り押さえていた。

 中では、子供達がおびえて部屋の隅の方で小さくなっている。
 同行してくれた看護婦さんが、持っていたPHSで状況をナースセンターに通報し、暫く
 したら沢山の看護婦さんと、当直の先生達がやってきた。

 状況は悲惨だったらしい。
 私が霊安室を出たあと、起き上がった母は身近にいた、妹の春美の喉笛にいきなり噛み付き、
 その肉を食べたというのだ。その後唖然とする周囲の人間に何度も噛み付いたそうだ。
 結局4人が噛みつかれ、噛み付かれた人は病院で手当てを受け、喉笛を噛み切られた春美
 は、緊急手術になった。
 
 

831 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 11:07
 母は、猿轡をかまされ、両手はベルトで縛られていた。
 当直の先生は、母の状態を確認したいと言って、猿轡をはずした。その途端、母は先生にも
 噛み付こうとした。先生は警戒していたし、兄貴が後ろから抑えていたので、噛み付かれる
 ことは無かった。とりあえず先生の指示で猿轡をした状態で病室に収容することにした。

 蘇生した母は(その時はゾンビ化していた)病室に収容され、その容態については翌日専門医
 の対応待ちという事になった。
 ただ、母が噛み付いたことにより怪我人が出たので、傷害事件になるということなので、
 病院側から警察に通報が行き、深夜にもかかわらず、警察官や鑑識の方がこられた。

 で現場検証時には病院側から警察に事実関係が報告され、捜査官の方が母と話をしたいとの
 ことで、病室に案内されたが、事情徴収は不可能だったらしい。
 口を開けると、噛み付いて来るので事情徴収も糞も無かったようだ。この時、捜査官の方が
 2人ほど噛み付かれ、取り押さえる際に傍にいた看護婦さんも3人が噛み付かれた。

 母に、喉笛を噛み切られた妹の春美は、夜間に緊急手術が行われた。手術は成功し回復待ち
 とのことだったので、怪我人を病院に残しとりあえず、実家に引き上げることにした。
 春美の旦那は、病院で待機するとのことだった。

832 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 11:13
皆さんのを読んでるうちに、自分もと思いました。
始めてで、スレ汚しになるかもしれませんが、ご容赦下さい。
とりあえず、7日前から始まって2日前まで書いてますが、
誤字脱字/文体のチェック。それから長すぎる文書の圧縮等で頭悩ましてます。

833 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/05 11:25
>>832
がんばってくれ。期待してるよ。

834 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/05 11:49
>>832
(・∀・)イイ!!期待して待ってますYO!頑張って下さい!

835 :736:02/10/05 16:36
>>マテリアルさん、お疲れ様でした。
家族構成、私と似ているようですね(w
うちの子のほうが小さいみたいですが・・・
今回の話も考えさせられますよねぇ、私もこんな風にしそうです。
>>778さん、話が飛び飛びに成りつつありますががんばってください。
>>816さん、私も載せて頂いて結構です、816さんのお眼鏡にかなえばですけど(w
名無し@錆取り中さん、長くなりそうですがその分リアルでいいです。
最初はそんな風に始まるパターンが多いでしょうね・・・。



836 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 22:07
続編を投稿します。その前に誤字の修正を

829で
誤:「まぶたが空いている。それに首も動いている!。」
正:「まぶたが開いている。それに首も動いている!。」

どうも失礼しました。

837 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 22:09
6日前
 実家で、私の家族を含め泊まっていた。その夜は、長旅の疲れかあっという間に眠りについ
てしまった。明け方電話で春美の旦那から電話で春美の容態が急変したと知り、急いで兄弟達と
病院に向かった。
 病院に付いた時にはもう妹の春美は他界していた。私を含め兄弟達は愕然とした。驚きは
 それだけで無かった。前日母が噛み付いた3人の親族も相前後して死んでいたのだ。
 親族だけならまだしも、母が昨日噛み付いた3人の看護婦さんも危篤状態にあるという。
 また警察からの話として昨日、母が噛み付いた2人の捜査官の容態も急変し、同様に危篤状態
 にあるとのことだった。
 
 今回の原因を作った母の容態を先生に確認したところ、夜通し暴れていたそうである。先生が
 おっしゃるには、あまりにも暴れて手に負えないので、睡眠薬を投与したが効果が無く、手術
 用の全身麻酔ガスをかがせたが、これも効果が無かったそうだ。母の病室を覗いてみた。
 母は、手足をベットの枠に固定され動けないようにされていた。私達が顔を近づけると、
 ひたすら噛み付こうとする。手足は拘束用具の為か皮膚が破れ血が滲みだしていた。
 ただ、先生は現在の母には脈が無い。心臓は鼓動してないと言われた。それはつまり、
 死んでいるということだった。医学的には。当の死んでいる筈の母はベットの上で暴れている。

838 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 22:11
 とりあえず、母は蘇生(ゾンビ化)していたが、妹の春美や親族3人が死んでしまったので、
 兄弟、親族と今後の事を協議した。妹の春美の旦那は、現在住んでいる所での葬儀を考えて
 いたようだった。その他の親族は地元だったので地元の葬儀屋に連絡し、遺体搬送の準備を
 行おうとした。
 来た葬儀屋の社員を見たら、手に包帯が巻かれていた。どうしたのかと問うと
  「いや〜、昨晩別の仏さん運んだのですが、搬送中に後ろから音がするので見てみると、
   蘇生したんですよ。でも暴れるので抑えようとしたんですがその時に噛まれました。」
 と言う答えだった。葬儀屋によると昨晩搬送した死体は、悉く蘇生したそうだ。葬儀屋曰く
  「ご遺族、いやご家族の方は喜びますが、全ての死者が蘇生するなんて、何か変ですね。」
 葬儀屋は、何か不満そうである。そりゃそうだ、死体が蘇生したら商売上がったりになるから
 だろう。

 それと、蘇生した方々は蘇生後暴れだし、周囲の人達に噛み付いたそうである。噛み付かれて、
 重症の方も多く昨晩は救急車がフル出動の状態だったらしい。それと傷害事件でもあるので
 警察も同様に猫の手も借りたい位の状況だったようだ。

 遺体搬送の準備中に警察から連絡があり司法解剖を行う旨の連絡があり、遺体は暫く病院に
 留め置かれることになった。

 病院で母の検査を待つ為、待合室に移動して待っていたが病院のフロアは異様な雰囲気だった。
 腕や足に包帯を巻いた人が多いのだ。兄貴と長椅子に座り、回りで話している人達の話を
 聞いていると、昨夜死んだはずのご家族が蘇生したはいいが、噛み付かれたという話が、
 多かった。 

839 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 22:12
 数時間後、母の検査結果が出た。
 診察室に通されて、心電図やら血液検査の結果を見せられた。
 先生は説明する言葉を探しているようだった。でも意を決するかのように私達に向かって検査結果
 を話し出した。
  「死んでます。医学的には御亡くなりになれていると言う他無い。全てのデータが死んで
   いることを示してます。」と
 で何で動くのかと問う私達に、
  「分からない。医学的には説明出来ない。」
 呆然としている私達に向かって、先生は更に
  「昨晩から、お亡くなりになられた方達が蘇生することが頻発している。蘇生後暴れだし、
   周囲の人間に噛み付くのです。もう当院は戦場のような状態です。それとお母上は、
   当院で預かります。」とおっしゃられた。

 私達は、先生に礼を言い診察室を辞した。
 待合室に出てみると、待合室自体が騒然としている。怪我人が増えているのである。救急車
 がひっきりなしに到着するのだ。待合室に出て暫くすると私達は館内放送で呼び出された。
 
 指定された部屋に入ると、先生だけでなく親族達も部屋にいた。先生は、死んだ筈の
 妹や、母に噛まれた後死亡した親族の遺体が、相次いで蘇生したとの話をされた。
 蘇生後の行動はどれも同じで、
  ・周囲に噛み付くと。
  ・噛み切った肉はそのまま食べてしまう。
 それと、脈が無いのも全てに共通しているそうだ。つまり死んでいるそうだ。医学的には。

840 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/05 22:15
 今後の処置として、病院側としては周囲に危害を与えるので、病院内にて隔離すると通告された。

 待合室に戻って見ると、怪我人が更に増えていた。救急車で搬送されて来た人のうち一部の
 人は、顔色か蒼く、目はうつろでひたすら周囲に噛み付こうとしている。それを看護婦さん
 や警備員の方が取り押さえようとしていた。

 私達はとりあえず実家に引き上げることにした。いずれにせよ相談することが多すぎる。

 実家に戻って、暫くは茫然としていたと思う。そのうち甥っ子の兄貴の高校生の息子がおずおずと、
  「あれは、ゾンビだと思う。」と言い出した。
 暫く前に米国系のホラー映画であったそうだ。現在、発生している状況は甥っ子の言う通り
 である。
 確かに”死者が蘇って人を喰う”。それだけを見れば確かにゾンビだ。でも”常識”が邪魔
 をした。子供達はゾンビということで怯えたが、大人達は一笑に付した。ありえる訳が無い。
 映画の世界では無いのだ。

 夜も更けてきたので、休むことにした。

841 : ◆vD/mVzI6b6 :02/10/06 01:49
う、、久しぶりに来たら凄い増えてる。(・∀・:)
みなさん面白い、やっぱり色々な設定があるから楽しいですね。
続きが楽しみです。
>>816さん
おいらのも自由にしてください。
結構誤字脱字が多いのでその辺り何とかしてくれるとうれしいです。



842 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/06 04:53
(1話完結)
 良雄は銃を握り締めたまま、何時間も食い入るように画面を見つめていた。
どこの局にチャンネルを合わせても、ここ二日間ほど砂の嵐以外映し出さなくなってた。
世界中にゾンビがあふれていることは想像に難しくなかった。
 冷たく黒光りするトカレフには八発の銃弾が込められていた。
良雄は、七匹のゾンビの頭に弾を撃ち込んだ後、自分の頭に銃口を向けて
最後の一発を発射する姿を想像していた。
「さて、最後の晩餐と洒落込むか・・・」
独り言が口をついて出た。レトルトの白米をカセットコンロで温めながら
テーブルの上に缶詰を並べた。
 五分後、温め終わった白米を皿に盛り、箸を持ったまま手を合わせた。
牛の大和煮の缶詰を開けた瞬間だった。缶から牛肉が飛び出した。
良雄の目の前で牛肉が踊っている。

「しまった、ロメロじゃなくってダン・オバノンのほうだったのか」

 良雄は悲しげな表情を浮かべながら、銃口を口にくわえて引き金を引いた。

       ―――――――終わり―――――――


843 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/06 05:05
設定を元から覆してしまってスマソ。
なんか、シリアスな展開の話を続いてを書いていたら
自分の精神が耐えられなくなってきて、思わず書いてしまいますた。
ただのお遊びとワラって許していただければ幸いです。

>736さま、
感想をありがとうございます。
あの話を書いて、自分が家族に対して少しだけ優しくなったような気がします。

>名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI さま、
途中で変なのを挟んでしまって申し訳ありません。
期待しています。がんがって書き続けてください。

> ◆vD/mVzI6b6 さま、
お久しぶりです。設定を一部お借りいたしました。
(アナウンサーのシーン)
またお話をお書きいただければありがたいです♪

>>828 さま、
ありゃりゃ、そうなんですか。知らなかった・・・。
トリップの件、お教えいただきありがとうございます。


844 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 07:07
5日前

 今朝もいい天気だ。世の中は平穏に見える。少なくとも実家の周辺は。
 隣の住人から、お祝いともお悔やみともつかないような挨拶を受けた。
 昨日の朝に、自治会長さんには、母は蘇生した。妹は死んだ。そこまでしか伝えてない。
 母の葬儀を行うということで、お世話になる方々に連絡は入れていたのだ。
 
 今日も、母や妹の状態を見舞う為に、朝食を取って直ぐに病院に向かった。
 病院に向かう道中は、何の変哲も無く普段の街並みだった。兄貴の運転する1BOXに
 乗りながら、母や妹は正気に戻っているのではないかと、淡い希望を抱いていた。

 病院の駐車場に車を止め、中に入ると中は騒然としている。怪我人が待合室全体に
 いるのだ。さらに院内では時折悲鳴が聞こえている。
 院内は、警備会社のガードマンが増員され、その他に乱闘服を纏った機動隊員もいた。
 診察室の中から、看護婦さんや医師が悲鳴を上げて出てくることも時々あった。
 開け放されたドアの中から、蒼い顔した人が手を前に伸ばしながら、周囲の怪我人を
 襲おうとする。それをガードマンや機動隊員が取り押さえるという状況にあった。
 受け付けで母の主治医だった人に取り次いで貰おうとしたが、受け付けの人は
 忙しくて対応出来ないの一点張りだった。

845 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 07:09
 途方に暮れていると、廊下を顔見知りの看護婦さんが通りかかったので、
 先生への取次ぎをお願いしてみた。
  「いつもお世話になります。○△先生にお取次ぎいただきたいのですが。」
 看護婦さんは、何か言いたげだった。さらに強くお願いすると、看護婦さんは、
  「○△先生は、今朝御亡くなりになられました。昨晩、同じような患者さん
   に噛まれたのです。」
 更に看護婦さんは、声を落として
  「まるで、映画に出てくるゾンビみたい。ゾンビってご存知ですか?」
 と言われた。話によると何でも
  ”死んだ人が蘇生する。それがここ数日激増している。”。
  ”蘇生した人に噛まれると、半日程度で死亡しその後半日程度で蘇生する。”
  ”一回蘇生した人には、麻酔薬等は一切効果が無い。”
  ”死んで、蘇生した人は増える一方だ”
  ”この状況は、ここの土地に限ったことでなく、周辺の病院でも同様な
   事が発生している”
 母や妹への面会は、面会謝絶ということで断られた。

 看護婦さんは、間もなくこの病院は警察により封鎖されますから、早く出た方が
 いいですよと疲れた顔で言われた。この状態が市や県の担当部局に報告され、
 新種の伝染病の疑いがあるということで、封鎖されるということになったと
 聞かされた。また蘇生した人は非常に暴力的なので、封鎖は機動隊が行う筈
 という話も聞いた。 

846 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 07:10
 私達は、面会を諦め院外に出た。甥っ子を含めた子供達も一緒だった。
 帰りの車の中で、甥っ子は、
  「あれはゾンビ。ゾンビしか答えが無いよ。父ちゃん達は常識、常識
   って言うが、この状況を説明出切るのは、ゾンビしか無いよ。」

 信号待ちしてると、対向車線に数台のパトカーや灰色の機動隊の装甲車,
 放水車が現れた。行く先を見てると、全ての車両が病院の敷地に入って
 いった。  

 実家に戻り、何とはなく家族会議のような状態になった。
 子供達の主張は、唯一つ。
  ”死者が蘇ってゾンビとなり人を襲う”だった。
 兄貴や私を含め他の大人は、依然常識に縛られていたが、何故か女房連中は、
 子供達の主張に同意しだした。女というのは妙に直感が鋭いものだ。
 (私も女房の直感が、もう少し弱ければ援助交際もバレナイで済んだのに
  と思いつつ。会議に加わった)
 現実を直視すれば、”ゾンビ化云々は”?だが、他に合理的な答えが見つからない
 のも確かだった。

 家族会議では、以下のような状況判断になった。
  ”この状況は、ますます増加するだろう”
  ”今は、病院のみだが、あの増加のしかたからすると病院から溢れ返るのも遠くない”
 ではどうするか?となったら。対応は噴出した。

847 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 07:12
 子供達の主張は、
  ”近所のホームセンターか郊外にあるパワーストアに行って篭城しよう”
  (後から考えれば、これが一番最適だった)
 大人達は子供達の突き上げに対し
  ”ホームセンターに立て篭もるのは住居不法侵入になるし・・・”
  とまた、常識に縛られた答えしか出来なかった。
 結局、結論は大人達の常識に捕らわれたような結論になった。その結論でさえ、
 女房達に尻を叩かれながら出したようなものだった。どこの家族も女房が強い
 という事実がわかった。
  ・実家の敷地にある蔵の中に立て篭れるようにする。
  ・食料は。保存食を中心に1ヶ月程度確保する。
  ・家の出入り口は、強化し侵入が不可能なようにする。
  ・最悪の場合の脱出手段は、兄貴の仕事用のイスズのフォワード4tトラック
   を使用する。
 親族達は、とりあえずそれぞれの家に帰った。
 妹の春美の旦那は、家のご両親も心配だとかで、これも都内に向かって行った。
 実家には、兄貴家族と私の家族だけが残された。

 取りあえず方針も決まったので、銀行でお金を引き出した後、手分けして
 買い物に走った。買い物に出たときは、まだ街は平穏だった。夕暮れのラッシュ
 が始まっていたが、病院の中で発生している状況が嘘に思えた。カーラジオを
 付けた。ラジオからはモー娘の最新曲が流れていた。
 それに心の中では、買い物しても無駄に終わるんだろうなと思っていたことも
 確かだった。

848 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 18:05
4日前

 朝起きると、子供達がテレビに齧りついていた。
 テレビを見てみると、女房が大好きな連続テレビ小説では無く、臨時ニュース
 のようだ。子供達に何が起こっているのかと聞くと、
  「ゾンビだよ!」
 都内で、通行中の人に病気の人が襲いかかり、怪我を負わせる傷害事件が頻発している
 とのことだ。民放に切り替えてみたが、民放は相変わらず普段のプログラム通り放送
 していた。

 何か嫌な予感がした。昨日会った看護婦さんも死者が蘇生するのは、ここに限った
 話では無いと。もしかしたら首都圏も似たような状態ではと思いつつ。会社に
 電話をした。会社では私の上司の次長は出勤していなかった。どうも無断欠勤らしい。
 さらにその上の部長に取り次いでもらった。事情を話して今週一杯の休暇を確保
 した。もともと忌引きの予定だったから問題は無かった。その時部長は、
  「なんか知らんが、無断欠勤が多くて困る。今日日の若い連中は会社を
   何だと思っているんだ。」  
 嫌な感じはますます強くなった。

 兄貴の1BOXを借りて、母や妹が入院している病院に向かった。そこで見た物は、
 敷地内に止まっている多数の機動隊車両。出入り口から患者と思われる人が手を前
 に出しながら、出てきている。それを機動隊員達が取り押さえている。
 一部車両は出てくる人達に対し、放水銃で放水している。一晩たったら状況は、
 悪くなっているようだ。沈静化に向かっているようではない。ここでは事態は
 まだ病院内にとどまっているようだ。

849 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 18:08
 実家に帰ると、みんなテレビに齧りついている。臨時ニュースだ。
 内容は、今まで病院でいやというほど聞いてきた、あの人肉喰いである。
 都内やその近郊で多数の病人が、通行人に襲いかかり怪我人が発生している。
 テレビには、病院で今まで見てきたような、蒼い顔した人が通行人に襲いかかり、
 噛み付き、噛み千切った人肉を食べている映像が映し出されていた。 

 私は病院で、見たこと全てを家族に話した。それを聞いた家族は浮き足だった。
  
 私の女房は、
  「どこか安全な所に逃げよう。どこがいい?」と言い出したが、いったい何処に
 逃げればいいのだ。地震だと学校等の広域避難所が普通だが、この場合はあてはまり
 そうにない。
 警察署?は、警察自体がパンク寸前のようなので無理。
 ホームセンター?。は、まだ通常の営業をしている。そこに篭城なんて出来ない話だ。
  人肉喰いの伝染病患者を渡り合う前に店員とやらなければならないなんて。
 隣の県にある自衛隊の駐屯地?。安全だろうが中に入れてくれるか分からん。

 不特定多数の人が入れる所は危険。家に立て篭もった方が安全だという結論になった。
 昨日、保存食等の買い物はしていたが、今日は更に買い込むことになった。

 兄貴は、実家に置いてあった仕事用のジェネレーター(工事現場によくある発電機)の
 整備と補充用の燃料も手配始めた。

850 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 18:09
 その夜。
 テレビは、NHK&民放を問わず全て通常の番組はキャンセルされ、新種の伝染病?
 の話一色になった。
 この伝染病に侵された患者が人を襲い、人肉を食べている。発生件数は時間の経過と
 共に飛躍的に増加している。この件について厚生労働省が対応チームを編成し、対応
 にあたる。警察は患者を隔離するのに出動している。
 子供達は「ゾンビ!ゾンビ!」と喚いているが、まだゾンビという言葉は放送の中で
 は使われていない。あくまでも伝染病?患者だ。

 家は要塞のようになった。要塞なんてものは見たことはないので多分、近い状態では
 無いかとおもう。
 出入り口は完全に封鎖され、食料等のストックは2ヶ月分はある。発電機等もあるし、
 いざとなれば、4t車だってある。4t車の荷台には、工事現場で使うような、
 プレハブ事務所みたいのを積載もした。


851 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 20:03
3日前

 テレビ及びラジオの放送は、伝染病?一色になっている。一部の局では伝染病?という
 見解に異を唱える局も出てきた。
 テレビは現場からの映像ということで、伝染病患者(ゾンビ)を映し出し、人が襲われる
 様を流している。
 政府発表は、
  ”新種の伝染病が発生した。伝染病の罹患者は急増している。
   罹患した患者は、人を襲い人肉を食する。
   一般市民は、建物内に立て篭もり外出しないように” といったものだ。

 テレビの報道だと、政府は非常事態宣言を出そうしたらしいが、社○党あたりが
 内閣不信任案を出すと脅したらしく沙汰やみになったそうだ。

 家族全部がテレビに釘つけだった。ブラウン管には道のそこかしこに伝染病患者が写り、
 人を追いまわしている。出動した機動隊から解散命令が出てるがお構いなく、機動隊の
 方へ手を前に出してて接近してくる。放水車から放水が始まり、催涙ガス弾の発射も
 始まった。でも効かない。効果が無い。そのうち伝染病患者が機動隊の隊列と接触しだ
 した。機動隊が押さえ込もうとするが、逆に押さえ込まれた。伝染病患者の群れが
 機動隊を押し潰している。機動隊員達に患者が群がり噛み付き、肉を噛み千切っている。
 隊員の絶叫が聞こえるようだ。カメラはどこかビルの屋上から撮っているのだろうか。
 ズームされた画像を見ていると、襲われた隊員達の体が次第に白骨化していく。
 患者達がむさぼり食べている。
 テレビを見ていた女房達は、いきなり嘔吐を始めた。


852 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 20:04
 事態は悪い方へ加速度的に進んでいるようである。まるで竹を鉈で割るみたいに。
 実家のある市内は、断続的に緊急車両のサイレン音が響き、パトカーや救急車、それに
 機動隊の輸送車も混じって、狂ったように走り回っている。
 家の2階から外を見ると、そこかしこにテレビで見たのと同じ、いや病院で今まで
 見てきたのと同じ蒼い顔した人々が散見され通行人に襲い掛かっている。

 道路は、平日にしては混雑しどの車も荷物を一杯に積み避難するようだ。ただ道路にも
 患者が平然と出てくるので、渋滞に拍車がかかっているようである。
 ある運転手は道路に出てきた患者を引いてしまった。運転手が出てきて引いた相手を
 介護しようとしたら、引かれた側がいきなり運転手の喉笛を噛み切りそれを見ていた
 家族は悲鳴を上げていた。もう阿鼻叫喚の地獄図だった。それを見ていた他の車の
 運転手は、信号も何も無視して突っ走り始めた。それが混乱に輪をかける事になったのは、
 間違いない。

 幸い、実家の入り口は堅固に補強していたので、患者達に入られることは無かった。

 テレビからの報道は、混乱を極めだした。テレビ局にも正確な情報が無いようだった。
 分かっていることと、今現在分かることだけを伝えている。
  ”数日前から、お亡くなりになられた方々が蘇生する事が発生していました。”
  ”蘇生した方々は、医学的には死んでいて何で動いているのかは、説明出来ない”
  ”蘇生した方々は、蘇生後非常に凶暴になり周囲の人を見境なく襲う”
  ”蘇生した方々に襲われて噛まれた場合は、一度死んでその後、蘇生する
    噛まれたら、半日で死んでまた蘇生する”


853 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 20:06
 その時、首相官邸からの実況中継が放送された。
 ブラウン管に映し出された映像では、官邸の周囲には伝染病?患者があふれかえり
 閉じられたゲートの中で機動隊が警戒している。また機動隊員の服装を着た者が、
 いきなり周囲の仲間を襲おうとして取り押さえられている。

 △田官房長官は、記者会見において
  「伝染病が発生し,患者が人を襲っている。誠に遺憾の極みであり罹患さえた方々
   は、医療機関に行って治療を受けることを強くお奨めする。」
  「既に当局は、厚生労働大臣を責任者として対策本部を設置し対策にあたっている。」
  「治安当局からは治安が乱れているとの報告を受けている。治安の回復は、断固たる
   態度をもって行うようにと警察庁長官に指示を出した。」 
  「この事態は日本のみでなく、全世界規模で発生している。」 

 記者から自衛隊の出動の可能性について質問があった。それには
  「自衛隊の出動は、ありえない。これはあくまでも伝染病による事態である。
   周辺国からの武力侵攻であれば防衛出動になるが、この場合はあたらない。
   また、治安出動に関しては、暴動が発生していないので出動する必要は、
   認められない。あくまでも伝染病だよ。」

 国会からの中継では、社○党の土×た△こ議員が、盛んに吼えていた。
   「・・・・・以下略」
  あの政党の言い分は聞かなくても分かる。

 その夜、ニュースでは政府の閣僚は東京湾にいた護衛艦に避難したとの報道が流れた。



854 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:32
2日前
 
 明け方だった。早く起きてしまった。何か遠くの方が騒がしい。
 まだライフラインは生きていた。電力も水も来ている。ガスはプロパンだから暫くは持つ。

 街灯に照らされた街中には人影は見当たらない。正確にはいない訳ではない。両手を前に
 出して伝染病患者が徘徊している。それが街中を多数で徘徊しているのである。
 もう通りには警察車両も見当たらない。昨日の夜まではサイレンの音が断続的に鳴って
 いたのに。

 ラジオを付けてみた。ラジオからは
  「現在発生している、死者の蘇生は原因不明です。蘇生した者は非常に凶暴なので
   市民の皆さんは決して外に出ないで下さい。尚、蘇生した者達が集団で人を襲う
   事件が頻発し拡大の一途を辿っています。」

  「政府は、ここ数日の伝染病罹患者による治安秩序の破壊行為に対し警察力も持って対応
   を行ってきましたが、罹患者による攻撃により警察側の被害が甚大であり治安の回復
   も図れないことから、陸上自衛隊に対し治安出動命令を発令しました。」

  「現在、陸上自衛隊は出動を行っているものの、罹患者による妨害行為が多発し
   展開に時間がかかっていると思われます。」

 まだ政府は存続しているようだ。でもここには自衛隊はいない。自衛隊が来るのは
 何時になることかと思っていた。

 その時だった、市内にある消防署のサイレンが連続して鳴り始めた。
 窓から見渡すと街の西の空が赤く染まっている。火事が発生しているよだ。消防署のサイレン
 は鳴り続けているが、肝心の消防車の出動する音はいつまでたっても聞こえなかった。


855 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:33
 数時間後、街の西側で発生した火災は大きくなる一方だ。あと2〜3時間もすれば隣の街区
 まで来るだろう。

 通りは阿鼻叫喚の地獄絵が展開されていた。火事により焼け出された人達が街中を東側に向けて
 脱出しようとしていた。その避難民を罹患者達が襲っているのだ。喉笛を食い千切られて、痙攣して
 いる者。もう上半身が骨だけになってしまったもの。罹患者の周りは餌だらけである。手当たり次第に
 襲っている。時折銃声が聞こえる。狩猟用のライフルか散弾銃だろう。

 車で脱出しようとするのか時折車が通ろうとする。通りは障害物だらけで乗用車での脱出は
 不可能に近い。

 私と兄貴の家族も火事の接近を見て、家に留まる事が危険であることを理解した。
 さりとて、外に出ればそこは地獄である。地獄の釜の蓋が開きありとあらゆる魔物が盛大に
 暴れている。

 敷地内に止めてあった4Tトラックに家族を乗り込ませ、食料等も運び込ませた。
 私と兄貴が、補強していた門を開けようとしていた時、壁が崩れたのか敷地内に避難者が入って
 きた。さらに罹患者も避難者を追って入って来たのが分かった。

 罹患者が入って来たとき丁度、兄嫁と高校生の息子が食料を持って家の中から出てきた。
 兄嫁達は罹患者と鉢合わせ状態になった。罹患者達は兄嫁達に襲い掛かった。噛み付き
 肉を食い千切った。兄嫁達の断末魔の悲鳴が響く。その声につられるように、ますます罹患者達
 が増えていく。兄貴は手近にあったつるはしを持って兄嫁の方に向かい、最初の罹患者の頭に
 つるはしを振り下ろした。兄貴は暫く暴れていたが、囲まれ罹患者達の影に隠れて見えなくなった。


856 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:34
 私は、トラックの運転席に入り込んでエンジンを始動した。2t車は運転したことはあるが4tは
 初めてだった。兄貴から教えられていた通りに4WDモードにシフトし、車を発進させた。
 門の補強の撤去は中途半端だったが、そんなことは構ってられなかった。数度の体当たり
 で車を通りに出すことが出来た。

 車を街の東側に向かって進ませる。4tの4WDは障害物を押しのけながら進んだ。人影がトラック
 向かってやってくる。罹患者なのか人なのかは分からない。でも車を止める訳にはいかない。
 私はアクセルを踏みつづけた。街を出るまでに何人ひき殺したのだろうか。わからない。
 それは、全部罹患者だったのだろうか。それとも・・・。でもあの状態では進むしかなかった。
 街を出て、国道のバイパスに入った。周囲の人影はまばらだった。私はそのまま車を峠の方に
 進ませた。

 峠のトンネルの目前で車を止めた。街の方を見ると街全体が火災になっているのが分かった。 



857 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:36
1日前

 私は家族の乗せ、車を進ませた。あてがある訳ではない。燃料は暫くもつ。予備燃料は
 1号ドラム缶で2本ある。食料は兄貴の家族がいなくなったので、十分に余裕がある。

 昨夜は全く眠れなかった。兄貴の最後が目に焼き付いていた。
 私はどうするべきだったのだろう。兄の一家を助けるべきだったのだろうか。嫁さんは不可抗力
 だと言って慰めてくれた。俺は兄貴を見捨てた卑怯者なのだろうか。

 今回の事件?事件なのかな。事件は何時まで続くのだろうか。また昔の生活が出来るの
 だろうか。そんなことを思いつつ車を走らせた。

 暫く走ると、道端にカインツホームというホームセンターが見えて来た。だが建物の回りは、
 罹患者達が大量に集まっていた。中には人がいるようだ。車を近寄らせ窓を少し開けて
 大声で呼びかけた。中に入れて欲しいと。中から返ってきた答えは一発の銃声だった。
 威嚇射撃のようだ。銃声の後、拡声器の声で答えが返って来た。中に入ることは許可出来ないと。

 結局、どこにいても同じだった。一時的に延命しても程度の問題なのだ。
 生き延びようとしても希望が無い。生き延びる日が一日なのか一週間なのか一月なのかは
 分からない、でも食料が尽きればそれで御仕舞いだった。



858 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:38
 ラジオのニュースを聞いた。ラジオは民放の局はほぼ壊滅したようだ。昼間は雑音だらけで
 聞き取れない。夜間に東京第一放送のみが聞き取れた。
 ラジオによると
  ”罹患者達に襲われた場合は、脳を破壊することにより無力化を行う事が出来る。
   尚、脳を破壊した場合には今回の事態に限り、死体損壊罪は適用しない。”
  ”政府は、自衛隊に対し治安出動を発したものの自衛隊は罹患者達によって阻まれ
   大半の部隊の展開は行えていない”
  ”北海道は、自衛隊により札幌を除く地方の中小の都市の制圧がほぼ終了した。
   現在、地上部隊が札幌の市街地の制圧を行っている”
  ”北海道以外の区域での治安の回復は絶望視されている”
   
 北海道か遠いな。と思った。

 私は車を宛ても無く走らせるしかなかった。堅固な建物はいくつかあったがどれも出入り口を
 きっちりと閉めていた。その中に人はいるのだろう。建物の回りには罹患者達が集まっている
 からだ。でもラジオで聞いた事が本当なら彼らの余命も短いものとなるだろう。

 車を走らせるうちに海岸線に出た。さっきのラジオの放送が頭にあったのだ。船で北海道まで
 行ければ、助かる。そう思って・・・。
 でも海岸沿いの小さな港のある街に入ってその考えが甘い物であることが分かった。
 街中にはやつらがいた。車を見つけるとハイエナのように集まってきた。
 港には船と名の付く物は一つも無かった。ここの住民は船で脱出したのだろう。

 もう、諦める他ないのだろうか。



859 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:41
当日

 私は車を走らせていた。もう完全に宛て等あるわけがない。
 ラジオ放送は完全に沈黙していた。
 希望は持てない。妻と話して、この後何日生きられるか分からない。喰われて死ぬ位だったら
 人として最後を迎えようと決めていた。断崖の上から車ごと海にダイブすれば即死だろうと思っていた。

 断崖の上に行く途中で車の燃料が切れそうになった。私はドラム缶から最後の燃料補給を行った。
 燃料補給の最中に後ろの気配を感じたと思った瞬間、腕に痛みが走った。後ろに罹患者がいたのだ。
 私は、車の荷台にあったバールでそいつの頭を何度と無く叩いた。

 もう本当に最後だ。噛まれたことで飛び込む決心が付いたようなものだった。
 崖の上に車を止め、最後の食事を摂るべく準備していた。ふと海の方を見ると、船が湾内に向かって
 入ってくるのが見えた。遠目で艦種までは分からないが旭日旗を掲げていることからすると海上自衛隊
 の艦船のようである。ふと希望が湧いた。
 私は駄目でも、妻と子供だけでも助けられないだろうか。

 私はエンジンを吹かし、崖の上から湾内に向かう道を走らせた。走った。海自の船がいなくならない事を
 願いながら。
 湾沿いの道に出ると船が湾内から出ようと船首の向きを変えようとしていた。
 私はクラクションを鳴らし、船に聞こえる筈もないのに大きな声で叫んだ。止まってくれ気付いてくれと。
 車を走らせながら、運転席の近くにあった発煙筒も炊いた。
 船の方でも気付いたようだ。船は、護衛艦であるのが分かった。でもヘリ搭載タイプでは無いやつだ。
 私は一度港に入った。船に乗るなら港だろうと。でも無理だった。回りには罹患者達が集まってきたのだ。
 罹患者達を押しのけて家族を船に乗せることが出来ない。それに護衛艦の大きさからすると港自体が
 小さすぎるようだった。



860 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:44
 私は、車を出し、砂浜に車を乗り入れた。船の方に向かってアクセルを踏み続けた。車が海に入りキャブ
 まで水に浸かった。フロントガラスの辺りまで海水が来た所で、車がエンジンが止まった。多分ウオーター
 ハンマーの現象が起こったのだろう。それでよかった。そこまでこれれば十分だった。

 護衛艦から、小型船が降ろされてこちらに向かってくる。砂浜の方を見ると、やつらが海に入ってくる。
 でも波に邪魔されてなかなか進めないようだ。小型船の到着の方が早かった。
 小型船には、数人の自衛官が乗っていた。指揮官は二尉だった。
 指揮官は私の腕の傷を目ざとく見つけた。その表情は傷を負った者が辿る運命を知っているようだった。
 
 私は、指揮官に妻と子供を託した。妻も子供も嗚咽を漏らしていたが、どうにもならない。
 一緒に行ければいいのだが、私には許されない。
 妻と子供は小型船に移乗した。私は指揮官を呼んだ。指揮官と2人だけで話した。
 当初、指揮官は渋っていたが、希望は艦長に伝えると約束してくれた。

 小型船は、護衛艦の方に向かって動き出した。私はトラックのキャビンの中に入りなおした。キャビンの中
 から妻と子が自衛官達と一緒に艦の中に収容されているのが見えた。妻と子がいつまでも手を振っている。
バックミラーを見ると奴らが車に取り付いたのが分かった。でもそんなことはどうでもいい。
 やつらも最後になるはずだ。



861 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 21:47
 私の希望は叶えられるのだろうか。
 私はタバコを取り出し火を付けた。うまい。本当にそう思えた。天気もいい。家族は無事。死ぬには最適
 だった。
 暫くすると護衛艦の5インチ砲が旋回しトラックの方に向けて止まった。砲口が車にぴったりと合う。
 その後、砲の先が白く光った。その瞬間、今までの楽しかったことが思い出された。
 妻と恋人同士だった時、子供が生まれた時、楽しかったこと苦しかった事が一瞬で頭のなかを
 駆け巡った。
  
--------------------------------終わり---------------------------------------------

862 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/06 22:11
長い間のスレ汚しをご容赦いただきありがとうございます。

かなり文が長くなり読みづらいことが多かったかと思います。
皆さんの想定だと、ゾンビが街にあふれてからという事がおおかったので、
私は、本当の最初の時点からと思い書いた次第です。

文中にだしていた、車とか資材類は実家に実在している物を記載しました。

あと、北海道だけ助けるようにしたのは、私が10年程前迄、北海道の
陸自で勤務していたからです。当時の部隊配置とか編成を知っていたので、
あの兵力ならば、対向することは可能ではないかと思った次第です。

863 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/07 00:18
>名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI さま、おつかれさまです。
 淡々として落ちついた文体で、恐怖感が増しました。
また、最後までゾンビを「罹患者」で通したあたり、秀逸だと思います。
美味しいお話、御馳走さまでした。
 結局、この世界設定だとハッピーエンドというのは不可能っぽいですね。

 個人的なことを申し上げると、北海道が生きていて良かったです。
私にとって北海道は縁の深い所なので・・・。
 

864 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/07 07:05
名無し@錆取り中様、お疲れさまでした。北海道だけ助けたようですね。あそこの自衛隊って強力なのですか?

865 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/07 10:35
>名無し@錆取り中 さま

すごく面白かったです。ありがとうございました_(__)__。


866 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/07 12:19
テスト

867 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/07 12:24
>864  強力です。陸自の1/3くらいの兵力が北海道に存在します

868 :736:02/10/07 14:08
>>名無し@錆取り中 さま
私も昔、富良野の駐屯地に冬用の擬装網のテストに行った事があります。
もうかれこれ16年位前になりますが・・・。
やはり本土とは規模が全然違ってましたね。

869 :736:02/10/07 14:11
あ、感想核の忘れてた(w
良かったです!期待していましたが、やはりリアルな描写でどきどきでした。
次の展開が読めないってのはいいですね。
又おながいします。

870 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/08 09:02
誰か、お話ギボン

871 :トカゲ ◆6l0Hq6/z.w :02/10/08 09:06
道民でよかった

872 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/08 09:46
さらしあげ

873 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/08 11:16
age

874 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/08 15:21
あげます

875 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/08 17:01
間もなく1000取り合戦か・・・

876 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:05
いや〜。楽しいね。何が楽しいかって。それは下を読んでちょうだい。

あれが、起きたのは6日位前かな。
都会の方で暴動が起きたとか聞いたね。
最初に暴動と聞いて、今の日本でそれはないだろう。また新興宗教かなと思ってた。

暫くすると、何でも暴徒は人肉を貪り食う、所謂「ゾンビ」というものらしかった。
テレビのニュース番組でも何度か、人が襲われ血を流している映像が出てたな。

4日程前位から、うちらの職場の周辺にも同じようなのが、出没するようになった。
うちの職場って、街から結構あるんだよね。車だったら早いけど。
まあ、その時は入り口で、そいつらを取り押さえて警察に引き渡していたよ。
取り押さえる際に、噛み付かれてその後「ゾンビ」になったヤシもいたがね。

でも、その後連中は増える一方で、警察による取締りは限界を超えていたと思うよ。
警察は取締りをやっているつもりだったようだが、出動する度に人員が少なくなって
いたようだ。そりゃあそうだろう。たかがニューナンブの拳銃1丁では、鎮圧では
無く、餌になりに行くようなものだった。

そうこうするうちに、うちの職場も連中に囲まれてしまった。いわゆる包囲という
ことだ。これが。
うちの職場は、門以外は高い壁で囲まれていたので、進入するヤシに対する警戒は、
門だけを見張れば良かった。入り口に守衛詰所が有りそこは阻止物もなかったので、
ゾンビ連中が入りやすいことも確かだった。ゾンビ連中を阻止しようとして、逆に
ゾンビになってしまう連中も多発したよ。

877 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:09
そんな時だね。確か2日前だったと思う。
うちの職場の連中に内閣総理大臣から治安出動命令が発令されたのは。
戦後最初の災害派遣以外での出動。それが治安出動だった。

治安出動が下命されてから、駐屯地内はそりゃ上へ下への大騒ぎだったよ。
師団司令部から、近郊の街に進出し暴徒を排除して治安の回復を図れと命令が来た。
でもねえ。うちの連体は普通科部隊なのよ。いわゆる歩兵。
装甲車なんて数える程しか無いし、それも整備予算不足から半分も稼動しない状態。
隊員の輸送はトラックで行うしかない状態だった。ゾンビがうじゃうじゃしている
中へ、無蓋のトラックで入っていけって、あんた。そりゃないよという状態。

例えて言えば、サファリパークのライオンとか虎の檻の中へ素っ裸で入れと言われて
いるようなもの。それこそ鎮圧では無く餌になりに行くようなもの。
その点、機動隊の輸送はバスだったから、交通に関する安全は確保されてたね。

まあ、命令だからしょうが無いということで、出動準備したよ。むざむざ喰われる
ことも無いので、荷台の側面に鉄板を溶接して、ゾンビが入れないようにしたがね。

出動はしたが、隊員はそれまでのゾンビによる被害で数が減って、定数の半分位しか
いなかった。名前は連体だが実際は2個中隊がやっとだった。
でも、出動する隊員が減ったので、一人当たりに配られた弾薬は多かったよ。

とりあえず、準備も整ったので、門を開けて出発した。街に向けて出発した。
街に入ってからが大変だった。やつらがワサワサとゴキブリのごとく出てただよ。
漏れは、街に入るまでに、携行弾薬の半分を使い切った状態にあったよ。

878 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:11
連隊長からは連体本部を設置するから、適当な場所を探せと言って来るし。
適当な場所を探していたら、清掃局の建物らしい適当なのが見つかり、連体本部化
するために、内部の掃除(掃討)を開始した。隊員が内部に入り車輌周辺が手薄に
なった時、やつらが大群で集まってきた。連隊長が乗っていた車はあっという間に
囲まれ、暫くは無線で救助を求める声が入っていたが、それも聞こえなくなった。

指揮官がいなくなった部隊は、あっとう間に四散した。出動自体が無理だったせい
もあるだろうが。
漏れも、乗っていた装甲車の車長をどついて装甲車を発進させた。漏れの乗った
装甲車の後ろには、あと2台の装甲車と偵察警戒車と迫撃砲小隊、対戦車小隊、
輸送隊の車が後続していた。

悪いことは重なるもので、駐屯地から連隊長を呼び出す無線が入った。

「○△駐屯地守備隊より□×連隊長へ。駐屯地に暴徒が多数侵入。増援を要請する。
 送れ!」

ということは、漏れは駐屯地も落ちたなと理解した。

漏れは、後ろに付いて来ている車輌の連中に無線で問い掛けた。漏れの乗っている
装甲車では漏れが最先任だったが、他の車輌の状態が分からなかったからだ。
その結果、10数台の軍用車輌のコンボイの最先任は漏れであることが分かった。

漏れは内心「ラッキー」と思ったよ。これで部隊は思いのまま。


879 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:12
とりあえず、部隊が落ち着く所が必要だったので街のはずれにあったホームセンター
に目を付けた。
建物の回りには、そりゃ沢山のソンビタンがいたよ。連中には生きている人間は、
匂いでわかるのだろう。
装甲車でゾンビタン達を蹴散らしながらハッチから身を乗り出しホームセンターの
方を見ると、建物の2階から多数の人が手を振っているのが確認できた。連中は
救援が来たのだと思ったのだろう。助けて欲しいのはこっちだよ。全く〜〜。

取り合えず、部隊をホームセンターの駐車場に入れ、装甲車を2階の窓の直下に
付けた。2階の連中に縄梯子かロープを投げろといったら、早速投げてきたよ。

で、漏れを含む数人が建物の中に入った。
建物の中に入ったら、人々が喜びのあまり顔をくしゃくしゃにして泣いている。

あまりに可哀想なので、事情を話したら落胆してたね。それどころか我々をここ
から救助しろとか安全地帯まで載せて行けとか求められた。
そんな、軍事力が弱いのは漏れの責任では無くて、政府の責任よって。そっちに
言ってくれよ。全く。
おまけに長年、臭い物に蓋をするがごとく、自衛隊の出動に関する規定さえ先送り
にしてきたじゃん。自衛隊はいわば保険だよ。平時に保険料けちれば有事に満足
な保証得られる訳ないじゃん。この連中はそんな事もわからんのかな(w。

あまりに煩いものだから、思わず撃ってしまった。自動小銃で。フルオートで撃った
から、あっという間に死んじゃった。
そこまできたら、毒を喰らわば皿までの例え通り、行くとこまで行くしかないと、
腹を決めたね。部下に命じて、建物内を一気に制圧した。


880 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:24
建物内の制圧後、残りの車両の隊員を中にいれさせたよ。取り合えず、一階は広く
催事場のようだったので、全車両の格納は可能だった。装甲車や偵察警戒車に命じて
ゾンビタンを制圧しながら一階のシャッターを開けて車両を格納した。シャッター
を閉めた時も、ゾンビタンが10数人入って来たが、そんなもの銃があれば恐い物
無しで、全滅させたよ。

中にいた民間人は200人ほどいた。連中は外にはゾンビタン、中には我々敗残部隊
がいて、絶体絶命だった。漏れは民間人の中から、若い綺麗なおねえちゃん達と、
少年少女を選り分け、あとは2階の窓から放り出した。放り出す度に断末魔の悲鳴
が聞こえてきたが、そんなことは構わなかった。あっという間にゾンビタン達が
集まってきて、骨だけになったしね。その作業が終われば、後はお決まりのコース。

他の隊員達と一緒になって、若いおねえちゃん達にまたがったのさ。
中には逆らう、おねえちゃんもいたが、そんなヤシは2階の窓から放り投げてやった。
外には漏れ達にラブコールを送るゾンビタン達がいたからね。外はあっという間に
静かになった。

漏れは、若いムチムチのおねえちゃんが良かったが、隊員の中にはロリコンもいたね。
それ連中は幼稚園とか小学生の女の子をむしって、突っ込んでいたよ。よくやるは。
本当に。

それからというもの。女に飽きたら場所を移動してきた。万一女達が生き残っては、
まずいので、漏れ達が脱出する時に、女達はがんじがらめに縛り上げて、建物の
シャッターを全開にしておいてきた。多分、ゾンビタン達の胃袋に収まったのだろう。

881 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:27
それからというもの。女に飽きたら場所を移動してきた。万一女達が生き残っては、
まずいので、漏れ達が脱出する時に、女達はがんじがらめに縛り上げて、建物の
シャッターを全開にしておいてきた。多分、ゾンビタン達の胃袋に収まったのだろう。

今も、漏れの下には綺麗なおねえちゃんがよがっている。
ゾンビタン達が来なければ、漏れ達はこんな酒池肉林の毎日を過ごせなかったね。
その点は感謝するよ。ホントに。

時折、無線通信で部隊を呼び出すコールが聞こえる。
それによると、本州、四国、九州の自衛隊部隊はほぼ全滅。北海道は北部方面総監
のもと4個師団が健在とのことだ。
空自は、航空総体も壊滅であっという間に四散したとのこと。
海自も同様らしい。

漏れ達は何時まで生き残れるのだろう。と考えているうちに、また逝ってしまった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー終わりーーーーーーーーーーーーーーーー

882 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/08 21:34
とりあえず、書いてみました。名無し@錆取り中さんの想定を引き継いで
北海道以外の自衛隊は弱いというところで、書き進めてみました。

人間性のかけらも無い行為なので、非難轟々になるとは思いますが、
妄想小説ということで。ハイ

883 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/08 21:46
◆U0WxN8c4sc さま、
 美事に鬼畜なお話、いただきますた。
 いつかこういうお話が出てくるとは思いましたが、

>非難轟々

 は無いでしょう。みなさん、わかってらっしゃると思いますよ。


 現在、長いのを一本書いてます。一両日中にはうpの予定。
このままいくと、1000よりも512KB(でしたっけ?)のほうが心配です。

884 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/08 22:18
>>882 ◆U0WxN8c4scs様

どうも、面白く拝見させていただきました。

私も似たようなもの書こうとしたのだけどね。
流石に、元の職業のイメージを落とすようなやつは書けなかったよ。

>北海道以外の自衛隊は弱いというところで、書き進めてみました。
弱いということは無いよ。ただ人口に対しての兵員数が少ないから
こういった事態だと飲み込まれてしまうだろうね。

北海道だと1個機甲師団と3個歩兵師団。それに戦車団とかいろいろいて、
総兵力、4万。それに道民が500万とすれば、1人の自衛官に125人の住民。
まあ、住民の半分はゾンビ化したと仮定しても1人の自衛官が倒すゾンビ数は、
70人弱。これだったら1人の持つ携行弾薬数で収まるからね。

それに比べて東京都で起ったら、首都近辺にいるのは3個普通科連隊と一個空挺団。
兵力は4千人位かな。都と周辺の住民1500万の半分がゾンビ化したとして、
750万人。1人の自衛官が倒すゾンビ数は1900人弱。これでは、あっという間
に飲み込まれるよ。

885 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:10
(1)
 今から二年ほど前のこと・・・。
駒井は、若い男と自宅で酒を飲みながら馬鹿話をしていた。ふと会話が途切れた時である。
「社長、『ゾンビ』って映画、知ってますか?」
「聞いたことはある。確か、死体が歩きまわって人間を襲う話だろ」
「そうです。で、俺、眠れない時によくあの映画みたいな世界にいる自分を
 想像するんですよ。ゾンビに向かって銃を撃ちまくる自分を。
 なんか楽しげじゃないですか、人の形をしたものに弾ぁ、撃ち込むのって」
 若い男・山形は目に危険な輝きを表しながら、楽しげに語った。
「おまえ、結構危ない奴だな」
 駒井は山形を見ながら、笑った。
「動物は撃ち返してこないでしょ、社長」
山形はそう言いながら、書斎の壁に飾られている駒井が今まで撃ち倒してきたゲーム
(動物・獲物)の首を眺めている。
「・・・社長、あの映画みたいな状況になったら、どうします?」
「まぁ、銃はあるから無抵抗で食われたりはしないが・・・」
「そこで相談なんですけど、そうなったら、自分にも社長の銃を貸してくれませんか?」


886 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:11
(2)
 駒井は確かに銃を所持していた。スプリングフィールド社製M1Aライフル
(米軍が一時期使用していたM14ライフルの民間バージョン)と
豊和製M1カービン、レミントン870散弾銃の3挺である。
「かまわないよ、死体が歩きまわったりする世界が来たら、な」
(映画の世界が現実になるはずがない)と思って、駒井は山形の頼みを安請け負いした。

 その後、駒井は山形から映画『ゾンビ』のビデオを借り、その狂気の世界に
取り憑かれていった。
 日本の法律では猟銃の装弾数は、ライフルが五発、散弾銃が三発まで、
と決められている。そこで駒井は、米軍払い下げの店から
M14とM1カービンの弾倉と装備を買い込み、アメリカに旅行した折に
違法と知りながらレミントン870用のエクステンションマガジンキット
(装弾数を増やす改造パーツ)等を買い込んで日本に送った。
さらに、これまた違法だが、大量の実弾を家の地下室に備蓄した。

 駒井は自分のやっていることを自嘲していた。
 しかし、狂気の世界がまさか現実になろうとは、当の駒井も思っていなかった。


887 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:12
(3)
「各地で暴動あり」の報道が流れてから一週間もしないうちに、街中をゾンビが
徘徊するようになっていた。テレビで実況を見ながら駒井は
「これはひょっとすると・・・」
と期待で胸を躍らせ、妄想を膨らませていた。そして、予想は的中していた。
 駒井は山形の携帯を呼び出すと、山形はやけにのんびりとした声で応答した。
「社長、俺の与太話なんか覚えていたんですね」
「まぁな、約束したことだからな。こっちに来れるか?」
「今からうかがいますよ」
 小一時間もしないうちに、電話が鳴った。山形だ。
「今、社長の家の近くまで来ています。出歩くと危険なので、
 門の前でクラクションを鳴らします。そうしたら開けてください」
 駒井はM1カービンに30連の弾倉を叩き込み、薬室に一発装填、
いつでも撃てる状態にして、玄関で合図を待った。
五分後、外でクラクションが鳴った。
駒井は玄関を飛び出し、鉄の門に張り付いて鍵を開けた。山形は車を家の前の
空き地に置いて、トランクからダッフルバックをのんびりと取り出していた。
道路に目をこらすと、ふらふらと近づいてくる人影が見えた。
「山形っ、急げ!」
 駒井は思わず声を上げたが、山形は振り向いてにやりと笑うと悠々と道を渡って
駒井の前に立った。
「社長、その銃を貸してくれるんですか?」
 山形は駒井から銃を受け取ると、何の迷いも無く、ゾンビに向けて引き金を引いた。
住宅街に乾いた銃声が響いた。


888 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:13
(4)
 山形を家に上げ、キッチンでコーヒーを出すと、山形は楽しそうに
「いやぁ、遅れてすみませんでした。途中でゾンビの群れの中に突っ込んで
 四、五匹踏み潰してきちゃいましたよ。おかげで車、へこんじゃって・・・」
と言って頭を掻いた。
 落ちついてから二人はガレージに入っていった。作業台の上にはすでに
M1Aとレミントン870と弾薬が並べられてた。M1カービンは山形が抱えている。
「M14(M1A)は俺が使うから、おまえさんはそっち(M1カービン)を
 使ってくれ。弾はM14用に750、カービン用に1000ちょい。シェル(散弾)が
 OOバック(ダブル・オー・バック:鹿撃用の弾)が230に兎用が70・・・」
「社長、ずいぶん集めましたね。これ、違法じゃないんですか?」
 山形は自分が抱えているM1カービンの30連弾倉と
米軍の弾薬箱に入った銃弾の山を交互に指差しながら笑った。
「今更違法もへったくれもないだろうに。それにおまえもさっき撃っちまったじゃねえか。
 ありゃ死体損壊だろ?」
「あ、そうですね。それ、忘れてましたよ」
 弾の他に、M14用の20連弾倉が13本、M1カービン用の30連が8本と
15連が6本。米軍の払い下げ品の弾倉入れとベルトとサスペンダー・・・。
「ところで、おまえさん、後生大事に抱えてきたズダ袋には何が入っているんだ?」
 山形はよくぞ聞いてくれましたという顔をして、床に店開きを始めた。
中からは、大量の発煙筒、米軍がベトナム戦争当時に使用していた濃緑の作業着、
ヘルメット、帽子、ブーツ、その他の装備一式が二組出てきた。


889 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:14
(5)
 今後の計画はこうだった。
 できる限り篭城し、頃合を見計らって駒井のランドクルーザーで脱出、
弾が切れるまで狩りを楽しみ、最後の一発は自分用に、という刹那的なものだった。
なぜすぐに出発しないのか、という駒井の問いに、山形はこともなげにこう言った。
「だって、まだ生きている人間もたくさんいるでしょ。人間には会いたくないんですよ。
 仏心を出して助けたところで、結局、行く先はあの世なんですから」
 確かに山形の言う通りだった。うっかり他人を助けた末に銃を奪われて
命を落とすのだけは避けたかった。

 山形が来てから三日が経った。
 テレビは何も映し出さなくなり、ネットの上でも情報が動かなくなっていた。
BBSで生き残りに呼びかける書き込みがあったが、それに答える者は極々わずかだった。
 駒井の家は住宅街の中にあったことで、家の前をうろつくゾンビの数は
多くはなかった。これで大通りに面したところに住居を構えていたら、と思うと
ぞっとした。駅前や商店街の近くなどは今ごろどえらいことになっているだろう。
少し離れたところに建っている隣家はひっそりと静まりかえり、
中に生きている人間がいるのかどうかわからなかった。
そもそも普段から付き合いのない生活を送っていた駒井である。
生死はどうでもよいことで、仮に助けを求められても放っておくつもりだった。

 山形が口角を上げながら言った。
「さぁ、隊長、そろそろ行きましょうか、狩り天国へ」


890 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:14
(6)
 二人は銃と装備、食糧や水、燃料、その他の必需品をランドクルーザーに詰込み、
ガレージの電動シャッターを開けてこの世の地獄へと繰り出した。
街は静まりかえり、道行く車もなく、完全に活動を停止いていた。動いているものは
死体をついばむカラスと、のろのろと蠢くゾンビのみだった。そのゾンビも秩序だった
行動はしていないが、ランドクルーザーに乗る「餌」の姿を見ると、一気に集まってきた。
それらをバンパーで跳ね飛ばし、距離をあけると山形がサンルーフから身を乗り出して
発砲した。M1カービンから発射される30口径のソフトポイント(弾頭が鉛むき出しで、
着弾時に変形しやすく、貫通しづらい。そのため、命中した物体に弾頭エネルギーの
すべてを伝えることになる。ちなみに、軍での使用は禁止されている)は、
確実な死をゾンビに与えていった。山形が引き金を引くごとに、
ゾンビの頭がスイカを高いところから落としたかのように破裂した。
駒井は、山形の一発必中の腕を見て、(こいつはいったい、どこで射撃を覚えたのだろう?)
と不思議に思った。
「山形ぁ、そろそろいいか?」
駒井は煙草をふかしながら声をかけた。
銃一挺でどうにかできないぐらいの数が集まりだしていた。
「はい、いいですよ」
山形からのんびりした口調で答えが返ってくる。駒井はランクルをスタートさせた。
その後ろにはゾンビの死体が点々と残されていた。


891 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:15
(7)
「どのくらい倒した?」
「そうだなぁ、二、三十ってところでしょうか? 全然、キリがないですね」
後部座席を覗くと、空になった15連の弾倉が二つ落ちていた。
「ところで、おまえさん、30連の弾倉があるのになんでわざわざ少ないほうのを
 使うんだ? 弾倉の交換は面倒なんじゃないのか?」
「いやぁ、俺、マガジンチェンジ(弾倉交換)しながら撃ちまくるのが夢だったんですよ。
 奴等の前でチェンジするとスリルがあるし、単なる趣味なんで気にしないでください。
 まぁ、マガジンチェンジ・マニアってやつですか」
 駒井には想像も出来ないことだったが、山形の趣味がどういうものであれ現段階で
特に問題もないので放っておくことにした。
 二人は街から街へと車を走らせ、ゾンビを倒しながら旅を続けた。ゾンビを撃つのは
ほとんど山形の役だった。運転を替わり、駒井もM14で射撃をしてみたが、
標的射撃をしているようでどこか味気なかった。二日間で駒井は二十数発の弾を
消費したが、山形はその五倍以上の弾丸を使っていた。
 あまりのゾンビの多さに、駒井は一度、街に火をはなって一毛打尽にしたらどうか、
と冗談で口にしたことがあった。山形はただ首を振り、いつもの口調で
「生きた人間を焼くかもしれませんよ。それに、丸焼けにしちゃったら、
 的になってくれなくなっちゃいます」
と言うだけだった。


892 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:16
(8)
「隊長、そろそろ田舎のほうに行ってみましょうか? ちょっとのんびりしたほうが
 いいかもしれませんね」
 山形がそんなことを言ったのは、つまらなそうにしている駒井を
慮ってのことだったのかもしれない。市街地では長距離射撃に長けたM14の出番は
ほとんどなかったのである。

 街から離れると、確かにゾンビの数は少なくなった。一旦、田畑が広がる所まで行くと、駒井は開けた場所で、M14に載せたスコープを覗いた。
引き金を引くたびに反動とともに轟音がとどろき、ゾンビの頭が爆ぜていく。
200m離れたゾンビの首に弾が当たり、頭が転がり落ちた。それを見ていた山形は、
盗んできたブドウを頬張りながら、
「あの首は、部屋に飾らないんですか?」
と茶々を入れた。もう家に帰ることなどできないというのに。

 日が落ち始めると、二人は車で山道を上り、カーブによくある避難帯に車を駐めた。
前後にしか逃げ道はないが、山道を大量のゾンビが上ってくるとも思えなかった。
念の為、前後にロープを張り、即席の鳴子を作ってつるしておいた。
駒井と山形は湧き水で体を拭き、レトルトではあったが五日ぶりに温かい食事を摂った。
駒井は地面の上に寝転び、星を眺めながらいつの間にか眠っていた。


893 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:17
(9)
 翌朝、といっても正午近くのこと、駒井は山形に揺り起こされた。
体中の筋が突っ張って、すぐには起きることができなかった。
「一晩中地面で寝ていたんですか? 根性ありますね。
 いやぁ、真似できません。俺なんか怖くて車の中で震えてましたよ」
駒井はそれが、ウソだとわかっていた。山形の目が笑っている。
(こいつは一晩中起きて見張りをしていたのか?)
少し驚きを感じながら、駒井は目を擦った。
「隊長、それよりも、面白いものを見つけましたよ。見てください」
 山形が指差す方向を見ると、田圃に囲まれた交差点の真ん中で赤い車が立ち往生し、
そこにゾンビが群がっている。
「昨日まではあんな車はいなかったんですがね。どうやら美味しい『餌』が
 乗っているみたいです。あの車のおかげでゾンビは山を上ってこなかったのかも
 しれないですね。どうします?」
「どうします、って・・・」
「ここからだと楽しい狩りができます。そのかわり、この場所を放棄しないと
 ならなくなります。しばらく温かい食事を摂って平らな場所で眠りたいのなら
 放っておけばいいことですし、あの車の中の『餌』もいずれ食われるか
 俺らの標的になるかのどっちかですから」
 山形の言うことももっともだと思いながらも、駒井はゾンビに囲まれている車の中に
どんな「人間」が乗っているのかにも興味があった。それを山形に告げると、
「かまいませんけど、やっかいなことになるかもしれませんよ」
と笑いながら答え、朝食の準備を始めだした。


894 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:18
(10)
 駒井から赤い車までの距離は、目算で約300mほど。高場からの撃ち下ろし
という絶好のシチュエーションにおいて、300mは必殺距離だった。
駒井はスリング(肩掛け紐)を左腕に巻いて姿勢を確保し、スコープを覗いた。
引き金を引くと撃針が雷管を叩き、パウダー(発射薬)が燃焼して
弾頭を前へと押し出す。轟音とともに銃身から弾頭が目標に向かって飛び出すと、
ボルト(円筒・遊底)が後退し、空薬莢を薬室から抜き出して排莢口から外へ蹴り出す。
返す刀でボルトが弾倉の一番上の弾丸をくわえて、薬室へと放り込む。
M14はこの動きをほんの一瞬で完了し、次の咆哮を待っている。
300m先、車から少し離れた所にいたゾンビの頭が吹き飛んだ。
「おお、初弾命中、すごいですね」
 双眼鏡を覗いていた山形がおどけて声を上げた。
ゾンビどもは仲間が撃ち飛ばされても気にすることなく、「餌」に執着していた。
駒井は無言で引き金を引き続けた。弾倉を五本、90発を消費したところで
――弾倉には20発装填することが可能だが、弾詰まりを避けるため、
駒井は装弾数の一割減、18発だけを装填していた――残りの数が片手をきった。
「おまえさんの分も残しておいたぞ。そろそろ行ってみるか?」
駒井がそう言うと、山形は嬉しそうな顔をして鳴子や携帯コンロを片づけ始めた。

 駒井がランクルを赤い車の近づけると、ルーフから乗り出した山形が
四匹のゾンビを、きっちり四発で撃ち倒した。
山形が車を降りて赤い車の中を覗き込む。駒井に向けて二本の指を立てて
生存者が二人いることを教えた。


895 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:19
(11)
 生存者、二人の若い女性は、抱き合いながら鳴咽を漏らしていた。
極限の精神状態のためか、山形が車の窓を叩いても反応を見せなかった。
しばらくして、山形はM1カービンのストック(銃床)を後部座席の窓に叩き込んだ。
ガラスを割って手を突っ込み、ドアのロックを外して二人を車から引きずり出した。
駒井は辺りを警戒しながらその光景を見ていた。
「隊長、こっちに車を寄せてください」
山形が声を上げる。ランクルを寄せると女性二人を後部座席に荒々しく放り込む。
新たなゾンビが道路の遠いところを歩いている。山形はM1カービンを構えたが、
距離が離れていたせいか、発砲を諦めた。「チッ」と口を鳴らして、
生存者の荷物を赤い車からランクルに移しだした。作業終了、駒井はランクルを走らせた。
「なぁ、お嬢さん方、いったいどこへ行くつもりだったんだ?」
駒井はハンドルを握りながらひょいと後ろを振り向いて優しく訪ねた。
女性は無言で泣くばかりだった。
「名前くらいは聞かせてくれよ」
と、再び駒井。しかし、答えは返ってこない。
ま、しょうがないか、と駒井は溜息をついた。
「てめえら、いい加減にしやがれ! 助けてもらって礼も言えねえのか!!」
吠えたのは山形だった。ここまで荒々しい山形を見るのは、駒井は初めてのことだった。
山形も疲れているんだな、と思いながら、
「まぁまぁ、そう言いなさんな。もう少し落ち着いてからでいいよ」
前半を山形、後半を女性に向けて言って、フォローした。
 車内には重苦しい空気が流れていた。


896 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:20
(12)
 しばらくすると、後部座席の二人は安心したのか静かな寝息を立てていた。
「なぁ、おまえさん、もうちっとお嬢ちゃん方に優しくしてやれないもんかな」
駒井が声をかけると、うつらうつらしていた山形がハッと目を覚ました。
「ああ、隊長、すんません。最初が肝心だと思ったもので・・・」
「そりゃそうだろうけど、見ててちょっとあれはキツイかな、と思ってさ」
少しの沈黙の後、山形がこう切り出した。
「ねぇ隊長、隊長は『パン屋と乞食』って話を知ってますか?」
何の話だかわからず、駒井は首を振った。
「ある場所のある橋の下に乞食がたくさん住んでたんですよ。
 その貧しさを見るに見かねたパン屋のオヤジが、仕事が終わって夕方になると
 売れ残りやパンの耳なんかを持って行って配ってました。乞食たちはうれしそうに
 それを食べてたそうです。パン屋のオヤジにしてみれば、“ああ、よかった”ってな
 もんでしょう。乞食は腹が膨れて、オヤジは残り物の処理ができる。
 そんな関係が何ヶ月か続いたある日、オヤジは会合かなんかで夜遅くなって、
 乞食たちにパンを持って行くことができなかった。
 で、翌日、ちょっと多めにパンを持っていったら、乞食がこう言ったそうです。
 『俺達は、毎晩、おまえの持ってくるパンをあてにして生きているんだ。
 それなのに、どうして昨日は持ってこなかったんだ! どう責任をとるんだ!?』
 ってね。次の日からオヤジはパンを持って行かなくなりました」
「・・・」
「結論はね、『情けは人のためならず』ってことわざがあるけど、
 情けをかけすぎてもいけないんですよ。
 お嬢ちゃんたちにあまり希望を持たせないほうがいいですよ。
 隊長と俺は、すでに地獄の門をくぐっているんですから」


897 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:21
(13)
 その日も再び山道の避難帯で夜を明かした。
 落ち着いたのか、二人の女性がポツリポツリと口を開き始めた。
話をまとめると、こんな感じだったらしい。
 情報から遮断されたまま、政府の発表に従って家に閉じこもっていた。
食糧の備蓄も乏しくなり、携帯でほうぼうに連絡を入れると、男友達が
近くの(と言っても十数キロは離れているのだが)ショッピングセンターに
篭城していることを知った。一か八かで脱出を試みたが、ゾンビの群れに出会うたびに、
進路を変更しているうち、遠回りを強いられ、ガソリンが尽きた。
交差点で立ち往生して、ゾンビに囲まれ、もはやこれまでと思ったときに
駒井と山形に救われた。

「ショッピングセンターだって?」
山形がうれしそうな声を上げた。
「隊長、予定通りじゃないですか。ショッピングセンターですよ、ショッピングセンター。
 ほら、これで映画と同じですよ。人数も四人に増えたことだし、そこ行きましょう!」
女性二人は山形の言葉の意味がわからず、きょとんとしている。
 駒井に異存はなかった。狩りを始めてから、自分の行動にやっと意味を
見出すことができたような気がした。
難しいゲームをクリアに向けて努力しているときのような感覚が襲った。
人助けに心地よさを感じている自分に少し驚きを感じてもいた。
しかし、それは自尊心と優越感を満足させると同時に、
危険を呼び込む麻薬なのかもしれないということにも気づいていた。


898 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:22
(14)
 ショッピングセンターへ行く途中、小さなガソリンスタンドで燃料を補給した。
そのスタンドの裏の農家で、つながれていた柴犬を見つけた駒井は同行するよう提案した。山形はあまりいい顔をしなかったが、女性二人は犬を見て顔をほころばせた。
犬の首輪にはマジックを使った幼い文字で「じょん」と書かれていた。
 旅は、四人と一匹になった。

 女性の案内で、件のショッピングセンターの位置はすぐにわかった。
大きさは映画『ゾンビ』の舞台となったモンローヴィル・モールとは
比べ物にならなほど小さかったが、郊外型ショッピングセンターにしては
大きい部類に入りそうだった。正面玄関はシャッターが下りていて、
中の様子はわからなかった。建物自体は三階建てで、構造上、屋上が駐車場だった。
正面脇の駐車場入り口にはシャッターが下りていた。
周囲には、生前の記憶のせいか、ゾンビの数は他の場所よりも多く、
簡単に中には入り込めそうになかった。
「おいおい、本当にここなんだろうなぁ?」
駒井はやれやれといった感じでつぶやいた。
 シャッターの向こう側の状況がわからず、車をつっこませるわけにはいかなかった。
「隊長、シャッターの開閉スイッチがありますよ」
山形が指差す方向を見ると、確かにシャッターの横にそれらしき物がある。
「だが、鍵付きのカバーがしてあるぞ。どうするんだ」
「まかせてください。自分がどうにかします。作戦を練りましょう」
 山形は自信に溢れた顔を見せた。


899 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:23
(15)
 作戦はこうだった。
まずレミントン870ショットガンを持った囮役が車を降りてゾンビどもの注意を引く。
車とともに徐々にショッピングセンターから遠ざかり、ある程度の距離をかせいだら
一気に距離を詰めて、シャッターの開閉スイッチにとりついて山形が鍵をブレイクする。シャッターが開いたと同時に車を滑り込ませ屋上の駐車場へ行く。
スイッチのカバーが外されていないことから障害物のことはあえて考えなかった。

 山形はこんな状況でもわざわざ囮役を買って出た。駒井は今までの行動を
見ているだけに心配はしていなかったが、女性二人は心配そうな顔をしている。
「そんじゃ、行きますよ」
言うが早いか山形が車を飛び降りた。ゾンビがやかましく騒ぎたてる山形に
押し寄せてきた。最初の目論見は達成し、ゾンビがショッピングセンターから
離れ始めた。駒井は一人で囮をする山形を援護してやりたかったが、
二人の女性を信用できず、運転も銃も任せられなかった。
 山形は次第に大胆になり、ゾンビに近づいてOOバックの発砲を繰り返した。
そもそも市販のOOバックなど日本には存在しない。すべて駒井がハンドリロード
(自家装填)をしたものである。直径8.4mmの九個の鉛弾のパターン(散弾の広がり)が
ゾンビの顔を捉えると、首から上が簡単に消失した。近距離の打撃力においては、
M14もM1カービンもレミントンにはかなわない。
 山形が運転席に顔を寄せ、こんなもんでいいでしょ? と駒井に話しかけた。
大部分のゾンビをショッピングセンターから数キロ離し、山形が車に乗り込むと
駒井は陽動のため、大回りをして目的の場所に横付けした。


900 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:24
(16)
 再び山形が車を降り、どこから取り出したのか奇妙な工具で作業を開始した。
幸い近くにゾンビの影はない。
数分後、音を立ててシャッターが開いた。山形は警戒してM1カービンを
シャッターに向けたが、ゾンビの姿も障害物も無く、中にすんなりと入ることができた。
車の侵入と同時に裏側にあったスイッチを山形が押し、シャッターを閉めた。
あとは屋上まで一直線だった。

 駐車場にはワンボックスと軽自動車が乱雑に駐めてあった。女性に聞くと、
ワンボックスの車には見覚えがあるという。
「あんた、確か携帯で連絡を取った、って言ってたよな」
山形が切り出した。駒井は侵入することばかりに気を取られ、すっかり忘れていた。
「あれだけの騒ぎがあれば反応の一つや二つ、あるんじゃないか。何かがおかしい。
 とにかく、電話、してみろよ」
電話をする。10秒、20秒、30秒。やはり応答が無い。
「こりゃ、何かあったに違いない。いきなり中に入るのは止めたほうがいい」
 屋上からの侵入口は非常階段と事務所への通用口、それとエレベーターが二基。
電気はまだ来ているらしく、エレベーターは動くらしい。それぞれ一階と二階で
止まったままになっていた。階段と事務所のドアは中から施錠されていた。
日が落ちて暗くなり始めていた。
「朝になるまで、待ったほうがいいだろうな・・・」
誰に言うともなく、駒井はつぶやいた。


901 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:25
(17)
 女性二人は車の中で「じょん」といっしょに寝ていた。
この殺伐とした世界の中で、唯一の慰めがこの犬なのだろう、
彼女たちは「じょん」を可愛がり、「じょん」もまた彼女たちになついていた。
山形は屋上のさらに高い所、エレベーターの機械室と給水塔がある場所で寝ていた。
駒井は、地面の上に一度は寝転んだが、目が冴えて寝付けなかった。
二時を回ったころ、寝るのを諦め、電気の光がまったく無い彼方を見詰めていた。

 太陽が上り、明るくなると、山形が給水塔から降りてきた。
「じょん」も起きたのか、盛んに女性たちの顔を舐めている。
 全員が揃ったところで、今後のことを話し合った。
出た結論は、ここまで来て、中に入らないわけにはいかない。
山形は店内の商品を気にして入るようだったが、駒井はそれよりも、
中に篭城している女性の友人とやらの身が心配だった。
“ひょっとしたら、生きているのではないか”と彼らの無事を心から望んだ。
もう死者がうろつく姿を見るのはたくさんだった。
「携帯はみんな持っているんだろ? 友達一人だけじゃなくて、
いっしょにいそうな奴に片っ端から掛けてみろよ」
駒井が促すと、女性は言われたとおりにボタンを押し始めた。
八人、九人、十人、応答はない。そして、諦めかけたころ・・・。
 事務所の扉の向こう側から着メロが鳴りだした。
全員が顔を見合わせた。
「電話を切れ! 早く!!」
山形が鋭く叫んだ。耳をすませて待つと、10分もしないうちに中から物音が聞こえた。
「じょん」が扉に向かって唸り声を上げていた。


902 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:26
(18)
「いる。中に何かいる!」
 山形がささやいた。駒井は二人の女性に唸る「じょん」を連れて
車に待機するように言い聞かせた。山形が扉にとりついて耳を当てて
中の物音を聞いている。駒井に向けて二本の指を上げた。少なくとも二つの物体が
室内で動いている。山形が施錠された鍵穴にトライしている。
今度は二十秒ほどで小さな金属音が聞こえた。ノブを静かに回して扉を少し開けると
山形はその場から飛びすさった。パンドラの箱が開いた。
 思った通りだった。中から出てきたのは片腕の無いゾンビと
腹にナイフを突き刺した状態で歩いているゾンビだった。
希望を打ち砕かれた駒井は、目眩がした。希望は時に残酷な結果をもたらす。
何かを希望をしなければ、失望することもないにも関わらず、
人間は希望を捨てることはできない。
 駒井が銃口を上げると、山形がそれを制した。車の中で「じょん」が吠えている。
山形は屋上に落ちていたモップを拾い、腹にナイフの刺さったゾンビの足を払って
転ばせた。うつ伏せに倒れているゾンビの後頭部に体重を乗せた蹴りを入れ、
動きを止めると、同じようにして片腕のゾンビも処理してしまった。
流れるような鮮やかな動作だった。

 茫然と見ていた駒井は、山形に肩を叩かれて我に返った。事務所の扉を開けると、
血の匂いでむせ返り、気分が悪くなった。部屋中血だらけで、
殺し合いの後の様相を呈していた。扉の脇にカラフルな携帯電話が落ちていた。


903 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:27
(19)
 事務所内の掃除をしたが、血の匂いは簡単には消えなかった。
その後、単独行動は明らかに危険なため、全員がまとまって
(「じょん」にもリードをつけて)店内に入っていった。
 店内は確かに宝の山だった。映画と違うのは店内に銃砲店が無いことぐらいだった。
それと、そこかしこに肉片やら血の跡やらが・・・。
エレベーターが一階と二階で止まっていた理由もわかった。
それぞれに死体の破片が扉に挟まって、開閉を邪魔していた。

 死体のパーツを合わせてみると、店内には女性二人、男性五人の七人がいたらしい。
そのうち、ゾンビになったのが少なくとも三人、スポーツショップの中で、
バーベルで頭を割られていたのが一匹いた。屋上で倒した二匹と合わせて三匹だ。
結局のところ、何が原因なのか仲間割れを始め、一人が死んでゾンビになり、
それが次々と残りの人間を襲ったのだろう。そう駒井は結論づけた。
そんな結論を出しても、何の役にも立たないことはわかっていた。
しかし、納得のいかない問題が残っていることに、耐えられそうになかった。

 女性二人は全員が死んでいたことにショックを受けたらしかったが、
それ以上の地獄をここに来るまでに見ているせいか、立ち直りは早かった。
店の中にある商品を見ながら目を輝かせている。
若い連中は順応性が高いな、そんなことを駒井はぼんやりと考えていた。


904 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:28
(20)
 店内をくまなく探索し、ほぼ危険は去ったことを確認した。
欲しい物はよりどりみどりで、何でも手にすることができた。
山形は工具の類を、女性たちは食糧と衣類を選別して持ち出していたが、
駒井は店のものを手に取る気にはどうしてもなれなかった。
はっきり言うと、何もかもがどうでもよくなっていた。

「ところで、お嬢さん方、まだ名前も聞いてなかったな」
 店内のキッチンを使って久しぶりの温かい食事をつついていると、
山形が突然口を開いた。背の低いメガネをかけた娘は「香澄」、
目尻にほくろがある髪の長い娘は「慶子」と、ここにきて初めて知った。
あらためて見ると、二人とも、目の覚めるような、
というところまでいかないにしても美人の部類に入った。
状況に慣れて、一見楽しそうに過ごしている三人を見て、
駒井の気分は落ち込んでいった。思い出すのは平和な時代のことばかりだった。
これからどうしようこうしようということをなかなか考えられなくなっていた。
(この二人のうち、どちらか、もしくは両方を抱くことになるんだろうなぁ)
そんなことをなんとなく駒井は思っていた。
そして、三日もしないうちにそれは現実になった。


905 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:29
(21)
 ショッピングセンターに篭城して、二週間が過ぎた。
駒井はいっぱいいっぱいの精神状態だったが、山形には、まだ
「次は、暴走族ですかね?」
などと軽口を叩く余裕があった。いったいこいつは何者なんだろう、
駒井は今まで行動を共にしていながら、山形の過去をほとんど知らなかった。

 さらに一週間が経ち、若い三人は尻に根が生えたかのように
ショッピングセンターを我が家と考えて、何不自由なく生活していた。
もちろん駒井にとっても物質的な不自由があるわけではなかったが、
どうしても心の一部に満たされないものがあった。
それが何であるか駒井自身にもわからなかった。
駒井が屋上で過ごす時間はどんどん増えていった。
それでいて、外を徘徊するゾンビに注意すら向けなくなっていた。
そもそも、なんで自分がここにいるのかすらわからなくなっていた。
狩りをするため? ここ一か月弱、M14を撃つこともその機会もなかった。
生き延びるため? 最初からそんなことは考えていなかった。
人を助けるため? 確かに二人と一匹を助けたが、助けられなかった人間はもっと多い。
山形のため? 香澄のため? 慶子のため? 「じょん」のため?
一体、何のために、今、こうして生きているのだろう・・・。


906 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:30
(22)
 山あいからエンジンの音が近づいてきた。ついに暴走族かよ、
と、駒井は屋上から道路を注視していると、背後の山から
赤いヘリコプターが飛び出してきた。
消防庁のアエロスパシアル・ヘリコプターだった。
駒井はすぐに車にとって返し、発煙筒を焚いて、聞こえるはずの無い大声を張り上げた。
ヘリは駒井の姿を認め、頭上を旋回した後、通信筒を落としていった。
屋上にはすでに全員が集まっていた。

 筒の中から出てきた通信文には、燃料補給の後、救助のヘリを差し向けると
記されていた。若い三人は小躍りして喜んだ。
駒井は
「よかった。俺達だけじゃないんだ。生き残りがまだいたんだ」
と泪をボロボロこぼしながら声を上げて大泣きに泣いた。


907 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:32
(23)
 三時間後、はたして、ヘリはやってきた。今度は航空自衛隊のUH−60Jだった。
ヘリの重量と大きさ、それと張り出した給水塔がローターに接触する危険の関係で、
屋上に着陸することは不可能だった。
ヘリの扉が開き、一人の自衛官がスルスルと降りてきた。
山形がその自衛官に駆け寄り、何か口論しているようだった。
いや、エンジン音のせいで声を掻き消されるのを避けるため、大声で話しているのか?
山形は地図を取り出して何かを説明しているようだった。

 まず、女性二人がウインチで機内へと巻き上げられていった。
次は駒井の番だった。M14を肩にかけ、降りてきた輪っかを掴んで山形に声をかけた。
しかし・・・。
「隊長、このヘリは駐屯地に行くそうです。そこから北海道へピストン輸送。
 向こうには生存者がたくさんいるそうですよ。よかったじゃないですか」
そして、最後に、にこやかな顔の山形は意外なことを言った。
「隊長、そんじゃ行ってください。
 自分はここで狩りを続けます。弾が切れたら駐屯地に向かいますよ。
 あ、M1カービンはとランクルはちゃんと返しますから、心配しないでください」
駒井は言葉を失った。そんなもんはどうでもいいと言いたかったが、言葉が出なかった。
おまえさんもいっしょに行こう、向こうで狩りをすればいいじゃないか! 
・・・やはり言葉が出なかった。
 山形は笑いながら、M14の銃弾が入った弾薬箱二つ、取っ手の部分を紐で結んで
駒井の首に掛けた。駒井はM14を抱えたまま、機内へと運ばれた。
最後に自衛官が「じょん」を抱いて機内に戻ってきた。ヘリは山形を置いたまま、
駐屯地へと向かった。
駒井が窓から外を見ると、給水塔から下のゾンビを撃っている山形の姿が見えた。


908 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:34
(エピローグ)
 駐屯地で駒井は山形を待った。北海道行きも伸ばしに伸ばしていた。
駐屯地での救助活動は続いていたが、生存者が見つかるのは極希なことだった。
しばらく香澄と慶子も駒井に付き添っていたが、痺れをきらしたのか、
「じょん」とともに北海道へと旅立っていった。
 駒井は自衛隊、いや、警察、消防庁、その他の組織も一丸となって
進めていた救助活動を手伝っていたが、手が空いているときは
決まって駐屯地の門の向こう側を見ていた。




 それは、ほとんど諦めたころのことだった。門の外、遠く向こう側から
乾いた銃声が聞こえてきた。
 門からゾンビが離れ、銃声のしたほうへよろよろと移動していった。
しばらくすると猛スピードでランクルが突っ込んできて、
門にぶつかる直前、音を立てて急停車した。運転席から顔を出したのは山形だった。
他の人間の手を借り、重い鉄の門を開け、車を駐屯地内へ招いた。
 ランクルの後部座席と荷台には、荷物が満載され、シーツがかかっていた。
「お嬢ちゃん達の服が多くて参りましたよ。後ろ、ほとんどあいつらの服ですよ」
 山形は歯を見せながら笑い、胸ポケットから弾丸を取り出してこう続けた。
「いやぁ、隊長、人間、なかなか死ねないものですね。
 最後の一発、とか格好つけても、自分じゃ撃てませんぜ。
 ん、・・・あれ? どうしたんですか?」

駒井は頬を泪で濡らしながら、無意識のうちに、山形を抱きしめていた。

       ―――――――終わり―――――――



909 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 02:37
あとがき:
 疲れた。なんでこんなになっちゃったんだろ?
これって香澄と慶子、ましてや「じょん」とかが出てこなければ、
もっと簡潔に収められる話ですよね
(そうすると、二人とも死ぬ可能性が高くなるけど)。
とにかく、登場人物が死なないように心がけました。
ハッピーエンドに近づけるのが難しかったです。

 この場を借りて、北海道を生き延びさせてくれた
名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDIさまにお礼を申し上げます。
というか、すっかり設定を頂戴いたしますた。スマソ

910 :オナニーKING:02/10/09 07:58
ふっ 凄いぜ 凄すぎるぜマテリアルさんよー
俺はてっきり破滅型BADENDだと思ってたぜ
心の中で最後は漏れは一緒に山形に抱きついてたぜ
駒井 山形 単車の愛すべき悪党 小父 が活躍する
クロス・オーバーな小説キボンヌ あ。是非 靖男ゾンビも脇役でキボンヌ

911 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 10:05
マテリアルさん 様 本当にありがとう 次回作も期待してますです

912 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 15:14
漏れもバッドエンディングかと身構えていたんですが、
(やと辿り着いた山形が、駒井の目の前で自衛官に射殺されるとか)
最後まで読んだら「イイ話」だったので、なんか嬉しかったです。

このスレ読んでると、Dawn Of The Deadをもう一度観たくなります。
S・キングの「霧」という中編も、同種の「ショッピングモール篭城型超自然サバイバル・スリラー」の名作だと思いますので、未読の方にはお奨めします。
ゾンビは出てきませんが・・・

とにかくマテリアルさん、乙でした!!!!

913 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 15:19
次はといざらすキボンヌ

914 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 20:09
マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU様。
もう最高デシ。不幸な終わりでは無く、最終的にはハッピィエンドに持って
行くとは予想できませんでした。

このほぼ死んでたスレで、最初に◆/mVzI6b6様が投稿されてからというもの、
あっという間に沢山の方が書かれましたね。
マテリアルさん ◆zNU3ykSU様はもう常連のようですし、
名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI様は、淡々とした文章で却って恐怖艦
がありました。
それに、北海道を助けるという想定が、他の方へのヒントになってますね。
ところで、元自衛官という立場だったら、自衛隊物書いても通るのでは?
◆U0WxN8c4sc様は、多分こんなの出るだろうとは思いましたが、それを
どうどうと書いてしまって、ある意味凄いと思います。

それと
778さん
>>810
>「自衛隊さん,仕事中悪いが、良いかな?」
>オッサンが話し掛けてきた。確認作業をしながら俺は答えた。
>
>「はい、なんでしょうか?」
>
>「このヘリは・・・俺達が頂かせてもらうぜ!」
この続きギボン。

それと、その他の方々へ。もう900も超えてます。
次スレ立てますか?。
物語の投稿継続中に1000取り合戦が始まるとうざいので。
もし、これというスレタイありましたら、スレ立て含め宜しくお願いします。



915 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 20:43
次スレはホームセンターの括りを無くした方が
書き手も書きやすいのでは?

916 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/09 21:08
投稿された方々の文章を読むと、
マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU様と、◆/mVzI6b6様のが読んでいて秀逸だと思う。

名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI様以前の投稿だと結局はHAPPY ENDには
なりにくいような、設定だったね。それを名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI様が
安全圏を設けるという設定をしたおかげで、希望が持てるような話がでたと思いマシ。
でも、◆U0WxN8c4sc様のように、そこから鬼畜系に行った方もいますが。

で、投稿されていた方々は、それなりに文章に癖はありますが、以前にも
創作文章とかを作られていたのですか?

次スレ作るのは賛成。
ホームセンターの括りを無くすのも賛成。
でも、やはり日本国内という制限はあった方がよいかと。

917 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:40
(1)
  そんな事より>>913よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
  このあいだ、近所のトイザらス行ったんです。トイザらス。
  そしたらなんかゾンビがめちゃくちゃいっぱいで入れないです。
  ・・・略

 駐車場には、どこをどうしたのやら店舗の前に半円を描くように車を並べて
身軽に動けないゾンビを寄せ付けないようにしていたんだよ。
俺は「なかなかやるな」などと思いながら、ゾンビの隙をついて車を乗り越えて
店内に飛び込んだんだけど、なんと自動ドアの開閉スイッチをオフにできなくて、
壁を作っていただけらしいのよ。すぐに自動ドアの上部にあるスイッチを切って、
手動でドアを閉めたんだ。
 店内には五十人近くの人間がいてさ、いや、ひょっとしたらもっといたのかもしれない。
生存者はてんでに動いていて、まったく秩序というものがなかったから、
正確な数を数えることができなかった。
そこにもってきて、店の性格からして、子ども連れの家族が多く、躾のなってない
ガキも多かったわけだ。子無しの俺がイライラするのは当然だろ?
 でもさ、そこは俺も大人だからさ、我慢してたよ、途中までは、ね。

 限界が来たのは、トラックに乗った親子連れが、何も考えずに車の壁に突っ込んで、
店内に無理矢理入ってきたときかな。


918 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:41
(2)
  で、よく見たらトラックに、「御意見無用」とか書いてあるんです。
  もうね、アホかと。馬鹿かと。
  お前らな、「御意見無用」如きで普段来てないトイザらスに来てんじゃねーよ、ボケが。
  ・・・略。

 その「御意見無用」一家の素行の悪いこと。人相の悪い父親は
「俺は○○組の親分を知っている」だの「俺は一月に給料、50万もらってる」だの
関係ねえだろ、そんなこたぁ。そのくせ「早くお前ら、なんとかしろ」とか
徹頭徹尾他人任せなのが笑いを誘う。俺は見えないところで
( ´,_ゝ`)プッ
って、笑っちゃった。
 そいつのカミサンがまた馬鹿っぽいんだよ。ま、詳しくは書かないけど。
ガキはガキで、偏食のせいか、でっぷり太って、しかも糞生意気。
 この一家が飛び込んできたことで、「こりゃここも長くねえな」と思ったね。

 集団ができると、自然と派閥っていうのが形成されるんだな。
例の「御意見無用」一家を頂点にする派閥と、
一部のまともな家族と俺みたいな単身で逃げ込んだ連中でできた派閥。
最初のうちは大したいざこざはなかったんだけど、
やっぱ、食い物が絡むと殺伐としてくるんだよね。
向こうの言い分の「子どもがいるからもっと寄越せ」は、確かに理解できるよ。
でもさ、それを言っちゃあお終いじゃない。こっちの派閥にも子どもいるんだよ。
そんなことはおかまいなし、って、どういうことよ?


919 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:42
(3)
  「御意見無用」だよ、「御意見無用」。
  馬鹿一家3人でトイザらスか。おめでてーな。
  よーしパパ、ここの親分だぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
・・・略

 トイザらスに置いてある食い物なんてたかが知れてるわけ。
それに血道を上げるのも馬鹿らしいでしょ。まぁ、「御意見無用」一家は馬鹿なんだけど。
お菓子を山盛り抱えた馬鹿ママが、馬鹿ガキに「太(フトシ)ちゃん、あーん」
とかやって、見せつけてやんの。

  ゾンビの世界ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
  ガラスの向かいで蠢いているゾンビといつ格闘が始まってもおかしくない、
  逃げるか食われるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
  馬鹿ママとデブガキは、すっこんでろ。
・・・略

 しょうがねえからさ、俺、裏口から出て、併設されてるマクド、あ、関東じゃ
マックか。つうか、マクドシェイクとか、ビッグマクドとか言わねえよな。
そんなことはどうでもいいことで、とにかく併設されているマクドナルドに忍び込み、
調理場使って自分でハンバーガー作ってお持ち帰えり。スマイルが無かったのが残念。
 で、目立たないように、俺らの派閥は、飯、食ってた。
すぐ、「御意見無用」の馬鹿パパにバレたけどね。


920 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:43
(4)
  で、とりあえず、やっと継続的に飯食えるようになった思ったら、
  馬鹿パパが、ビッグマックで、とか言ってるんです。
  そこでまたぶち切れですよ。
  あのな、ビックマックなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
  得意げな顔して何が、ビックマック、だ。
  お前は本当にビックマックを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。
  小1時間問い詰めたい。
  お前、ビックマックって言いたいだけちゃうんかと。
  ・・・略

 俺らが勝手に――つうか、なんでおまえに断らなきゃならないの?――飯、
食ってたから馬鹿パパ怒ってるし。「人間は助け合いだろ!?」とか言ってんの。
そっくりそのまま、おまえにその言葉、返すよ。で、馬鹿ガキは
「ダブルバーガー食わせないと、頃すぞ!」とか虎の威を借る狐で息巻いている。
しかし、とことんスケールの小さい親子だ。

  通の俺から言わせてもらえば今、通の間での最新流行はやっぱり、
  ヨッタマック、これだね。(知らない人はググッてね♪)
  大盛りポテト・ヨッタマック・セットで。これが通の頼み方。
  ヨッタマックってのは肉が多めに入ってる。そん代わりバンズが少なめ。これ。
  で、それに大盛りポテトのセット(飲み物付き)。これ最強。

「ヨッタマックを食わせろ」ぐらい言え、っての。もちろん冗談で、だけど。

  しかしこれを頼むと匂いからゾンビにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
  素人にはお薦め出来ない。
  まあ、「御意見無用」一家は、飯食わないでゾンビにでも食われてなさいってこった。


921 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:44
(5)
 あ、ゴメン、ゾンビの話だったね。
裏口から出ても、なぜかゾンビの姿は見えないんだよ。植え込みとフェンスが邪魔して、
裏には回れないみたいだね。ラッキー。
 それでもどんどんゾンビの数は増える一方。よく考えたら、夜になっても電気を
こうこうと点けてりゃ、目立つもんな。そんで、俺は提案したわけ。
「電源、落としておいたほうが、ゾンビどもを刺激しなくていいんじゃないか」と。
そうしたら、あの馬鹿、なんて言ったと思うよ。
「俺の子どもがTVゲームで遊べなくなる、って反対した」
だと。そんなのが理由になるんかい! そしたら、
「子どものいない奴に俺の気持ちがわかるか!」
とか言いやんの。馬鹿ママは
「なんであんたの言うことを、こっちが聞かなきゃなんないわけ!? キーーーッ!」
「あんたが外に出て食われりゃ、文句を言う人がいなくなって問題解決」
「じゃまだから、あんたたち(こっちの派閥)死んでよ。そうすれば、私たち、
 長生きできるじゃない! 少しは私たちのことを考えてよ!」
とか無茶苦茶なことを言いやがんの。どんどん俺の立場が無くなっちゃって、まいったよ。

 もうこいつとはやってられない、って思った。
 一計を案じて、俺は夜中にこっち側の派閥の人間に声を掛けて、
裏口からマクドナルド内に脱出させ、電源落として、
そっと自動ドアのスイッチをオンにしておいた。
最後に俺が裏口から出て、しっかり鍵をかけておいた。
俺にも良心があるから、
『電源は落としておいたほうが絶対に安全だから』
と目につくところに張り紙はしておいたけどね。う〜ん、俺っていい人だね。

922 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 21:45
(6:最終話)
 で、朝が来たわけだ。
俺は、一日は待とうと思ったんだよ。いや、本当に。俺の忠告を聞いてりゃ、
「御意見無用」一家にも、あっちの派閥にもチャンスがあったはずなんだ。
ところが、朝とともに、あっちの派閥の誰かが自爆スイッチ、電源を入れちゃった。
もうわかるだろ、どうなったか。
トイザらスの店内にゾンビどもが雪崩れ込んで来たんだろうな。
俺は裏口に耳を当てて、中の様子を聞いてたんだ。
誰かが裏口のドアをドンドン叩いていたっけ。
 悲鳴が聞こえなくなった瞬間に、俺らは植え込みを抜けて駆け出して、
それぞれの車に飛び乗って脱出した。
行き先はどこでもよかったんだけど、みんなは海に行けばなんとかなるかも、
って言っていたから、俺も港のほうに車を向けた。

 港に着いたら、運良く近くにフェリーがいてさ、みんな、そのフェリーに
乗り込んでいったよ。何台かの車は港に来ることができなかったけど、
それも運だよね、しょうがないっしょ。
 しばらく俺は港内をぐるぐる回って、来ない連中を待っていたんだけど、
いい加減待ちくたびれて、最後の最後に俺もフェリーに乗っちゃった。

 まぁ、色々あったけどさ、
「他人を追いつめると、ロクなことがない」
っていうのが、今回の教訓かな(w

       ―――――――終わり―――――――


923 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/09 22:04
あとがき
 とりあえず、>>913さま言うところの「トイザらス」でやってみますた。
近所のトイザらスはマクドナルドが併設なのでストーリー的に助かりました。
シリアスな文体を書くにはちょっと疲れていたので、こんなふうになりましたが。
スレ汚し、スマソ。

>>910オナニーKINGさま、
クロス・オーバーな小説はちょっと無理そう。これをやるとみんな死んじゃいそうなんで。
あと、靖男は骨の髄までしゃぶられちゃったという設定なので、ゾンビ化すら不可能でし。

>>912さま、914さま、
 私には、バッドエンドを書く技量がなさそうなので、
ほとんどがハッピーになっちゃうんです。

>>916さま、
 お褒めにあずかり光栄です。
こんなに長々と文章書くのはこのスレが初めてのことです。
ただ、妄想癖があるので、駄文はいっぱい頭から飛び出してきます。

 感想をくださいました皆様、ありがとうございます。


924 : :02/10/09 22:17
楽しかったよ〜(・∀・)

925 :912:02/10/09 22:38
>マテリアルさん

今回のも最高です!
ありがとう!
電車の中などの公共の場で行儀悪いクソガキを放置してのさばらせてる
スカムでビッチな母親たちを思い浮かべながら読みました。


926 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:54
(1)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 ボクの飼い主は、ミホちゃんっていう女の子なんだ。ジョンっていう名前も
ミホちゃんがつけてくれたんだ。でも、ミホちゃんは小さいから、首輪には
「じょん」
としか書けなかったんだって。でも、ボクは「じょん」って書いた首輪が気に入ってるの。
だって、大好きなミホちゃんが一生懸命書いてくれたんだから・・・。

 ある日、変な人達が家に来たの。すごく変な臭いがする人達がいっぱい来たの。
その変な臭いのする人達が、ミホちゃんのおじいちゃんとおばぁちゃんと
おかあさんとおとうさんを食べちゃったんだ。でもね、ミホちゃんは
縁の下に隠れていたから変な臭いのする人達に見つからなかったの。
ミホちゃんは、ずーっと泣いてたの。ずーっと、ずーっと。

 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ミホちゃんを慰めようとして
クーン、クーンって鳴いたの。そしたら、ミホちゃん、少しだけ笑ってくれた。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ちょっぴり嬉しかった。


927 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:55
(2)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 いい犬だから、ミホちゃんの近くに変な臭いのする人達が来ないように見張ってたの。
 ボクは紐で繋がれていたから、縁の下には入れないけど、ずーっと見張ってたんだ。

 それから一回お日さまが昇って、ミホちゃんがどこかに行こうとしたの。
でもね、まだ変な臭いのする人達の臭いがしたから、「行っちゃダメだよ」って言ったの。
でもね、ミホちゃんは人間だから犬の言葉がわからないの。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ミホちゃんのスカートをくわえて
行かせないようにしたの。そしたら、ミホちゃんがボクを抱きしめてくれたの。
ああ、よかった、わかってくれたんだ、と思って、スカートを離したの。
そしたら、行っちゃった・・・。
 でもね、少ししたら、ミホちゃんが戻ってきたんだ。
でもね、その後ろから変な臭いのする人たちが追いかけてきたの。
ミホちゃん、早く、早く縁の下に隠れて!! 

 でも、ミホちゃん、転んじゃったんだ。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ミホちゃんを助けようとしたの。
 でもね、紐でつながれていたから、吠えることしかできなかった。
 ミホちゃん、すぐに骨になっちゃった。
 変な臭いのする人達はまたどこかに行っちゃった。
 ボクは、前足を伸ばして、ミホちゃんの骨をなんとか自分の前まで引っ張ったんだ。
 でもね、ミホちゃんの骨、ミホちゃんの匂いがしないんだ。
 でもね、これはミホちゃんの一部、ボクの宝物。


928 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:56
(3)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 それから何度かお日さまが昇って、昇って、昇って、
 ボクね、お腹がすいちゃったんだ。
 でもね、ミホちゃんの骨はかじらなかったんだ。ボクはいい犬だし、
 これはボクの宝物だから。

 今度は、鉄砲の匂いのする人が来たんだ。その人はボクを優しくなでて、
つながれていた杭から放してくれた。ボクはうれしくなって鉄砲の匂いのする人に
ついていくことにしたんだ。でも、ボクね、少し頭が弱いから、宝物を忘れちゃった。
骨になっちゃったけど、ミホちゃんといっしょじゃないといやなんだ。
でもね、人間は犬の言葉がわからないんだ。

 そして、車に乗せられたんだ。
 ボクね、頭は少し弱いけど、いい犬だから、騒がないようにしたんだ。
 宝物は忘れてきちゃったけど、いい犬だから、諦めることにしたの。
 車の中には、おじさんとおにいさん、おねえさんが二人乗ってた。
おねえさんたちは悲しそうな顔をしていたから、クーン、クーンって鳴いたの。
そしたら、おねえさんたちが、少しだけ笑ってくれた。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ちょっぴり嬉しかった。


929 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:57
(4)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 それから、おにいさんが車から降りて、大きな音が何度かしたら、
また車に戻ってきたの。いっぱい鉄砲の匂いがしたよ。
 それから、少ししたら、ボクを車から降ろしてくれた。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ちゃんと言うこと、聞いたよ。
でもね、扉の向こうから、変な臭いのする人の臭いがしたんだ。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、みんなに教えようとして唸ったんだ。
みんな、食べられちゃうよ。食べられちゃうよ。食べられちゃうよ。
 でもね、人間は犬の言葉がわからないんだ。
でもね、あっという間におにいさんが変な臭いのする人達をやっつけちゃった。

 それから、ボクは、みんなといっしょに色んな物がいっぱいいっぱいある所に
つれていってもらったんだ。
 おにいさんとおねえさんたちは喜んでいたの。
ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、みんなが嬉しいときはボクも嬉しいんだ。
でもね、おじさんだけはつまらなそうにしてた。ボクもちょっぴりつまらなかった。

 それから何度かお日さまが昇って、昇って、昇って、昇って、昇って・・・
おじさんとおにいさんから鉄砲の匂いがしなくなったんだ。
そしたら、大きな鳥がおじさんとおねえさんたちとボクをどこかにつれていっちゃったの。
おにいさんもいっしょに行こうよ。
 でもね、人間は犬の言葉がわからないんだ。
 ボクね、少しだけ悲しくなって、クーン、クーンって鳴いたの。


930 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:57
(5)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 大きな鳥はボク達を人間がいっぱいいるところにつれていってくれたの。
おじさんとおねえさんたちといっしょだったけど、おにいさんはいなかったの。

 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、みんなを慰めようとして
クーン、クーンって鳴いたの。そしたら、みんな、少しだけ笑ってくれた。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、ちょっぴり嬉しかった。

 でもね、おじさんはずーっと外を悲しそうな顔で見てたの。
 外には変な臭いのする人たちがいっぱいいるのに・・・。

 それから何度かお日さまが昇って、昇って、昇って、昇って・・・
 おねえさんたちといっしょに大きな鳥がまたどこかにつれていったの。
今度はおじさんはいっしょじゃなかった。
おじさんもいっしょに行こうよ。
 でもね、人間は犬の言葉がわからないんだ。
 でもね、おねえさんたちは喜んでいたの。でもね、涙も流してたの。
 ボクね、どうしたらいいのかわからなくて、クーン、クーンって鳴いたの。


931 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 01:59
(6:えぴろーぐ)
 ボクね、ジョンっていうの。少し頭は弱いけど、いい犬なんだよ。

 それから何度かお日さまが昇って、昇って、昇って、昇って・・・
おじさんとおにいさんがやってきたんだ。おねえさんたちは大喜びしていた。
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、いっしょに大喜びしたの。
そうしたら、みんながボクのこと、抱きしめてくれたんだ。
 人間は犬の言葉がわからないはずなのに、ボクの言葉をわかってくれたんだ。

 それから、ボクはみんなといっしょに食べたり、飲んだり、笑ったり・・・


 何度かお日さまが昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、
昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、
昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、
昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って、昇って・・・
 ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬なんだけど、ちょっと疲れちゃった。
ボク、もう、本当に、眠ってもいいかな? おじさん、おにいさん、おねえさんたち、
ボク、もう、本当に、眠ってもいいかな・・・・・・・・・・・・・・・

 あれ、ここはどこだろう? きれいなお花がいっぱい咲いてるよ。

 あ、ミホちゃんだ! ミホちゃんが手を振ってる!!
 ボクだよ、ボクだよ、少し頭は弱いけど、いい犬だからやっと会えたんだね!。

 そして、ボクはミホちゃんの胸に飛び込んだんだ。

       ―――――――終わり―――――――


932 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/10 02:02
あとがき:
 犬の視点で書いたらどうなるだろう? と思ったのが出発点でした。

 とにもかくにも、
 すべての犬さんたちに捧げます。


933 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/10/10 07:44
「???」と思いながら読み始めたけど、
エピローグでほんまに泣けてきました。
昔飼ってた犬を思い出して涙が止まらなくなりました。

> ボクね、少し頭は弱いけど、いい犬だから、いっしょに大喜びしたの。
> そうしたら、みんながボクのこと、抱きしめてくれたんだ。
> 人間は犬の言葉がわからないはずなのに、ボクの言葉をわかってくれたんだ。

> それから、ボクはみんなといっしょに食べたり、飲んだり、笑ったり・・・

今もだーだー涙流しながらカキコしてまつ。
マテリアルさんぬりがとう!


934 : ◆vD/mVzI6b6 :02/10/10 09:16
マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU
凄く(・∀・)イイ
犬の視点最高によかった
色々な視点から読めておもしろい

935 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/10 11:11
>マテリアルさん
犬の話、ダクダク涙流してしまいますた。
いつも楽しませてもらってまつ。



936 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/10 12:26
文才!

937 :オナニーKINGイヌマニア:02/10/10 14:49
そうか・・駒井 山形はその後お嬢ちゃん達と無事あえたのか・・
じょんも何年か幸せに暮らしたのか・・
念願のミホちゃんにも天であえたのか
うんうん・・


938 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/10 14:50
つまんないよ

939 : :02/10/10 15:48
>>938
お前また来たのか・・・

まぁこいつはほっとくとして
死霊たちの宴って海外作家達の短編集があるんですが
正直それよりここに書き込んでくれる方々の作品の方が面白く読めますね。
やはり舞台が日本ってこともあって感情移入もしやすいんでしょうか。

940 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/10 17:41
>939
いや、あれはあれで面白いと思うけど、舞台以前に書き手が日本人じゃないから、
ツボも多少のズレは在るんじゃないかな。
あるいは映画での「ゾンビ」ではなく、
「動く死体」としてアイデアの出し合いになってるからかも。
廣済堂から(今はもう光文社に版権移っちゃったけど)出てるアンソロジーに
ゾンビテーマのものもあったけど、「ゾンビ」の話を楽しめるかというと・・・


941 :名無し@錆取り中 ◆590pmBHwDI :02/10/10 19:30
マテリアルさん ◆EkzNU3ykSUさん最高。
おもしろかった。視点、立場を変えてみるだけで、これほど面白く、
引き込まれるように出来るのですね。

942 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/10 23:07
たとえゾンビが溢れてもすぐ腐るし、増殖もできないだろうから
人間側の最終的勝利は決定済みなんだよな。

943 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:52
(1)
照明弾が上がる。そこはいわゆる戦場だった。

小隊長から
「よく狙って撃て。弾の無駄使いはするな!」
そんな命令を受けていた。
キュムッ、キュムッ
後方陣地から迫撃砲が対岸に叩き込まれる。
その度に対岸のゾンビ達が宙に舞い上げられる。

「遅い、何をやっているのだ。」
「橋の爆破まで時間が無い。」

橋には、施設科隊が爆薬を仕掛けあとは爆破するだけである。

狙撃手達は遠距離で橋を渡ろうとするゾンビ共の頭を確実に
吹き飛ばしている。でも撃っても撃っても後から後から
ゾンビ共が橋を渡ろうとしてくる。

俺達は、ゾンビから残った住民を救助するために、
A市に突入していた。
ゾンビ化してない住民の多くはデパートや市役所、公民館、
企業のビル内に避難していた。また個人宅というのも結構あった。

救助作戦は熾烈を極めた。俺達はの地上部隊だけで住民を
救出しなければならなかった。ヘリコプターは大都市に集中投入されている。

944 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:52
(2)
救助作戦は予想より多大な損害を出しつつも、終了しようとしている。
最後の救出部隊の第3中隊が戻ってくればだ。
第3中隊は、町の一番東のはずれを作戦区域としていた。そこには
小学校、中学校、市民体育館等があり、多数の生存者がいると
予想されている。その為、第3中隊にのみ貴重な戦車が付属していた。

連隊長がさかんに第3中隊長を呼び出す。
「こちら藤1、桜3へ状況送れ!」
「こちら藤1、桜3へ状況送れ!」
第3中隊より
「こちら桜3、藤1へ現在市内を橋の向けて撤収中。」
「こちら桜3、藤1へ中隊長は戦死。現在第2小隊長が中隊の指揮を取っている。
 戦死者は23名。負傷者は8名。救助した住民は95名。以上 送れ!」
連隊長は
「こちら藤1、桜3へ。負傷者の状態知らせ。送れ!」
第3中隊から
「こちら桜3、藤1へ。負傷者は、ゾンビによる攻撃により負傷。以上 送れ!」

私は、無線の傍受を聞いていたが、心が重くなった。
また、あれをやらなければならないのか。仕方の無いことだと分かっている。
必要なことだということも十分理解している。多分今回は私は傍観者になる
だろう。でも見ていられない。

945 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:54
(3)
対岸の堤防の上の道路に74式戦車が姿を現した。
車体にはまだ蠢いているゾンビを、引っ掛けている。
その後方から指揮通信車、偵察警戒車、75式ドーザー、73式大型トラックの
コンボイが続く。対岸に向けて次々と照明弾が上がる。行きは23台いたはずだが、
17台しかいない。6台はやられたようだ。
ゾンビには近代兵器に対する有効な攻撃手段は無い。ゾンビの攻撃は集団で取り囲み
襲うことだけ。動きも愚鈍なので単体であればそんなに恐れる必要は無い。

でも車両が走行中にゾンビを引っ掛けたりしてるうちに、タイヤの溝にゾンビの肉片が
こびりつき、車両の駆動力が失われるのだ。車両の損失は殆どがこれだ。

俺の分隊も対岸のゾンビ目掛けて単発モードで射撃を加えている。
本当に弾は貴重だ。在庫を打ち尽くしたらお仕舞い。補充は無いのだ。

先頭の戦車が橋を渡り始めた。橋は現在友軍が抑えている。橋の欄干には普通科部隊
が張り付き、車両に付随してこちらに渡ってくるゾンビ共を確実に撃ち倒している。

そうしている間にも、第3中隊の車両が続々とこちら側に渡ってきた。
車両がこちら側に入る度に車両の回りをチェックしてゾンビを引っ掛けていないか
チェックしている。たまにキャブと荷台の間に挟まっていて、それが喰い付くという
損害も発生している。

946 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:56
(4)
今回もいたようだ。
「いたぞ!」「撃て撃て」
パーン。一発の銃声がした。

全部の車両が渡りきった。
対岸からゾンビがわさわさと橋を渡ってくる。
欄干に配置されていた普通科部隊に撤退命令が出たらしく隊員達が後退をしている。

それを見てたら、もうすぐ行わなければならない悲劇を予想し欝になった。

連隊長が、施設科の指揮官に橋の爆破を命じた。

「ドーーーーーーーーーーン」
大きな音を立てて、橋が爆破された。渡っていたゾンビは川に落ちて流れていく。
ゾンビ連中は後ろから押されるらしく、後から後から川の中に落ちていった。

作戦はほぼ終了した。俺達はこれから救出した住民を駐屯地内に運び込まなければ
ならない。

連隊長が第3中隊第2小隊長から報告を受けている。
「戦死23名。負傷者11名。救助した住民95名 以上」
戦死者はもういない。多分ゾンビ連中の胃袋に納まったのだろう。

問題は負傷者だ。もうこの頃になると、ゾンビに噛まれた者がどうなるかは
皆、いやになるほど知っていた。ゾンビになってしまうのだ。

947 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:56
(5)
これからが作戦の締め括りだ。救出作戦を行う度に行われる最後の儀式。
回りの連中も、暗い顔をしている。既に嗚咽を漏らしていのもいる。

その儀式とは、ゾンビの攻撃により負傷した戦友を「殺す」のだ。
それも我々の手で。このまま行けば確実に負傷者はゾンビになる。
ゾンビになれば倒さねばならない。

負傷者もそれは十二分に承知している。承知しながらも作戦に参加している
のだ。

戦場のことである。本来であれば十二分に食事を与え、家族との最後の面談も
与えられて然るべきである。でも一刻も早くここを離脱しなければならない。

回りの隊員達が穴を掘り出している。その穴は彼らの骸を入れることになる。
負傷者達の髪の毛を切り取り、袋に入れて保管する。

彼らには、ほんのささやかなもの。タバコとかビール、酒が与えられた。
ビールを飲んで、表向き陽気な隊員。家族との写真に見入る隊員様々である。
俺と仲のよかったC二等陸曹がいた。Cは俺に家族に渡してくれと、
遺髪と切った爪を入れた袋を渡してきた。それから家族に「愛していた」と
「子供達を頼む」の遺言を託された。

彼らが一列に並んだ。もう彼らは黙り込んでいる。それでも家族の写真を
わき目も振らず見ている者が多い。

948 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/10 23:58
(6)
彼らの後ろに、今回の当番小隊が並ぶ。当番小隊の連中の足取りも重い。
連隊長が当番小隊に対して
「構え!」
「狙え!」
「撃て!」ドドーン。銃声が響いた。
そこには、かつての戦友達が頭を吹き飛ばされ倒れていた。
俺は、彼らに対し、敬礼した。涙が頬を滂沱のごとく流れた。
彼らの遺骸の上に日章旗が被せられた。
俺は、そして生きている隊員達は何時までも敬礼をしている。

俺達は何時まで生きていけるのか。もう連隊は30%の損害を受けている。

数日後、

今日も、また市街地に突入しようとしている。
雨が降っていた。こんな日に死ぬとしたら、お天と様も悲しんでくれるのだろうか。

----------------------------- END----------------------------------

949 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/11 00:09
>943-948 面白くとも何ともないから二度と書き込むなよ。こんなオナニー小説を読まさせられる位なら、折れのエロ小説を披露してやるよ。みんな楽しみに待って名よ

950 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 03:06
>◆U0WxN8c4scさま、
 前回とはうって変わった作風、御馳走さまです。
仲間にトメをささなければいけないシーンというのは、
映画でもよく見ますが、何度見ても悲壮すぎます。

>ビールを飲んで、表向き陽気な隊員。

 私はこういうのに弱いのです。
このスレで何度か自衛隊が登場する話があるから言うわけではありませんが、
私は、自衛官の皆様に心から感謝を申し上げたく存じます。


「じょん」の話に感想をくださった皆様、ありがとうございます。
トイザらスの話もそうだったんですけど、勢いだけで書いたので、
うpするのが、非常に怖かったです。
面白かったと書き込みしてくださった方、ありがとうございます。
つまらないと思われた方、ごめんなさい。あれはスレ違いだと自分で思います。

 では、寝落ちいたします。おやすみなさい。

951 :合坊@ジャックダルクさんありがとう♪ ◆W/ANgELIII :02/10/11 06:09
良スレ発見!

952 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/10/11 07:02
>949がスレ違い。
マンセーシル、とは言わないが「書き込むな」はいらない。
ていうか、この程度の書き込みをする奴のエロ小説の方が読みたくない。

953 : ◆U0WxN8c4sc :02/10/11 07:17
申し訳無いです。書いてはみたものの、どうしてもホームセンターには繋げる事が出来ませんでした。スレタイとは違っているので回線切って逝ってきます。

954 :949:02/10/11 08:15
>>952 何だ。そんなにお待ちかねなんだね。ちんちんしごいて待っているのだろ?。まあ、もう少し魔手や。ご期待にお答えしてあげるよ。

955 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:28
(1)
 とにかく驚いた、というのが本音だ。
 暴動のせいで会社から自宅待機命令が出て、家にこもって4日目のことだった。
テレビでは、暴動は新手の伝染病のせいで起こったらしい、と報道していた。
罹患すると人を食うようになる伝染病? もうこれだけでも信じられない。
ところが、俺は現実に直面してしまったのだ。

 暴動が怖くて外出もできない。電話をかけても誰も出ない。
やることがなく、妻といっしょに古い映画をビデオで見ていると、
ベランダのほうからドンドンと何かを叩く音がした。どうもお隣さんらしい。
うちの団地は、隣とのベランダの境はFRPの板で仕切られていて、災害の際は
それをかち割って隣へと逃げることができる。その弱々しい仕切り板が乱打されていた。
なんだろう、と思って外を覗いた瞬間、板が割れて、お隣さんの上半身が突き出てきた。
すぐにわかった、お隣さんが伝染病に罹患していることが。
 お隣さんは俺の姿を見ると、ゆっくりと仕切り板を抜けて、ガラスを叩き始めた。
玄関の鉄の扉は絶対に突破できないだろう、などと考えて安心していたが、
まさかベランダからの侵入があるとは夢にも思っていなかった。
腰が抜けそうになりながら、テーブルや本棚、とにかくバリケードになりそうなものを
片っ端からガラス戸の前に積んでいった。・・・が、間に合わなかった。
お隣さんは植木鉢をガラスに叩き込んで割り、部屋に侵入しようとしていた。
俺と妻はパニックに陥りながら、外に飛び出し、車に乗って走り出した。


956 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:29
(2)
 外に出て初めて知ったのだが、状況は想像以上に悪かった。車道も歩道も公園も、
目につくところすべてに伝染病患者がうろついていた。いったいどこに逃げればいいのか。
「駅前の百貨店」「警察署」「近くの大学」・・・、全部回った。全部駄目だった。
百貨店など、ウインドウの分厚いガラスがすべて割られて、
そこから罹患者が出入りしているような状態だった。警察署は固く門が閉められていたが、
中庭には制服を着た罹患者がうろついていた。頼みの大学は、燃えていた。
 途方に暮れ、いつの間にか自宅への道を走っていると、
「あ、あれ」
と妻が声を上げた。妻が指差したのはホームセンターだった。入り口周辺には罹患者が
固まっている。車を停めてよく見ると、どうやら店内には人間がいるようだった。
 俺は近くまで行って、クラクションを鳴らした。罹患者が一斉に振り向き、
こちらにギラギラとした目を向けた。罹患者が近寄ってくる。店内から何か合図が
送られたが、何を意味するものだか理解できなかった。
俺は、どうしても普通の人間のそばに行きたかった。ここまでくると、
罹患者は「人間」とは違うモノ、と認識していた。
車で走るを幸いに、罹患者を跳ね飛ばしながらホームセンターに近づいた。
バリケードの後ろから盛んに指で方向を示すサインが送られてきた。
その方向を見ると、高い位置にある窓から手が出てきて、俺達を招いている。
俺はその窓の下に車を横付けにし、サンルーフを開けて妻を先に窓の向こうに押しやり、
それから自分も内部の人間の手を借りながら、店内へと転がり込んだ。


957 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:30
(3)
 薄暗い店内には30人近くの人間がいるようだった。
恐持ての男が「ちっ、新入りかよ」とつぶやく横で、メガネの男が、
「まさか生きている人間がいるとは思わなかった。運がよかったね」
と手を差し出した。俺はその手を感謝とともに握った。

 メガネの男・高橋から詳しい状況を聞いたが、想像を絶するものだった。
彼らがこのホームセンターに立て篭もったのは二日前のこと。
そのときには店内にもっと多くの人間がいたそうだ。しかし、中には罹患者に噛まれて
病がうつった人もいて、その病人がまた人を噛み、という悪循環の中で、
「人間」がどんどん減っていった。で、現在も噛まれた傷が元で唸っている人間もいるが、
その人間がいつまでもつのかわからない。
「死んだらどうするんですか」
 俺はたまらずに高橋に質問した。高橋はうつむいたままだったが、
離れた場所にいた恐持ての男(青田、という名前らしい)にも聞こえていたらしく、
「もう一度殺してやるしかないのさ」
と大声で答えた。何がなんだかわからず、高橋を見ると、彼は首を横に振っていた。
「確かに青田さんが言うようにするのが手っ取り早いのだろうけど、
 僕にはできない。病気は治るかもしれないけど、死んだらそれまでじゃないですか・・・」
青田が立ち上がり、ずかずかと近寄ってきて高橋の襟首を掴んだ。
「てめえは何回言えばわかるんだ。奴等は病気なんかじゃない、すでに死んでいるんだ。
 奴等に噛まれた奴も遅かれ早かれ同じような状態になって、俺達生きた人間を襲う。
 てめえの目で見てきただろうに!」
 新参者の俺には、どちらが正しいのかわからず、二人のやりとりを
ただ見ているしかなかった。


958 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:30
(4)
 店内の人間は、噛まれて傷を負った人間を除けば、三十五人だった。
たった三十五人、いや、三十五人も、と言うべきなのだろうか。
 それから二日が経った。傷を負った人間はすべて、一旦生命活動を停止した。
しかし、しばらくすると再び動き出し、口を開けて人間に襲いかかろうとする。
伝染病に罹患したのだろう。青田は罹患したと見られる者の頭を、眉一つ動かさずに
鉈でかち割った。高橋は青田の行動には反対だったようだが、いかにも粗暴に見える
青田に、強く意見することはできなかった。店内には自然と高橋派、青田派
という二つの派閥が出来ていた。だが、俺達夫婦は、そのどちらに付くか迷っていた。
 高橋は、理論の人間だった。慎重派と行ってもいい。あくまで篭城を続け、
救助を待つ、という方針を採っていた。時間があれば電話やコンピューターに向かい、
情報を収集していた。成果は今のところ無いようだが、必ず救助の手が差し伸べられると
根拠の薄い希望にすがっている。弁が立つので高橋派の人数のほうが多かった。
しかし、実際問題、一体誰が救助にくるのか、という点が疑問だった。
 青田は、行動の人間だった。観察していると、無茶をしているようでも、
自分なりの考えに従って、無駄の無い動きをしている。ホームセンターから脱出し、
外の生き残りと接触する、という考えを持っているようだが、はっきり言って、
脱出は不可能に近い。バリケードの隙間から外の状況を見れば一目瞭然だ。
外に出た瞬間、罹患者に襲われるのが目に見えている。
 どちらにしても、致命的な穴を持っている。今、出来ることは、高橋の考え通り、
ここに篭城するしかないのかもしれない。


959 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:35
(5)
 俺達夫婦が来てから三日目、とうとう店内に罹患者が侵入した。
外のガラスを割り、バリケードの隙間から入ってきたのだ。

 バリケードから上半身を突っ込んで、もがいている男の罹患者がいた。
青田が押し戻そうとしていると、もう一個所、ガラスが割られた。今度は
バリケードの薄いところだったらしく、目を向けると半身を店内に突き入れている
罹患者の姿が見えた。
 青田は男の罹患者のベルトを掴んで店内に引きずり入れ、高橋に向けて
「そいつの頭を潰してくれっ」
と叫びながら、俺ともう何人かを連れて破られたバリケードを塞ぎに行った。
しかし、高橋はバールを抱えて突っ立ったまま、動こうとしなかった。
 振り返った青田が唖然とした表情を浮かべ、また叫んだ。
「早くしろ、馬鹿野郎!」
・・・やはり高橋は動かない。立ち上がった罹患者は、固まっている高橋をスルーして、
隙間を埋めることに熱中していた男性に襲いかかった。
俺はすぐに高橋のところにとって返し、バールを奪おうとした。
が、高橋は渾身の力を込めてバールを握り締めて離さない。
隙間を見ると、今度は子どもの罹患者が入り込もうとしていた。
俺はとっさに、積んであった椅子を掴んで男の罹患者をなぎ払った。
噛まれた男性は足から血を吹き出させて絶叫していた。
 突っ立っている高橋は
「あ、青田が奴を中に入れなければ、こんなことには・・・」
と繰り返し繰り返しブツブツと消え入りそうな声でつぶやいていた。


960 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:36
(6)
 俺は助けを呼んだが、誰もがショックで動けなくなっていた。
椅子を振りまわしても、罹患者の頭部にはヒットさせることができなかった。
カラン、と音がした。高橋がバールを手から離して床に落とした。
俺はそれに飛びついて、男の罹患者の頭に振り下ろした。
それと同時に、青田が担当しているバリケードのほうから悲鳴が上がった。
誰かが襲われたらしい。しかし、俺にはまだやることがあった。
“子どもの罹患者はどこだ?”
 男の罹患者に夢中で、子どもの罹患者に気がまわらなかった。
身の回りを見回しても姿は見えない。店内を駆け、やっと見つけた。
女性たちが固まっている場所に近づきつつあった。
「そいつから離れろ!」
叫び声を上げながらバールを振り下ろそうとしたとき、
女性が俺に体当たりを食らわせてきた。
「何するの、まだ子どもじゃないの!」
体勢を崩され、バールは空を切った。
「あなた、大丈夫?」
もう一人の女性が子どもの罹患者を抱き上げた。
俺が「やめろ!」と叫ぶと同時に、子どもの罹患者は女性の首に噛み付いて、
肉を千切り取った。頚動脈を切断された女性は吹き出す血液を止めようと、
必死で患部を手で押さえた。無駄な抵抗だった。辺りは一面、真っ赤に染まった。


961 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:37
(7)
 俺は、体当たりを食らわせた女性を蹴り飛ばし、
「ちくしょう、ちくしょう!」
と言いながら、子どもの罹患者を滅多打ちにした。
 女性の集団の中から誰かが駆け出していくのが見えた。
俺は、やっと手を貸してくれる気になったのか、と思ったが、行く先を見て仰天した。
高橋派の男が二人、二階に上って屋上への出口を開けようとしているのだ。
すぐに後を追い、出口の鍵を開けようとしていた男に手をかけ、引きずり倒した。
その瞬間に扉が開いて罹患者の手が伸びて、もう一人の男を外に引っ張っていった。
俺は彼に手を伸ばしたが間に合わなかった。それどころか、開いた扉から罹患者が
入ってこようとしていた。俺は持っていたバールで突きを入れ、一旦は外に押し出した。
扉を閉めようとすると、扉の縁に指をかけられた。かまわず力任せに扉を閉めると、
その指が挟まって閉まらない。さっき引きずり倒した男に助けを求めたが、
俺と罹患者が扉一枚隔てて格闘している姿を見ると、きびすを返して逃げてしまった。
冷静さを失っていた俺は、扉の取っ手を掴んでひたすら引っ張っていた。
完全に閉まらないと鍵はかけられない。閉まらない、閉まらない、閉まらない・・・。
俺は、やっと気がついた。取っ手を引く力を抜き、少し隙間を開けた。
挟まっていた指が、床にポロリと落ちた。扉を完全に閉め、鍵をかけた。
ほっとして全身の力が抜けて床に座り込んでしまった。

 階下から叫び声が上がった。俺はよろよろと一階に降りた。
首を頚動脈ごと引き千切られた女性が立ち上がり、他の女性を襲うとしている。
その女性の頭に、俺は無言でバールを打ちこんだ。


962 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:37
(8)
 青田のほうもなんとか収まったらしい。
 落ち着いてから生存者の数を確認すると、二十七名になっていた。
残念ながら、最初に足を齧られた男はこの数の中に入っていない。
首を食い千切られた女、屋上の出口から外に引っ張り出された男、
格闘中に傷を負ってしまった人等、八人が傷を負うなり、食われたりしていた。

 人数が減り、これからはもっと力を合わせて生き延びなければならない、
通常ならこうなるところだが、まったく逆の現象が起きた。追いつめらたせいか、
店内の雰囲気がギスギスして、つまらないことで争いが起きた。
食糧や水の量の不満ならまだしも、肩が当たった、足を蹴った、鼾がうるさい、
商品を間違って棚から落として大きな音を立てた、などなど、
どうしてこんなことで言い争いが始まるのか理解できなかった。
それどころか、人民裁判もどきの吊るし上げが始まった。言い出すのは、
決まって高橋だった。
「青田が罹患者を中に引きずり込まなければ」
こればっかりだ。他の人間もそれを見て責任のなすり付け合いを始めた。
被告は必ず青田派の人間だった。俺もバールを振り回したせいか、いつの間にか
青田派にカウントされていた。体当たりを食らわせてきた女に
「あなたが子どもの罹患者を入れなければ・・・」
「ちゃんとバールを命中させていれば・・・」
と言われたときには、さすがにキレそうになった。反論しても無駄だった。
数に勝る青田派の女の声に、俺の意見は押しつぶされた。

 みんな、もう、誰かを責めないとやっていられなくなっていた。


963 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:38
(9)
 あの侵入騒ぎから四日が経ったとき、また事件が起きた。

 その日の夜中だった。変な物音で俺は目が覚めた。扉が締まる音だ。
・・・扉? と思った瞬間、どこかで絶叫が上がった。辺りは暗く、
何が起きたのかわからない。誰かが懐中電灯を点けた。光りの当たった先には
罹患者が立っていた。寝起きを襲われたのと暗闇で、パニックが起こった。
何人もの悲鳴や絶叫が飛び交う中、俺は懐中電灯の明かりをもとに、
またしてもバールを振りまわした。もう何がなんだかわからない。
怪しい奴は片っ端からぶっ叩いた。叩かれて声を上げない奴がターゲットだった。
 ほとんど全員が懐中電灯を手にして店内を照らし出した。相手が見えるようになって
人間側が若干有利になった。
「青田さん、奴等はどこから入ってきているんですか!?」
俺は大声で青田に声をかけることで恐怖を薄めようとした。
「裏口だ!」
裏口に光りを当てると、ちょうど罹患者が一人、店内に侵入してくるところだった。
おかしい、鍵をかけていたはずなのに。とにかく俺は裏口に走り、入ってきた罹患者に
バールの一撃をくれて、体当たりで扉を締めた。
そして、みんなが集まっているところに戻り、
青田派の人間とともに、店内の罹患者を掃討した。


964 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:39
(10)
 どれぐらい時間が経っただろうか、すべての罹患者を倒した後、生存者の確認をした。
なんということだろう、妻が傷を負っている・・・。俺は目眩がした。
 俺はひざまずいて、妻を抱き寄せた。
「なんで、なんで逃げなかったんだ」
言っても仕方が無いとわかっていても、そんな言葉が俺の口から漏れた。妻は
「ごめんなさい、ごめんなさい」
と繰り返しながら、泪を流していた。
その横で、子どもを抱いている高橋が俺に声をかけた。
「奥さんは、この子をかばって、変わりに襲われたんです。自分の身を挺して・・・。
 どうか、奥さんを、褒めてあげてください」
・・・俺の心の中にどす黒い感情が充満した。
『貴様はそれを、ただ黙って見ていたのか。見ていただけだったのか』
感情が爆発する寸前に、俺の肩に誰かの手が置かれた。青田だった。
青田は、悲しげな顔で、俺を見詰めていた。何も言わずに、ぷいっと横を向き、
その場を離れて行った。その無言の優しさが今の俺には嬉しかった。
「そうか。この子を助けたのはおまえだったんだな。よくやったな」
妻に、そう優しく語りかけると、胸が詰まってもう言葉が出てこなくなった。
妻は俺の言葉を聞き、泪で濡れた顔に笑みを浮かべた。
「お願いがあるの・・・」

「あなたの手で、私を殺して」
 それだけは聞けない相談だった。
しかし、俺は、なぜか首を縦に振って答えてしまった。


965 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:42
(11)
 生存者は、十六人になっていた。もちろん、妻はその数の中に入っていない。
 しかし、なぜ裏口の扉が開いたのか? 答えはすぐにわかった。
前回の侵入事件のときに、俺に体当たりを食らわせた女の姿がどこにも無かった。
死体のかけらもなかった。あの女はあの一件以来、情緒不安定になり、
おかしな行動が目立っていた。高橋が「大丈夫だから」と言っていたのを
信用したのが間違いだった。まさかこんなことをするとは思っていなかった。
あいつが裏口の扉を開け、罹患者を店内に呼び込み、俺の妻を殺したのだ。
復讐をしたかった。しかし、あの女はすでに罹患者の腹の中に納まっている。
俺はぶつけようの無い怒りをもてあまして血液が沸騰する音を、生まれて初めて聞いた。

 妻は、朝が来るまで、ずーっと俺に語りかけていた。
「ところで、ねぇ・・・」
「なんだ?」
「家を出るときに見ていたビデオ、どういうオチだったの? 最後まで見れなかったから」
 俺は長々とストーリーを話して聞かせた。俺が話している間は、妻は死なない、
どういうわけかそんな気がした。でも、そんなことはなかった。
俺の話が映画のラストにたどり着く前に、妻はこと切れてしまった。
「なんだよ、まだ俺の話は終わってないぞ。勝手に寝るなよ。
 俺、まだ、最後まで話してないんだぞ。おまえが聞きたいって言うから、俺・・・」

 俺は動かなくなった妻を抱きかかえ、店の隅の誰にも目に付かないところまで運び、
再び動き出す前に、自分の手で、妻の頭に、ハンマーを打ち込んだ。泣きながら・・・。


966 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:43
(12)
 死んでいった妻に、俺は自分の手を下した。
生きている意味を見失いそうになるが、妻が命をかけて助けた子どもを見て、
なんとか気を取り直した。
 悲しみが限界を超え、泪すら出てこなかった。

 妻が死んでから、三日が経った。
篭城している人間の中に、絶望感が漂っていた。高橋が
「どうしたらいいんだ、もうだめだ、みんな死んじゃうだ」
とすすり泣いていることが、絶望感に拍車をかけていた。
俺自身も、死んだほうが楽かもしれない、と思ったことも事実だった。
しかし、死ぬだけならまだしも、その後で起き上がり、他人を襲うことを考えると、
死ぬのも善し悪しだった。
 青田が泣いている高橋につかつかと歩み寄り、いきなり殴り付けた。
「泣き言を言うな! 今出来ることをやれ。バリケードを補強し、
絶対に奴等を中に入れないようにしろ。最後の最後まで生き延びる努力を忘れるな!」
 しかし、青田の言葉は高橋の心には届いていないようだった。

 店内の人数は減ることはあっても決して増えることはなかった。
逆に、罹患者の数は日に日に増え続けていた。


967 :マテリアルさん ◆EkzNU3ykSU :02/10/11 12:44
(13)
 とうとう高橋が壊れる日がやってきた。
高橋が突然奇声を上げて暴れ出し、バリケードに駆け寄ると、
積んであった障害物を崩し始めた。驚いた俺は必死で高橋にしがみつき、
馬鹿な行動をやめさせようとした。高橋には、すでに人間の言葉が通じなくなっていた。
顔には薄笑いを浮かべている。端から見ても完全におかしくなっていることがわかった。
外では、高橋の行動に呼応するかのように、罹患者のテンションが上がっている。
バリケードへ激しくぶつかってきて、ところどころ押し破られそうになっている。
青田と俺と数人を除く人間が、呆けたように揺れるバリケードを見ている。
生きることを諦めた人間の表情を、俺は生まれて初めて見た。
「火だ、火で追い払え!」
青田がするどい声を上げると、誰かが殺虫剤のスプレーにライターをかざして
バリケードの隙間に火炎を吹き込んだ。効果はあった。
しかし、揺れているバリケードは一個所だけではなかった。何個所も力が加えられ、
その数をカバーするには、人間が少なすぎた。

 ついに崩壊のときはやってきた。とうとうバリケードが突破された。
瓦礫の山に足を取られながら、罹患者が店内にのろのろと侵入してくる。
一個所から入ってくる罹患者は一度に一人。俺はバールを持って、
瓦礫を越えてくる罹患者を一人ずつ、確実に打ち倒した。
倒した罹患者が折り重なり、それがバリケードの代わりになるような有様だった。


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